北朝鮮に消えた友と私の物語

北朝鮮に消えた友と私の物語

763円 (税込)

3pt

5.0

1972年「赤旗」平壌特派員となった私は、大阪の定時制高校で席を並べた親友の尹元一(ユンウォニル)を訪ねた。友は「地上の楽園」で幸せに暮らしているはずだった──なぜ金日成は帰国運動を必要としたのか。書かれざる日本共産党と在日朝鮮人運動の関係とは。「突出する力作」(深田祐介氏)、「人を動かす力をそなえた作品」(立花隆氏)。明らかにされる重大事実とともに理想を信じて北へ帰った人々の悲劇を描き、満票で第30回大宅壮一ノンフィクション賞に輝いた記念碑的名作。

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北朝鮮に消えた友と私の物語 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年02月09日

    [暗闘に消えた友情]戦後間もない頃、共産主義運動に青春を傾けながら友情を分かち合った著者とその友人の尹。北朝鮮への帰国事業に参加した後、音沙汰が途絶えてしまった2人の関係であったが、「赤旗」の平壌特派員として北朝鮮に送り込まれた著者は、ある人物から「尹が今ここにいるから来ないか」との誘いを受け......続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月16日

    大分前に購入した本です。部屋に積んでおいたら父がこの本読みたくて探していたんだ、と持って行きました。そう言えば読んでなかったなあ、と父の部屋から取り返してきました。

    重い話です。在日の方が帰国運動で北朝鮮に帰ったのは1960年からとありますから自分が生まれる大分前の話です。なんとも辛い話です。で...続きを読む

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