プロフィール

  • 作者名:伊東潤(イトウジュン)
  • 出身地:日本 / 神奈川県
  • 職業:小説家

早稲田大学卒。2003年『戦国関東血風録』でデビュー。2011年 『黒南風の海』で「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞。2013年『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞受賞。 他に『義烈千秋 天狗党西へ』、『王になろうとした男』など多数の作品を手がける。

配信予定・最新刊

作品一覧

  • デウスの城(文庫版)
    NEW

    デウスの城(文庫版)

    小説・文芸

    5.0
    1巻1,540円 (税込)
    日本史上最大級の内戦・島原の乱。 「宗教と戦争」を問う、慟哭の歴史巨編! 3人のキリシタン侍を待つ過酷な運命とは!? 幕府軍12万vs一揆軍3万7000 宗教とはいったいなんなのか? どうして人殺しを禁じた 教えを抱く者たちが、殺し合わなければならないのか?(中略) 私は声を大にして言いたい。 「宗教を知らぬ人にこそ、本作は響く!」 ―――――――矢野 隆氏(作家・解説より) 信仰とは。自由とは。生きるとは。 慟哭必至の大河巨篇! 天下分け目の関ケ原の戦いに西軍で参陣した小西行長の小姓・彦九郎と善大夫、そして肥後の地で守りにつく佐平次。彼らは幼馴染みの若きキリシタン侍だった。敗れて主家を失った三人はそれぞれ全く別の道を歩むことに。やがて、激しい弾圧と苛政に苦しむ民が、奇跡を起こすという四郎という少年の下に起ち上がる。三人は敵同士となって再会するが―。
  • 国を蹴った男 上
    完結

    国を蹴った男

    少年・青年マンガ

    5.0
    全2巻770円 (税込)
    京の老舗鞠工房をリストラされた五助だが、駿河の国主・今川氏真の下で鞠括りの職を得た。氏真の類い稀な蹴鞠の才能を目撃し、鞠職人として感動する。しかし時代は戦国の世で――!?
  • 平清盛と平家政権 改革者の夢と挫折

    平清盛と平家政権 改革者の夢と挫折

    小説・文芸

    5.0
    1巻792円 (税込)
    史上初の武家政権は、鎌倉幕府ではなかった! 平家の台頭から平家政権の誕生、日宋貿易、福原への遷都、清盛の挫折と死、その後の平家の最後、源氏政権との比較まで。歴史小説作家ならではの観察眼で、幕末まで700年続くことになる武家政権の礎を築いた平清盛の革新的な人物像と、清盛を取り巻く平家の人びと、公家・源氏のものたちを描く。
  • 北条五代 上

    北条五代

    小説・文芸

    4.7
    1~2巻990~1,045円 (税込)
    火坂雅志急逝による未完の大作を伊東潤が引き継いだ奇跡の歴史巨編。五代百年にわたる北条氏の興亡を描く。伊勢新九郎盛時(後の北条早雲)は今川家の内紛をとりまとめ、伊豆・箱根を平定。2代氏綱はさらに北条家の地歩を固めるが……。
  • 男たちの船出~千石船佐渡海峡突破~

    男たちの船出~千石船佐渡海峡突破~

    小説・文芸

    4.7
    1巻946円 (税込)
    瀬戸内一の船匠と称えられる嘉右衛門。しかし、自信を持って造り出した七百石積みの大船が時化で沈没、右腕と頼む弟・市蔵や大勢の船子を失ってしまう。失意の嘉右衛門は河村屋七兵衛からの千石船建造の依頼を断るが、息子・弥八郎はそんな父を詰り、嘉右衛門は弥八郎を義絶する。弥八郎は、一人、千石船建造に取り組むことを決意するが……。
  • 義烈千秋 天狗党西へ

    義烈千秋 天狗党西へ

    小説・文芸

    4.7
    1巻869円 (税込)
    開国から十年。貿易の激化で北関東の民は困窮していた。水戸藩士・藤田小四郎は、幕政を正し外敵を掃おうと各地に書状を放つ。集まったのは貧しくも真摯に国を想う、若き志士たち。一同は筑波山で挙兵するが、幕府の討伐軍が迫り来る。内部分裂、強大な追手、峻烈な山越え。犠牲を払いながらも、一橋慶喜に志を訴えるべく京を目指し――。理想に燃えた男たちの歩みに涙する、歴史長編。
  • 江戸を造った男<文庫版>

    江戸を造った男<文庫版>

    小説・文芸

    4.6
    1巻704円 (税込)
    伊勢の貧農に生まれた七兵衛(後の河村瑞賢)は江戸に出て、 苦労の末に材木屋を営むようになり、明暦3(1657)年、 明暦の大火の折に材木を買い占めて莫大な利益を得る。 やがて幕府老中の知遇をえて幕府の公共事業に関わっていく。 日本列島の東廻航路・西廻航路の整備や 全国各地で治水・灌漑・鉱山採掘などの事業を手がけ、 その知恵と胆力で次々と難題を解決していく。 新井白石をして、「天下に並ぶ者がない富商」と賞賛された男の波瀾万丈の一代記。 2018年は河村瑞賢生誕400年。 ビジネスパーソン必読の長編時代小説。
  • 海峡の女神

    海峡の女神

    小説・文芸

    4.5
    1巻2,090円 (税込)
    太平洋戦争時、病院船として海軍に徴用された日本を代表する豪華客船・氷川丸。若き軍医・河野順平は、船内に満ちる戦傷兵の無念と、助けられない無力さに向き合う先輩医師たちの姿を目に焼き付けつつ任務に励む。悪化する戦況。攻撃を禁止されている病院船と知りつつも氷川丸をつけ狙う敵の出現。陸軍との対立。氷川丸の運命は? 歴史小説の第一人者が若き軍医の目を通して描く、慟哭の「戦争の内側」
  • 夜の夢こそまこと 人間椅子小説集

    夜の夢こそまこと 人間椅子小説集

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    江戸川乱歩をはじめとする文学、怪奇、幻想をテーマとした音楽性で注目され続ける人気ロックバンド「人間椅子」。国内外から高い評価を受ける彼らの楽曲を題材に、大槻ケンヂら各ジャンルから集結したトガり切った執筆陣が小説を執筆! 土俗ホラー、ディストピアSF、異形の青春――音楽と文芸の融合が奏でる、暗く、熱く、激しいビートがあなたを包み込む。
  • 家康謀殺

