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5.0俺・辰巳千樫は、クラスメートの市ヶ谷すずが好きだ。ラブコメに憧れる、引っ込み思案な不思議系女子。 そんなかわいい彼女との、待ちに待ったデート当日――この関係は始まった。 突然ビルは崩れ、降り注ぐ銃弾の中で、無傷のままの少女。 「……怖がらせてごめんね。私は、異能兵器だよ」 すずを狙ったテロに巻き込まれ死んだ俺は、復興庁終末局によって生き返り、“異能兵器(カノジョ)”が願う“ラブコメのような学園生活”を演出する《お友だち係》に任命され!? たとえ何度死んでも、世界を敵に回しても――大好きなこの子とデートする。 新世代学園アクションラブコメ、開幕!!
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5.0神を憎む男の相棒は、人喰う神の少女。 夏の猛暑のさなか、行方不明となっていた少年が凍った死体となって発見された。警察は事件の異常性から“マガツガミ”によるものと判断した……。古来よりこの国には人間に害を為す禍々しい神々“マガツガミ”が存在する。そして、それらマガツガミを討伐する特殊な力を持った者たちを“祈祷士”と呼んだ。連携し独自に組織を作り上げた祈祷士たちは、マガツガミたちと長きにわたり戦いを続けてきた――。そして現代、天才的な資質を持ちながら祈祷士としての道を捨てた男・古川七日と、可愛らしくも残酷な“喰い神”の少女ラティメリア。人間とマガツガミという許されざる異種間のコンビは、法や常識に縛られることなく、彼らなりの理由と方法でもって禍々しい神々を葬っていく。 カミツキレイニー待望の新作は、「冷徹な最強の男」×「人を喰う神の少女」の異種バディもの! 共闘もするが、たまに殺し合いもする……そんなコンビが見せるダークファンタジー! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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4.5舞台は、インターネットもコンビニもある「2045年の宇宙」。日本の商業ステーション「あんしん」で少年少女たちは大きな災害に見舞われる。自力で脱出を目指す子どもたちは、ときに仲間の、ときにAIの力を借り奮闘。絶体絶命の状況下で、子どもたちは何に触れ、何に悩み、何を選択するのか――。
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4.3その絵本を読む者は悪(ヴィラン)に染まる 「赤ずきん」の嘘つきオオカミ、「白雪姫」のいじわる王妃、「青髭」の殺人公爵など、童話やおとぎ話の悪役たちが勝利するという最悪の結末が描かれた絵本【ワーストエンド・シリーズ】。 その中に棲む悪役たち(ヴィランズ)は、絵本を所有した人間に取り憑き、その醜い欲望を剥き出しにする――。 親友の失踪、バスジャック事件、高校生・笠木兼亮の周囲で起こる異変の数々は、これから始まるさらなる事件への前兆だった。そして、蒼い目を持つ少女・帯刀月夜と出会った瞬間から、彼は不可思議な戦いの渦に巻き込まれていくことになる。悪役(ヴィラン)に借り受けた異能力を使い、罪を犯す者と、それを阻止する者たち。互いの能力を駆使し死力を尽くした戦いの幕が上がる。 第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞『こうして彼は屋上を燃やすことにした』で鮮烈なデビューを飾ったカミツキレイニー、待望の新作! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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4.0使命は、厄災の魔女たちを味方につけること。 農園と鍛冶で栄える小国キャンパスフェロー。そこに暮らす人々は貧しくとも心豊かに暮らしていた。だが、その小国に侵略の戦火が迫りつつあった。闘争と魔法の王国アメリアは、女王アメリアの指揮のもと、多くの魔術師を独占し超常の力をもって領土を拡大し続けていたのだ。 このままではキャンパスフェローは滅びてしまう。そこで領主のバド・グレースは起死回生の奇策に出る。それは、大陸全土に散らばる凶悪な魔女たちを集め、王国アメリアに対抗するというものだった――。 