黒木あるじのレビュー一覧

  • 怪談売買録 嗤い猿

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     宇津呂鹿太郎氏発案の「怪談売買所」を、著者が開催。東北芸工大の大学祭や山形県での講演会で、主に地元の人から収集されたお話です。いい話、不思議な話、中にはかなりパンチのある話も。
    ■「嗤い猿」獣なのかどうか分からないものの話はありますよね。
    ■「喪字」書いてはいけない……。
    ■「シンがきた」ある地区に伝わるものは現代でも健在。
    ■「イチのくつ」「にくおくん」「おちる」「うわさ」「いまも」「この子どこの子」「巡回」特に言及されてませんが……えっこれ完全に

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    2022年05月11日
  • 怪社奇譚 二十五時の社員

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    ネタバレ

    生きるには金がいる。その為に会社に行かねばならないが、その会社に怪異がいたら貴方はどうするだろう。逃げるために辞めれば食うに困るが、逃げ出したい程怖い。そんな怪異がそこにいて、今日も明日も貴方を待っているとしたら。

    ***

    大変久しぶりの怪談の本。会社にまつわる怖い話ばかりを集めた一冊で、作者は黒木あるじさんということで期待大の作品。そして、期待通り全体的に怖く満足のいく本だった。読んでいて、自分の職場でこんなことが起こったら本当に嫌だなぁと思いながら読んだ。前書きにあるように、怪異が怖いから仕事を辞めるというのは、かなりリスクがある。しかし、実害のある怪異だと命にかかわることもあるかもし

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    2021年05月03日
  • 怪談四十九夜 出棺

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    大好きな黒木あるじさん編著の実話系怪談のアンソロジー。
    どの 話も面白いが、肝心な黒木さんの話が少ないのが残念。
    「悪意」で夫の部屋にいたのは何だったのか。コワイ

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    2018年08月14日
  • 全国怪談 オトリヨセ

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    全国津々浦々、不思議なことがあるもんだなあ・・。

    怖いというより不思議な話や少し悲しい、寂しい話が多かった気がする。
    海の歌声、シオキバ、しゃよなら、スライドが頭にのこる。

    私の住んでいる県は売春婦の話かな?そんな橋があるとは知らなかった

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    2021年12月30日
  • 全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展

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    ネタバレ

     都道府県ごとに一つずつ怪談が綴られており、短いのと長いのがあって、自分の地域が短かったらがっかりしないだろうか。新潟はどうかなと思ったらまあまあの分量だった。作者さんが東北在住のせいか九州など西日本は短めであった。

     子どもを寝かしつけた後読んでいて、子どもに背中を向けていたら、とても怖くなってきて、どんなことでも起こりうるような気持ちになってきて、今背後で寝息を立てている子どもが別のものになっていたらどうしようと思うと怖くて振り返ることができなくなった。

     また、夜中ランニングをするのだが、ある時道に迷ってうろうろしていたらお墓に出てしまいとても怖かった。この本を読んで怖くなってまたお

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    2017年07月27日
  • 無惨百物語 みちづれ

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    自衛隊関係の怪談がなかなか興味深い。まだまだ出てくるはずだし、集まっているはずです。当然、書けない語れないものも。

    「ころりさま」がとても哀しく、そしてとても怖い。時代と言ってしまえばそうだけど、個人の負担を考えると一概には、批判否定はできないなぁ。
    「揚羽」の乾燥した恨み。時間たって風化しているとはいえ、復讐心の怖さ。復讐のための熟年離婚っていうのは、こういう怖さだなと思います。

    怪異に気づかれるというのは、やはり怖いですね。代表的なのが「ゴンドラの獣」。コンタクトできないから、他人事と面白がっているのに、それが覆される驚愕。
    心霊スポットめぐりは、するもんじゃないです。
    したことないけ

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    2017年05月01日
  • 怪談実話 無惨百物語 はなさない

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    「夢死」がほっこりしていていいですね。ほっこりという感じではないかもしれないけれど、当事者の人が悟った風でいるのがいいです。
    「障子」の外国の方の、障子というのはユウレイを見るために昔の人が発明した、というのに感心。怖いもの見たさの極地ですね。
    「添い寝」で行き過ぎた愛情に恐怖して、その結末に納得するも、やはり恐怖。
    「止まない薬缶」にやっぱり生きている人間が一番怖いな、とありきたりな感想を思います。
    「罵声」のように天罰なのかわからないけど、断罪のような怪談は、少々スカッとします。9割ぐらいは怖さだけども。

    「物語の夜」から「あるじのはなし」までの流れが唐突でびっくり。急に講談のような話し

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    2015年06月16日
  • 怪談実話 無惨百物語 にがさない

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    最近の実話怪談ものでは最も力がある著者だと感じる。平山夢明ほどの外連味はないが、地道にきちんとした怪談を積み重ねてゆくという印象。

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    2013年07月17日
  • 怪談実話 無惨百物語 にがさない

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    「かげふみ」「あるカモシカの死」「鹿に会う」
    自然の底知れなさと怖さのある話。何がなんだかわからないけど、知らないままで畏怖を感じてる方が、身のためだなと思う。

    にがさないっていうタイトルだけに、怪談実話のほっこり話はほとんどないです。
    つまり、休まるところがない。

    で、ラストの2話の「ヤクメ」はいやだ。怖いとかでなくて、絶望な感じです。

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    2013年03月31日
  • 怪談実話 無惨百物語 ゆるさない

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    「一冊に百話も収録されているとなると
     似たり寄ったりの話が多く出てくるんじゃないかな」
    なんて思っていましたが、そんなことはなく十分に楽しめました。

