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  • 森鴎外『舞姫』を読む(文芸漫談コレクション)

    森鴎外『舞姫』を読む(文芸漫談コレクション)

    「外国に行き、お金に困っている年端もいかない女の子を援助しているうちに、彼女が妊娠しちゃって、でも捨てて帰ってくる話ですから。…これ以上ない、ゲスな話だ。」(いとう)。今回は、新聞や週刊誌に書き立てられたら大変なことになっていたであろう、森鴎外の『舞姫』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2016年11月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 泉鏡花『高野聖』を読む(文芸漫談コレクション)

    泉鏡花『高野聖』を読む(文芸漫談コレクション)

    「二〇世紀のゼロ年代は日本の近代文学史のひとつのエポックです。」(奥泉)。今回は20世紀を目前に発表された、泉鏡花の『高野聖』を読む。 芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2015年1月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 尾崎紅葉『金色夜叉』を読む(文芸漫談コレクション)

    尾崎紅葉『金色夜叉』を読む(文芸漫談コレクション)

    「超ポップ!…鮮血! 凶器! 殺傷! 死体!」(いとう)。今回は、読んだことはなくても、国民全体が貫一とお宮のことだけは知っている、尾崎紅葉の『金色夜叉』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2014年11月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 二葉亭四迷『浮雲』を読む(文芸漫談コレクション)

    二葉亭四迷『浮雲』を読む(文芸漫談コレクション)

    オリジネーターとしての二葉亭四迷の熱さ、日本近代文学の祖。今回は二葉亭四迷『浮雲』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2013年2月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 国木田独歩『武蔵野』を読む(文芸漫談コレクション)

    国木田独歩『武蔵野』を読む(文芸漫談コレクション)

    「一冊を通して、日本語の変遷ドキュメントになっているという指摘は、間違いありません。…それが『武蔵野』の最大の魅力と言っていいかもしれません。」(奥泉)。今回は、本全体に日本語の歴史が横溢している国木田独歩の『武蔵野』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2010年5月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • ヤカラブ2 【デジタル分冊版】Vol.1:「To Be Strong」 セナの物語

    ヤカラブ2 【デジタル分冊版】

    小説・文芸
    -
    1~2巻275円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 泣いて、泣いて、泣き疲れて、最後にはどうしていいかもワケわかんなくなって…気づけば、右手にカッターナイフにぎりしめてた。鮮やかな赤い血、波のようにひろがっていた。 現代ヤンキー少女たちのリアルがここに! 現役モデルの実話をもとに綴られた号泣ラブストーリー。 電子限定で1ストーリーずつ分冊配信。
  • ヤカラブ 【デジタル分冊版】Vol.1:「恋春」 みほの物語

    ヤカラブ 【デジタル分冊版】

    小説・文芸
    -
    1~4巻275円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2人の腕に彫った愛の証を先に消したのは“こーへい”だった。 みほもタバコのさきで消した。 1センチぶんの痛みなんか、ほんの一瞬だった。 なのに…、どうしてなの? つきさすようなココロの痛み、いまも消えてくれないよ? いつまでも…ずっとずっと…消えてくれないんだよ。 現代ヤンキー少女たちのリアルがここに! 現役モデルの実話をもとに綴られた号泣ラブストーリー。 電子限定で1ストーリーずつ分冊配信。
  • リトル・スティング ~七人の少年たちの詐欺師集団~ 第一回

    リトル・スティング ~七人の少年たちの詐欺師集団~

    小説・文芸
    -
    1~5巻275円 (税込)
    猪狩宗司は、少年院上がりの仲間と共に、詐欺犯罪に手を染める。綿密に計画した犯罪は成功を重ねるが、捜査二課の坂本刑事は、宗司たちの起こした詐欺犯罪に素人の犯罪ではないかと疑問を感じる――。
  • 危険な椅子
    値引きあり

    危険な椅子

    小説・文芸
    4.0
    1巻297円 (税込)
    化繊会社社員の乗村は、ようやく渉外課長の椅子をつかむ。が、仕事は外国人バイヤーに女を抱かせ、闇ドルを扱うことだった。やがて彼は、外為法違反で逮捕されることに。ロッキード事件を彷彿させる話題作!
  • 廃園

    廃園

    小説・文芸
    -
    1巻484円 (税込)
    ――ふいに、簑島夫人のぬれたような黒い髪と眼を思いだした。わたしの指よりも白く細い、オパールの指輪をはめた彼女の指が、夫の体をまさぐっている。そんな沈んだ色合の場面を、わたしは心の中に描いていた……。単調な家庭生活に倦み、くずれた幻を追う人妻のむつ子。孤独をいやすために、血のつながらない従弟の“若い心”をくすぐる感受性の鋭い女。妻子ある男との無謀な恋にふけり、疲れ果て自殺に失敗した過去のある女の、“愛”の不条理を描いた長編傑作。
  • 大魔界(1) 竜神戦士ハンニバル

    大魔界

    小説・文芸
    -
    1~7巻495円 (税込)
    緊迫したストーリー、壮大なスケールで展開するヒロイック・ファンタジー、開幕!  太陽系を離れること六五〇〇光年のかなた。魔船が海洋を徘徊し、海竜、神代鮫、水棲蜥蜴がうごめき、幻術師が霧世界を支配する星。戦士ハンニバルは海竜の角を奪わんものとバルボアの船着き場に忍び寄っていた。ところが、そこには思わぬ惨状が……。国々を略奪、殺戮のかぎりをつくして去る魔船の者どもが人々に襲いかかってくるのだ。この混乱のさなか、ハンニバルは瀕死の戦士から奪われたシャルーファ姫を取りもどすように懇願された。  ヴィジュアルなイメージが全篇に横溢するヒロイック・ファンタジーの名作〈大魔界〉シリーズが、天野喜孝のイラストともに完全復活! 本作はその第1弾。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 大冒険(上) 香港・澳門激発篇

    大冒険

    小説・文芸
    -
    1~2巻495円 (税込)
    財産を秘す〈八宝塔〉を追え! 道術を使う美少女姉妹と日本男児が大暴れ  東大生の高利貸・猪熊と元特攻のヤクザの用心棒・松浦が黒ずくめの男たちに襲われ、誘拐された先は香港(ホンコン)。ここでも始まる銃撃戦の中から、道術を使う美少女姉妹が喚起した旋亀で脱出した二人は、自分たちが三十五億円の宝を匿してアジア中を転移している八宝塔を開く〈宝鑰(トレジャー・キー)〉であることを知る。旧日本軍、ナチスの残党、英国情報部にCIA、中国秘密工作隊、さらには仙頭幇に麻薬シンジケートと、〈宝鑰〉争奪戦は入り乱れて香港から澳門(マカオ)へ! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

    ねじの回転 FEBRUARY MOMENT

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻495円 (税込)
    近未来。時間遡行装置の発明により、過去に介入した国連は、歴史を大きくねじ曲げたことによって、人類絶滅の危機を招いてしまう。悲惨な未来を回避するために、もう一度、過去を修復してやり直す。その介入ポイントとして選ばれたのが1936年2月26日、東京「二・二六事件」の早朝。そして史実にかかわる3人の軍人が使命をおうことになる。過去の修復はできるのか!?
  • ネバーランド

    ネバーランド

    小説・文芸
    3.7
    1巻495円 (税込)
    舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。
  • ホリデー・イン

