黒木あるじのレビュー一覧
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黒木あるじ『掃除屋 プロレス始末伝』集英社文庫。
珍しいプロレスを題材にした連作短編集。プロローグ、エピローグに加えて、5話を収録。主人公は50歳を目前にしたベテランレスラーのピューマ藤戸。連戦連敗を続ける藤戸の正体は、多額の報酬で依頼を受けて様々な団体のリングで相手レスラーに制裁を加える『掃除屋』であった。
何故、藤戸が『掃除屋』となり、多額の報酬を手にするのかという謎をベースにプロレスを通じた人間模様が描かれ、なかなか面白い。また、作中に描かれるプロレス界の事情やリング上での攻防は非常にリアリティがあり、格闘技ファンなら興味を持つのではなかろうか。そして、ちょっと感動のエピローグ……少 -
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面白かった!
…とは言え、たぶん、これは、好みが分かれる。テレビとかで特集される系の幽霊譚が好きな人にとっては、自分が期待していたものと違う印象を抱くんじゃないかな。ただ、民俗学とか柳田國男、自分自身がフィールドワークに赴くのが好きって人にとっては、すごくワクワクさせてくれる素敵な1冊だ。
なんてったって、まず、場所にしろモノにしろ史実にしろ、基本的に「実在」するところがイイ!気になって、1話読み進めるごとに携帯で調べちゃったもん。「うわ、ここか!」「本当にこういう景色なんだ!」とか、いちいち発見があって興味深い。もっと詳細を自分の足で調べたくなる。この本で紹介されている内容は、現地におい -
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「律儀」のハイヒール。立原透耶の「ひとり百物語」の中の話を思い出しました。あれも、マンションでの話でしたね。
「S氏の証言」どんな気持ちで、聞いてたんですかね。この話の内容って、黒木あるじさん本人が体験した怪異と、つながっている気がするんですよね。書いたら死ぬと思う、って言われたやつです。
「忌み森」「人面魚」山にまつわる怪異。こういう話は聞くと、やっぱり一定の禁足はあるべきなんだな、と思いますね。自然への尊敬忘れちゃいけないな、と。
「ペガサス」もう、モスマンの話だ。かわいい顔して、凶悪な妖獣。地下道で会いたくなかったです。メガテンのことですよ。
「イチョウくん」きゃっきゃうふふでパワースポ -
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Posted by ブクログ
東北という土地には、無性に心惹かれるものがある。
遠野物語、オシラ様信仰、イタコ……
ちょっと不気味で、それなのに不思議とあたたかい。
人間の営みや風土が、
色濃くにじみ出るようなあたたかさなのだ。
『おしら鬼秘譚』黒木あるじ
突然ですが、東北という土地が大好きです。
実は数年前、宮沢賢治が好きすぎるあまり、
岩手を訪れたことがあります。
遠野の伝承園や、姥捨て伝説の地・デンデラ野、
カッパ淵などをレンタカーで巡って、
その最中にはちょっと怖い体験なんかもしたのですが。笑
あの土地の持つ独特の風土に、すっかり魅了されました。
本書『おしら鬼秘譚』は、
そのときに出会った「オシラ様