汽車旅の酒

汽車旅の酒

880円 (税込)

4pt

4.2

旅行をする時は、気が付いて見たら汽車に乗っていたという風でありたいものである――。旅をこよなく愛する文士が美酒と美食を求めて、金沢へ、新潟、酒田へ、そして各地へ。ユーモアに満ち、ダンディズムが光る著者の汽車旅エッセイを初集成。巻末に観世栄夫の逸文を付す。〈解説〉長谷川郁夫

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汽車旅の酒 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年10月11日

    酒が好きな人は、そのディティールを細かに表現しようとするが、この著者には一切ない。とにかくぐいぐい飲んで、ぐいぐい書く。本当にかっこいい。

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    Posted by ブクログ 2015年03月24日

    代表作になるとは思えないのだけれど、旅、酒、汽車と揃うとどうしても点が甘くなる。休日に気持ちいい読書ができたので5☆。そもそも金沢について書いている人なので不思議ではないが、このタイミングでの刊行は北陸新幹線開業に合わせてたものでないかと勘ぐってしまう。まあ、それはそれで。

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    Posted by ブクログ 2020年12月13日

    英文学者にしてあの吉田茂の息子による旅と酒と食のエッセイ。東京駅からひたすら飲み続け(多くは夜行)、到着した街でも午前から飲み続ける。特に金沢がお気に入りだったようで、金沢のエッセイが多い。

    当時の文豪というか文士の飲みっぷりが良く分かる。不思議な魅力の作品。

    0

    Posted by ブクログ 2020年04月04日

    収録されている最初のエッセイの書き出し。

    【引用】
    三ヶ月目毎に、或は大体その位の所で五、六日ずつ、或は一週間位、旅行が出来たらどんなにいいだろうと、思う。
    【引用終わり】

    まさに。
    この出だしに引き込まれた。
    また、こんなことも書かれている。

    【引用】
    全く、旅先で一晩旨い酒を飲むこと程、我...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年08月11日

    「酒が本当に上等になると、人間は余りものを言わなくなるものである。」そうですね(^-^) 酒は静かに飲むものだと思います(^-^) 吉田健一 著「汽車旅の酒」、2015.2発行、中公文庫です。一番心を揺さぶった箇所はw「人間は仕事が出来る間が花だ、と言うが、むしろ、したい仕事をしてしまって、天気なら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月06日

    旅行といえば移動中や宿泊先で楽しむ酒のことが真っ先に頭に浮かんでしまうくせに、肝機能の数値におびえ深酒に後ろめたさを覚える呑兵衛たち。そんな我々を嘲笑うがごとく、酒を愛する著者の飲みっぷりがなんとも潔い。どれだけこの人は酒好きだったのだろう、果たして素面でいる時はあったのだろうか。

    0

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