    ホリデー・イン

    小説・文芸
    3.9
    1巻509円 (税込)
    「初めまして、お父さん」。 元ヤンでホストの沖田大和の生活が、しっかり者の小学生・進の登場で一変! 思いもよらず突然現れた息子と暮らすことになった大和は、宅配便会社「ハニー・ビー・エクスプレス」のドライバーに転身するが、荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続。 宅配便会社の仲間や、ホストクラブ経営者のおかま・ジャスミン、ナンバーワンホストの雪夜らも巻き込んでの、大騒動を描いた『ワーキング・ホリデー』が刊行されたのは2007年。その後の大和と進の物語を書いた『ウィンター・ホリデー』が2012年、同年には『ワーキング・ホリデー』が映画化され、文庫も含め「ホリデー」は人気シリーズへと成長。 本書には親子の物語ではなく、彼らを取り巻く人々の物語、いわば「ホリデー」シリーズの外伝ともいえる6つの短編が収録。 1 「ジャスミンの部屋」 …… ジャスミンが拾った謎の中年男の正体は? 2 「大東の彼女」 …… お気楽フリーターの大東の家族には実は重い過去があった 3 「雪夜の朝」 …… 完璧すぎるホストの雪夜にだってムカつく相手はいるんだ! 4 「ナナの好きなくちびる」 …… お嬢さまナナがクラブ・ジャスミンにはまった理由 5 「前へ、進」 …… まだ見ぬ父を探し当てた小学生の進の目の前には―― 6 「ジャスミンの残像」 …… ヤンキーだった大和とジャスミンの出逢いの瞬間 ハートウォーミングな6つの物語。 解説・藤田香織
  • 北国抄

    北国抄

    小説・文芸
    3.0
    1巻528円 (税込)
    ようやく雪が消えて、海辺の崖の上の日だまりに桜草が芽を出すと、釧路の海霧のシーズンである。冬はひたすら寒い北国の自然の中で、季節のうつりかわりに敏感に反応する著者の詩。雪、湿原、石狩連峰の稜線の美しさ、針葉樹林などの自然の息吹や人間のいとなみを、洗練された文体で謳い上げる。エキゾチックな北海道の大自然を舞台に、小悪魔的なヒロイン・怜子が活躍するベストセラー『挽歌』の著者、初めてのエッセイ集。
  • サビタの記憶

    サビタの記憶

    小説・文芸
    -
    1巻572円 (税込)
    比田さんはいつも夜、浴場に行く。よく私をさそった。でも私は、一緒に行くのがためらわれた。病弱であっても、私の乳房はふくらみはじめていた。乳首は桃色になり、こりこりと固くて、触れるとうずいた。針葉樹林にかこまれた湖畔の保養先で、病弱で孤独な一少女が体験したあの事件。湯気にけむったような薄黄色いサビタの花の記憶も鮮やかに……。原田康子初期の名作短編集、表題作ほか7篇。
  • 還暦シェアハウス

    還暦シェアハウス

    小説・文芸
    3.0
    1巻594円 (税込)
    妻から別居を宣言され、一人娘は海外留学中。59歳のフリーライター松木は、55歳以上が対象の共同生活住宅(シェアハウス)“R55”に住むことに。しかし車椅子の女性オーナーは訳ありで、他の入居者たちも昭和臭ムンムンのくせ者たちだった。深夜ラジオ、ツチノコ、ジュークボックス、バブル――人生の半分以上を「昭和」で生きてきた男の第二の青春は!? 昭和も平成もオレたちは生きてゆく! 愛しき〈アラ還〉たちの中高年青春小説。
  • 風

    風

    小説・文芸
    3.3
    1巻605円 (税込)
    姉妹が奏でる究極の愛憎、十五年来の友人が育んだ友情の果て、決して踊らない優子、そして旅行を終えて帰ってくると、わたしの家は消えていた……疾走する「生」が紡ぎ出す、とても特別な「関係」の物語。
  • 蛇行する川のほとり

    蛇行する川のほとり

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。
  • ヤカラブ3 いつか、あの空の君に包まれたなら

    ヤカラブ3

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ステージでかがやく キミをみつめながら なぜか ぎゅっと胸―――。 しめつけられるように、くるしかったんだ。 ……なんで、だろ? なんでココロ くるしくなるんだろ……? なんで胸のおく せつなくなるんだろ……? こんな熱いコト ゆってもらえるカノジョって… あたしなんか ぜんぜんかなわない オトナな―――。 大ヒットを記録した実話を元に綴られる号泣青春ストーリー 待望の第3弾がついに発売!
  • レモンの木の下で

    レモンの木の下で

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ──あの子が好き。あぁ、こんな気持ちは初めてだ。自分に自信がなく、いつもクラスで一人ぼっちの愛梨は、心の中で変わりたいと思っていてもずっと動けぬまま。そんな愛梨と付き合っている、学校の王子様の雅人は愛梨を支えていた。 一方で、さっぱりした性格の伊織や、明るい性格の有希と関わりを持つようになって、徐々に笑顔を見せるようになった愛梨だが、四人それぞれの“好き”という気持ちが交差して……。 レモンみたいに甘酸っぱい、四人の高校生の青春純愛物語。
  • 日曜日の白い雲 (上)

    日曜日の白い雲

    小説・文芸
    -
    1~2巻660~704円 (税込)
    父の反対を押し切って結婚したヴァイオリニスト百合は、離婚という重荷を背負い故郷北海道へ帰って来た。いまは、音感さえも失われ、ヴァイオリンを手にすることもない日々を送っている。ある日、百合は千歳の街で出会った青年パイロットに心惹かれてゆく。青年との新たな愛の始まりは、百合にとって新しい出発となるであろうか。緊迫した基地千歳を舞台に真実の愛の世界を描く感動のロマン。
  • 可愛いベイビー

    可愛いベイビー

    小説・文芸
    3.3
    1巻678円 (税込)
    大人気「年下」シリーズ完結編! 38歳、課長のわたし。24歳、リストラの彼!? 正しい恋、正しい結婚、どれを選べば満足するの? 38歳で大手企業の課長職を務める晶子には、児島君という24歳の年下の彼氏がいる。様々な障害を乗り越えて結ばれたはずの二人だったが、両家の家族は今でも交際に反対。ましてや結婚なんて……と思っていたら、児島君がまさかのリストラ!? 追い打ちのように晶子の仕事や身体にも大きな変化があらわれ始め――。お仕事恋愛小説のバイブル!
  • あした世界が、

    あした世界が、

    小説・文芸
    4.7
    1巻693円 (税込)
    恋はいつだって、ブサイクだ。  業界大手の音楽会社に勤める主人公・吉山朗美(よしやまろみ・28)は、高校の同級生で、かつてはスーパースターだったロック歌手・絹川空哉(きぬかわそらや)が、社長からの契約解除の宣告に怒り狂い、事務所に乗り込んでくる姿を目にする。  同じ日、極度のあがり症にも関わらず、全社報告会でプレゼンテーションを任された朗美は、壇上で気を失ってしまう。  目を覚ますと、なぜか高校時代の制服を身に着けた朗美を、あの絹川空哉と、世界的ヴァイオリニストになった深山蓮(みやまれん)、そして死んだはずの父親が心配そうに見下ろしていた。  いったい、どうなってるの?  勇気が必要な方を選ばないと、人は後悔する。  恋はいつだってブサイクだ。  思わず本を抱きしめたくなる、突き抜けるラストに乞うご期待!!
  • 春の庭

    春の庭

    小説・文芸
    3.6
    1巻702円 (税込)
    第151回芥川賞受賞作。「春の庭」 書下ろし&単行本未収録短篇を加え 待望の文庫化! 東京・世田谷の取り壊し間近のアパートに住む太郎は、住人の女と知り合う。 彼女は隣に建つ「水色の家」に、異様な関心を示していた。 街に積み重なる時間の中で、彼らが見つけたものとは―― 第151回芥川賞に輝く表題作に、「糸」「見えない」「出かける準備」の三篇を加え、 作家の揺るぎない才能を示した小説集。 二階のベランダから女が頭を突き出し、なにかを見ている。(「春の庭」) 通りの向こうに住む女を、男が殺しに来た。(「糸」) アパート二階、右端の部屋の住人は、眠ることがなによりの楽しみだった。(「見えない」) 電車が鉄橋を渡るときの音が、背中から響いてきた。(「出かける準備」) 何かが始まる気配。見えなかったものが見えてくる。 解説・堀江敏幸
  • 挽歌

    挽歌

    小説・文芸
    5.0
    1巻704円 (税込)
    “私が桂木さんに魅かれたのは桂木夫人の不貞を知ったからである。彼女のものうげな微笑をたたえた眼差しに私の心はいつしか捉えられ彼を愛すると共に夫人をも愛してしまう。それが死へ結びつくとは知らずに。”白鳥の羽根のそよぎにも似た若い女性の微妙な心の動きを追って北国の風景の中に展開する愛と死のロマン。
  • 老後マネー戦略家族!

