黒木あるじのレビュー一覧

  • 怪談実話傑作選 弔

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     「当たり」の実話怪談。
    この手のジャンルは、玉石混交で、煽りだけイッパシの、読んでみたらいまいちなものが多いのだけど、これは一気に読み込んでしまった。
    拝み家怪談シリーズにも近いものを感じるのだけど、話から作者の人間性や怖い話への情熱が伝わってくるところが、心に「個性」として残るのかも。
    文章も、自分の足音や漂ってくるにおいを記述することで、自分がその場にいるかのように相続できる。こういう書き方をすると読者を引き込むことができるのだな(私はそうだった)とも思った。

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    2022年08月29日
  • 怪談売買録 嗤い猿

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     宇津呂鹿太郎氏発案の「怪談売買所」を、著者が開催。東北芸工大の大学祭や山形県での講演会で、主に地元の人から収集されたお話です。いい話、不思議な話、中にはかなりパンチのある話も。
    ■「嗤い猿」獣なのかどうか分からないものの話はありますよね。
    ■「喪字」書いてはいけない……。
    ■「シンがきた」ある地区に伝わるものは現代でも健在。
    ■「イチのくつ」「にくおくん」「おちる」「うわさ」「いまも」「この子どこの子」「巡回」特に言及されてませんが……えっこれ完全に

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    2022年05月11日
  • 怪社奇譚 二十五時の社員

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    ネタバレ

    生きるには金がいる。その為に会社に行かねばならないが、その会社に怪異がいたら貴方はどうするだろう。逃げるために辞めれば食うに困るが、逃げ出したい程怖い。そんな怪異がそこにいて、今日も明日も貴方を待っているとしたら。

    ***

    大変久しぶりの怪談の本。会社にまつわる怖い話ばかりを集めた一冊で、作者は黒木あるじさんということで期待大の作品。そして、期待通り全体的に怖く満足のいく本だった。読んでいて、自分の職場でこんなことが起こったら本当に嫌だなぁと思いながら読んだ。前書きにあるように、怪異が怖いから仕事を辞めるというのは、かなりリスクがある。しかし、実害のある怪異だと命にかかわることもあるかもし

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    2021年05月03日
  • 怪談四十九夜 出棺

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    大好きな黒木あるじさん編著の実話系怪談のアンソロジー。
    どの 話も面白いが、肝心な黒木さんの話が少ないのが残念。
    「悪意」で夫の部屋にいたのは何だったのか。コワイ

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    2018年08月14日
  • 全国怪談 オトリヨセ

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    全国津々浦々、不思議なことがあるもんだなあ・・。

    怖いというより不思議な話や少し悲しい、寂しい話が多かった気がする。
    海の歌声、シオキバ、しゃよなら、スライドが頭にのこる。

    私の住んでいる県は売春婦の話かな?そんな橋があるとは知らなかった

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    2021年12月30日
  • 全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展

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    ネタバレ

     都道府県ごとに一つずつ怪談が綴られており、短いのと長いのがあって、自分の地域が短かったらがっかりしないだろうか。新潟はどうかなと思ったらまあまあの分量だった。作者さんが東北在住のせいか九州など西日本は短めであった。

     子どもを寝かしつけた後読んでいて、子どもに背中を向けていたら、とても怖くなってきて、どんなことでも起こりうるような気持ちになってきて、今背後で寝息を立てている子どもが別のものになっていたらどうしようと思うと怖くて振り返ることができなくなった。

     また、夜中ランニングをするのだが、ある時道に迷ってうろうろしていたらお墓に出てしまいとても怖かった。この本を読んで怖くなってまたお

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    2017年07月27日
  • 無惨百物語 みちづれ

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    自衛隊関係の怪談がなかなか興味深い。まだまだ出てくるはずだし、集まっているはずです。当然、書けない語れないものも。

    「ころりさま」がとても哀しく、そしてとても怖い。時代と言ってしまえばそうだけど、個人の負担を考えると一概には、批判否定はできないなぁ。
    「揚羽」の乾燥した恨み。時間たって風化しているとはいえ、復讐心の怖さ。復讐のための熟年離婚っていうのは、こういう怖さだなと思います。

    怪異に気づかれるというのは、やはり怖いですね。代表的なのが「ゴンドラの獣」。コンタクトできないから、他人事と面白がっているのに、それが覆される驚愕。
    心霊スポットめぐりは、するもんじゃないです。
    したことないけ

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    2017年05月01日
  • 怪談実話 無惨百物語 はなさない

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    「夢死」がほっこりしていていいですね。ほっこりという感じではないかもしれないけれど、当事者の人が悟った風でいるのがいいです。
    「障子」の外国の方の、障子というのはユウレイを見るために昔の人が発明した、というのに感心。怖いもの見たさの極地ですね。
    「添い寝」で行き過ぎた愛情に恐怖して、その結末に納得するも、やはり恐怖。
    「止まない薬缶」にやっぱり生きている人間が一番怖いな、とありきたりな感想を思います。
    「罵声」のように天罰なのかわからないけど、断罪のような怪談は、少々スカッとします。9割ぐらいは怖さだけども。

    「物語の夜」から「あるじのはなし」までの流れが唐突でびっくり。急に講談のような話し

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    2015年06月16日
  • 怪談実話 無惨百物語 にがさない

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    最近の実話怪談ものでは最も力がある著者だと感じる。平山夢明ほどの外連味はないが、地道にきちんとした怪談を積み重ねてゆくという印象。

