黒木あるじのレビュー一覧

  • 怪談四十九夜 合掌

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    摩訶不思議な

    怪談四十九夜シリーズがこれで最後となるそうだが、新たなシリーズが始まることを切に願う。
    「美婆」
    週に一度、マッサージを受けに来る30代の肉体を持つ妙齢の女。実は狐に憑かれており、男の精力を吸い取ることで若さを保っているという。拝み屋にお札を作ってもらうも、効果は一時的なものでしかなく、亡くなっても幽霊として現れる。その度、お札を作ってもらうため拝み屋通いをしているようだが、拝み屋と幽霊、実はグルなんじゃないか(笑)

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    2022年10月04日
  • 怪の放課後 実録怪談

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    感動する話が多いけど

    「開かずのトイレ」
    旧校舎の、今は使われていない、幽霊が出るという噂のトイレのドアを開けると、自分と同じ顔の男が笑いながらてを振っている!幽霊も用をたすのか?体験者は怖いだろうが読んで笑った。ちょっと「むじな」みたいだね。

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    2022年08月21日
  • 怪の職安 実録怪談

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    さまざまな怪異

    職業ごとに様々な怪異あり。私が勤務している某国家施設にも過去、霊現象があったらしいが、何十年も昔の話で、真偽の程は分からない。ただ、私が体験した奇妙な現象はあった。
    職場は人が集まる場所であり、それだけ、怨念の固まりなのだ。

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    2022年07月22日
  • 奥羽怪談 鬼多國ノ怪

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    鬼とは言えど

    畏れ敬まられる鬼。眼には見えねど確かに存在している。だが、ユーモラスな話も。
    「0番線」
    死者に間違えられる主人公。大いに笑った。
    「川べりでの出来事」
    真っ赤な顔、大きな鼻の外見からすると、河童じゃなくて天狗だね。
    「アマハゲ」
    本物のアマハゲだとしても、何故、井戸に飛び込むんだ(笑)

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    2022年06月22日
  • 怪談四十九夜 病蛍

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    こういう話が好き

    「花見の猿」
    花見をしている人たちにイタズラをする猿(霊じゃなく妖怪でしょうか?) 見られたことがバレると、「シィ黙ってて」と言わんばかりの仕草をするのが愛嬌があって面白い。
    「勝ち負けで考えるドッペルゲンガー」
    なるほど、こういう解釈があったか。分身も自分そっくりな姿を見て驚くのがおかしい。

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    2022年05月16日
  • 黒木魔奇録 魔女島

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    黒木あるじ氏面白すぎです。
    実話怪談が好きなのはこれを読むためだったんだと確信するくらい面白かった!
    好きな話だらけ。
    『ホンモノ』『禍異談』『さかしら』『不見』『不視』『不乗』『あたらしいともだち』『わたしのモナリザ』『わらわら』『奇録、あるいは危録』『朱夏記』『なんどでも』
    どれもめっちゃ面白くて特に『さかしら』と『なんどでも』は考察したい感じの話。
    誰かと話したいなーと思う話。
    これ、書いてるときも耳鳴り。
    あー怖い笑

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    2021年12月09日
  • 未成仏百物語

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    本屋で見かけた際に、表紙に黒史郎さんのお名前を拝見し、購入。こういった実話系の階段は、作り物の話に比べてオチがない話も多いが、それがまた実際にあった話感があり、恐ろしく感じることがある。各作者様の気になった作品をば。(敬称略)
    なりそこね/黒木あるじ、新田さん/最東対地、見初められる/小田イ輔、河童/黒史郎、終の棲家/松村進吉

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    2021年07月26日
  • 怪談実話傑作選 弔

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    怖いの大丈夫な人はぜひこれ読んでほしい。確実に涼しくなれます。黒木さんの本初めて読んだけど、あまりの怖さに「ブラボー!」とスタンディングオペレーションしました

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    2021年04月13日
  • 怪談売買録 嗤い猿

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    ネタバレ

    前作の拝み猫が結構いい話だったので今昨はどうかなー??笑いだしって思っていたのですが、嗤いでしたね。いい話じゃなくて不気味極まりない猿でした。気味の悪さでいえばうさぎの妖怪もなかなか不気味。土着の妖怪かなんかなのかな。シンの話も興味深かったです。来場者からの話で知ったシンが著者のところに現れるのも、実は来場者の怪異が著者の事務所のすぐそばで起こったこととか鳥肌が立ちました。そんなことってあるんだなぁ...