    家康謀殺

    小説・文芸

    4.5
    1巻968円 (税込)
    天下の簒奪を企む徳川家康は、豊臣家を滅ぼすべく大坂城攻略に乗り出した。出陣の前日、伊賀者の吉蔵は警固隊長から、輿かきの中に刺客が紛れ込んでいると知らされる。大御所様の命は、そなたに懸かっている。吉蔵は紛れ込んだ刺客を見破り、家康を守り抜くことができるのか。桶狭間から大坂の陣まで、手に汗握る情報戦を網羅した、鬼気迫る合戦連作集。悪魔の石を巡る攻防を描いた短編「ルシファー・ストーン」特別収録!
  • 戦国無常 首獲り

    戦国無常 首獲り

    小説・文芸

    4.5
    1巻759円 (税込)
    手柄を挙げろ。どんな手を使っても――。 天文十五年。功を焦り戦場を駆ける掃部介は、血まみれで横たわる旧友・猪助を見つける。かろうじて息のある猪助は息子に恩賞を渡してほしいと、討ち取った首を掃部介に託す。その首は、敵方総大将のものであった――。(「頼まれ首」)首級ひとつで人生が変わる。欲に囚われた武士たちのリアルを描く六つの悲喜劇。
  • もっこすの城 熊本築城始末【文庫版】

    もっこすの城 熊本築城始末【文庫版】

    小説・文芸

    4.4
    1巻990円 (税込)
    天下無双の名城・熊本城はこうして築かれたーー。極上の築城ロマン! 天正10年、京都本能寺で織田信長が弑された。家臣の木村忠範は、自らが作り上げた安土城を守るため、城を枕に討ち死にを遂げる。残された嫡男の藤九郎は、一家を守るために猛将・加藤清正に仕官した。荒れ狂う菊池川の治水工事、死と隣り合わせの朝鮮出兵……。父の遺した秘伝書を武器に数々の困難をくぐり抜けてきた藤九郎は、ついに築城家としての檜舞台、熊本城築城に挑む。威風堂々、熱涙必至の長編戦国ロマン!
  • 天地雷動

    天地雷動(角川文庫)

    小説・文芸

    4.4
    1巻880円 (税込)
    知略と武力を駆使した壮絶な戦いと熱き人間ドラマ。 問答無用の本格合戦小説! 「武田信玄死す――」元亀4年、その噂が戦国の世を揺さぶった。父の悲願、天下掌握を果たすべく信長の追い落としを図る勝頼。生き残りを賭け謀略をめぐらせる家康。信長の命で大量の鉄砲調達に奔走する秀吉。そして兵として戦場を駆け回る地侍の宮下帯刀。男たちは長篠の地に集結し、死力を尽くした戦いに臨む。戦国の大転換点・長篠合戦と熱き人間ドラマを圧倒的臨場感で活写した、問答無用の本格合戦小説! <絶賛の声、続々!> 「この臨場感は何だ。歴史小説界を制する恐るべき合戦の<再現力>!」  ――縄田一男氏(文芸評論家) 「見事な歴史解釈と問いかけにより、物語も楽しめるし、歴史も楽しめる。一粒で二度おいしい作品」  ――本郷和人氏(歴史学者) 「武田家ものの決定版! 伊東潤ならではの史観を交えて描ききった戦国時代小説の新たな傑作」  ――東えりか氏(書評家)
  • 天下大乱

    天下大乱

    小説・文芸

    4.3
    1巻2,310円 (税込)
    「生々しく蘇った関ヶ原の戦い。これぞ本物。堂々たる名作誕生だ!」(ブックジャーナリスト・内田剛氏)。ついに徳川家康率いる東軍と毛利輝元を総大将とする西軍が関ヶ原で対峙する……。最新史料を駆使し、家康&輝元2人の視点で描く戦国歴史巨編。
  • 維新と戦った男 大鳥圭介(新潮文庫)

    維新と戦った男 大鳥圭介(新潮文庫)

    小説・文芸

    4.3
    1巻825円 (税込)
    われ、薩長の明治に恭順せず――。幕府歩兵奉行・大鳥圭介は異色の幕臣だった。全身にみなぎる反骨の気概、若き日に適塾で身に着けた合理的知性、そしてフランス式軍学の圧倒的知識。大政奉還後、右往左往する朋輩を横目に、江戸から五稜郭まで戦っていく。勝海舟や土方歳三に信頼された大鳥は、なぜ戦い続け、何を信じていたのか。武士の最後の戦を描ききる傑作長編。『死んでたまるか』改題。
  • ライト マイ ファイア

    ライト マイ ファイア

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    「よど号」ハイジャック実行犯に公安がいた!?1970年のハイジャックと簡易宿泊所放火事件。警察官・寺島が入手したノートの「1970」「H・J」の意味とは―― 45年の歳月を経て、過去と現在の2つの事件が結びつく時、男たちの「正義」を懸けた最後の戦いが始まる。現代史の〈闇〉に迫る、怒濤の公安エンターテインメント
  • 幕末雄藩列伝

    幕末雄藩列伝

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻946円 (税込)
    「藩」という組織が明暗を分けた要因とは? 幕末を語る上で外せない“十四の雄藩”が直面した「岐路」と「決断」を考察。「藩」という枠組みから捉え直す、新たな幕末・明治維新像!
  • 国を蹴った男

    国を蹴った男

    小説・文芸

    4.3
    1巻858円 (税込)
    不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。敗れざる者たちの魂の咆哮。"豪腕作家"の凛然たる戦国小説集。いま、もっとも注目される歴史作家が満を持して放つ! 不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉――天下に手を伸ばした英雄たちの下、それぞれの一戦に臨む者たちの、生死の際を描く! 伊東潤、一戦ここにあり!
  • 西郷の首

    西郷の首

    小説・文芸

    4.2
    1巻990円 (税込)
    西郷の首を発見した軍人と、大久保利通暗殺の実行犯は、かつての親友同士だった。激動の時代を生き抜いたふたりの武士の友情、そして別離。「明治維新」に隠されたドラマを描く、美しくも切ない歴史長編。
  • 悪左府の女

    悪左府の女

    小説・文芸

    4.2
    1巻880円 (税込)
    悪左府・藤原頼長から女官に下された密命とは? 平安ピカレスク小説誕生! 平安時代の末、藤原の氏の長者・藤原頼長は冷徹な頭脳ゆえ「悪左府」というという異名で呼ばれていた。 己の権力争いの道具として頼長が目を付けたのは、下級貴族の娘だった。 琵琶の名手である娘は下された密命のため帝の傍に送り込まれる。 時代の変わり目に彼女が見たものとは。 謎とスリルに満ちた長篇宮廷小説。 解説・内藤麻里子 ※この電子書籍は2017年6月9日に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 走狗<文庫版>

