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国家に、警察に、マスコミに、もうこれ以上騙されてたまるか――。桶川ストーカー殺人事件では、警察よりも先に犯人に辿り着き、足利事件では、冤罪と“真犯人”の可能性を示唆。調査報道で社会を大きく動かしてきた一匹狼の事件記者が、“真実”に迫るプロセスを初めて明かす。白熱の逃亡犯追跡、執念のハイジャック取材……凄絶な現場でつかんだ、“真偽”を見極める力とは? 報道の原点を問う、記者人生の集大成。※新潮新書版に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
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Posted by ブクログ
著者は、『桶川ストーカー殺人事件遺言』や『殺人犯はそこにいる』を書かれた方です。本書では、「調査報道」とは何かを教えてくれます。今やオールドメディアと呼ばれるマスコミは、例えば警察でいえば、都合のよいことを伝える伝書鳩のようであると感じました。マスコミであれば、調査報道によって世に出ていない、隠さ...続きを読むれている真実を報道しほしいと思います。SNSにより、一般市民がマスコミによって騙されるようなことは少なくなってきているように感じますが、やはりテレビや新聞の影響は大きいので、真実を世に伝えてほしいと願います。
本書でも概要について触れられている、”殺人犯は~”、”桶川~”は既読で、その真相追及力にかなり信が置けると思っている著者の手になる、”騙されないため”の新書。それを読まない手はない。情報の裏を見抜く力が弱い…という自覚あるし。ここでもやはり大切とされるのは、小さな声からの気づき、な訳ですね。
情報を鵜呑みにせずに自分の頭で考え裏づけをとること。 これの大事さを全章に渡って書き続けている本書。 清水さんのジャーナリズムのあり方が好きでどの本も読んでいるので中には知っている話などもあったが、日系ブラジル人が殺人を犯したあとに母国に逃げ帰っているところに突撃した話や時効撤廃についての考え方や司...続きを読む法のあり方などはとても勉強になりました。 また、ここからはこの本の本旨とは関係ないのだけれど 先日旅行で行った鹿児島の知覧特攻隊の方の遺書の中で一番記憶に残り、こんな人間になりたいと名前を記憶していた穴澤利夫さんの奥様になられる予定だった方への取材記事があり、なにか縁を感じました。 これから玉砕していく一人の人間として必要以上に強がるわけでも、後悔するわけでもなく、ただただ愛する人への感謝とその人の今後の人生を慮る穴澤さんの人柄を尊敬しています。 また折を見て鹿児島に行きたいです。
騙されてたまるかを読んで。
一般人がどの情報が正しいのか見極めるのは難しい。新聞、雑誌等で私が行っている方法は、どの新聞がいち早く報道したかではなく、その記事を書いた人の署名があるかないか、事件、事故の続報が日を追うごとに詳細になっているか、と、どの新聞、雑誌が何を取り上げているか、同じ問題を取り上げているならば、それぞれ何を...続きを読む読者に伝えようとしているか。を考える事です。 それにしても、記者クラブというものの存在は知っていましたが、彼らの光熱費などが税金で賄われているとは。 そういえば、以前、失言が多い麻生太郎さんがこれに税金を使うのをやめ、各社が自己負担すべきと発言して、その各社からの猛攻撃にあって実現しなかったとか聞いた事があります。 忙しい中、読者は大変です。
調査報道、あまり聞き覚えのない言葉かもしれない。 ドキュメンタリーだけが持つ真実の重み。 被害者や遺族、関係者の心の叫びが聞こえて来ます。 桶川ストーカー殺人事件、 冤罪・足利事件、 箱館ハイジャック事件、などなど 筆者が携わる事件は、非常に多岐にわたる。 様々な事件を通して、真実が浮かび上がる...続きを読む。 そこには、人間の本当の姿が、... 何が筆者をそこまで突き動かすのか? やはり、そこには、悲しむに沈む人々を救いたい、という真摯な気持ちがあるのではないか。 最後の太平洋戦争の大本営発表の話。 伊達智恵子さんと穴澤利夫さんの話には、涙が止まりませんでした。 ぜひ一度読むべき本と思います。
清水潔『騙されてたまるか 調査報道の裏側』新潮新書。 調査報道の先駆けにして調査報道の第一人者である清水潔が描いた報道の裏側。あの文庫Xのネタ本『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』や『桶川ストーカー殺人事件 遺言』を描いた著者だけのことはあり、頁数は少ないながらも読み応えの...続きを読むある凄い内容だった。 発表報道の対極にある調査報道。調査報道に対する姿勢は受け身ではなく、自ら事件の現場や核心部に飛び込み、自らの力で真偽を見極める力が必要となる。清水潔はそんな調査報道の在り方や方向性を示すと共に社会をも大きく動かし続けてきた。信用出来ない警察や政府の発表、自らの犯行を隠すための犯人の嘘がマスコミの報道内容を歪め、デマがデマを産むという悪循環。この悪循環を断ち切るための方策は…清水潔が報道の在り方に対して果たした役割は大きい。
面白い。 やっぱり真実は現場にあるよなあ。 全然関係ないはずの、自分の、ITの仕事にも通じることがあるなあって思ってびっくりした。 なにか障害が起きたとき、プログラムの設計書を眺めるのではなく、実際に動いてるプログラムのソースを見るのが結局一番真実に近い。 結局情報なんて伝言ゲームがほとんどだよなあ...続きを読む。
桶川ストーカーの話と、北関東連続殺人事件の調査報道の話はさすがに、単行本の方が充実していてダイジェスト版でしたが、その他のエピソードも圧巻でした。中でも、最後の特攻隊の話は感動的で、そのお話でじっくり1冊本にしてほしいくらいでした。
「桶川ストーカー殺人事件」で桶川事件、「殺人犯はそこにいる」で足利事件について事件の真相を警察よりも早く暴いた衝撃的なルポを発表したジャーナリストが語る調査報道の極意。 著者の報道の原点はタイトルの通り「騙されてたまるか」。真相が闇に葬られたり、捻じ曲げられることに、報道人として我慢できない。こう...続きを読むした怒りの衝動を発する一方で、できるだけ証拠を集め、間違いない結論に達さなければ、怖くて公にできないという臆病さも持つ。彼にとっては警察からの発表も簡単に鵜呑みにしない。 真実を伝えなければならない調査報道に携わる者として、ピッタリの性格。それゆえに苦労して取材した結果もウラが取れなければ、容赦なくボツにしてしまう。 そうした著者の12の調査報道が収められた本書。短編ミステリー集のような味わいがある。
「10取材して1を書け」の1が書いてあるのだと思う。息つく暇もなく読み終わってしまう。「裏取り」の大切さ、身にしみる。コミュニケーションの分野で仕事をしていると、昔より今の方が、事実確認の大切さは増しているのではないかと感じる。一方、ジャーナリズムや刑事事件、弁護士などの仕事をしている人が「裏取り」...続きを読むという言葉を使うのはしょうがないと思うけれど、一般の、しかもコミュニケーションの仕事の経験のない、文書校正を始めたばかりの人が嬉々として「裏を取る」なんて言葉を使っているのを聞くと、「何様?」「あなたは刑事なんですか?」と聞きたくなってしまった経験から、そういう仕事の人には「裏取り」ではなくて、別の表現を使って欲しいと思う。でも事実確認、以外の良い言葉が浮かばないです。この差別感、個人的なものなのかな。黒木メイサに「はあ〜?!」と言ってほしいわ。
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