    老後マネー戦略家族!

    小説・文芸
    3.6
    1巻792円 (税込)
    定年が近づく父、専業主婦の母、仕事を辞めた息子に学費のかかる娘……。老後や将来への不安から、山田家は顔を合わせればケンカばかり。しかし勇気を持って踏み出した先には、めくるめく財テクワールドが待っていた! 目標額は三〇〇〇万。崖っぷち中流家族の奮闘がここに始まる!
  • ギッちょん

    ギッちょん

    小説・文芸
    5.0
    1巻866円 (税込)
    新芥川賞作家の傑作小説集! 「しんせかい」で第156回芥川賞を受賞。鮮烈なスタイルで現れた山下澄人の初期傑作集を待望の文庫化! 『ギッちょん』『コルバトントリ』二冊の単行本を一冊に。 〇収録作 ・ギッちょん 四十過ぎてホームレスになった男。目の前を往き来するのは幼馴染み“ギッちょん ”とひとりぼっちの父。(第147回芥川賞候補) ・水の音しかしない 毎朝同じ電車になる男が鬱陶しくて、時間をはやめてみたら、やはり男といっしょになった。適当に話を合わせているうちに「わたし」は窮地に陥る。 ・トゥンブクトゥ 第一部 街でゆきかう老若男女の様々な思惑、殺意。第二部 海辺のサバイバル。 ・コルバトントリ わしは死なへん。お前も死なへんねん。誰も死なへん。生者も死者も人間も動物も永遠を往還する――(第150回芥川賞候補) 〇小川洋子さんによる解説を収録。 「山下澄人さんの小説を読むと、語り手も登場人物たちも皆、魂だけになってしまった人々のようだ、と思う。魂というと普通、肉体の檻から解放された、純度の高い存在の源、のようなイメージがあるが、山下さんの場合は少し違う。」 「山下さんの小説に現れるのも、この“ 在り間”に近いものたちだと思われる。存在する、と明確に断言するだけの自信もなく、かと言って、存在しないのだな、と問われるといや、待ってくれと言いたくなる。どっちつかずの隙間、空洞、落とし穴、のような何か。ないけれどある。あるけれどない。」 「語り手たちは皆、迷ってばかりで、自信がなく、肝心なことをすぐに忘れる。生かされている世界に圧倒され、その前でちっぽけな自分を持て余している。そんな小さな人々にしか見えない真実の風景が、ここには描かれている」
  • 血魔派の三鷹

    血魔派の三鷹

    小説・文芸
    -
    1巻1,144円 (税込)
    「鷹」を常用漢字表に載せるべく、私は文部科学省へ出向いた――「血魔派の三鷹」(表題作)愛犬ミゲルが殺された。誤解は重なり合い「真実」となる――「断絶」ボクには可愛い彼女がいます。その彼女が卵を産みました――「渚の卵」白い雪の中、僕たちに「ふさわしい場所」はあるのだろうか――「ふたりは丘の上」  ほか超現実風でありながら、胸騒ぎがするほど現実的。独特な世界観に包まれた「なぜかクセになる」短編15篇。

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  • 花葬

    花葬

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    期待の女流作家による青春群像劇。 五人の男女の過去と現在が絡み合う青春群像劇。 叶わない恋、追い続けた夢、崩れ去る覚悟・・・・・・。 「お願い、いつか、わたしの絵を描いて」 姉の自殺の真相を訊くために、美術教師で義兄のアトリエに通う栞。 学費を捻出するために、JK産業に手を出してしまった愛。 小学生の頃にいじめていた幼馴染みと思わぬ所で再会した恵。 愛する人の近くにいられる場所をひたすら探し求める誓。 大切なものをすべてなくし、生きる意味を見いだせなくなった了。 小説推理新人賞作家が瑞々しい文章で紡ぐ、儚くて切なくて残酷だけど胸に響く、五人の男女の「青春の余韻」――。
  • ホライズン

    ホライズン

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,527円 (税込)
    主人公の真知子は海外企業に職を得た夫の転勤で南半球へ。 幼い娘と共に海外での新生活が始まった。 美しく小さな異国の街に暮らす日本人達のコミュニティには、暗黙のヒエラルキーがあり、夫の職業や現地の家の場所によって厳然たる階級が築かれていた。 その中で真知子は、投資銀行に勤める夫を持つ佐倉郁子、商社マンの妻の津田宏美、現地の日本人シェフと再婚した木村弓子と親しくなる。 しかし、日本人会のバザーで起こった事件をきっかけに、彼女たちの関係は一気にあやういものになっていく。 内気な真知子は翻弄されつつも、壊れかけた友情の糸を結び合わせながら、少しずつ自分の居場所を獲得していく…。 結婚、出産、仕事、お金…。 今、女性が「生きる」ことについて、真摯に、正面から向き合った傑作長篇。
  • 虚飾のメディア―――小説・巨大テレビ局

    虚飾のメディア

    小説・文芸
    -
    1巻1,584円 (税込)
    社内抗争の影響で低迷していた「関東テレビ」の看板番組「ワールド・ナウ」は、新プロデューサー小林のテコ入れで徐々に視聴率を取り戻していく。だがそんな折、同番組を巡って視聴率操作事件が発覚。なぜ、事件は起きたのか? テレビ業界の内幕を描いた迫真の経済小説!
  • さすらいの皇帝ペンギン

    さすらいの皇帝ペンギン

    小説・文芸
    -
    1巻1,584円 (税込)
    小説家・楠三十郎は『テレビ麻布』開局30周年記念のドキュメンタリー番組のレポーターとして南極に行ってほしいとのオファーを受けた。経由地、チリのプンタアレナスで、ある少女からクリスマスプレゼントとして大きな鳥かごをもらうが、中にいたのは皇帝ペンギンの雛。どうやら南極に帰してほしいということだった。そしてペンギンとの悪戦苦闘の旅が始まった――。軽妙な筆致で“生きること”の尊さを描く。三千綱ファン待望の感動長編。
  • 芙蓉千里シリーズ【全4冊 合本版】

    芙蓉千里シリーズ【全4冊 合本版】

    小説・文芸
    5.0
    1巻2,860円 (税込)
    「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕。 ※本電子書籍は「芙蓉千里」「北の舞姫 芙蓉千里II」「暁の兄弟 芙蓉千里III」「永遠の曠野 芙蓉千里IV」を1冊にまとめた合本版です。
  • 平野啓一郎 タイアップ小説集 〔電子版限定〕
    値引きあり

    平野啓一郎 タイアップ小説集 〔電子版限定〕

    小説・文芸
    -
    1巻429円 (税込)
    【電子版限定!】 平野啓一郎が贈る、ショートストーリー27編。 パリ、新宿、ガンジス川の畔etc. 舞台も時代も主人公も様々な、プレミアム・アナザーワールド! 普段の長編小説とは一線を画す、軽快な読み口。雑誌をめくるように楽しんで。 2008年から2016年にかけて『FRaU』を中心に様々な媒体で発表された、掌編小説やエッセイを厳選して加筆・改筆し、一冊に書籍化。著者によるまえがき付き。
  • 君の膵臓をたべたい

    君の膵臓をたべたい

    小説・文芸
    4.5
    1巻733円 (税込)
    ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位に輝いた話題作、待望の文庫化。累計250万部突破のベストセラー!
  • レンズの向こうのひだまりと世界

    レンズの向こうのひだまりと世界

    小説・文芸
    1.0
    1巻627円 (税込)
    高1の木下桃の夢はフォトグラファーになること。撮影に向かった公園で同じ学校の川島先輩に一目ぼれ。写真コンテストの作品モデルになってほしいと頼み、仲良くなろうと必死に頑張る。撮影を兼ねて一緒におでかけしたり、苦手な勉強を教えてもらったり、どんどん仲良くなる2人。でもそんなとき、先輩には片想いしている人がいると知る。しかも、先輩から「その人を忘れるために桃を利用しているだけだ」と言われてしまい……。
  • 一年前の君に、一年後の君と。