    走狗<文庫版>

    小説・文芸

    4.2
    1巻896円 (税込)
    薩摩藩の下級武士ながらも、西郷隆盛と大久保利通に出会い、幕末の表舞台に躍り出た・川路利良。激動の時代を這い上がり、日本の警察組織を作り上げた川路。「西郷を殺した男」と同郷人に憎まれつつも、組織と日本という新しい国家に殉じた男の光と影、そして波乱に満ちた生涯を描く歴史巨篇。 〈解説〉榎木孝明
  • 囚われの山

    囚われの山

    小説・文芸

    4.1
    1巻968円 (税込)
    世界登山史上最大級の遭難――一九〇二年の八甲田雪中行軍遭難事件。一九九人もの犠牲者をだした痛ましきこの大事件に、歴史雑誌編集者の男が疑問を抱いた。鍵を握るのは、一二〇年前の白い闇に消えてしまった、ひとりの兵士。男は取り憑かれたように、八甲田へ向かうのだが......。未曽有の大惨事を題材に挑んだ長篇ミステリー。〈解説〉長南政義
  • 威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録

    威風堂々

    小説・文芸

    4.1
    1~2巻1,980円 (税込)
    天保九年(一八三八)二月一六日。九州の佐賀城下にひとりの男子が誕生した。幼名を八太郎。後の大隈重信である。名君と謳われた佐賀藩主鍋島直正(閑叟)に、その才能を見いだされ、同じく熱い志を持つ仲間たちと、激動の幕末へ乗り出した若き重信。西郷隆盛、大久保利通、坂本龍馬、岩崎弥太郎をはじめ錚々たる志士たちと巡り会い、佐賀の、そして日本の未来のために奔走する! 近代国家・日本の礎を築いた偉人の生涯を描く!
  • 城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)

    城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)

    小説・文芸

    4.1
    1巻781円 (税込)
    城をひとつ、お取りすればよろしいか――。小田原城に現れた男は不敵にも言い放った。ある時は馬商人、ある時は旅の僧に姿をやつし、敵中深く潜入する。人の心を操るという兵法書『孟徳新書』の「入込」の術で、相手を分断。機を見て一気に城を奪取する。曰く「敵を攻めるのではない。敵の心を攻めるのだ」。江戸城攻略をはじめ、北条五代を支えた謎の軍師一族を名手が初めて描き出す傑作。(解説・春風亭昇太)
  • 江戸を造った男

    江戸を造った男

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,425円 (税込)
    江戸の都市計画・日本大改造の総指揮者、その名は河村瑞賢! 伊勢の貧農に生まれた河村屋七兵衛(のちの瑞賢)は、苦労の末に材木屋を営むようになり、明暦の大火の折に材木を買い占めて莫大な利益を得る。 その知恵と並はずれた胆力を買われた七兵衛は、食糧不足に悩む巨大都市・江戸の暮らしを潤すため、日本列島の海運航路の開発を幕府より命じられる。 その後も、大坂・淀川治水工事、越後高田藩の銀山開発など、幕府の数々の公共事業に関わるようになり、江戸という時代を縁の下から支えるインフラ構築事業に邁進していく・・・・・・。 新井白石をして、「天下に並ぶものがいない富商」と唸らせた男の波瀾万丈の生涯を描く長編時代小説! 伊東潤デビュー10周年記念作品。
  • 巨鯨の海

    巨鯨の海

    小説・文芸

    4.1
    1巻770円 (税込)
    江戸時代、紀伊半島の漁村・太地に、世界でもまれな漁法「組織捕鯨」を確立した人々がいた。磨かれた技を繰り出し、集団で鯨に立ち向かう「鯨組」は、仲間との強い絆と厳しい掟により繁栄を極めた。命を削る凄絶な戦いゆえに、鯨にも畏怖の念をもって立ち向かう彼ら。江戸末期から明治へ、共同体の熱狂の季節と終焉を躍動感溢れる筆致で描く、全6編の一大クロニクル! 「山田風太郎賞」「高校生直木賞」受賞作!
  • 偉人・敗北からの教訓

    偉人・敗北からの教訓

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    【内容紹介】 偶然の勝利はあれども敗北はすべて必然 偉人たちの「敗北」「失敗」から、学ぶべき教訓を探る! BS11で絶賛放送中の歴史情報番組、『偉人・敗北からの教訓』が初の書籍化。 古代から明治までの日本史に深くかかわった人物や事件の人気回について、 歴史作家・伊東潤が語った解説・分析・考察など、番組未放映部分も余さず収録して再編。 一般的には勝者に見える偉人や悪の権化として扱われた偉人まで、 彼らの意外な素顔や実情に基づく言動・振る舞い、そして「敗北」を大解剖。 現代を生きる私たちのビジネス・ライフスタイル・人間関係などへの教訓が学べる、 歴史や偉人ファンをはじめ、生き方に悩む人々の支えになる一冊。 【目次】 第一章 聖徳太子 第二章 藤原道長・頼通 第三章 平清盛 第四章 源頼朝 第五章 鎌倉幕府滅亡 第六章 楠木正成 第七章 応仁の乱 第八章 織田信長 第九章 豊臣秀吉 第十章 徳川家康 第十一章 田沼意次 第十二章 小栗忠順 第十三章 坂本龍馬 第十四章 徳川慶喜 第十五章 西郷隆盛 第十六章 大久保利通
  • 修羅奔る夜

    修羅奔る夜

    小説・文芸

    4.0
    1巻968円 (税込)
    女ねぶた師が彩る日本一の熱い夜! ねぶた師の兄が倒れたと聞き、紗栄子は急遽青森へ帰郷した。だがそこで見たのは、ねぶたに取り憑かれ、製作のために寿命を縮めようとしている兄だった。なぜそこまで――。兄を手伝う紗栄子だったが、いつしかねぶたに魅了されていて、女ねぶた師となることを決意。だが、資金や協力者、地元のしがらみが紗栄子の心を砕く……。日本で一番暑い日、一瞬の輝きを女ねぶた師が夜空に放つ。 歴史を紡ぐ稀代の小説家が日本一の夜を活写する!
  • 夢燈籠-野望の満州

