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1970年を境に勢いを失った世界のプロレス。なぜ日本のプロレスだけが、その力を維持し続けたのか。その謎を解くべく、アメリカ、韓国、オランダ、パキスタンを現地取材。1976年の猪木という壮大なファンタジーの核心を抉る迫真のドキュメンタリー。※電子版には文庫版に収録されているアントニオ猪木インタビューは収録されておりません。
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Posted by ブクログ
アントニオ猪木が、日本中にかけた魔法を解き明かす本。自身、格闘技もプロレスもどちらも好きだが、1990年代後半、国内で両者が邂逅した時代を経験したものとして、それ以前の歴史を理解する一助となった。プロレスや格闘技に興味が無くとも面白く読めると思うが、両者のいずれかが好きなのであれば必読書。
猪木が死んだからこそ読むべき
読んで良かった。 もうそれに尽きる内容でした。
柳澤氏の本は、「クラッシュギャルズ」「馬場さん」に続いて3冊目だが、やはり面白い。 自分が自分がという姿勢がどうしても好きになれず、子どもの頃から猪木ファンではなかったが、これを読んで、対ビル・ロビンソン戦や、対アリ戦を見ると、とても凄い試合をしていたんだな、と思った。 私が見ていた80年代の対...続きを読む国際軍団の頃はすでに全盛期を過ぎていて、あんな酷い仕打ちをしてどうにか自分を輝かせていたということだったんだろう。 70年代の猪木は本当に凄かったんだな、と思わされた一冊だった。
[夢を見せた、馬鹿な男]日本のプロレス、そして格闘技のあり方を変えてしまうほどのインパクトを持ったアントニオ猪木と、彼が1976年に戦った「異常な」4試合にスポットライトを当てた作品。その道に詳しくない読者をも唸らせ、ノンフィクションの分野で今なお高く評価されている一冊でもあります。著者は、プロレス...続きを読むに関するノンフィクションを多数世に送り出している柳澤健。 まだ2016年も半分を過ぎていませんが、面白さに関して言えば間違いなく今年のトップ10に入ってくるであろうレベル。ルスカやアリとの試合の描写が素晴らしいのはもちろんですが、それを取り巻く力関係や人間模様、そして何より物語の語り部としてのアントニオ猪木の「狡智さ」に舌を巻きました。(私もそうでしたが)アントニオ猪木に対して「ダーッ!!」と「デイッ!!」のイメージしかない人にこそぜひオススメです。 〜猪木にとって、1976年に戦った4試合のことなどどうでもよかった。猪木はリアルファイトが好きだった訳でもなく、プロレスを超える総合格闘技を指向した訳でもなかった。にもかかわらず、ルスカ戦から始まった異種格闘技戦、アリ戦から続く3試合のリアルファイトは、確かに日本のプロレスを変えたのだ。〜 大学院も終わりに近づき、ようやくこういった課目関係外の面白い本も読めるようになってきました☆5つ
5年ぶりの再読。プロレスをしようと来日したアリに,リアル・ファイトを仕掛け,重傷を負わせる。韓国やパキスタンでは,相手の目に指を入れたり,腕をへし折ったりする。猪木の戦った3試合のリアル・ファイトとルスカ戦について詳述。アントニオ猪木,恐るべし。
アントニオ猪木から感じる劇物的存在感はいったいなんなのか。 1976年に起こった4つの事件を追いかけた。ノンフィクションです。 有名なのは世紀の凡戦モハメド・アリ戦ですが、 ウィリアム・ルスカ戦、パク・ソンナン戦の章も面白い! オランダ柔術界二人のメダリストの因縁は引き込まれますし、日本も韓国も...続きを読むプロレスは近代化・経済発展と共に歴史を歩んできた背景が勉強になります。昭和興行の裏歴史として楽しめるんですが、主人公の猪木はそれぞれのドラマの最後に出てきて、気持ちのいいくらいすべてを台無しにして幕を引きます。痛快。
いや、すごい本だ。 1976年に行われた猪木の4つの試合。 ウィリエム・ルスカ戦、モハメド・アリ戦、パク・ソンナン戦、アクラム・ペールワン戦。 この本は、その4つの試合をもとに、日本のプロレス界、格闘技界とアントニオ猪木という男の歴史を綴ったものだ。 そもそもプロレスの試合について調べるというの...続きを読むは難しい。 プロレスがボクシングのような意味での真剣勝負の競技ではないからだ。 そして、それをプロレスラー自体は認めない。 その上、上記4つの試合のうち3つはリアルファイトであったと言う。 つまり、プロレスがリアルファイトでないことを相手に認めさせ、その上でタブーであるリアルファイトが行われた事情を調べねばならないのだ。 あー、ややこしい! それを作者は丹念な調査で調べあげた。 膨大な資料と証言にはこれが真実であるとの説得力が十分にある。 文章は簡潔で、わかりやすく、大変読みやすい。 素晴らしいルポだ。 「プロレスは世界最強の格闘技である」アントニオ猪木がかけた魔法。 本書を読んで、この魔法が本当の意味で解けたのはK-1とPRIDEの崩壊を待たねばならなかったことに改めて気づいた。 アントニオ猪木という男は天才レスラーであり、かつ天才的な魔法使いだったのだな・・・。 本人はおそらくそこまで自覚していなかっただろうけど。
とてもおもしろい。アリ戦を起点とする3回あったというセメントマッチの全容が明かされている。巻末の猪木本人へのインタビューも秀逸で、猪木もあいまいな部分も多いがよく応じている。数は多くないが写真も試合の雰囲気をよく伝えていて素晴らしい。
いや〜、最高のプロレス本だった。アントニオ猪木の天才的なプロレスラーの姿から無能な経営者までの姿は、一貫してエゴイストそのもの。厳しさと尊敬の目線が入り交じった書き手の熱意があったからこそ、こんな名作を生み落としたんだろうなぁ。裏側を知っても尚、プロレスがもっと好きになれた。
えーーーっ!! わたしみたいに、プロレスファンタジーにドッポリ使ってきた人間には、ものすごい衝撃の本です。 少なくとも、UWFは、フェイクじゃないと、今まで信じててた。 だって、夢枕 獏を読んで育ってきたんだから。あと、梶原 一騎とね(笑) まあでも、確か前田も、 「いつでも、あんな試合ができ...続きを読むるわけでない」 みたいなことを言っていたんだから、そうなんだろうな。だからこそ、佐山とは袂を分かったという話は、すごく納得できる。 まあでも、これこそが「たったひとつの真実」ではなくて、これも、プロレスをとりまく魅力的な伝説のうちの1つなんだと思います。 嫉妬とプライドでできた、ドロドロした物語。 そして、その伝説の渦中にいた人間でさえ、もう残っているのは、自分にとっての真実だけなのだと思います。 1つの歴史の証言。
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完本 1976年のアントニオ猪木
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柳澤健
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