あらすじ
「病院」に纏わる傑作怪談集!
「あっ、これは死に顔なんだ。どの表情で絶命するか、最期の☺を見せているんだ」
絶叫、号泣、憤怒、困惑、苦悶… 入院患者の百面相ルーレット
収録作「ルーレット」黒木あるじより
病院には怖い話が多い。生と死が隣接する場所ならではの、人智
を超えた何かが潜んでいるからか――
・危篤状態から持ち直した患者の奇妙な変化「今際の際にて」(渡井 亘)
・あの人そろそろだね、ベテラン看護師が言うと…「スリーアウト!」(Dr.マキダシ)
・患者の白目を視診したときに覚えた違和感「百パーセント」(神 薫)
・脳梗塞を発症し入院している高齢女性の奇妙な行動と驚愕の真相「左側のミチル」(雨宮淳司)
・学生時代に世話になったと新人看護師から言われたが…「チョイ借り」(小田イ輔)
・父の跡を継いだ病院で起きた患者のクレーム、その原因は…「人柄と腕前」(黒木あるじ)
――など、書き下ろし24編を含む選りすぐりの最恐作の数々
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
知人から貸していただいた一冊。
この本に興味を持った人は
『閉鎖病棟奇譚』のグロテスク表現注意!!
というのだけは伝えておきたい。
「病院」というテーマに沿って
怖い・不気味・不思議な実際の体験を、総勢12名の著者が取材した内容をもとにまとめたアンソロジーです。
内容の詰まった話もあれば、1ページ程度の「ナニソレ??どういう事??」というような形で終わってしまうものもあります。
ゾワッとしたお話は
・『確信犯』-複数の面で怖いわ…
・『今際の際にて』-Bさんの考察が合ってるとしたら……
・『なのへや』-シンプルに怖い
・『業務外』-何が怖いって……触らぬ神のなんとやら
・『内緒の話』-後味が悪い……ヒトコワでもある
・『左側のミチル』-結論、何が目的だったのか。そのうちに理由すら忘れてしまったのか。そう考えるとなんだか切ないかもしれない。
・『ルーレット』-これも…シンプルにゾッとする…
・『閉鎖病棟奇譚』と『バイト』-グロテスク表現があるので想像力豊かな人は気をつけて。
不気味だった話、、
『変な病院』 『黒看』 『指先』 『うでおろし』 『憑き墜とし』 『直腸内異物』 『ザールの標本』
ありがとうございました。