小林泰三の作品一覧
「小林泰三」の「アリス殺し」「肉食屋敷」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小林泰三」の「アリス殺し」「肉食屋敷」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
大阪大学大学院修了。1996年『玩具修理者』でデビュー。同作は第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、映画化されている。『海を見る人』、『天獄と地国』、『密室・殺人』など多数の作品を手がける。
Posted by ブクログ
人生で初めて読んだホラー小説。
表題作『玩具修理者』の短編集とは思えない破壊力と『酔歩する男』の読書初心者ながらに感じた、「これ、なんか嫌」という感覚。
数年ぶりに読んだが、その読み心地は色褪せるどころか、昔抱いた感覚以上に、より凶々しい笑顔で迎えられるかのような、恐怖を感じた。
『玩具修理者』
「小林泰三」がこの作品の時点で出来上がっている。
いちいちグロい、いちいち会話がまどろっこしい、この読めば読むほど味がする「小林泰味」が50頁足らずの短編に濃縮されている。
読んだことない人は是非、登場人物である男の視点で読んでいただきたい。
『酔歩する男』
SF強めのホラー。
昔に読んだ時は上記
Posted by ブクログ
好き嫌い別れる感じだと思うけど私は大好きだった。
会話のみで進むパートが多くてかなりテンポ良く読める。
夢と現実を行ったり来たりするような構成で、次は何が起こるのか、誰がどんなことを言うのか気になって一気読みだった。
不思議の国での会話がほんとにおもしろい。
直前の記憶しか残らなければこんな会話になるのかな。
基本ずっとふざけた調子だから、グロ描写は割としっかりあるけどそれすらコミカルで、この残酷さをズーンとならずに描けるの凄いなと思う。
真面目に想像しちゃうと結構きついけど、そうする隙を与えない軽さとスピード感。
不思議の国のアリスを知った上で読んだ方が楽しめるだろうけど、知らないキャラクタ