黒木あるじのレビュー一覧

  • 怪談実話 無惨百物語 にがさない

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    タイトル通り、実話怪談が百話収録されている。
    九十七話「蜻蛉」は、父の葬儀の前に似たようなことが起きたので、怖さよりも親しみを覚えた。

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    2022年11月29日
  • 怪談実話傑作選 弔

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     「当たり」の実話怪談。
    この手のジャンルは、玉石混交で、煽りだけイッパシの、読んでみたらいまいちなものが多いのだけど、これは一気に読み込んでしまった。
    拝み家怪談シリーズにも近いものを感じるのだけど、話から作者の人間性や怖い話への情熱が伝わってくるところが、心に「個性」として残るのかも。
    文章も、自分の足音や漂ってくるにおいを記述することで、自分がその場にいるかのように相続できる。こういう書き方をすると読者を引き込むことができるのだな(私はそうだった)とも思った。

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    2022年08月29日
  • 怪談売買録 嗤い猿

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     宇津呂鹿太郎氏発案の「怪談売買所」を、著者が開催。東北芸工大の大学祭や山形県での講演会で、主に地元の人から収集されたお話です。いい話、不思議な話、中にはかなりパンチのある話も。
    ■「嗤い猿」獣なのかどうか分からないものの話はありますよね。
    ■「喪字」書いてはいけない……。
    ■「シンがきた」ある地区に伝わるものは現代でも健在。
    ■「イチのくつ」「にくおくん」「おちる」「うわさ」「いまも」「この子どこの子」「巡回」特に言及されてませんが……えっこれ完全に

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    2022年05月11日
  • 怪社奇譚 二十五時の社員

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    ネタバレ

    生きるには金がいる。その為に会社に行かねばならないが、その会社に怪異がいたら貴方はどうするだろう。逃げるために辞めれば食うに困るが、逃げ出したい程怖い。そんな怪異がそこにいて、今日も明日も貴方を待っているとしたら。

    ***

    大変久しぶりの怪談の本。会社にまつわる怖い話ばかりを集めた一冊で、作者は黒木あるじさんということで期待大の作品。そして、期待通り全体的に怖く満足のいく本だった。読んでいて、自分の職場でこんなことが起こったら本当に嫌だなぁと思いながら読んだ。前書きにあるように、怪異が怖いから仕事を辞めるというのは、かなりリスクがある。しかし、実害のある怪異だと命にかかわることもあるかもしれない……。ほかの怪異より非常に質が悪いかも。 怖い話は何話もあったが、特に度肝を抜かれたのは「給湯室二題」。 「給湯室二題」は二つの話が書かれているが、怖かったのは一話目。雑居ビルに入っている語り手の会社は別の会社と給湯室を共有していた。そしてその給湯室には誰が張っているのかは知れないが、利用にかかわる張り紙がしてあった。貼り紙の内容自体はいたって普通だが、その枚数がどう考えても多い。しかも、それは日増しに増えていき、内容がどんどんとおかしくなっていく……。 これはなんとも気味の悪い話だった。ふいに来た眠気でうとうとしながら読んでいたのだが、その眠気が吹き飛ぶほど不気味話。初めの貼り紙はやや小うるさい感じではあったのだが、給湯室をきれいに快適に使おうという意図を感じられたのでまだよかった。 それが、日を追うごとに内容がおかしくなっていき、意図が分からなくなってくる。攻撃性を帯びていたり、支離滅裂だったりと常軌を逸していた。この辺りでもうだいぶ不穏な雰囲気。

    貼り紙をしている人物が誰かが分からないのが、まず気持ちが悪い。そして、内容も気持ち悪い。意味が分からないし、意図も全くわからない。この貼り紙をしている人物(生きた人間なの?)がこの給湯室でどんな光景を見たり聞いたりしているのだろう。やがて、その内容がより支離滅裂になっていくわけだが、その過程が本当に怖かった。こんな貼り紙をする人物が近くにいるかもしれない、同じ建物の中で仕事をしているかもしれない。外部からの人間だったとしても、その執拗さは純粋に身の危険を感じる。