    とにかく読み手を“ぞくっ”とさせる描写が上手なので
    本格的な怖い話を手軽に楽しみたい!という方にオススメです。


    それはそうと…このセンスのない書名はどうにかならないのでしょうか(笑)
    本の内容と全然合っていないような気がします^^;

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    2012年07月13日
  • 怪談怖気帳 地獄の庭

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    色んな人の体験談。
    数年葬儀関係にいたから司会の人の話は興味深かった。
    小説も好きだけどこういう誰かの体験した話は身近に感じていい。

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    2026年08月31日
  • 怪の職安 実録怪談

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    夏休みに入ったせいか何処へ行くにも混雑している。
    電車や地下鉄もいつもより騒がしくそれだけで汗がでる。
    様々な職業の方の体験した怪談話。36話からなる短編集。
    36話の中になりたい職業はあったが経験したものはひとつも無かった。
    待ち時間にさくさく読めて読み終えた後はほとんど記憶に残っていない後腐れの無さが良い。



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    2026年08月05日
  • 怪談七変幻 紫紺

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    ネタバレ

    怪談師七名によるアンソロジー。


    食べても減らないなんて究極の幸せ―――!
    私もそんな目にあいたい―――

    にゃんこそば


    いっそ、嫌われサクラ子の一生とでも名付けたい
    サクラ子が一体、何したっていうのだろう
    凋落していく様を明るく語るから怖いのか?

    飛田新地の姥ザクラ
    ジャジャーン!
    不浄なミッドナイトスナック
    母胎を狙う老人たち
    チョンの間の芋虫人形
    サクラ夜風


    お福、悪いことしてないじゃん?
    むしろいい事してたじゃん
    なんで?

    いなりがお



    なんだかなぁ……。
    が、後半目に付く1冊となりました

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    2026年07月14日
  • 怪談四十九夜 今宵かぎり

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    知人にお借りしました。

    不思議で不気味な話が詰め込まれていますね!


    『観察する』はほぼヒトコワ。
    ゾッとしますね。

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    2026年07月11日
  • 国道1号線怪談

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    怪談などの番組でよく見かける方々が書いた実話怪談集。国道1号線を舞台にしているという事で、読んでみました。

    読んでいると地域によって怪談の質が違う気がした。地域性があるっていうのかな?上手く説明が出来ないんだけど…。東京から始まり西へ移動して行き、大阪が最終地点。それで余計に思ったのかな?

    私は、黒木あるじさんの話が好きです。"敬う"という気持ちを大切にしたいと思いました。
    1番怖いと思ったのは夜馬裕さんの『逝きて還りし天下の険』です。オチがとにかくゾッとしました。

    ホラーは好きで、小説も読みます。今回読んだのは、怪談師をしている方々の実話怪談集。だから読むのではなく怪談師たちの語りを聞

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    2026年06月18日
  • おしら鬼秘譚

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    ネタバレ

    編集長が採用時の面接で諦めない人だと感じたっていう母が、大事な一人娘が攫われてあんな態度なのが話の進行として致し方ないのかとは思うが解せぬ。
    後半やっと必死さが出てきたけど、余程福島の母の方がしっかりとしてた。
    でも全体を通しては好みの話だった。続きが出るなら読みたい。

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    2026年06月17日
  • 春のたましい~神祓いの記~

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    正直なところキャラクター造形にあまり魅力的に感じませんでしたが、作者の民俗的宗教の知識や東北への愛情には感服しました。コロナ禍と過疎化をきっかけに展開する物語としては良かったです。

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    2026年05月28日
  • おしら鬼秘譚

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    オシラサマのはなしは最近面白く読めている。
    オシラサマを実際見たことはないから、いつか見れたらいいなと思う。
    遠野物語もきちんとよんでみたいかも。

    この話は登場人物が良かったのでそこはプラスだなー。
    おしら鬼になった母親の気持ちも、そうさせた連中ははっきりいって胸糞悪すぎた。
    呪いを作るものはめちゃくちゃ胸糞悪が多い気がする。
    因習村系のはなしはちょっと苦手かもしれない。

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    2026年05月17日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    澤村伊智さんの短編目当てで購入。
    読んでいると見たことある話だなーと思ったら、『怪談小説という名の小説怪談』に収録されている作品だった。。
    けど、やはりおもしろかった。

    前半の話はうーんという話が多かったが、後半は全ておもしろかったので星3。
    「トガハラミ」は最初から取り憑かれていたんだなー。
    「終の棲家」は話を聞いてしまったがために、呪いを移されてしまった。警告はお父さんにされていたのに。
    「ろろるい」は1番気味が悪い終わり方でよかった。

    人怖が多くて、意外と怖くなかった。

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    2026年05月10日
  • おしら鬼秘譚

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    評判とかの事前情報もなく、新刊情報を眺めてたらちょっと気になったので購入し、読んでみました。

    傑作とまではいかなかったのですが、楽しく読むことはできました。
    作中に出てくる民俗学に関する知見は、目を見張るモノがありました。すごく丹念に調べたんだろうなぁと感服しました。

    主人公の行動で気になる箇所がいくつかありました。娘が行方不明になっているのに、娘の学校には体調不良で休ませると嘘をついたり、母親が「おしら鬼」について確実に何かを知っているのに、なぞのプライドで聞くことをしなかったり。娘が何かを相談したがっているのに無視して、そしてそのことを反省して何の話だったかを聞き出そうとしてたくせに、

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    2026年04月30日