    夢燈籠-野望の満州

    小説・文芸

    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    歴史小説の第一人者が描く、明治男の一代記。関東大震災、二二六事件、満州国。激動の時代を背景にした傑作大河小説、第一部、開幕!
  • 威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録<文庫版>

    威風堂々<文庫版>

    小説・文芸

    4.0
    1~2巻1,034円 (税込)
    天保九年。佐賀城下にひとりの男子が誕生した。幼名を八太郎、後の大隈重信である。藩主鍋島直正に、その才能を見いだされ、同じく熱い志を持つ仲間たちと、激動の幕末へ乗り出した重信。西郷隆盛や坂本龍馬をはじめ、錚々たる志士たちと巡り会い、佐賀、そして日本の未来のために奔走する! 近代国家日本の礎を築いた偉人の生涯を描く歴史巨篇。
  • 夜叉の都

    夜叉の都

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    こんな美しい日に、私は息子を殺すのだ――。 建久10年(1199)、源頼朝と北条政子の間の息子・頼家が将軍職を継いだ。 だが頼家は酒色に興じ、その期に乗じ、 政子の弟・北条義時は頼家の側近の梶原氏の失脚を画策する。 さらに北条家の危機を避けたい義時と政子の父・時政は 頼家の排斥と実朝の将軍擁立を主張、政子は武士の府を守るため、 自ら頼家に毒を盛り、最終的に頼家は謀殺される。 頼朝亡き後、弟・義時とともに、多くの政敵を滅ぼしていく北条政子。 “夜叉のごとき”苛烈さで幕府を守り抜いた政子を描く迫力の歴史巨編。 解説=本郷和人
  • 天下人の茶

    天下人の茶

    小説・文芸

    4.0
    1巻847円 (税込)
    安土桃山時代に茶の湯という総合芸術を創出した千利休。秀吉に「内々の儀」を一任されるほどの厚い信頼を得たが、その秀吉によって最期は自死に追い込まれる。その裏には何があったのか? 牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興という利休七哲に数えられる高弟たちによって語られる利休と秀吉の相克。「茶聖利休」の実像に迫る連作短編集。
  • 一睡の夢 家康と淀殿

    一睡の夢 家康と淀殿

    小説・文芸

    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    【電子書籍特典】 北國新聞に掲載されていた中編『夢路はかなき』を、電子版のみ特典として収録。 先に尽きるのは家康の寿命か、豊臣家の命脈か。 まったく新しい「家康像」を描き出した本格歴史小説! 時は「大坂の陣」の数年前――。いまだ盤石でない徳川幕府を案じる老齢の家康は、二代将軍である息子・秀忠を揺るぎない天下人にするための体制づくりを急いでいた。一方、豊臣家の威信凋落を肌身で感じる淀殿は、愛息・秀頼の復権に向けた効果的な打開策を見つけられず、焦燥感を募らせていた。宿命と因縁に翻弄され、矜持と野心の狭間で揺れ動く二人は、やがて雌雄を決する最期の戦いに、それぞれ活路を見出そうとするが……。 父であるが故の、母であるが故の苦悩と喜び。親が子に寄せる想いが時代を動かす――。 己の「死」の先に見出そうとした「希望」とはいったい何だったのか?
  • 疾き雲のごとく

    疾き雲のごとく

    小説・文芸

    4.0
    1巻748円 (税込)
    時代は血なまぐさい戦乱の世に突入した。将軍家に連なる名門・今川家は、家督争いによって二つに分裂する。一方、この内紛に目をつけた隣国の上杉定正は、名将・太田道灌を送り込むことで介入を目論んだ。道中、道灌は宿泊した寺院で、「宗瑞」を名乗る眼光鋭い青年僧と邂逅する。二人の運命的な出会いが、歴史を動かそうとしていた……。周囲の人々の眼を通して戦国の風雲児・北条早雲の生涯を描いた、疾風怒濤の歴史小説。
  • 合戦で読む戦国史 歴史を変えた野戦十二番勝負

    合戦で読む戦国史 歴史を変えた野戦十二番勝負

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    桶狭間の戦いは信長の天才的用兵による「大勝利」だったのか。大坂の戦いにおいて、豊臣家の滅亡は必然だったのか。肥前国平戸藩主・松浦静山の名言「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」ははたして真実なのか――。 人気歴史作家が、戦国史の転機となった十二の野戦に着目、新史実を踏まえて勝因・敗因を徹底分析する。「優位に立つ者は奇道に走ってはならない」「実際の戦場は誤算と失点だらけ」「どんな戦いも勝負は紙一重」等、ビジネスにも人生にも役立つ教訓を導き出した、画期的な戦国合戦史。
  • 虚けの舞

    虚けの舞

    小説・文芸

    4.0
    1巻880円 (税込)
    天下人となった豊臣秀吉によって、すべてを奪われた織田信長の次男・信雄、関東の覇者を誇る家門を滅ぼされた北条氏規。二人は秀吉に臣従し、やがて朝鮮出兵の前線である肥前名護屋に赴く。その胸中に去来する思いとは何だったのか?屈辱を押し殺し苛烈な時代を生き抜こうとした落魄者の流転の日々を哀歓鮮やかに描ききる感動の歴史小説。
  • 真実の航跡<文庫版>

    真実の航跡<文庫版>

    小説・文芸

    4.0
    1巻880円 (税込)
    「法こそ正義」若手弁護士×「掟こそ正義」誇り高き軍人 二人が法廷に立つとき、熱い人間ドラマが生まれる。圧巻の歴史長編! 太平洋戦争中、スマトラ沖で大日本帝国海軍の重巡洋艦が英国商船を撃沈し、捕虜を大量虐殺する事件が起こった。敗戦後、若手弁護士の鮫島は、殺害を指示したとされる五十嵐元中将の戦犯弁護人になる。しかし五十嵐に「死刑を受け入れる」と言われてしまう。それでも減刑を勝ち取るため、鮫島は真相を探っていくと、驚愕の事実が見えてきて──。戦犯裁判を舞台に熱い人間ドラマが繰り広げられる歴史長編。
  • もっこすの城 熊本築城始末【電子特典付】

