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死者の人数は30万でも千人でも、民間人が意味もなく殺されたのは事実。それが戦争なんだと思う。
戦争は軍人だけが戦って死ぬのではなく、民間人も蹂躙されて殺されていく。
戦争はしちゃいかんと、再確認した。
Posted by ブクログ 2021年03月07日
【歴史に興味があっても、なくても読んでほしい】
「事実は小説よりも奇なり」
ぼくたちはすべてを見ることができなければ、聞くこともできない。残念ながら、自分自身の目で確かめられることだって限られてしまう。
だからこそ、真実を得るための「優良な本」が必要なのである。
様々な資料、調査を経て書かれたこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月06日
南京が陥落したときの従軍兵士の日記などの一次資料をベースに、徹底的な裏取りを進めていく過程を記録した著作。もともとは民放テレビのドキュメンタリー番組制作のために行った取材の顛末をまとめている。取材を通じて出会う様々な年代の日本人と中国人との対話を通じて著者自身葛藤していく様子もわかる。なるべく多くの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月25日
"南京事件はあったのか?なかったのか?77年前に起こった事実を調査し検証していくノンフィクション。著者の清水潔さんの本は「殺人犯はそこにいる」を読んでから、注目していた人物。この方が調査し検証してくださることで、信ぴょう性が格段に上がる。
調査報道ということは、どのような手順で調査し、裏付...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月15日
私はこれを読むまでは南京事件などなかったのだとか、一般人というのはすべて便衣兵だったのだ、30万人など当時の南京にいなかったのだからその数字は中国のでっち上げなのだという意見を信じたいという側の人間だった。それは現代の平和な日本に住み、優しくまじめな日本人を見ていてそんなことがあり得るのだろうかと考...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月27日
戦争は悲劇しか生まれない。命の尊厳や人権を蹂躙されて精神が蝕まれる。それは加害側・被害側双方であり、どうもこの国は被害側の視点でしか語ろうとしない。それでいいのか、日本の加害もしっかと過去に刻み込まれている。そこを看過するのは罪深い。私たちは加害の出来事を知る学びを大切にすべきである。それが歴史、平...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月30日
清水潔が南京事件(敢えてそう呼ぶ)の調査報道をしてるってそりゃ読むでしょう。素晴らしい一冊。 NNNドキュメントの該当の回も併せて観たのでわかりやすかった。南京事件は高校の頃に知って、歴史は語る側によって幾つもあるんだという事を理解できた思い出深い話題なので興味深く読んだ。まあ捕虜は1万人単位で殺し...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月17日
南京大虐殺は中学校の時に5行ぐらい登場した。先生が「あまり深堀りしません」と、ほとんどスルーだった。
大人になって、テレビで知って「嘘だ…信じたくない」と思って、祖母に聞いたのを思い出す。「日本人は悪いことしたの?」と。返事は「うーん、確かあったんだと思うよ。戦争は人が狂うから。」だった。
それ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月31日
1937年12月、日本軍による南京大虐殺はあったのか、なかったのか。詳細な調査報道により事実を明らかにする著者の真骨頂がここにある。ただ、第5章以降は正直いらないかな...。事実を集積し、クリティカルに論ずることからは若干乖離している。また、他の虐殺についての言及もいらない。それは読者が考えるべきこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月02日
清水潔のジャーナリズム、もっと具体的に言うと、取材や調査の仕方が徹底的で好きだ。だからこそ、彼が南京大虐殺に挑むとなれば、これを読まない手はない。真相が暴かれると期待する。しかし、今回はさすがにハードルが高い。既に関係者が殆ど生存しておらず、調査し尽くされてきた分野。自ず、過去の調査を辿り、そこで手...続きを読む
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