    そして最後にとどめの一撃をお見舞いされるわけだが、このとどめに思わず縮み上がってしまった。これが本当にあったことなのだと思うと、その貼り紙を見つけた彼女と語り手はよっぽど怖かっただろう。くだんの貼り紙は触らぬ神に祟りなしということで放置されているが、そんなものが同じ会社内にあると思うと憂鬱。いつか呪いの産物に豹変しそうで怖い。

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    2021年05月03日
  • 怪談四十九夜 出棺

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    大好きな黒木あるじさん編著の実話系怪談のアンソロジー。
    どの 話も面白いが、肝心な黒木さんの話が少ないのが残念。
    「悪意」で夫の部屋にいたのは何だったのか。コワイ

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    2018年08月14日
  • 全国怪談 オトリヨセ

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    全国津々浦々、不思議なことがあるもんだなあ・・。

    怖いというより不思議な話や少し悲しい、寂しい話が多かった気がする。
    海の歌声、シオキバ、しゃよなら、スライドが頭にのこる。

    私の住んでいる県は売春婦の話かな?そんな橋があるとは知らなかった

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    2021年12月30日
  • 全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展

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    ネタバレ

     都道府県ごとに一つずつ怪談が綴られており、短いのと長いのがあって、自分の地域が短かったらがっかりしないだろうか。新潟はどうかなと思ったらまあまあの分量だった。作者さんが東北在住のせいか九州など西日本は短めであった。

     子どもを寝かしつけた後読んでいて、子どもに背中を向けていたら、とても怖くなってきて、どんなことでも起こりうるような気持ちになってきて、今背後で寝息を立てている子どもが別のものになっていたらどうしようと思うと怖くて振り返ることができなくなった。

     また、夜中ランニングをするのだが、ある時道に迷ってうろうろしていたらお墓に出てしまいとても怖かった。この本を読んで怖くなってまたお墓に出たらどうしようと思うと恐ろしくて、走りに出かけられなくなった。

     昼間読んでいたら、夜ほど怖くなかった。

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    2017年07月27日
  • 無惨百物語 みちづれ

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    自衛隊関係の怪談がなかなか興味深い。まだまだ出てくるはずだし、集まっているはずです。当然、書けない語れないものも。

    「ころりさま」がとても哀しく、そしてとても怖い。時代と言ってしまえばそうだけど、個人の負担を考えると一概には、批判否定はできないなぁ。
    「揚羽」の乾燥した恨み。時間たって風化しているとはいえ、復讐心の怖さ。復讐のための熟年離婚っていうのは、こういう怖さだなと思います。

    怪異に気づかれるというのは、やはり怖いですね。代表的なのが「ゴンドラの獣」。コンタクトできないから、他人事と面白がっているのに、それが覆される驚愕。
    心霊スポットめぐりは、するもんじゃないです。
    したことないけど。

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    2017年05月01日
  • 怪談実話 無惨百物語 はなさない

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    「夢死」がほっこりしていていいですね。ほっこりという感じではないかもしれないけれど、当事者の人が悟った風でいるのがいいです。
    「障子」の外国の方の、障子というのはユウレイを見るために昔の人が発明した、というのに感心。怖いもの見たさの極地ですね。
    「添い寝」で行き過ぎた愛情に恐怖して、その結末に納得するも、やはり恐怖。
    「止まない薬缶」にやっぱり生きている人間が一番怖いな、とありきたりな感想を思います。
    「罵声」のように天罰なのかわからないけど、断罪のような怪談は、少々スカッとします。9割ぐらいは怖さだけども。

    「物語の夜」から「あるじのはなし」までの流れが唐突でびっくり。急に講談のような話し言葉になるのだもの。あの語りは好みだけれど、とにかくびっくり。
    「あるじのはなし」は語り慣れてますね。亀の甲より年の功とはよく言ったものです。

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    2015年06月16日
  • 怪談実話 無惨百物語 にがさない

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    最近の実話怪談ものでは最も力がある著者だと感じる。平山夢明ほどの外連味はないが、地道にきちんとした怪談を積み重ねてゆくという印象。

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    2013年07月17日
  • 怪談実話 無惨百物語 にがさない