    もっこすの城 熊本築城始末【電子特典付】

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,985円 (税込)
    熊本城に生涯を賭した築城家の一代記、感涙必至の戦国ロマン! 藤九郎、わしと一緒に日本一の城を築いてみないか――。 織田信長の家臣・木村忠範は本能寺の変後の戦いで、自らが造った安土城を枕に壮絶な討ち死にを遂げた。遺された嫡男の藤九郎は家族を養うため、肥後半国の領主となった加藤清正のもとに仕官を願い出る。父が残した城取りの秘伝書と己の才知を駆使し、清正の無理な命令に応え続ける藤九郎――。戦乱の世に翻弄されながらも、次から次に持ちあがる難題に立ち向かう藤九郎は、日本一の城を築くことができるのか。 【電子書籍特典】 過去500以上の城跡を訪れた歴史作家・伊東潤による ラジオ番組の人気コーナー「城歩きのすすめ」の原稿を電子書籍化した 『歴史作家の城めぐり 2』(熊本城 / 名古屋城 / 江戸城)を同時収録。 (マイクロコンテンツとしても別途好評発売中です)
  • 敗者烈伝<文庫版>

    敗者烈伝<文庫版>

    小説・文芸

    4.0
    1巻781円 (税込)
    信長も光秀も皆敗者だ―― “敗れた英雄”に学べ! 歴史に学び、現代を勝ち抜くヒントがこの一冊に!! 河合敦さん絶賛!(『早わかり日本史』著者) 本能寺で織田信長を討った明智光秀は、なぜ数日で勝者から敗者へ転落したのか―― 歴史小説界の旗手・伊東潤が、古代から戦国、幕末・明治まで、 日本史上に燦然と輝きを放ち、敗れ去った英雄たち25人の「敗因」に焦点を当て、 真の人物像、歴史の真相に迫る歴史エッセイ。 源頼朝、徳川家康ら、最後まで勝ち抜いた歴史の勝者を語る「勝者烈伝」併録。 【本書で取り上げた人物】 蘇我入鹿――頂点から一気に没落した国際派 平 将門――調子に乗りすぎた野心家 藤原頼長――厳格に過ぎた摂関政治の護持者 平 清盛――事を急ぎすぎてすべてを失った独裁者 源 義経――己の力量を過信した天才武将 高 師直――建武の新政をぶち壊した婆娑羅者 足利直義――愚兄への甘えから墓穴を掘った賢弟 足利義政――戦国時代を招いた無気力将軍 太田道灌――己の手腕を頼みにしすぎた大軍略家 今川義元――一瞬の油断が命取りになった海道一の弓取り 武田勝頼――人間洞察力に欠けた最強の侍大将 織田信長――己を克服できなかった史上最強の英傑 明智光秀――白と黒の二面性を併せ持った謀反人 北条氏政――慎重さが足枷となった名家の四代目 豊臣秀次――独裁者に操られた悲劇の後継者 石田三成――有能でありながらも狭量な困った人 豊臣秀頼――時代の波に押し流された賢き人 天草四郎――勝算なき戦いに駆り出された美少年 徳川慶喜――思いつきで動き回って自滅した小才子 松平容保――将軍に利用されて捨てられたお殿様 大鳥圭介――最後まであきらめない理系指揮官 榎本武揚――薩長政府に徹底抗戦した気骨の人 江藤新平――正義を貫きすぎた硬骨漢 西郷隆盛――肥大化した人望にのみ込まれた人格者 桐野利秋――西郷への敬愛に殉じた最後の志士 コラム「勝者烈伝」 源頼朝――恐妻家の墓穴 足利尊氏――気分屋天下を取る 徳川家康――敵を知り、己を知れば―― 大久保利通――そして誰もいなくなった
  • 横浜1963<文庫版>

    横浜1963<文庫版>

    小説・文芸

    4.0
    1巻814円 (税込)
    横浜生まれ、横浜育ちの著者初の社会派ミステリー。 東京オリンピックの開催を翌年に控え、活気に満ちていた横浜。そんな時、横浜港で若い女性の死体が発見される。死体にはネイビーナイフの刺し傷、爪の間には金髪が残っていた。立ちはだかる米軍の壁に事件は暗礁に乗り上げたが、神奈川県警外事課の若い警察官・ソニー沢田は単身、米海軍捜査局に乗り込んだ。日系三世の米軍SP・ショーン阪口は、ソニーの熱意に応え捜査協力を決意する。事件の真相に迫ろうともがく二人の前に、戦争の大きな負の遺産が立ちはだかる。 解説 誉田龍一 カバー写真 三浦憲治 〈著者からのメッセージ〉 私は1960年に横浜で生まれました。実は現在も同じ場所に住んでいます。生まれ故郷が好きかと問われれば、何とも答えようがないのですが、とくに引っ越しの必要性もなかったので、流れに任せて住んでいる感じです。ところが55歳という年齢になり(注釈 : 2019年現在は59歳)、さすがに昔の横浜が懐かしくなってきました。平成に入ってからの横浜は大きな変貌を遂げ、昔の風景が、どんどんなくなってきたこともあります。数年前、いつか当時の横浜を舞台にした小説を書いてみたいと思い始めました。1960年代前半の雑然とした横浜の空気を再現したかったのです。それだけ、当時の横浜は不思議な魅力に満ちていました。 その提案を受け入れてくれた版元により、このほど初のミステリーとして本作を上梓することができました。これまで歴史小説しか書いてこなかった私としては、新たな挑戦になりましたが、書き始めてみるとスムースに筆が走ったのには驚きました。やはり、よくも悪くも横浜への思いがたまっていたのでしょうね。とくに今回は、視覚、聴覚、嗅覚、感覚に関する表現を駆使して、1963年の横浜を再現することに力を入れました。「文字の力はバーチャル・リアリティに勝る」ということを唱えてきた私としては、読者に1963年の横浜に行ってもらうことを心掛けました。それゆえ行間には、当時の雰囲気が息づいているはずです。過去の横浜を知っている読者も、知らない読者も、それぞれの横浜を脳内に再現できると思います。また私は、この作品の中に多くのメッセージを込めました。現在、世界は中国やロシアといった覇権主義国家の台頭によって混迷を深め、これまで以上に日本は、同じ民主主義を国是とする米国と密接な関係を保っていかねばならない時代になりました。だが戦後、日米はどのような関係にあったのか、詳しく知る人がどれだけいるのでしょう。とくに駐留軍と共存してきた日本の庶民が、彼らに対して、どのような感情を抱いていたかについて書かれたものは極めてまれです。そうした巷間に生きた人々の息遣いを再現し、そこから、これからの日米関係はどうあるべきかを、読者個々に考えてもらいたいというのも、本書を書く動機になりました。時代は移り変わっていきます。それだけは止めようがありません。ただ過去を知る者が、少しでもその痕跡を残そうと努力することで、当時の人々も現在を生きるわれわれと変わらず、懸命に生きていたことを伝えられるのではないでしょうか。伊東潤初のミステリー『横浜1963』を読み、一人でも多くの読者に「当時の横浜に行ってみたい」と思っていただければ、作者としてはこの上ない喜びです。
  • 吹けよ風 呼べよ嵐<文庫版>

