【感想・ネタバレ】怪談売買録 拝み猫のレビュー

あらすじ

振り向くな!耳を澄ますな!怪しい気配を目で追うな!
怪異はすでにそこにいる…。
鬼才・黒木あるじの新シリーズ!

「怪談」を実際に売り買いする「怪談売買所」というイベントがある。
これは客が、自身(もしくは家族や友人)の不思議な体験を話してくれた場合に店が「拝聴料」を支払い、逆に怪談話を聞きたいという人には店の者が語り聞かせ、「語り賃」を頂戴するというもの。
虫歯が疼くと幽霊が見える友人の話「歯痛幽霊」、亡くなった祖母のお骨の恐怖「左手」など、演出も誇張もない、誰もが体験しうるリアルな実話怪談の妙を、存分にご堪能いただきたい。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

学園祭や書店、イベント会場の一角で行われる怪談売買。
たまたま来場し、スペースにきた者が著者に「そういえばこんなことがあって...」と体験したことを語り著者がそれにお金を払うという形式で集めた怪談話。
「こんな話でいいの?」って言う人の話が結構怖い。語られる話だけではなくそのイベントの真っ最中に著者のスペースだけ現れる怪奇現象や得たいのしれない人が訪れたりで、怪談っていろんなものを引き寄せるんだなぁ..としみじみ思ってしまった。

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2020年12月10日

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