作品一覧

  • 百歳以前
    -
    1巻880円 (税込)
    「男おひとりさま」の友情――22篇の人生 じきに百歳、老友二人の日常、回想、心情 旧制北野中学(北野高校)の同級生、ともに妻を亡くした91歳の二人が綴る日常、過去と現在の往還、淡い恋心。「男おひとり様」のリアルがここに。 目次 執筆のプロセス 土井荘平 真の英国紳士 徳岡孝夫 ひとり正月 土井荘平 人事の賽の目 徳岡孝夫 K女との電話 土井荘平 セカンドキャリア 徳岡孝夫 ハーレム・ノクターン 土井荘平 陽気な神父さん 徳岡孝夫 ステイホーム 土井荘平 気高い行為 徳岡孝夫 何れ菖蒲か杜若 土井荘平 夢の浮橋 土井荘平 政治家が死んだ時 徳岡孝夫 夢かうつつか 土井荘平 動機が行動を浄めるか 徳岡孝夫 白い人々の病院 徳岡孝夫 眼鏡が見つからない 土井荘平 政治家の表と裏 徳岡孝夫 「孤独ということ」 土井荘平 三島由紀夫のこと 徳岡孝夫 会者定離 土井荘平 ショウグンザクラ あとがきに代えて 徳岡孝夫
  • 日本文学史 近代・現代篇五
    4.0
    5~9巻984~1,152円 (税込)
    日本文学の一大特色、私小説と戦時下における戦争文学。つづく戦後は、太宰治、織田作之助、坂口安吾、石川淳ら、無頼派と呼ばれた作家たちの活躍を見る。 私小説/戦争文学/太宰治と無頼派
  • 三島由紀夫を巡る旅―悼友紀行―(新潮文庫)
    4.0
    「矛盾が多ければ多いほど、その人物は面白いと言うことができます」(キーン氏)――三島は、矛盾に富む人だった。文学を愛し古典の教養溢れる一方で、日本の自然や食文化には無頓着。国内より海外で評価されることを切望し、貴族の存在を嫌いながらも度々作品に登場させた。知られざる素顔と葛藤を目撃していた両著者が亡き友を偲び語り合い、貴重な証言録となった追善紀行。『悼友紀行』改題。
  • 五衰の人 三島由紀夫私記
    4.8
    七◯年十一月、市ヶ谷の死地に赴く三島から「檄」を託された記者が四半世紀の沈黙を破って描く哀切の名篇。第十回新潮学芸賞受賞
  • 人間の浅知恵
    3.0
    1巻660円 (税込)
    独裁者の私利私欲は時に人間くさく、庶民の振りかざす正義は時に傍迷惑なものとなる。歴史に深慮があったとしても、人間の浅知恵はそれを損なわずにはいられない。ベトナムの戦野を駆け、現代史を彩る指導者たちと渡り合ってきたジャーナリストにして希代の名文家が、透徹した視線で世界を見つめる。偽善の衣をまとっていても、著名な役者と名も無き衆生が織りなす歴史のタペストリーは鮮やかで美しい。
  • ニュース一人旅
    -
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世にニュースのない日はない。何ものをも恐れない名ジャーナリストの筆者が、報道の表と裏をあぶり出す!ニュースの荒波の中を孤高の一人旅は続く。
  • お礼まいり
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 三島由紀夫から託された遺言、あたたかな交流のあった山本夏彦や久世光彦との別れ…。喪失感を抱えながらも、生きることの意味を問う。生と死の深淵を見つめた珠玉の随筆。悪性リンパ腫を克服、奇跡の完治を果たした著者の復帰第一作エッセイ集。
  • 三島由紀夫を巡る旅―悼友紀行―(新潮文庫)

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    ネタバレ

     三島由紀夫が絶筆となった四部作「豊饒の海」の翻訳を遺書で依頼したドナルド・キーン(1922~2019)。当日、市谷会館で檄文の写しを受領、その足で東方総監部に行きバルコニーの演説を聞いた徳岡孝夫(1930~)。この二人が三島由紀夫を語ります。「三島由紀夫を巡る旅」、2020.3発行。「悼友紀行」(1981.10)の改題・文庫化。味わい深い内容でした。奈良、倉敷、松江、津和野を旅しながらの対談、どの土地も馴染みがあるので読みやすかったです。

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    2023年08月10日
  • 五衰の人 三島由紀夫私記

    Posted by ブクログ

    三島由紀夫が自刃する前、交流のあったジャーナリストの徳岡孝夫氏による三島由紀夫との回顧録。
    三島由紀夫本人が心を許した人とのやりとりからその人間らしさが感じられる。
    「精神の存在証明には行為が伴わなくてはならず、行為を行うのは肉体である」という三島由紀夫の信念。
    「無効性に徹することによつてはじめて有効性が生ずるといふところに、純粋行動の本質があり、そこに正義運動の反政治性があり、『政治』との真の断絶があるべきだ、と私は考えへる』…。
    人の生涯は死に方によって決まり、犬死こそ純粋行動の正しい姿だ、と言っているのである。

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    2018年11月04日
  • 日本文学史 近代・現代篇六

    Posted by ブクログ

    取り上げているテーマは戦後文学、女流の復活、そして三島由紀夫。キーン氏の三島由紀夫に対するあたたかなまなざしも感じる。

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    2018年09月17日
  • 五衰の人 三島由紀夫私記

    Posted by ブクログ

    三島由紀夫の著書(小説、エッセイ、評論、戯曲)については、多数読んでいる。
    それから、三島由紀夫の死について書かれたものも、数多く読んできた。
    その中で、この本が、最も、的を得ていて、優れていると感じた。
    反論することが不可能になっている亡き友に対して、フェアな文章であると思った。
    それでも、尚、謎の部分が残されているのは、仕方がない事に思う。
    主人公は、生前から、超然とした存在で、常人には理解できない存在であったのだから。

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    2012年09月07日
  • 五衰の人 三島由紀夫私記

    Posted by ブクログ

    三島由紀夫を見る目が変わった。
    意外と常識的な視点を持った人だったんだなぁー、と。
    読んだ後様々な事を考えてしまった。

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    2009年10月04日

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