    一年前の君に、一年後の君と。

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    大切な彼女を事故で亡くし、絶望する臨床心理士の浅賀。ある日、彼のもとに「一年後の君と」という件名で紅葉の写真付きメールが届くが、それは一年前の日付からだった。もしかしたら……と考える浅賀だが、メールの差出人は「ark(アルケー)」と名乗る入院中の女子高生で、過去を変えることは不可能だった。そんな見知らぬ少女と不思議なやりとりをすることになった浅賀だが、彼女の明るさで傷ついた心が少しずつ癒されていく。だが、ある日、真実を知る日がやってきて……。
  • プレイ・オブ・カラー ~君に好きと伝えたい~

    プレイ・オブ・カラー

    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    恋歴ゼロ。自他ともに認める不完全燃焼女子高生のみちる。親友の真澄やコタローにからかわれながら過ごす高2のある日。とつぜん、恋に落ちてしまった…! それは、橘拓未くん。誰もが一目置く美少年で…。果敢に接近を試みるなかで、知ってしまった彼の秘密。廃部寸前の映画研究部に所属する橘くんは、なにやら顧問の先生と“秘密の関係”にあるようで…?
  • 敗者たちの季節

    敗者たちの季節(角川文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻660円 (税込)
    夏の甲子園地方大会、決勝戦9回の攻防。あと、一人打ち取れば延長にもつれ込む……と、その瞬間、サヨナラホームラン。敗者となった海藤高校の投手直登は、試合後も悔しさから立ち直れないでいた。そこに、思わぬ報せが届く。優勝した東祥学園が、出場を辞退したというのだ。繰り上がり甲子園出場が決まるが、それはどちらのチームにとっても重い結果だった。「敗者のままでは、終われないんだ!」少年たちの熱い思いに、思わず胸が高鳴る、著者真骨頂の青春野球小説!
  • 僕の町のいたずら好きなチビ妖怪たち

    僕の町のいたずら好きなチビ妖怪たち

    小説・文芸
    -
    1巻671円 (税込)
    入学したばかりの大学に通うため、橋口健護は十五年ぶりに故郷へと戻る。美しい自然に恵まれた小さな田舎町。かつてそこで彼は祖母とともに暮らし、毎日のように妖怪たちと遊んでいた。そう。彼は生来、妖怪を見ることができる体質だったのだ。懐かしい土地で新生活をはじめた健護だったが、町のアチコチで妖怪の子供が生まれるのを目にすることに――。穏やかに暮らすはずが、元気でヤンチャなチビ妖怪たちに翻弄され、彼の毎日は徐々に賑やかになっていく。
  • two[上]

    two

    小説・文芸
    -
    1~3巻671~715円 (税込)
    王子と呼ばれている郁が通う高校に、彼女のいろはが入学してきた。誰はばかることなく一緒にいて、固い絆で結ばれている2人。いろはは、郁に思いを抱いていた女子たちから嫉妬され、嫌がらせを受けていた。そしてある日、郁への想いを諦めきれない女子に呼び出され、リンチに遭い、負傷してしまう。いろはを傷つけられた郁の報復は、やがて周囲の人間たちを巻き込み――。独特の愛を描く大長編、ついにスタート!!
  • ハッピー・レボリューション

    ハッピー・レボリューション

    小説・文芸
    4.1
    1巻693円 (税込)
    流され体質のOL夢子は、ゆるーい部署での生活に流され、仕事も恋もお留守気味。気づけば20代最後の日を目前にしていた。そんな会社帰り、夢子は電車の窓に映る自らの顔がオッサン女子化していることを察知し、戦慄。慌てて恋に仕事に自分磨きを始める。後輩男子・大喜名のアドバイス(という名の横やり)にもめげず奮闘する夢子だが、空回りの連続。折れそうな夢子の人生に起きた『革命』とは――? 『チョコレート・コンフュージョン』著者が送る、ハッピー成分100%ラブコメ!
  • 繰り返されるタイムリープの果てに、きみの瞳に映る人は

    繰り返されるタイムリープの果てに、きみの瞳に映る人は

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    「あなたは運命の人じゃなかった」。順風満帆かと思われた慶介と亜子の関係。しかし亜子は突然に別れを告げた。驚きと悲しみに打ちひしがれた慶介に、しかしタイムリープというチャンスが与えられる。別れの際に告げられた、その原因となった行動や欠点を改め、克服していく慶介だが、その先に待つのは幸せか、それとも――。繰り返されるタイムリープの果てに、慶介と亜子、二人がついに辿り着く真相と結末とは?
  • オーダーは探偵に コーヒーに溶けるセピア色の謎解き

    オーダーは探偵に コーヒーに溶けるセピア色の謎解き

    小説・文芸
    4.0
    1巻715円 (税込)
    ドSな高校生探偵・上倉悠貴。解けない謎はないと噂される完全無欠な彼には、秘められた過去があった。常に懐にあり、手放すことのない契約切れの『古い携帯電話』。中には、とある少女からの留守番電話メッセージが録音されていた。何年経ってもその内容を消去できずに。上倉悠貴が唯一抱える痛恨の未解決事件だった。そして現在、彼は再びその事件に対峙する。全てをなげうって推理に挑む悠貴を見た美久は、何故か胸がちくりと痛むのを感じ……。
  • ひきこもりの弟だった

    ひきこもりの弟だった

    小説・文芸
    3.6
    1巻770円 (税込)
    『質問が三つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後にあなたは――』突然見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。僕はその女、大野千草と夫婦になった。互いについて何も知らない僕らを結ぶのは【三つ目の質問】だけ。まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に捨て去ったはずの過去を追憶させていく――大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。これは、誰も愛せなくなった僕が君と出会い、愛を知る物語だ。
  • ミッション建国

    ミッション建国

    小説・文芸
    3.8
    1巻968円 (税込)
    若き青年局長の甲斐孝輔は、日本の最大の問題は少子化だと考えていた。若い官僚や政治家と組んで勉強会を立ち上げた甲斐だったが、大御所から横やりが入り……。日本の将来を見据え未来に光を灯す政治小説。
  • 一年分、冷えている

    一年分、冷えている

    小説・文芸
    4.0
    1巻462円 (税込)
    サーファーの集う砂浜を離れ、キムはハコと名乗る少女を車の助手席に乗せて、海辺の一軒家に来た。キッチンの冷蔵庫から取り出した1本のウォッカには、ある想いが込められていた(表題作)。 彼はある歌をきっかけに、傷心を抱いた男女が集う酒場のことを知った。東京から1キロ以上離れた地にあるというその酒場を、彼は訪ね歩くのだが……(「二杯目のジンフィズ」)。 それぞれの酒、それぞれの時間、そしてそれぞれの人生。 街で、旅先で聞こえてくる大人の囁きをリリカルに綴ったとっておきの掌編小説集。
  • 六本木を1ダース

    六本木を1ダース

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    日曜日の深夜0時近く。人もまばらな六本木で私を呼び止めた女がいた――知り合ったときには、彼女はまだ名門女子大の学生だった。彼女が結婚を考え始めた2年前、物書きとして何とか生活できるくらいにはなっていたが、見栄が邪魔をして踏み込めず、彼女は他の男と結婚した。そして行きつけの店で酒を飲むうちに、どこかに置いてきた時間が苦く解きほぐされていく……(「日曜の晩に」)。 六本木の夜から生まれる全6話の出会いや別れ。大人の恋愛小説集。
  • はなだより ほのぼのログ another story

    はなだより ほのぼのログ another story

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    Twitterフォロワー数61万人突破(2017年4月時点)の大人気イラストレーター・深町なかの世界を完全小説化! 瑛汰×千春を始め、高校生から社会人までの恋を描く短編集。大切な人に気持ちを伝えたくなる胸キュンラブストーリー!
  • なぞりなぞらえ、ランチョンマット