    吹けよ風 呼べよ嵐<文庫版>

    小説・文芸

    4.0
    1巻880円 (税込)
    歴史小説の名手、伊東潤が放つ川中島合戦! 義を貫いてこそ― 上杉謙信と武田信玄が鎬を削る北信濃の地で、若武者須田満親が、才を磨き、戦塵を駆け抜ける! 文庫版にあたり、大幅改稿!装画は長野剛さん、解説は乃至政彦さん。 徹底的な現地取材を基に描く新たな合戦像! 時は戦国、あまたの武将ひしめく北信濃の地。甲斐の武田晴信(信玄)は、今川・北条と盟を結びつつ野望の眼を北に向けた。北信の盟主村上義清に忠義を尽くす須田家の後継満親と、従兄にして刎頸の友でもある須田庶家の信正。川中島に所領を持つ二人の若者は悩み、葛藤する。道は二つ、裏切ってでも生き残りを策すべきか、滅ぼうとも義を貫くか。やがて武田の脅威に抗しきれなくなった時、満親は越後の長尾景虎(上杉謙信)に支援を請う使者に立った……。北信濃を巡って謙信の義と信玄の欲が火花を散らす中、流転を強いられる須田一族の運命は――。
  • 歴史作家の城めぐり――戦国の覇権を競った武将たちの夢のあと<特典付電子版>

    歴史作家の城めぐり――戦国の覇権を競った武将たちの夢のあと<特典付電子版>

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    【電子書籍特典11城追加版】 第一級の歴史作家が読み解く、関東甲信の隠れた名城46のガイド お城ブームを反映して、城に関する書籍が多数出版されている。安土桃山期以降の豪華絢爛な天守閣を擁する城を中心に取り上げた書籍もあれば、戦国期の軍事色が強い古城を扱った書籍まで百花繚乱である。 本書は、気鋭の歴史作家として注目される伊東潤氏が、これまでの多くの作品で舞台としてきた関東甲信の名城を紹介するもの。多くはこの地域の覇権を競った北条氏、武田氏、真田氏、徳川氏にまつわる城である。 単なる名城ガイドや探訪記ではなく、歴史作家である伊東氏が綴る各城にまつわる物語や縄張り(城の基本設計)の解説が本書の特徴。読めば必ず現地を訪れたくなるし、一度行った城でもまた行きたくなる。 特典付電子版は紙の書籍ではお伝えしきれなかった11城を新たに加えました。 この本は、ディープな城ファンや伊東潤ファンはもちろん、これから関東甲信の城めぐりを始めたい方々にもおすすめです。 【目次より】*特典付電子版のみ 序章 城の基礎知識 第1章 東京都(滝山城、石神井城、江戸城、*浄福寺城) 第2章 神奈川県(小田原城、玉縄城、津久井城、三崎城、*石垣山城、*小机城) 第3章 埼玉県(武州松山城、菅谷城、杉山城、*忍城、*岩付城) 第4章 千葉県(国府台城、佐倉城、臼井城、本佐倉城、*関宿城) 第5章 群馬県(岩櫃城、太田金山城、松井田城、沼田城) 第6章 栃木県(唐沢山城、祇園城、宇都宮城、*足利氏館) 第7章 茨城県(逆井城、額田城、小幡城、*石神城) 第8章 山梨県(新府城、躑躅ヶ崎館、岩殿城、*若神子城) 第9章 長野県(高遠城、上田城、大島城、旭山城、*戸石城) 第10章 静岡県(諏訪原城、下田城、興国寺城、丸子城、*田中城)
  • 合戦の日本史

    合戦の日本史

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻713円 (税込)
    我々はこの合戦をこのように読み解く! 歴史小説界の論客たちが語り尽くす、日本の合戦の真相。 桶狭間から、幕末維新の合戦まで。 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を軸に西郷隆盛、ついには司馬遼太郎まで。 合戦を語るほどに日本が見えてくる。 作家たちそれぞれの個性が際立つトークで切り結ぶ。 読めば知的好奇心を必ず刺激される。 トリビア満載の座談会へようこそ。
  • 武士の碑

    武士の碑

    小説・文芸

    4.0
    1巻880円 (税込)
    その男の奏でる調べは、武士の時代への鎮魂歌か――。西郷隆盛と大久保利通の後継者と目されていた村田新八は、岩倉使節団の一員として渡欧、パリにおいて、西郷が大久保と袂を分かって下野したとの報に接する。二人を仲裁するために帰国し、故郷・鹿児島へと向かったものの、大久保の挑発に桐野利秋らが暴発。ここに、日本史上最大にして最後の内戦・西南戦争の火蓋が切って落とされた。著者渾身の長編小説。
  • 天地震撼

    天地震撼

    小説・文芸

    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    時は戦国時代中期、東国では武田、上杉、北条が、畿内では織田信長が、領国支配を広げていた。自らの死期が近いことを悟った信玄は、自身の死後も武田家を安泰とするために、甲斐国を出陣し、徳川領への侵攻を開始する。それを察知した家康も、同盟を結ぶ信長に援軍を要請しつつ、戦国最強の武田軍団と戦うことを決する。西へ西へと着実に歩を進める信玄だったが、残された時間はあまりに短く、やがて息子の勝頼や重臣たちにも明かさない、ある決断をするのだった――。
  • 琉球警察【電子特典付】

    琉球警察【電子特典付】

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,991円 (税込)
    沖縄を取り戻せ! すべてを奪われた戦後の沖縄。 その絶望の中でも前を向いていた男たちがいた。 奄美郡島徳之島出身の東貞吉(ひがしさだよし)は、琉球警察名護警察署に配属になり、 米軍現金輸送車襲撃事件の主犯逮捕の手柄を立て、公安担当になる。 沖縄刑務所暴動で脱獄した人民党の末端、島袋令秀(しまぶくろれいしゅう)に接近し、自分の作業員(スパイ)に育てることに――。 令秀が人民党の瀬長亀次郎(せながかめじろう)に心酔していくなか、貞吉は公安としての職務を全うするために、敬愛する瀬長を裏切ることができるのか。 矛盾と相克に満ちた沖縄で、主人公は自らの道を歩んでいく。 一気読み必至のバイオレンス・ロマン。 【電子書籍特典】 樋口耕太郎さん(『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』著者 / トリニティ株式会社代表取締役社長 / 沖縄大学人文学部国際コミュニケーション学科准教授)・伊東潤対談 「『琉球警察』を通じて語られる、戦後から現代の沖縄の本質」
  • 決戦!関ヶ原

