謝々! チャイニーズ

謝々! チャイニーズ

800円 (税込)

4pt

何も知らず飛び込んだ国で、こんなにも優しい人々に出会った。『転がる香港に苔は生えない』で大宅賞、『コンニャク屋漂流記』で読売文学賞を受賞した星野博美。開放政策に沸く等身大の中国を描いたデビュー作が、電子版で登場!

時は1993年。中国に魅せられた私は、ベトナム国境から上海まで、改革開放に沸く中国・華南地方を埃だらけの長距離バスに乗って旅をした。
急激な自由化の波に翻弄される国で出会った、忘れえぬ人々。
『転がる香港に苔は生えない』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者の、みずみずしいデビュー作。

解説・斎藤美奈子

※電子書籍化にあたり、新章「地中に埋まっている部分」を収録。また、著者撮影の本文写真をすべてカラーで掲載。

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謝々! チャイニーズ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月06日

    中国の東の海のヘリをベトナムから上海まで行った体験を書いたものである。フィールドワークとしてのノンフィクションとしての読み物であるばかりでなく、一連の旅行記として、通用するものでもある。皮肉として書かれている「地球の歩き方」の出版社であるダイヤモンド社が倒産したことは偶然の一致である。

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    Posted by ブクログ 2020年07月05日

    転がる香港に苔ははえない よりも好き。これを詠んでからは、中国 華南方面へ行った際には常に本の内容の何処かが浮かんでくるし、読んでいると過去に訪れた地域の風景が思い出される。
    中国、また行ける日は来るのかな。

    著者は香港留学経験はあるので広東語なら出来るだろうが、マンダリンは独学なのかな。筆談する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月07日

    米原万里さんの著書から興味を持って読んだ。
    当時の中国で著者が出会った人たちの描写と著者の心の動きが飾らない表現で描き出されていて引き込まれた。引き込まれつつ今の中国が知りたいと強く思いながら読んだ本。

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    Posted by ブクログ 2012年08月04日

    解説に「米原万里さんの書評を読んで、手にとった方も多いのでは?」とあるように、そのまんま私です。
    20年も前の旅行記なのに、陳腐化していないどころか、引き込まれて一気に読んでしまった。
    改革解放後、中国には見なければ
    ならない夢が沢山あると表現されている…
    どの街にも一癖あるけど人懐っこい愛すべき中...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年05月07日

    中国を知りたいなら実際に行って人と触れ合うことだ。
    それをシンプルに教えてくれる本だと思う。著者の感性と行動力が凄い。本当に面白い中国ルポです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    自分が中国の何に惹かれるのか、すこし答えをもらえた気がする。
    中国人から学ぶことって多いんだわ。

    星野博美さんの洞察力というか、筆力というか、それにも驚かされた。
    星野さんの本はすべてウィッシュリスト行き。

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    Posted by ブクログ 2024年03月12日



    文春文庫 星野博美 「謝謝!チャイニーズ」 30年前 (著者27〜28才)の旅行記。ベトナムから広州、福建省、寧波、上海へ北上


    タイトルの意味は、中国の人たちの生きる姿や自由な精神を通して、生きる実感のヒントを得たことに対する感謝と解釈した


    政体と関係なく、個人が自由に生きる中国の人々と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月01日

    ベトナム国境の東興から上海まで、中国沿海部の旅で出会った普通の人たちを描いた旅行記。ゴミの捨て方から不法移民、経済まで、多少力んだところもあるが若さと熱気の溢れる内容。93~94年のこと。
    自分の持っているイメージとぴったりで、読んでいると自分の中国旅行中の光景もたびたびフラッシュバックして、懐かし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月17日

    『転がる香港に苔は生えない』で星野さんの文章にすっかり魅了されたので読みました。

    旅行記はそう言うものなのかもしれないけど、読み終わったあと、まるで自分も旅したようで、章を振えるだけで懐かしい気分になります。笑

    星野さんが旅をされてからはや20年。今や中国人にとって日本は、この本の中のような夢を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月29日

    90年代後半の、開放政策の始まった中国の殆ど知られない地方都市の激動の変化と人々が、瑞々しくときに苦く写し取られていて、沢山の日本人が読んだらよいと思う。今の爆買い中国人の一端が見えるかもしれない。

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