    なぞりなぞらえ、ランチョンマット

    小説・文芸
    -
    1巻220円 (税込)
    とくに不満があるわけじゃないのに、なにかが足りない。そんなとき、いつもと違うことをやってみたらどうでしょう。 たとえばネット。ネット社会だと言われていても、案外、遠巻きに見ているだけの人も多いみたい。もちろんそれでもいいのだけれど、ちょっと踏み出してみたらどうでしょう。きっかけはどこにでもあるから、見つけたら、ちょっとやってみたらどうでしょう。もしかしたら面白くて、それが足りない「なにか」だったりするかもしれません。
  • 疾走 高度成長世代の青春残照

    疾走 高度成長世代の青春残照

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    アメリカ・ボストンに駐在中の主人公・味岡誠。かつて出逢った、しかし選択しなかった女性たち。過去の記憶がたちのぼる。
  • タダイマトビラ

    タダイマトビラ

    小説・文芸
    4.1
    1巻572円 (税込)
    母性に倦んだ母親のもとで育った少女・恵奈は、「カゾクヨナニー」という密やかな行為で、抑えきれない「家族欲」を解消していた。高校に入り、家を逃れて恋人と同棲を始めたが、お互いを家族欲の対象に貶め合う生活は恵奈にはおぞましい。人が帰る所は本当に家族なのだろうか? 「おかえり」の懐かしい声のするドアを求め、人間の想像力の向こう側まで疾走する自分探しの物語。
  • 借金取りの王子-君たちに明日はない2-

    君たちに明日はない

    小説・文芸
    3.9
    2~7巻605~825円 (税込)
    「誰かが辞めなければならないなら、私、辞めます」企業のリストラを代行する会社で働く真介の今回の面接相手は――真面目で仕事もできるのになぜか辞めたがるデパガ、女性恐怖症の生保社員に、秘められた純愛に生きるサラ金勤めのイケメンなどなど、一筋縄ではいかない相手ばかり。八歳年上の陽子との恋も波瀾の予感!? 勤労者にパワーをくれる、笑って泣ける人気シリーズ、第二弾。
  • 悪医

    悪医

    小説・文芸
    4.5
    1巻748円 (税込)
    わずかな希望にすがりつき、治療を求める末期がん患者と、効果のない治療で患者を苦しめたくないと悩む若き外科医。現役の医師でもある著者が「悪い医者とは?」をテーマに真摯に取り組み、第3回日本医療小説大賞を受賞した感動の医療長編。
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ
    値引きあり

    南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ

    小説・文芸
    4.1
    1巻770円 (税込)
    日本第2位の高峰、北岳を舞台に山岳救助隊と山岳救助犬が駆ける! 『山と溪谷』にて好評連載された、南アルプス山岳救助隊と救助犬の活躍を描く本格山岳小説短篇集。 南アルプス北岳の白根御池小屋に山岳救助隊が常駐し、日本唯一の山岳救助犬が存在したら――。 妻と別れた男が滑落して骨折。携帯電話が通じず救助要請もできないまま寒い夜を迎え――「遺書」。 北岳登頂56回をめざす77歳の老人。しかし悲願達成当日に遭難者を見つけてしまう――「山の嫌われ者」。 『約束の地』の環境省ワイルドライフ・パトロール(WLP)シリーズとのコラボレーション――「北岳ライチョウ異聞」。 老犬カムイはK-9チームリーダー進藤のかけがえのないパートナー――「相棒(バディ)」。 山岳救助、犬との交流、ライチョウ問題のほか、「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの転換点となる「相棒(バディ)」、 単行本未収録作品「夏のおわりに」を含むバラエティあふれた全12編を収録。
  • トッピングカップル

    トッピングカップル

    小説・文芸
    -
    1巻781円 (税込)
    ちょっと食いしん坊の沙羅魅と理系で賢い公太郎。 ふたりの会話はやぶらこうじの袋小路。 予測不可能で奇想天外で不謹慎で意味不明な未曾有のバカップルトークがここにBorn to be free! くだらない小ネタ! 張り巡らされた伏線!? 手に汗握る展開? そして、予想外の結末! あなたは笑うどこかできっと! 笑わないで読み切る確率は0.1%未満! 私たちは保証するあなたは満足するということを! そう。これはもう間違いない! ジャスティスッ!
  • 神様が降りてくる

    神様が降りてくる

    小説・文芸
    3.5
    1巻924円 (税込)
    「フィル・トムスをご存知ですね」収監された過去を持つ孤高の作家・榊の前に現れたのは、囚人仲間フィルの娘、里奈だった。親と子ほど年の離れた二人は強く惹かれ合い、フィルが残した謎を探るべく、共に沖縄へと向かう。そこで待ち受けていたのは、葬られた戦後沖縄の真実と、当時を生きた若者たちの哀しき物語だった。全身全霊を捧げた愛。壮絶な運命。白川ロマン、ここに極まる。
  • 天体嗜好症 一千一秒物語

    天体嗜好症 一千一秒物語

    小説・文芸
    -
    1巻1,320円 (税込)
    「一千一秒物語」と「天体嗜好症」の綺羅星ファンタジーに加え、宇宙論、ヒコーキへの憧憬などタルホ・コスモロジーのエッセンスを一冊に。恩田陸、長野まゆみ、星野智幸各氏絶賛シリーズ第三弾!
  • カルテット1

    カルテット

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻1,320円 (税込)
    女ふたり、男ふたり、全員30代。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの演奏者として夢が叶わなかった彼らはある日、東京のカラオケボックスで偶然出会った。しかし、カルテットを組み軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった彼らの“偶然”には、大きな秘密が隠されていて…。冬の軽井沢を舞台に、恋と秘密と嘘が織りなす話題のドラマのシナリオ本!
  • カルテット 合本版

    カルテット 合本版

    小説・文芸
    -
    1巻2,640円 (税込)
    夢叶わなかった30代の男女4人が、ある日偶然出会い、カルテットを組んだ。だがその偶然には大きな秘密が……。冬の軽井沢を舞台に、恋と秘密と嘘が織りなす話題のドラマのシナリオ本。 ※本電子書籍は、「カルテット1・2」の合本版です。
  • 浴室で深呼吸
    完結

    浴室で深呼吸

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    男が2人、女が2人。過去と現在にアイデアと推理が混じれば、いささかスリリングなことになる ジャズ歌手としてデビューする友人のステージを見るため 彼女たちはステーション・ワゴンで西へと向かっている。 そこにそれぞれ現在の恋人が合流することになっているから 全部で4人ということになる。 しかし過去には、今、誰もが了解しているわけではない事柄があり、 4人のうちの1人は、ふとアイデアを思いつくと実行せずにいられない性質であり そこに推測が、不在が加わり、しかも電話という装置が介在すると・・・ なにも起きていないし、確実に何かが起きているともいえる精妙な短篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 少年の行動
    完結

    少年の行動

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    ワーキングクラス・ヒーロー前史 まだ自立前の少年であるならば、 生きる環境は、親や家庭で決まってしまう。 ここにあるのは、労働者階級の息子として生まれ、 学校になじむことができず、既存の音楽にも納得できず、 どこかに向かっていきたい衝動と、 どうにか手に入れた楽器、あとは自分自身の肉体しかない そんな少年たちのそれぞれの孤独と出会いの劇である。 のちに、世界中で最も著名なロックバンドとなる彼らの 苦しく、輝かしく、不安なきらめきに満ちた日々が 長篇小説となっていま、ここに届けられる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 左右対称
    完結

    左右対称

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    過去と未来がちょうど均等であるとは、いったいどのような状態か? 誕生日が同じ3人の女性が一堂に会する。 誕生日ばかりではない、年齢まで一緒だ。28歳。 しかも彼女たちが落ち合うのは、世間でクリスマス・イヴと呼ばれる日の 前日にあたっており、そこには爽快なまでに男性は不在である。 やがてクリスマスが終わり、年の瀬が終わり、 年があらたまり、いったいどんな気持ちの中にいるのか。 それは、左右が均等である、という気持ちだ。 どちらかが過去。どちらかが未来で、 つまり、現在は完璧な均衡のうちにある。 そしてそれはたぶん、幸福でも不幸でもないのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 煙草に火をつけて終わる
    完結