時を同じくして、キャンパスフェローの隣国である騎士の国レーヴェにて“鏡の魔女”が拘束されたとの報せが入る。レーヴェの王を誘惑し、王妃の座に就こうとしていた魔女が婚礼の日にその正体を暴かれ、参列者たちを虐殺したのだという。 領主のバドは “鏡の魔女”の身柄を譲り受けるべく、従者たちを引き連れてレーヴェへと旅立つ。その一行の中に、ロロはいた。通称“黒犬”と呼ばれる彼は、ありとあらゆる殺しの技術を叩き込まれ、キャンパスフェローの暗殺者として育てられた少年だった……。 まだ誰も見たことのない、壮大かつ凶悪なダークファンタジーがその幕を開ける。 ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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4.0「ある本が読めるか、読めないかを決めるのに一番確かな方法は、その本が繰り返して読めるかどうか験(ため)して見ることである」──本を読み、文学に親しむ喜びを様々な視点から語りつくす長篇評論「文学の楽しみ」、ヨーロッパという文明が十八世紀に完成し、人間の自由を重んじるその精神が再生したのが十九世紀末だとする記念碑的著作「ヨオロッパの世紀末」の他、酒を愛する男が灘の技師と出会って体験する不思議な一夜を描く小説「酒宴」、若くして別れた母への思いを綴った「母について」、市井の旨(うま)い店と料理をめぐるエッセー「食い倒れの都、大阪」など傑作19篇を厳選。 解説=池澤夏樹 解題=島内裕子 月報=松浦寿輝・柴崎友香
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4.0
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3.9「鳥肌モノ」と麻枝准が賞賛した、青春小説 「他に好きな人ができたんだ」 「い、嫌だっ」 彼氏のアメくんにフラれて生きる希望を失った私は、衝動的に学校の屋上へと向かう。身を投げるために。 けれどそこで私は、「ライオン」「ブリキ」「カカシ」と『オズの魔法使い』になぞらえて呼び合う奇妙な3人と出会う。みんな私と同じように死にたいと思っていて、だけど3人は「復讐してから死ぬんだ、あなたもそうしませんか」なんてあっけらかんと言う。拍子抜けして、自殺する気がしぼむ私。そして、アメくんとの思い出に彩られていない唯一の場所である屋上へと、日々、私の足は向くことになる――。 「独特の空気感を纏ったジュブナイル小説(あえてライトノベルとは呼びません)。オズの魔法使いに登場するキャラクター名で記号的に呼び合う仲間たちの物語なので、その空気が後半まで壊れない。そしてそれを壊す時=その隠されていた登場キャラクターの名前が一気に明かされるシーンは、鳥肌モノでした」と『CLANNAD』『AngelBeats!』の麻枝准氏が賞賛した、第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞受賞作。誰もが経験する恋愛の痛みを、こぼれ落ちそうな思春期の内面を描き切った、青春小説。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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3.8
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3.6アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる第一線で活躍する脚本家・宮村優子が、2人の少女の出会いと友情、仲間たとちとの絆を細やかに描き、アニメをなぞった従来のノベライズとは一線を画した骨太のジュヴナイル小説が誕生した! 今より少しだけ未来の202X年。 子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行していた。このメガネをかけると、街のどこからでもインターネットに接続して情報を交換したり、データをダウンロードして必殺技を手に入れたり、生身の体はないけれど本物そっくりの電脳ペットを飼ったり…メガネをかけた子供だけの秘密の遊びをすることができる。ただし≪メガネ≫を楽しめる時間には限りがあって……。 小学6年生の小此木優子は“メガネ遊び”が盛んな町、大黒市へと引っ越して来た。空間が壊れやすく、妙なことがたくさん起こるフシギ都市・大黒で、優子は危険な魅力をもつもうひとりの“ユウコ”と出逢う――。