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    2013年07月17日
  • 怪談実話 無惨百物語 にがさない

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    「かげふみ」「あるカモシカの死」「鹿に会う」
    自然の底知れなさと怖さのある話。何がなんだかわからないけど、知らないままで畏怖を感じてる方が、身のためだなと思う。

    にがさないっていうタイトルだけに、怪談実話のほっこり話はほとんどないです。
    つまり、休まるところがない。

    で、ラストの2話の「ヤクメ」はいやだ。怖いとかでなくて、絶望な感じです。

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    2013年03月31日
  • 怪談実話 無惨百物語 ゆるさない

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    「一冊に百話も収録されているとなると
     似たり寄ったりの話が多く出てくるんじゃないかな」
    なんて思っていましたが、そんなことはなく十分に楽しめました。

    とにかく読み手を“ぞくっ”とさせる描写が上手なので
    本格的な怖い話を手軽に楽しみたい!という方にオススメです。


    それはそうと…このセンスのない書名はどうにかならないのでしょうか(笑)
    本の内容と全然合っていないような気がします^^;

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    2012年07月13日
  • あのとき死なずにすんだ理由 あの日、あのとき、あの場所で感じた理解不能な恐怖

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    高野秀行さんと平山夢明さんの対談が面白くて、高野さんの本を読みたくなりました。
    この何とも言えない実録なのかそうじゃないのかのホラー具合は好き。

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    2026年01月10日
  • あのとき死なずにすんだ理由 あの日、あのとき、あの場所で感じた理解不能な恐怖

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    大使館職員も参加する娯楽としての殺人ショー。70越えの元立ちんぼが若い子に語る身の上話。ドリンクバーを飲みながら追及する夫の不倫相手。戸建て賃貸の大広間に潜む、人ならぬ隣人。縊死体の靴下に挟まれた切符サイズの遺書。梱包体となった殺された少女に欲望を向ける男。推し活する野球選手を射止めるヒゲのおばさん。タクシーの乗客となった巨大な足を持つ妖怪女。死んだはずなのに電話をくれた霊能者。トンネルで願いを叶えてくれると噂される轢断死した女子中生。……真冬に味わうホラー。生き残れるのは、恐怖を感じる力があるから。

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    2025年12月29日
  • 荒魂怪談

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    神様に関わる怪談は、それ相応の罰的な展開になるのがやっぱり怖い。
    神様に頼るときや何かいけないことをするときは、それ相応の覚悟を持って。
    死ぬ気で向き合えること以外は、安易に関わってはいけない。それは、良くも悪くも。
    そう思わされた。神社散歩とか、本当にいいのか?とか、薄っすら思った。
    もっと下調べしてから色んなところに行くべきだと思った。
    あとは神様や近しい存在に対して失礼な態度を取る奴が、人間には良いことをしているなんてあり得ないので。
    宗教観とかそういう観点ではなくても、その人たちが心から大切にしているものを粗末に扱うようなことは、何だろうとダメってことで。
    私も気をつけます。

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    2025年11月20日
  • 病院の怖い話

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    知人から貸していただいた一冊。

    この本に興味を持った人は
    『閉鎖病棟奇譚』のグロテスク表現注意!!
    というのだけは伝えておきたい。



    「病院」というテーマに沿って
    怖い・不気味・不思議な実際の体験を、総勢12名の著者が取材した内容をもとにまとめたアンソロジーです。

    内容の詰まった話もあれば、1ページ程度の「ナニソレ??どういう事??」というような形で終わってしまうものもあります。


    ゾワッとしたお話は
    ・『確信犯』-複数の面で怖いわ…

    ・『今際の際にて』-Bさんの考察が合ってるとしたら……

    ・『なのへや』-シンプルに怖い

    ・『業務外』-何が怖いって……触らぬ神のなんとやら

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    2025年11月17日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    もう一冊の方と比べると直接的怖さが少なめだった。ちょっとネット怪談的なものもあったりだけど子供にはちょうどいいのかな。

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    2025年09月28日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    あわわわゎ…。福音館が出したこわい話だから、どんな感じ?と読んだけど。恩田陸の学級日誌で終わる怖さよ!

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    2025年08月18日
  • 呪物怪談

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    怪談集らしい変な話、荒唐無稽な話も多いが、この本を読んで一つ発見したことがある。

    呪いなるものは理不尽で不条理であることがむしろ面白い。
    呪われる経緯があって酷い目に遭う話もあるが、こと呪いに関しては、そこに呪物があったから呪われたなんて交通事故めいた理不尽さがむしろ「呪いらしさ」を出すような気もする。
    祟り信仰的な心持ちだろうか。

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    2025年08月13日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ

    【収録作品】
    田中啓文 「象の眠る山」
    木犀あこ 「とりかえっこ」
    田中哲弥 「誕生日のお祝い」 
    黒木あるじ 「おぼえているかい?」 
    恒川光太郎 「能面男」
    牧野修 「爪に関するいやな話」
    篠たまき 「骨もよう」
    我孫子武丸 「猫屋敷に気をつけて」
    恩田陸 「六年一組の学級日誌」

    全作品書き下ろしのホラー。
    「六年一組の…」は起きてほしくないけれど、すごくありそうな近未来。

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    2025年08月08日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    もう一冊ほどのノスタルジックな感じはなかった。それでも子供の時に読んだ怪談を彷彿とさせるところがパラパラとあり楽しめた。3.6

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    2025年07月01日