    煙草に火をつけて終わる

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    いつもそこには煙草とシャツがある タイトルには「煙草」とあるが このシンプル極まりない短篇のもう一つの主役はシャツだ。 普段は吸わない煙草なのに、 フランス土産でもらった煙草がバッグの中にある、という状況。 そして、男物のシャツを、男も女も着て、 それが次々に別の人物の手に渡っていく、という状況。 シャツにはきっと、煙草の匂いがつきやすいだろう。 しかし、煙草は吸いたい時に吸えばいいし、 シャツは所有者が問題ではなく、好きだから着る、 ただそれだけでいいのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 香水と誕生日
    完結

    香水と誕生日

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    誰にも冒しがたい、彼女たちの肖像 女も男も、片岡義男の小説の登場人物には 他の作家に例を見ない魅力が備わっているけれども、 「では、男女のどちらがより魅力的か?」という 酔狂かつ、いささか不毛な問いを立てるとすれば やはりどうしたって「女性」と答えることに躊躇はない。 誕生日が同じ週に集中している同年齢のそれぞれに 魅力的な女性たち。口説かれることを楽しむ女性たち。 過去と向き合い、それが現在の自分に及ぼした影響を 冷静に分析する女性。ミステリーのヒントを探し求める女性。 それぞれの女性のあざやかな輪郭が浮かび上がる短篇集。 【目次】 猫を着る 花なら赤く 香水と誕生日 平行線 お腹が痛い 脱いだ服 あの星とこの涙 深夜の防波堤 日曜日の買い物 ある日の夕食 濡れた髪 ミステリーを書く人 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • その日はじめてのコーヒー[1988 version]
    完結

    その日はじめてのコーヒー[1988 version]

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    女たちの中に男が1人、そして締まりのないレッスン この短篇小説においては 主人公の男以外の登場人物はことごとく女性である。 母親。2人の姉。親しく交際している女性。 そして男が実家に帰ってみると、 家族ではないが過去に会ったことのある女性もそこにいて なにやらそうした環境の中で甘やかされているような 決定的なセリフをただ先延ばしにしているような あいまいな日々が続いていく。 少しばかりの苦味をもたらしてくれるものは もはやコーヒーくらいのものである。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 魚座の最後の日
    完結

    魚座の最後の日

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    ファインダーの中の彼女 記憶に刻み込まれる女性がいる。 その女性と再び会えば、それは再会、ということになる。 この小説においては2人の女性と 20歳前の男、その友人のもう1人の男が再会を演じる。 舞台は鹿児島から北海道まで。 そして海岸が重要な場所になり、写真が小さくない役割を果たす。 再会と海岸と写真の相互作用とはいかなるものか。 「あとがき」で作者がこの小説の主題を明らかにしているが どうかそこは先に読まずにお願いしたい。 そしてタイトルの「魚座の最後の日」とは 実は作家・片岡義男の誕生日でもある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 肩をうしろから見る
    完結

    肩をうしろから見る

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    あまりにも観念的であることを突き詰めて行くと、それはやがて身体的なものになるのかもしれない 理屈っぽい会話。それこそ、ある意味で 片岡義男の小説の真骨頂である。 「理屈っぽい」と表現すれば悪口だが、妥協を許さず、 男女が一つの観念をめぐって会話を持続させていけば それはある地点から極めて身体的な実験となって現れる。 自分たちが望む状態を壊さないために もう一つの、やはり自分たちが切望する行為を断念する、 断念し続ける男女の姿は端から見れば滑稽なものだが その状態を生き切る切なさと強さが、繰り返すが片岡小説の真骨頂である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 楽園の土曜日
    完結

    楽園の土曜日

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    楽園とは、女系の中への傍若無人な侵入である 将来、伴侶になるかもしれない女性の実家に 男はその女性の短い帰省の見送り、という仕方で 入り込む。彼女には2人の姉がおり、母親もいて、 おまけに父親は離婚したため存在しない、という周到さだ。 つまり、男1人に女性4人、という状態。 ある種の男にとってこれは「試練」になりうるが ここでは「楽園」という解釈になっている。 はたしてそれは本当に「楽園」か? それを考える鍵は、案外、母親あたりにありそうだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ひと目だけでも
    完結

    ひと目だけでも

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    ひと目どころか、もしや再会も・・・ ライターのような仕事をしている男。 仕事の過程で様々な人々と出会い、 そこに仕事とは別種の感情が入ることもあるはずだ。 対象は、1人のストリッパー。 この小説が書かれた時点ではその言葉はなかったはずだが 「ストーカー」と呼ばれかねない情熱で 男は自分にとって完璧な女性像を 体現している1人のストリッパーを探しあてる。 男にも女にも、そのストレートなふるまいと同時に 「ストーカー」にはありえない、ある種のつつましさがある。 2人の行く末を、読者は幸福な予感とともに推測しながら読み終えることだろう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 基本を学ぶ
    完結

    基本を学ぶ

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    17歳の個人教授 17歳。人生で最もまぶしい年齢だ。 高校を卒業する少し手前の時間。そこには 後の人生にはない、その時だけの体験がふさわしい。 17歳の女性であれば、自らの欲求を満たしてくれる相手の男を 見つけ出す時に、好ましい対象であることはもちろんとして それが恋愛であるかどうか、には必ずしも頓着しない、 ということがあるかもしれない。 そして男のほうには、同級生ならざる年齢の女性・・・ そうだ、つまりこういう場合、年上の女性の存在がつきものなのだ。 17歳男子は、こうして1つ、人生のレッスンをこなしていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • と、彼は思った
    完結

    と、彼は思った

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    と、彼らは語り合った ある時、本のあいだに挟んであるモノに気が付き、 思わず昔を懐かしむ、ということは誰にでもある。 この小説では1枚のスナップ写真だ。 ほんの3年前。しかし20代の3年間といえば、 当時と現在とでは大きな差異があることも理解できる。 文庫本の中に挟まっていた1枚のスナップ写真を見ながら 若い夫婦は旅に出る。それは過去の検証から始まり、 「そうだったのか」という軽い驚きを伴いながら、 やがて空想へと至る。 そしてあの頃と現在をつなぐのは、赤い花束だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 4シリンダー追想
    完結

    4シリンダー追想

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    5枚のスナップ・ショットは、ポーカーのカードのように これは『恋愛小説』(角川文庫)に収められた一篇であり、 同じ本に収録された別の短篇「と、彼は思った」と似た構造を持っている。 不意に発見されたスナップ写真を見ながら、夫婦が思い出を語るという構造だ。 そしてこの短篇では男性より女性が多数だ。 そしてオートバイに乗っていたこと(今は乗らなくなっている)、 オートバイに乗ることを教えたこと、が重要なポイントになっている。 そしてよく読むと、2つの短篇には、赤い花、という共通項もある。 読み比べてみるのも一興。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ミッチェル
    完結

    ミッチェル

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    これはすべて他人の言葉です この断章形式はいったい何だろうか? 詩、のようにも思える。いや実際、これは詩なのだ。 この短篇に書かれた言葉の一切は 作家・片岡義男が書いたものではない。 同時にそれはすべて片岡義男によってメモされ、翻訳されたものだ。 そしてもう1つ。片岡義男が「作者」になった理由がある。 それはここの断章=詩を、ランダムにシャッフルした、ということ。 では言葉を書いたのは誰? それは、「ミッチェル」。 もうおわかりですよね? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 長距離ライダーの憂鬱
    完結

    長距離ライダーの憂鬱

    小説・文芸
    5.0
    全1巻275円 (税込)
    孤独が孤独であるためには、孤独同士は交わらないに限る まるでアフォリズムのように短い断章が並び、 しかしアフォリズムとは違って、 かすかにストーリーと呼べそうな出来事が続いていく第1章。 自らの発想ではなく、しかし仕事としての オートバイによる長距離輸送を選び取ることがすなわち、彼女にはふさわしい。 1人であること。長距離を走ること。それはすなわち、孤独であることに他ならない。 第2章の主役は男だ。ここではしきりと「結婚」という言葉が口にされる。 そして最後、第3章が来る。さあ、そこで彼女と彼はどうなる? 【目次】 第一部 中島美雪の夏 第二部 後藤祐介の夏 第三部 中島美雪と後藤祐介の、夏の終わり 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ハーフ・パパイア
    完結