    決戦!関ヶ原

    小説・文芸

    3.9
    1~2巻792~880円 (税込)
    当代きっての作家たち、ガチンコ競作シリーズ!慶長五年九月十五日、霧立ちこめる地に戦国時代の終焉を告げる運命を背負った男たちが集結した。天下分け目の大戦「関ヶ原の戦い」。徳川家康率いる「東軍」圧勝の理由、石田三成率いる「西軍」敗北の契機、そして両軍の運命を握る男。七人の作家が七人の武将の視点で描く競作長編「決戦!」シリーズ初陣。刊行当初から話題沸騰!業界初の立体的(3D)な競作長編!
  • 修羅の都

    修羅の都

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    「武士の世を創る」生涯の願いを叶えるため手を携えて進む、源頼朝と政子。平家討伐、奥州を制圧、朝廷との駆け引き。肉親の情を断ち切り、すべてを犠牲にして夫婦が作り上げた武家政権・鎌倉府は、しかしやがて時代の波にさらわれ滅びに向かう。魔都・鎌倉の空気、海辺の風を背景に権力者の孤独と夫婦の姿がドラマティックに描き出される。頼朝晩年に隠された大いなる謎とは?『吾妻鏡』空白の四年間を解き明かす圧巻のラストは必読!新聞連載時から大きな反響を呼んだ感動の長編エンタテインメント。
  • 野望の憑依者(よりまし)

    野望の憑依者(よりまし)

    小説・文芸

    3.9
    1巻814円 (税込)
    時は鎌倉時代末期。幕府より後醍醐帝追討の命を受け上洛の途に就いた高師直(こうのもろなお)は、思う。「これは主人である尊氏に天下を取らせる好機だ」。帝方に寝返った足利軍の活躍により、鎌倉幕府は崩壊。建武の新政を開始した後醍醐帝だったが、次第に尊氏の存在に危機感を覚え、追討の命を下す。そのとき師直は……。野望の炎を燃やす婆娑羅者(ばさらもの)・高師直の苛烈な一生を描いた南北朝ピカレスク、開演。
  • 峠越え

    峠越え

    小説・文芸

    3.9
    1巻770円 (税込)
    弱小の家に生まれ、幼少期を人質として過ごした家康は、織田と同盟を組むが、家臣同然の忍従を強いられる。信長の命で堺にいるとき、本能寺の変が起きた。三河へ戻るには、明智の追っ手から逃れ、敵が潜む伊賀を越えねばならぬ。杓子定規の石川数正、武田の家臣だった穴山梅雪ら、部下たちもくせ者揃い。己の凡庸さを知る家康は、四面楚歌の状況から脱出できるのか? 本能寺の大胆仮説もふくむ大仕掛け、注目の著者の歴史小説!

ユーザーレビュー

  • 海峡の女神

    Posted by ブクログ

    氷川丸は、1930年に日本郵船がシアトル航路用に建造した豪華客船。

    1941年に病院船として改装され、終戦までの3年半、南方戦線へ24回の航海を行い、3万人にのぼる戦傷兵を収容し、内地へ搬送、終戦後は復員輸送にも使われた。

    国際法によって保護されていたとはいえ、軍事輸送に使われていたり、暗号電報が打たれた場合や何らかの加害行為に加担していたと解釈された場合には、保護を失うということで、グレーゾーンが存在し、攻撃を受ける危険性は皆無ではなかった。

    この小説は、そんな氷川丸に海軍の軍医として乗船した河野順平(架空の人物)の目を通し、初航海から終戦までの波乱に満ちた収容活動をドラマチックに描いた長編作品だ。

    小説とはいえ、登場人物のほとんどが実在した歴史上の人物であり、南洋諸島で繰り広げられた戦闘の様子も史実に基づき克明に描写され、ノンフィクション作品と言っても過言ではない。

    ただ、登場人物の言動や順平が体感する軍部の理不尽な行動を通じて、勝ち目のない戦争を始めた国への痛烈な批判姿勢を随所に示す意図で筋道が立てられているのは確か。

    印象に残ったのは、戦況が悪化する中、次々に搬送されてくる戦傷兵に対し、医薬品が不足、トリアージで命の選別が行われるほど過酷な病院船内部の描写。

    暑苦しく、膿臭や排泄物の悪臭が入り混じる病室、手や足の切断が茶飯事のように行われる日々、南方特有の疫病に苦しむ兵士に対し、応急処置しかできない医師の葛藤など、悲惨な場面がこれでもかというほど描かれている。

    それにも増して、順平ら医療関係者が切歯扼腕する思いを痛烈に感じたのは、病院船の規程を尊重せず、傍若無人に振る舞う軍部の圧力。

    ジュネーブ条約に基づく捕虜の扱いを無視して医療処置をさせなかったり、治療と投薬は士官優先としたり、軍部のため医薬品を没収したり、挙げ句の果てには、契約違反の引き揚げ船利用を命じた。
     
    本土防衛のため、南洋諸島での基地拡大作戦が裏目に出て、圧倒的な戦闘能力を持つアメリカの前に次々と戦艦や空母が沈められ、基地が崩壊する悲惨で重苦しい描写が続く中で、順平が船員と交わす友情、船員の妹とのロマンスといったヒューマンな場面では、気分が和らいだ。


    0
    2026年10月22日
  • 海峡の女神

    Posted by ブクログ

    連合国軍は日本の病院船を軍事と誤認して、17-18隻を戦禍喪失させたが、意外にも日本は誤認したオーストラリア船セントー号しか沈めていないらしい。
    これにより日本の病院船を沈めた人たちは無罪になったという。かなりなんだかなぁと思う。
    でも今の戦争見てても病院攻撃してるもんなぁ。

    山下公園に行けば氷川丸には会えるらしい。

    河野順平は氷川丸の配属になった。国際法で認められた病院船だ。砲の一つもないので心細いと思うが、ない方が安全なのだという。一応狙われないことにはなっている。乗員は男だけで、軍の110人、船側215人の航海だ。ちなみに軍の人は医師だ。