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    2020年12月10日
  • 怪談売買録 拝み猫

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    ネタバレ

    学園祭や書店、イベント会場の一角で行われる怪談売買。
    たまたま来場し、スペースにきた者が著者に「そういえばこんなことがあって...」と体験したことを語り著者がそれにお金を払うという形式で集めた怪談話。
    「こんな話でいいの?」って言う人の話が結構怖い。語られる話だけではなくそのイベントの真っ最中に著者のスペースだけ現れる怪奇現象や得たいのしれない人が訪れたりで、怪談っていろんなものを引き寄せるんだなぁ..としみじみ思ってしまった。

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    2020年12月10日
  • 黒木魔奇録 狐憑き

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    短い怖い話が多くあり、待ち時間などにサラッと読める。
    怪談というより不思議譚の色合いがこい。
    とても楽しめるが…入浴前や一人の夜に読むと読んでしまいそうでもある。怖いのが好きな方にはおすすめ

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    2020年10月18日
  • 実録都市伝説~社怪ノ奇録

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    ネタバレ

    アメリカに根付く不気味な噂や伝聞を著者が自らの足で調査し、まとめた一冊。直接赴き、ペーパーバックを読んだりや聞き込みをしただけあって、なかなかコアな物が多い。




    都市伝説を愛してやまない著者が、前作と前々作で得た印税のすべてを費やしておこなった、アメリカ横断旅行。しかもただの旅行ではなく、都市伝説や奇妙な伝聞を収集するための趣味全開の旅行という事だ。古本屋で怪奇現象の類を扱うペーパーバックを読みふけったり現地に赴き、住民に直接聞いたりしているため、「ブラッディ・メアリー」や「スレンダーマン」などの大衆的なアメリカの都市伝説ではなく、それぞれの州の歴史や、土地柄に基づいた話が多く興味深か

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    2020年09月22日
  • 黒木魔奇録

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    不安になる話が多い。心霊の沙汰なのか狂気の沙汰なのかどちらかが判別がつかない。でも、読みながら背後が気になる気分にさせられた。「あかまる」「ひろう」「かきのこ」「アキ」が特に怖い。情景を想像しただけでゾッとする。 家の柱とかに知らん間に誰かの書き込みがある話怖いし、隙間という隙間をぎっちぎちにつめてる話も怖い。そういう話は好きだなぁ。前者は誰がやったか判らないところが怖いし、後者はそこにいる人間がそんな正気じゃないことをしてまで何を埋めたかったのか考えると怖い。

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    2020年09月21日
  • 掃除屋 プロレス始末伝

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    黒木あるじ『掃除屋 プロレス始末伝』集英社文庫。

    珍しいプロレスを題材にした連作短編集。プロローグ、エピローグに加えて、5話を収録。主人公は50歳を目前にしたベテランレスラーのピューマ藤戸。連戦連敗を続ける藤戸の正体は、多額の報酬で依頼を受けて様々な団体のリングで相手レスラーに制裁を加える『掃除屋』であった。

    何故、藤戸が『掃除屋』となり、多額の報酬を手にするのかという謎をベースにプロレスを通じた人間模様が描かれ、なかなか面白い。また、作中に描かれるプロレス界の事情やリング上での攻防は非常にリアリティがあり、格闘技ファンなら興味を持つのではなかろうか。そして、ちょっと感動のエピローグ……少

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    2019年07月25日
  • 怪談実話 終

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    最終巻、らしい。
    好きな方なので残念だが、あとがきとか読むと、身を削るようにして書いている感じなので、仕方ないのかなあ。
    また書いてくれる日を待ってます。

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    2018年01月24日
  • 怪談実話 終

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    この方の実話階怪談シリーズは他とは違う独特の「ヤバさ」が立ち込めていて毎度楽しみにしていました。一旦筆を置くということで何かあったのではと心配していましたが、今のところそれは大丈夫のようで再び筆を取られる日を心待ちにしております。

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    2017年06月25日
  • 無惨百物語 ておくれ

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    すき

    読みやすくて面白かった。

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    2017年06月24日
  • 無惨百物語 みちづれ

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    実話怪談ですので、誰かが実際に体験した恐い話が百話綴られています。黒木さんの作品は、読者を「恐がらせよう」としていない感じがとても好き。実際に恐い話なんだから、体験者がそれを「どのように」体験したのかを正確に書く。それだけという印象です。私は黒木さんの実話怪談を自分の部屋のベッドで寝ころんで読んでいたら、ベッドの下から明らかに『人間の足』で、ドンと蹴られたという経験があります。百物語は一気に読んじゃいけませんね。この世のものではないものを呼んでしまうみたいです。

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    2017年05月16日
  • 怪談実話 無惨百物語 ゆるさない

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    震災の話を掲載したことに敬意を。


    怪談が民俗学的な死者語りであるならば、語られる事で死者と共に生者の慰めになるであろう。


    予知系の、ともすれば無責任な話じゃなかったのが賛辞に値する。

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    2011年10月04日
  • 怪談実話 無惨百物語 ゆるさない

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    素晴らしい。実話怪談ものでは久々の大当たり。綺麗に終わった・・・・・・と見せかけてどす黒い悪意があらわになる話が多く、読み応えがあります。これはお勧め。

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    2011年10月03日