    ハーフ・パパイア

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    ハーフ・パパイアとなって、あの人の内部に入っていく自分 美術館という空間に身を置く1人の女性がいる。 その空間にあるアブストラクトなオブジェが なぜだろう、彼女にとってはなによりも自然に身体に通じるような 親密さでもって迫ってくる。 美術館に1人で来ている彼女は、同じく美術館に1人で来ている女性を 顔を見ることなく、後ろ姿のフォルムのみに執着したりする。 かつてクラスメートだった男性との事件を経由して いよいよ彼女のセクシュアリティは境界を超え、 さらにアブストラクトな領域に入っていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 愛は、どうにでもなれ
    完結

    愛は、どうにでもなれ

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    愛はどうにでもなれ、では、百合は? 1人の男性の写真家がいる。 仕事は比較的順調で、依頼には事欠かないようだ。 写真家3人で事務所を構え、うち1人は愛子、という名の女性。 そして男性には、1人、ずっと気になっている女性がいる。 女性が日本各地を転々と引っ越すたびに、彼は会いに行く。 その関係は終わらない。しかし普段はほとんど会わない。 こんな関係はいったい何か。 「愛はどうにでもなれ」の「愛」は「愛子」に関係があるとも受け取れる。 ではもう1人の女性「百合子」は、どうだろうか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 永遠に失われた
    完結

    永遠に失われた

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    すべてが終わること、写真を撮ること 17歳。人生で最も輝かしく、また不安定な年齢だ。 誕生日を終えたばかりの彼女は、ふと家を出て バスに乗り、海岸にまで足を延ばす。 焦燥感のような、鬱屈した気持ちのような そんな壊れそうな気持ちの中に、突然、凧を持った少年が現れる。 凧揚げを手伝う、という他愛もない時間を共に過ごしたことが 彼女にとって決定的な時間になる。 極端に観念的な理想と、あざやかな目の前の現実が ピタリと一致する奇跡の年齢。 しかしもはや、それは「永遠に失われた」。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • スーパー・マーケットを出て電話ブースの中へ
    完結

    スーパー・マーケットを出て電話ブースの中へ

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    自分の所作を、もう1人の自分が見つめるとき 男女が2年ぶりに会う。 26歳で出会って、今は35歳。お互い、いろいろあった。 途切れてはまた再会=再開するこのような関係を 何と呼べばいいのだろうか。 雨。駐車場。ステーション・ワゴン。いつも1人で買物をするスーパー・マーケット。 (片岡義男の小説で「スーパー」などと略してはいけない、あくまで 「スーパー・マーケット」だ) 今日の買物袋は中身がいつもと違い、不安定なことを意識する。 それを抱えて雨の中に出ていく自分の映像を意識する。 それが35歳になった、ということなのかもしれない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 撮られる彼女たち
    完結

    撮られる彼女たち

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女たちのうつくしき自給自足は、いつでも「いいわよ」と答える 女性経験のまったくない18歳の大学生が 福引で当たったカメラを持って、次々に女性を撮りまくる物語。 こう書くとまるで冗談のようだが、片岡義男の手にかかれば それが1つの青春の姿であり、同時に女性たち(とりわけ年上の女性たち)にも それぞれ微妙な変化をもたらし、セクシュアリティをも描かれることになるのだから やはり小説は読んでみなければわからない。 男性とは何か。女性とは何か。写真とは? 内面とは? 時間の経過とは? 強い肯定感に満ちた長篇小説である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 海を呼びもどす
    完結

    海を呼びもどす

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    説明しすぎることは「説明的」であることをはるかに凌駕する この長篇小説には、著者によるまえがきがある。 そのまえがきを読むことによって たちどころに読んでみたくなったとしたら、 おそらくそれは幸福な時間をもたらしてくれるに違いない。 2017年の現在からはあまりに遠い、しかし ある程度の年齢であれば、覚えがないでもない、その振舞い方。言葉の使い方。 大学生である、ということの意味は今とはちがうかもしれず しかしこの小説に充満する理屈っぽさには、 おそらくある種のいさぎよさが同時に備わっているはずだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 断片のなかを歩く
    完結

    断片のなかを歩く

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女と彼がいて、主役はやっぱり・・・ 彼女のほう 時間も場所も完璧に異なる断片が、次々に続いていく。 これが直線的な物語でないことはすぐにわかる。 しかし、ほんとうに完全にバラバラなのか? この彼女とあの彼女は、あの2人とこの2人は もしかしたら同一人物ではないのか? そうでなければ意味をなさないのではないか? と考えるそばからすぐに、やはり一切は無関係な断片かも、 という疑問が湧いてこないでもない。 複数回出てくるものたちに注意を向けたらどうか。 空。光。月。駐車場。ビール。 さあ、断片の中を歩いてみよう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 赤い靴が悲しい
    完結

    赤い靴が悲しい

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    1人になって思い返す、ある決定的な痛みについて 時間は、いろいろなものを遠ざける。 ふと呼び出してやろうと思った男性は 組織の奥深くに紛れ込み、電話をつなぐにも手間がかかる。 そして彼には妻ばかりか恋人までいる。 自分より10歳も若く、聡明なその女性。 なかなかに厳しい時間を、それでもひととおり優雅に過ごした主人公の女性は 帰宅し、1人になった時、自分がある決定的なミスを犯したことに気付く。 他人なら誰も責めはしないだろうその「過ち」を 自分だからこそ許せない、その悲しみをここに読む。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • この色は心の色
    完結

    この色は心の色

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    やがてそのくやしさからも解放されるはず シンプル極まりないが、同時に陰影に富んだ短篇である。 片岡義男という作家には、人間の身体(いや、小説の登場人物というべきか) に対する厚い信頼がある。その主人公たちの多くは好ましい身体の所有者だ。 そしてこの小説は、1人の女性が強い意志を持って身体改造に挑む物語。 それは親しい男性から発せられた一言に端を発し、 それを見返すために始まったものだったが、トレーニングはやがて 彼女の心までも別のものに変えてしまうのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 紅茶の真夜中
    完結

    紅茶の真夜中

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    真夜中の紅茶の、憐れな運命 いったい何事だろう、この短篇小説は。 クーペが2台。白と黒。真夜中の道路を疾走する。 どうやらそこには、怒りの感情が渦巻いているようだ。 怒りにまかせて前を行くクーペを追い立てているのは どうやら若い女らしい。言葉はいっさいなし。 もしかすると、スピルバーグの処女作『激突』に、ちょっと似ているかもしれない。 言葉の変わりに、スーパー・マーケットで買い求められたモノたちが 奔流のように酷使される。 優雅な紅茶も、そんな災難の渦中から免れることはできない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 結婚しよう
    完結

    結婚しよう

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    2人であることは、4人である、ということ 月。ピクニック。焚き火。膝。蜜柑。涙。風鈴。紅茶。霧。窓。 この中篇小説は2部構成になっていて、第1部はもっぱら 2人が過ごした様々なシーンのスケッチにあてられている。 1つひとつはとても短い章(シーン)がミルフィーユのように層をなして 結婚前の2人を表現している。 そして第2部は2人の現在だ。そこには、過去の思い出の反芻とともに 2人であることとは何か、結婚とはどういうことか? という問いが日々更新され、 結果としての結婚ではなく、常に生成されていくものとしての結婚が描かれている。 【目次】 第一部 過去の出来事 第二部 現在のふたり 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 生きかたを楽しむ
    完結

    生きかたを楽しむ

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    オデンを経由して、やがてみんな写真に収まる 作者と同じ、「ヨシオ」という音のつらなりを持つ17歳がいる。 カタカナのヨシオだ。ヨシオは高校の卒業に際し、大学には行かないことを選択する。 両親は離婚し、母親が女手一つでヨシオを育てた。 その母親が経営するのがオデン屋だ。 ここに、様々な来歴や関係を持ったそれぞれ魅力的な人物たちが訪れる。 中には国境を超えて来る人物までいる。 それぞれの困難を抱えながら、全員が「生きかたを楽し」んでいる。 片岡義男によってヨシオ同様、「オデン」とカタカナ表記される場所を媒介として それらの魅力が交錯する。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • サーフボードの運命
    完結