    太平洋戦争中の日本はあらゆるものが不足している。積み込むものを手配するのも至難の業だ。南洋の伝染病に対する薬まで用意しなければならない。船はトラック島に向かっていたが、行先変更でルオット島へ。軍医たちはクーラーのある部屋でのほほんとしているが、船員は熱中症を起こしてやってくる。物資が不足しているので休息と水分摂取で済ます。ルオット島に着くと、マラリア感染の者や負傷者が運び込まれた。ウエーク島からの輸送船が来ると一気に負傷者で溢れかえった。徹夜で応対する。ルオット島を出航、トラック島を目指す。また治療の日々が始まる。

    こうした南洋の島は第一次大戦でドイツから奪って以来日本領になっている。陸軍の病院船はるぴん丸が撃沈された。みなが不安を口にするが、国際法的に登録されていなかった。宴会があり、翌日空襲警報で目が覚める。オペが成功しても出血で死亡していく。

    ブラウン島で赤痢が発生したとの一報が入る。クェゼリン島に着くと患者が押し寄せる。設備の整った病院ならもう少し保存的にみられることでも、病院船では思い切った処置が必要になる。死亡しても宗教がわからないので黙祷で済ませる。

    ウォッゼ島では厳しい空襲で酷い惨状を呈している。タロワ島でも焼け爛れた患者を収容し、再びウォッゼ島に帰るとまた空襲にあっていた。船内は悪臭が漂っている。横須賀に向けて出航することに。途中サイパンに寄る。まだ平和だった。しかしデング熱患者。民間人を助けたら怒られた。軍人しか治療してはいけないらしい。日本に着いて、病人とお骨を下す。船のメンテナンスと物品補充を行う。

    パラオに向かって病人収容、ラバウルに向かう。ニューギニア方面からどんどん負傷者が運び込まれる。爆撃に会い、子猫を胸に死んだ兵がいた。患者たちの人気者になる。グアムで米兵二人がいて移送しろと言われるが、本人達が嫌がり説得を試みる。米兵を連れて船は日本に戻る。本土が空襲を受ける。

    トラックに戻ると激務が待っていた。ラバウルに行くと負傷者多数。珊瑚海海戦。次はソロモン諸島のブカ島に津軽といけと。津軽は戦艦なので一緒に動くと攻撃対象にされてしまう。司令部には病院船がどんなものかわかっていない。患者をすし詰め状態にして横須賀へ。440人を運ぶ。

    0
    2026年10月14日
  • デウスの城(文庫版)

    Posted by ブクログ

    島原の乱を題材に、3人の小西行長の旧家臣(関ヶ原で改易)たちの目を通して描く。

    まあでも、伊東潤さんは箒木蓬生の「守教」を一読した方がいいと思う。したかもしれないけど。生き方としても島原の乱を起こすタイプと真逆なのかもしれない。としても、ちょっとガサツという気がしてしまった。

    関ヶ原の合戦が始まった。小西行長は西軍として参加している。小早川が裏切った。行長は落ちるしかない。伊吹山に分けいる。成り行きから加わったものの、あまり乗り気ではなかった。投降して首を刎ねられる。

    九州の行長の領地宇土城では、加藤清正勢が攻めてきていた。宇土城は降伏開城した。小西を旧主として仰ぐものでも、信教も不問で加藤家に取り立ててくれるという。

    行長の小姓だった善大夫は服部半蔵に囚われた。金地院崇伝に面会させられる。崇伝はキリシタンを探していたらしい。徳川の天下取りに際して、豊臣方に転ばないようにキリシタンを抑えて欲しいと言われる。

    清正の熊本城天守が出来上がった。左平次は清正の家臣になっている。彦九郎は宣教師として生きていくことにした。善大夫は家康に拝謁する。キリスト教信者の岡本大八と有馬晴信が争い、その裁定に善次郎は関わる。家康のキリスト教への心象が悪くなる。
    家康と秀頼の会見に付き従った清正が重体になって帰国。左平次は禁教令が出た場合には棄教すると約束する。棄教しない者を追放、棄教したと偽って家中にいる者は殺せと命じられる。

    やがて禁教令が出される。効果があまりなく、繰り返し出される。左平次はついに棄教し、家中の取り締まりに乗り出す。
    バテレン追放令がでて、教会は破却され、宣教師達は国外追放。彦九郎はしかし布教を諦めてはいない。フェレイラ神父と中原ジュリアンの潜伏を助ける。

    大坂城内は牢人でごった返していた。善大夫は明石全登と会う。生きるように説いても受け入れられなかった。大坂冬と夏の陣が終わる。

    キリシタンの取り締まりがだんだん厳しくなってきて、肥後藩宮津に指導者たちを集めることにした。指導者たちは村々で一揆のように裏切らないという名簿を作ってしまえという。
    善大夫は棄教して崇伝の元にいる。京都にもキリシタンが多かった。52人のキリシタンを説得したが、無駄だった。死刑になった。

    彦九郎のところに宣教師トマスがやってきて、転んだふりをして長崎奉行所を探るという。天草屋八兵衛という商人を連絡係に使うことになった。

    松倉重政が島原城を作ろうとしている。ありとあらゆるものに税をかけて徴収している。
    家光の代になる。加藤家が改易になる。左平次は仕官しようと頑張るが、結局平蔵の食客になる。

    知恵伊豆と呼ばれる松平綱重の名代となった善大夫、大目付井上政重の名代となった左平次、そしてキリシタンの彦九郎が九州に集まる。彦九郎は益田甚兵衛のもとでお世話になっていた。そのうちには13歳の子供がおり、四郎を名乗っていた。

    0
    2026年10月09日
  • 威風堂々(下)-明治佐賀風雲録

    Posted by ブクログ

    大隈すごいなぁ。紆余曲折。波乱万丈。何が彼をそこまで突き進めるのか。敵対関係の人からも一目おかれ、手を取り、でも、また相対する。実力も人気もあるけど、敵も多い。日本の歴史の勉強もできて良書でした

    0
    2026年09月29日
  • 威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録

    Posted by ブクログ

    おもしろい。大隈重信の評伝。時代が大きく変わる幕末から明治。歴史とその背景が見事に描かれ、登場人物のキャラクターもいい。大隈の異才ぶり、先見性が見事で、でもうまくいかないこともあり、それでも藩のため、国のために邁進する姿がかっこいい

    0
    2026年09月19日

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