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3.6沖縄本島の遙か南に位置する宇嘉見島には、人間を拐かす黒豚の悪神ウヮーガナシーの伝説がある。島育ちで映画好きの中学生・ヨナと東京からの転校生・波多野清子は『オズの魔法使い』をきっかけに接近するが、清子は「黒い豚に呪われている」と告白をする――離島に棲まう神々と悪童たち、ひと夏の異界譚。
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3.3
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3.0「赤い死」が蔓延するなか、千人の友達と僧院に避難したプロスペロ公は壮麗な仮装舞踏会を催した。そこへ現れたひとりの仮装した人物が、人々の間に狼狽と恐怖と嫌悪を呼び起こす――死に至る疫病に怯えおののく人々を描いた表題作のほか、処女作「メッツェンガアシュタイン」など短篇小説十篇と、蔵書の行間に書き込んだ思考の断片「覚書(マルジナリア)」を収録。 巻末に解説「ポォの作品について」を所収。 吉田健一の名訳が愛好した作品が名訳で甦る。
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3.0「人間の上でもなく、下でもなく。私たちのすぐそばにいるもの。それが沖縄の神々さ」 怪異を祓うため神々の住む島・白結木島を訪れた春秋の前に現れたのは、地元の少女、空。天真爛漫で島想い、どこまでもフリーダムな彼女に呆れる春秋だったが、空は神様との縁を切ることで怪異を祓う“花人”の後継者――春秋が島を訪れた理由そのものだった。未熟ながらも、島の人々とともに怪異解決に挑む少年少女の、沖縄青春ファンタジー! ★イラストシリーズ『蒼囲空』×カミツキレイニーの沖縄タッグが贈る、青春活劇! 【電子特典】キャラクターデザインラフ集
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-使命はただ1つ。7人の魔女を集めること――。 女王アメリアの率いる竜と魔法の国≪アメリア≫が≪魔法≫という超常の力を独占し、他国への侵略を繰り返す中、その魔の手は火と鉄の小国≪キャンパスフェロー≫にも迫りつつあった。――このままでは、キャンパスフェローは滅びてしまう。国の存続のため、領主≪バド・グレース≫は、数々の恐ろしい逸話を残す凶悪な≪魔女≫と呼ばれる者を仲間に引き入れる奇策に打って出ることに。あらゆる殺しの技術を叩き込まれた暗殺者≪黒犬・ロロ≫を率いて、第一の魔女≪鏡の魔女≫を仲間にすべく動き出すのだが――。鬼才カミツキレイニーが紡ぎ、ツカハラ ミノリが美麗に描く、ダークファンタジー巨編堂々開幕!! (C)カミツキレイニー・LAM/小学館┴(C)2024 Minori Tsukahara
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-大きなコンテナが失敗の原因!? 園芸の世界では大は小を兼ねません! 野菜栽培の基本から、実践に役立つさまざまな知識を、イラストを用いてわかりやすく紹介します。 【目次抜粋】 PART1 ベランダ・玄関では、小さな鉢ほど収穫&栽培を楽しめる ●園芸は飼育と同じ。環境を整えてから苗を購入する ●ストックに小さめに育て、ひょろひょろ「徒長」を避ける ●野菜の種類に合わせて選ぶ。ひと鉢にひと株が鉄則 ●ビギナーは成長スピードの速い野菜を育てるのがおすすめ ほか PART2 赤玉土と腐葉土があれば、野菜が健康に育つ環境がつくれる ●赤玉土はオールマイティ。団粒構造で根が元気になる ●腐葉土で通気・排水性がアップ。ふかふかの土に変えてくれる ●コンテナの用土に有機質肥料は扱いづらい ほか