    サーフボードの運命

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    1つのサーフボードが記憶していること、彼女に思い出させること 15歳の誕生日に、忽然と現れた赤いサーフボード。 波乗りを知っている人にはなじみの、昔のロングボードだ。 そこに刻まれた傷は時間そのものであり、記憶そのものだ。 今ではもう失われてしまった、海岸に出て行くための お気に入りの道順までも、そのサーフボードと共にある。 そして、父親の禁を破って、夜の海に出た17歳の不思議な体験。 それらを今、37歳になった彼女がもう一度、反芻する。 自分の生きてきた時間が、海のその地点が、いま、ここにある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 「ママ、ママ」
    完結

    「ママ、ママ」

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    その切実さを成就させるために、彼女には現実とは別の形式が必要だった 人は、自らの生い立ちを選ぶことはできない。 空手のインストラクターを務めるようなしなやかな肢体を持った 20代の美しい女性に成長しようとも、 信じて疑わなかった人から「実はあなたの生みの親ではない」 と、ある日、告げられるような事態にも遭遇する。 では、彼女を生んだ人は今、どこにいるのだろう? それは「ママ、ママ」という呼びかけが正当に機能する場所であり、 その場所は、努力の末に彼女が自力で手に入れたものなのである。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 三人称単数
    完結

    三人称単数

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女が経験した出来事の残響について 「私」でも「あなた」でもなく、「彼」もしくは「彼女」。 言うまでもないが、これを「三人称単数」という。 この短い小説におけるそれは「彼女」だ。 ここには、彼女だけが体験した事柄や、そのくっきりとした 輪郭が鮮やかに描かれている。 台風に荒れるプールに身を置くとはどういうことか。 一転して、そのプールの静けさはどんな体験か。 恐怖を覚えるほどの濃密な霧とは、いかなるものか。 文章による肖像画がここにある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 展望台の退屈
    完結

    展望台の退屈

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    退屈を書くとは、いったいどういうことだろうか なんという、人を食った短篇小説だろうか。 ここには1人の男性と1人の女性が出てきて、しかもわざわざ 展望台のような場所で会ったりするというのに 2人は互いにまったく惹かれあってはいない。 しかしそれでも2人には、待ち合わせの場所に行くだけの 通俗的で不可思議で「退屈」なモチベーションがあるのだ。 女性と男性は、こんなふうに約束したり、会ったりすることもある。 しかし作家の描くタッチは、シニカルなものではなく こうしたこともある、という淡々とした風情を備えていて、 そこがまた怖ろしい。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 趣味の腕立て伏せ
    完結

    趣味の腕立て伏せ

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    無心になることができて、自分を作ることができるもの 自立した大人の女性は、おいそれと人前で屈託した表情を見せることなく、 基本的に陽性である。それは電話に出る時の態度にもハッキリと現れるだろう。 初対面の複数の男女を前にして、 地球環境をめぐる抽象的な会話等もなんなくこなしてしまう。 そんな彼女が1人になると没頭する趣味が腕立て伏せだという。 それは無心にさせてくれるし、サボタージュすることなく継続させれば 筋肉、というカタチで、頼もしい、新しい自分をもたらしてくれる時間なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • そして最後にマヨネーズ
    完結

    そして最後にマヨネーズ

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    やっぱり最後にあの言葉 主人公は作家。作家が女性と食事を共にし、 小説のアイデアを語って聞かせるという冒頭の展開は 片岡作品になじみのシーンの一つと言っていいだろう。 そこに、これまた片岡作品ではしばしばあらわれる実在した小説家、 リチャード・ブローティガン、という固有名が挿入される。 ブローティガンは主人公である作家にとっても 創作意欲を刺激してやまない小説家であり、彼がブローティガンがやろうとしていた あるアイデアを自分もまた試してみたい、と口にするのだから 小説の最後にやってくるのはやはり、あの言葉なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • そして彼女はサボテンに刺された
    完結

    そして彼女はサボテンに刺された

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    3人で食事を愉しむとは、いかなる行為か 待ち合わせをして、3人が食事のためにレストランに集まった。 女性が2人、男性が1人。 1人の女性は男性のかつての恋人であり、もう1人は現在の恋人。 しかも1人の女性からもう1人の女性へ 男性を「譲渡」(!)している、というその成り行き。 ワインが、パスタが、3人の旺盛な食欲と身体をかけめぐる。 食事中にもかかわらず(だからこそ?) 裸にだってなってしまう(ただし、想像の中でだ)。 やがてそこにサボテンが・・・ 最後まで触覚的な短篇小説である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 花のある静かな日
    完結

    花のある静かな日

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    見えない所にも花は咲いてる、静かに 『花のある静かな日』と題された角川文庫を底本にしたが、 全部で21もの掌編が収められている。 掌編同士は、まったく関連性がないようにも思えるし、 しかしところどころ、同じ名前の人物が現れたりもして さてこれを「全体」としてどう把握したものか、困惑してしまう。 それぞれの掌編の空間に、「花」という語彙とともに咲いているものもあるが しかしそのことには触れていない掌編のほうが多いのも不思議である。 それでいて、確かにどこかに花が咲いている、と気配で思わせる この静けさのトーンはいったいなにか? 【目次】 桟橋にて 午後二時三十分、会議。四時三十分まで 水を飲むだけ 空の青さ 恐怖小説の発端 あの美しいグリーンを見てほしい 雨の彼方からの手紙 男性がふたりに、女性がひとりの場合 コーヒー一杯だけ 結婚して三年 結婚することになりました、と彼は言う 私たち五人 彼女との会いかた ブルーベリーが落ちる 一杯の紅茶の、ずっとむこう ブラックベリーの冬 現在は否定されざるを得ない D・ホックニーのプール 防波堤で会話する ふたりの湖面標高 なにか気になること 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ソノマの重い赤
    完結

    ソノマの重い赤

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    短篇小説のアイデアを語り合うことは短篇小説だ 片岡義男の小説にはしばしば小説家や編集者が登場する。 そして、会話の中の言葉やフレーズが、そのまま小説のタイトルに成り得る、 というようなやりとりが描かれたりする。この短篇がまさにそうだ。 男性作家が短篇小説の構想を女性相手に語る。語る内容はまだカタチにはなっていないが 語っている行為、言葉そのものがこの小説である。 読者はその入れ子構造を愉しむ。そしてもちろん、 構想として語られる来るべき小説と、そのアイデアを聞いている女性とは むろん、密接な関係があるのは言うまでもない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 甘く優しい短篇小説
    完結

    甘く優しい短篇小説

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼にとって1人である2人の女性 甘く優しい短篇小説、というタイトルを持つこの短篇小説が その通りに「甘く優しい」かどうかは個々の読者によってむろん違うとはいえ、 小説の前半と後半で様相が相当に変わる、ということについては 書いておかなければならない。 1つのアイデアと、現実に目の前にいる女性2人は どのように関係があり、あるいはどこが無関係なのか。 あまりに直截すぎて呆気に取られるような転調ぶりを 愉しみたい一篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 三日月と会話する
    完結

    三日月と会話する

    小説・文芸
    -
    全1巻275円 (税込)
    短篇小説のタイトルは、未来の短篇小説からもたらされる 『甘く優しい短篇小説』と題された短篇集に収録された作品たちは それぞれ「短篇小説を書く」ということがどのようなことかが描かれ、 作家・野村五郎を共通の登場人物にしている。 この短篇もそれらの中の一つだ。 別の短篇「甘く優しい短篇小説」では2人の女性が登場したが ここでは3人。いや、その3人もやがて女性3人ではなく、 それぞれのジェンダーが割り振られ、バランスを変えていく。 そしてこのタイトルは、野村五郎が女性からヒントをもらい、 未来に向けて構想する短篇のタイトルがそのまま定着したものだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/

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