平野啓一郎の作品一覧
「平野啓一郎」の「マチネの終わりに(文庫版)」「あなたが政治について語る時」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「平野啓一郎」の「マチネの終わりに(文庫版)」「あなたが政治について語る時」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
京都大学法学部卒。1998年『日蝕』でデビュー。同作品は芥川賞を受賞。他にも『葬送』『決壊』『マチネの終わりに』など数多く執筆している。
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Posted by ブクログ
『本心』という題名なのに、本心は分からないという感覚だった。
亡くなった母の言葉や過去をたどり、母を再現したVFと向き合っても、母の本心そのものへ到達できるわけではない。そもそも人の本心は、心の奥に完成した形で隠されているものではなく、本人にも分からないのかもしれない。
どうしても成長物語としては読めなかった。何かを理解して強くなったというより、他人も自分も完全には分からないまま、それでも人と関わって生きる位置を見つけていく話に感じた。
この小説には、家族、友情、恋愛といった言葉だけではうまく名付けられない、人と人とのつながりが描かれていたと思う。相手を本当に理解しているのか、自分の願望を見て
Posted by ブクログ
「人は物語を読むことで他者の生き方や感情から自身を見つめ直し、自分という人間を深く知ろうとする。」という様なことが途中書かれていたことが最も印象に残った。
自分は、癒しを目的に読書をしている。日常のことを忘れて物語に集中できる時間に価値を感じている。それは一つの理由としてこれからも読書をする基盤になるはずだと思う。でも、物語を通して自分自身を見ているという観点は、これまであまり考えたことがなかった。しかし、言われてみると確かにそうだなと思う。物語の作者に共感したり、異なる価値観に触れたりすることは、自身の考えを構築することに多かれ少なかれ影響を与えている。擬似体験や本人の想像上でしかないが、だ