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    「かげふみ」「あるカモシカの死」「鹿に会う」
    自然の底知れなさと怖さのある話。何がなんだかわからないけど、知らないままで畏怖を感じてる方が、身のためだなと思う。

    にがさないっていうタイトルだけに、怪談実話のほっこり話はほとんどないです。
    つまり、休まるところがない。

    で、ラストの2話の「ヤクメ」はいやだ。怖いとかでなくて、絶望な感じです。

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    2013年03月31日
  • 怪談実話 無惨百物語 ゆるさない

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    「一冊に百話も収録されているとなると
     似たり寄ったりの話が多く出てくるんじゃないかな」
    なんて思っていましたが、そんなことはなく十分に楽しめました。

    とにかく読み手を“ぞくっ”とさせる描写が上手なので
    本格的な怖い話を手軽に楽しみたい!という方にオススメです。


    それはそうと…このセンスのない書名はどうにかならないのでしょうか(笑)
    本の内容と全然合っていないような気がします^^;

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    2012年07月13日
  • こんなはずじゃない ホラー傑作選

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    読んだことある話が半分くらい。
    「今頃、わが家では」はオチが想像できたにもかかわらず、それでも面白かった。

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    2026年09月21日
  • 国道1号線怪談

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    2026.09.08

    恐怖をあおるような劇画的な表現がウソくさい気がして、これまで実話怪談を避けてきた。

    大島てるさんの文章が、実話とはいえ正統派ミステリーのようでどれも引き込まれた。日比谷公園の話も京都の母親の話も、怖いけどつらくなる。村田らむさん大阪の話も怖いけど悲しい。実在の地名や事件名が出てくるので臨場感がある。これが実話だと思うと、怖くもあり、胸がしめつけられるように苦しくもなる。ある程度土地勘があるだけに、事件事故にまつわる心霊ものは本気でゾクっとした。

    意外にも淡々とした文章が多くてとても引き込まれた。一話が短いのもいいね

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    2026年09月10日
  • 呪物怪談

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    10人の著者、23話収録されている。
    初めましての著者さんも多かったが、
    どれも良い意味で後味がとても悪い。
    実体験で実話怪談なの⁈となる話しばかり。

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    2026年09月09日
  • 写真の怖い話

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    『写真の』っとあるからもぅ少し
    写真を添付して欲しかった。
    色んな著者さんの話し、
    実話なの⁈と驚くお話しが多かった。

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    2026年09月06日
  • 怪談怖気帳 地獄の庭

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    色んな人の体験談。
    数年葬儀関係にいたから司会の人の話は興味深かった。
    小説も好きだけどこういう誰かの体験した話は身近に感じていい。

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    2026年08月31日
  • 怪の職安 実録怪談

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    夏休みに入ったせいか何処へ行くにも混雑している。
    電車や地下鉄もいつもより騒がしくそれだけで汗がでる。
    様々な職業の方の体験した怪談話。36話からなる短編集。
    36話の中になりたい職業はあったが経験したものはひとつも無かった。
    待ち時間にさくさく読めて読み終えた後はほとんど記憶に残っていない後腐れの無さが良い。



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    2026年08月05日
  • 怪談七変幻 紫紺

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    ネタバレ

    怪談師七名によるアンソロジー。


    食べても減らないなんて究極の幸せ―――!
    私もそんな目にあいたい―――

    にゃんこそば


    いっそ、嫌われサクラ子の一生とでも名付けたい
    サクラ子が一体、何したっていうのだろう
    凋落していく様を明るく語るから怖いのか?

    飛田新地の姥ザクラ
    ジャジャーン!
    不浄なミッドナイトスナック
    母胎を狙う老人たち
    チョンの間の芋虫人形
    サクラ夜風


    お福、悪いことしてないじゃん?
    むしろいい事してたじゃん
    なんで?

    いなりがお



    なんだかなぁ……。
    が、後半目に付く1冊となりました

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    2026年07月14日
  • 怪談四十九夜 今宵かぎり

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    知人にお借りしました。

    不思議で不気味な話が詰め込まれていますね!


    『観察する』はほぼヒトコワ。
    ゾッとしますね。

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    2026年07月11日