愚か者、中国をゆく

愚か者、中国をゆく

968円 (税込)

4pt

中国に関する報道や批評などを目にした時に外部の人間がイメージする中国という国と、人民の実生活には大きな隔たりがある、というのが、20年近く、なんとなく中国と関わり続けてきた私の実感だ。(「はじめに」より) 交換留学生として香港に渡った著者は、1987年、アメリカの友人、マイケルと中国旅行に出る。中国社会が大きな転換期を迎えたこの時期に、何を感じ、何を見たのか。「大国」の本質を鋭くとらえた貴重な記録。

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愚か者、中国をゆく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    星野博美の『謝々!チャイニーズ』は1993-94年の華南、『転がる香港に苔は生えない』は1996-98年の香港だった。本書はそれ以前、1986-87年の香港と中国。この時、星野は香港に交換留学した。
    まずは留学先の大学でグレるところから始まる。それも香港風のパンキッシュなグレ方! そして終わりは、友

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    1987年の中国旅行記である。35年ほど前である。中国の列車のフィールドワークとして読んでみてもとても面白い。これだけの中国の列車の旅について書かれた本はないであろう。ニュースでは帰省の混雑のみ報道されているがそれが一面でしかないということがわかる本である。

    0
    2022年12月21日

    Posted by ブクログ

    素晴らしい旅の記録である。時間をおいて、その後の中国の変化から、さらに気がついた事を掘り下げているのが素晴らしい。また、異文化コミュニケーションについて深く考えさせられる。

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    二年ほど 積読状態でした。
    天気が良かったけれど
    つい 億劫になって
    ひょい と 手にして読み始めたら
    これが 抜群に面白い

    歩く速さで考える

    というのは 星野さんのような方のことを言うのだ

    人に対しても
    その国(中国)に対しても
    ほど良い距離で
    ちゃんと 見て
    ちゃんと 考える
    その
    ものす

    0
    2013年11月09日

    Posted by ブクログ

    文章が上手で感性豊かな着眼。とても気持ちよく読めました。そして共感すること、驚きも多し。お薦めの一冊。

    0
    2012年01月29日

    Posted by ブクログ

    「しかし列車を降りる時間が近づくと、私は決まって感傷的になった。それは車内で出会った人たちとの別れを惜しむ気持ちと、もう一つは現実的な感情だった。それは、列車という密閉空間にいる時だけは少なくとも未来を考えずに済むからだった。」

    星野博美は交渉の人だ。そして、交渉というのが、必ずしも自分の主張が自

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    星野さんの、ふと目にした光景や出来事を、そういうものなのだと納得するだけでなく、なぜそうなるのか理解しようとする姿勢が大好き。

    中国や中国文化を愛する心、また鋭い観察力と共感力に溢れていて、星野さんが出会う全ての人々が愛おしく、時に憎らしく感じる。
    まるで自分がその場にいて、その空間で同じ時間を過

    0
    2022年12月30日

    Posted by ブクログ

    この人の書いたものは、そこに出てくる人々の言葉が活字ではなく生の言葉として感じることが出来る。
    いきなりだけど、著者はマイケルのことが好きだったのね。

    今では所謂ホテルや高速鉄道が中国でも当たり前で、当時のような外国人ならではの旅行スタイルもなくなり、一つの歴史を読むような感じ。他の著者でも読んだ

    0
    2020年07月11日

    Posted by ブクログ

    1980年代、21歳でホンコンからウルムチまで列車旅行をした記録。切符を手に入れるために必死になったり、パートナーと険悪になったり、席に座るために心を鬼にしたり。なんでこんなに大変なの!?という疑問をほっとかず、その時々で発見を続ける筆者。大変そうと思いながらも、旅に出たくなりました。

    0
    2019年12月27日

    Posted by ブクログ

    10年くらい前の本ですけれども、割と楽しめましたね…著者の文章がイイからか、中国の情景まで浮かんでくるよう…けれども、今の中国はもっと都会化しているでしょうねぇ…10年前に出版された本の上、1980年代に旅行したことをここには書いているんですから…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    中国人…主

    0
    2019年07月04日

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