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-『電脳コイル』磯光雄監督の新作を小説化。 『電脳コイル」』から15年。 当時誰もが想像しえなかった「ARがある暮らし」を予見した、監督・磯光雄。 彼が次に見通すビジョンはーー「AIがある宇宙での暮らし」だった。 舞台は、インターネットも、コンビニもある「2045年の宇宙」。 日本の商業ステーション「あんしん」で、少年少女たちは大きな災害に見舞われる。 大人とはぐれ、ネットや酸素供給が途絶した「あんしん」から、自力での脱出を目指す子供たち。ときに仲間の、ときにAIの力を借り、生きるための行動を採る彼らは、史上最高知能AIが語った恐るべき予言の「真意」にたどり着く。 絶体絶命の状況下で、子どもたちは何に触れ、何に悩み、何を選択するのかーー。 『電脳コイル』の磯光雄監督、15年ぶりのオリジナルアニメ『地球外少年少女』を、『魔女と猟犬』のカミツキレイニーが、前後編構成で完全ノベライズ! (底本 2022年2月発行作品) ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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-1巻1,940円 (税込)花やかな文豪達による<新>ハムレット競演。 収録作品は以下の通り。 巻頭8ページ口絵(4色)「ハムレット」をテーマにした銅版画=描き下ろし 巻頭詩 谷川俊太郎「初夏のハムレット」=書き下ろし * 太宰治「新ハムレット」(長篇小説) 芥川比呂志「ハムレット役者」(「タイツ」「三度目の正直」「太宰治とともに」エッセイ三篇) 志賀直哉「クローディアスの日記」(短篇小説) 小林秀雄「おふえりや遺文」(短篇小説) * ランボオ(小林秀雄訳)「オフェリヤ」*詩 (ランボオの同じ詩を二人の訳者で収録) ランボオ(中原中也訳)「オフェリア」*詩 * 大岡昇平「オフィーリアの埋葬」(短篇小説) ラフォルグ(吉田健一訳)「ハムレット――或る親孝行の話」(中篇小説) 福田恆存「ホレイショー日記」(中篇小説) * 小栗虫太郎「オフェリヤ殺し」(最後に異色ミステリ二作=中篇小説) 久生十蘭「ハムレット」 ※この作品はカラーが含まれます。
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-なにも絵画や彫刻、音楽だけが文化なのではない。あたりまえの日常にいちばん近い部分を発達させること。それこそが文化なのだ。吉田健一は、エリザベス朝にはすでに水洗トイレがあったことを指摘し、そこに実用性を重んじるイギリス文化の本質を見る。イギリスで他の芸術に比して文学が発達したのも、文化的であろうとしたからではなく、日常の言葉へのこだわりが、自然と、詩や小説というものになっていったからなのだ──。胡瓜のサンドイッチやハムの味、酒の飲み方など、身近な話題を入口に、いつの間にか本質的な部分へと読者をいざなう、名人芸的文化論。
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-電子未収録イラストと書き下ろしあとがきを含む豪華合本版! ガガガ文庫『七日の喰い神』全4巻のカバーイラスト、カラー口絵、本文、挿絵、あとがきなどをまとめた合本版。電子特典版として、未収録イラストと書き下ろしあとがきを収録。合本カバーは全巻のイラストがデザインされている新規レイアウト!! この作品の容量は、34.5MB(校正データ時の数値)です。
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-神を憎む男の相棒は、人喰う神の少女。 夏の猛暑のさなか、行方不明となっていた少年が凍った死体となって発見された。警察は事件の異常性から“マガツガミ”によるものと判断した……。古来よりこの国には人間に害を為す禍々しい神々“マガツガミ”が存在する。そして、それらマガツガミを討伐する特殊な力を持った者たちを“祈祷士”と呼んだ。連携し独自に組織を作り上げた祈祷士たちは、マガツガミたちと長きにわたり戦いを続けてきた――。そして現代、天才的な資質を持ちながら祈祷士としての道を捨てた男・古川七日と、可愛らしくも残酷な“喰い神”の少女ラティメリア。人間とマガツガミという許されざる異種間のコンビは、法や常識に縛られることなく、彼らなりの理由と方法でもって禍々しい神々を葬っていく。 カミツキレイニー待望の新作は、「冷徹な最強の男」×「人を喰う神の少女」の異種バディもの! 共闘もするが、たまに殺し合いもする……そんなコンビが見せるダークファンタジー! ※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
