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Posted by ブクログ
ドンピシャのタイトル、Rolling Hong Kong gathers no moss。1996.8.19に始まり、97.7.1の中国返還を挟み、98.10.9に終わる感動的な香港ルポルタージュ。
変わりゆく香港、変わり続ける香港。ページのそちこちから喧騒、熱気と暑気、匂いが立ちのぼる。いまを生きる(したたかでパワフルな)香港の人々に圧倒されまくる。
知己のまんじゅう職人に会いにゆくところから始まるのが印象的。ラストの8ページでは、帰国後西荻のアパートで香港を想う。600ページのルポを読んだあと、では、なんだか心が震え、胸が熱くなる。
大宅壮一ノンフクション賞を受賞していたのに、手にとることがなかった。そしていま出会った。相見恨晩。遅くなったが、出会えてよかった。
謝謝チャイニーズに続き
こちらも拝読読み応え充分で
非常におもしろいかったです
タイトルの通り転がり続ければ
苔は生えないと妙に納得したのですが
本書は香港だけのことを述べている訳でなく
日本のことも危惧されています
出版当時はまだそんなことなかった
多様性が叫ばれるこの時代への著者の
先見性に驚きました
次は銭湯の神様拝読致します。
Posted by ブクログ
長らく積ん読になっていたのは600頁超という量におののいていたのと、1997年と四半世紀近くも前の返還前後のことをいまさら読むのもどうかなと思っていたから。ところが、読み始めると面白くて、どんどん読み進めていけた。四半世紀前の普通の(中の下くらい?)の生活感が何となく味わえる感じがする。騒がしくてバイタリティがあり、大陸人の生きにくさがあり、香港人の生きにくさがあり、隣の人の生活や人生を見聞きしているような近さを感じながら読んだ。
そして、返還前後の香港の空気感を確認できたのもよかった。中国に返還されることによる楽観論も悲観論も右往左往していたあの頃。25年くらいがたって、いまの香港のことを思えば悲観論が勝ってしまったような気がする。ただ、それでもきょうも香港は生きて転がり続けているはず。
この本に出てきた著者の友人・知人の人たち、いまはどうしているんだろう。特に子俊とか肖連といった若い人たちのその後を知りたい。
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