■アッシャア家の没落(The Fall of the House of Usher,1839)
旧友ロデリック・アッシャアからから
手紙を受け取った語り手《私》は彼の許へ。
神経をすり減らした彼の心の慰めになればと
思ったものの、
不調の原因は二卵性双生児である妹マデリンが
重病に伏していることだった。
ある晩、とうとうマデリンが亡くなり……。
■群衆の人(The Man of the Crowd,1840)
語り手《私》は秋のロンドンのコーヒー店で
窓辺に座り、通りを行く人々を観察していた。
雑踏の中に一人の老人を見出した《私》は、
その人物の挙動が気になり、後をつけた。
すると……。
■赤い死の舞踏会(The Masque of the Red Death,1842)
疫病から身を躱そうと、
臣下と共に城に閉じ籠もったプロスペロ公。
■アモンティラドの樽(The Cask of Amontillado,1846)
amontilladoはシェリー酒の一種。
語り手こと《私》=モントレゾルは
自分を侮辱した酒好きのフォルテュナトに復讐するため、
大樽を入手したと偽って……。