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-『ガガガ文庫 憂鬱なヴィランズ(イラスト完全版)』のカバーイラスト、カラー口絵、本文、挿絵、あとがきなど、全5巻分をまとめた合本版。特典として、書き下ろしあとがき、新規レイアウトの合本カバーを収録! その絵本を読む者は悪(ヴィラン)に染まる 「赤ずきん」の嘘つきオオカミ、「白雪姫」のいじわる王妃、「青髭」の殺人公爵など、童話やおとぎ話の悪役たちが勝利するという最悪の結末が描かれた絵本【ワーストエンド・シリーズ】。 その中に棲む悪役たち(ヴィランズ)は、絵本を所有した人間に取り憑き、その醜い欲望を剥き出しにする――。 親友の失踪、バスジャック事件、高校生・笠木兼亮の周囲で起こる異変の数々は、これから始まるさらなる事件への前兆だった。そして、蒼い目を持つ少女・帯刀月夜と出会った瞬間から、彼は不可思議な戦いの渦に巻き込まれていくことになる。悪役(ヴィラン)に借り受けた異能力を使い、罪を犯す者と、それを阻止する者たち。互いの能力を駆使し死力を尽くした戦いの幕が上がる。 第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞『こうして彼は屋上を燃やすことにした』で鮮烈なデビューを飾ったカミツキレイニー、待望の新作! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 この作品の容量は、30MB(校正データ時の数値)です。
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-その絵本を読む者は悪(ヴィラン)に染まる 「赤ずきん」の嘘つきオオカミ、「白雪姫」のいじわる王妃、「青髭」の殺人公爵など、童話やおとぎ話の悪役たちが勝利するという最悪の結末が描かれた絵本【ワーストエンド・シリーズ】。 その中に棲む悪役たち(ヴィランズ)は、絵本を所有した人間に取り憑き、その醜い欲望を剥き出しにする――。 親友の失踪、バスジャック事件、高校生・笠木兼亮の周囲で起こる異変の数々は、これから始まるさらなる事件への前兆だった。そして、蒼い目を持つ少女・帯刀月夜と出会った瞬間から、彼は不可思議な戦いの渦に巻き込まれていくことになる。悪役(ヴィラン)に借り受けた異能力を使い、罪を犯す者と、それを阻止する者たち。互いの能力を駆使し死力を尽くした戦いの幕が上がる。 第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞『こうして彼は屋上を燃やすことにした』で鮮烈なデビューを飾ったカミツキレイニー、待望の新作! ※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
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-「鳥肌モノ」と麻枝准が賞賛した、青春小説 「他に好きな人ができたんだ」 「い、嫌だっ」 彼氏のアメくんにフラれて生きる希望を失った私は、衝動的に学校の屋上へと向かう。身を投げるために。 けれどそこで私は、「ライオン」「ブリキ」「カカシ」と『オズの魔法使い』になぞらえて呼び合う奇妙な3人と出会う。みんな私と同じように死にたいと思っていて、だけど3人は「復讐してから死ぬんだ、あなたもそうしませんか」なんてあっけらかんと言う。拍子抜けして、自殺する気がしぼむ私。そして、アメくんとの思い出に彩られていない唯一の場所である屋上へと、日々、私の足は向くことになる――。 「独特の空気感を纏ったジュブナイル小説(あえてライトノベルとは呼びません)。オズの魔法使いに登場するキャラクター名で記号的に呼び合う仲間たちの物語なので、その空気が後半まで壊れない。そしてそれを壊す時=その隠されていた登場キャラクターの名前が一気に明かされるシーンは、鳥肌モノでした」と『CLANNAD』『AngelBeats!』の麻枝准氏が賞賛した、第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞受賞作。誰もが経験する恋愛の痛みを、こぼれ落ちそうな思春期の内面を描き切った、青春小説。 ※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。