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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.331
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「初恋はプリンスと」「忘れえぬ情熱」「わたしだけの後見人」「幸せという名の契約」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.330
    NEW
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「この恋はスキャンダル?」「いたずらな嘘」「金のハートのありか」「プリンセスにプロポーズ」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.326
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「傲慢な公爵の陥落」「華麗なる憂鬱」「愛のため夜を駆けて」「謎だらけのプロポーズ」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.233
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「運命の舞踏会」「砂漠の花嫁」「オフィスのシンデレラ」「大富豪の妻の心得」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.224
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「拒まれた無垢な想い」「招かれざる愛人」「百本の薔薇に抱かれて」「誘惑は急がずに」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.140
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「誘惑のとき」「砂漠のプリンス」「来年の今日、ここでまた」「置き去りにされた花嫁」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.128
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「嘘つきなシンデレラ」「聖夜に降る奇跡」「唐突な愛撫」「失われた地図」の4話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.282
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「スペインの侯爵」「春が訪れる前に」「大富豪の小さな天使」の3話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.210
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「背徳の花嫁」「大富豪に恋した操り人形」「スペイン公爵の嘆き」の3話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.186
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「サルド家の兄妹」「再会は炎のように」「プリンセスの願い」の3話をまとめて収録。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.118
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「私の愛したプレイボーイ」「愛は惑いののちに」「聖夜に永遠の愛を誓って」の3話をまとめて収録。
  • ハーレクイン・イマージュセット 1
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    お得な価格でハーレクイン・イマージュ2作品収録『愛と犠牲の花』-両親を早くに亡くし、妹たちの面倒を見てきた助産師のアビィ。彼女が勤務する産科に、ローハンという名のまばゆいばかりにハンサムなドクターがやってきた。見るも鮮やかな手つきで処置をほどこす有能な彼に、周囲の女性たちはまたたく間に虜になっていった。アビィもまた、彼に微笑まれるとどうしようもなく胸がざわついた。だが、ローハンは愛や結婚に否定的で、自己犠牲的な彼女の生き方をも非難する冷たい男性だとわかる。ショックを受けるアビィだったが、ある夜、突然ローハンが彼女の家を訪れ、思いがけない申し出を――。『スペインの情熱と絆』-1年前、スペイン人の夫サヴの運転する車が衝突され、アイラは4歳の息子ケーシーを失った。その後、サヴは罪悪感から心を閉ざし、彼女に冷たい態度をとるようになっていった。背中を向け合って眠りにつく日々が続き、やがてアイラは離婚しかないと考えるようになる。そのために仕事への復帰を決める彼女だったが、皮肉にも、サヴと同じ職場を選ばざるをえなかった。仕事場では気さくで、魅力的で、部下からの信頼も厚い彼。妻の自分には見せてくれない顔に、アイラの心はさらに沈み……。
  • 燃えつきるまで
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    ●『追憶の恋人』(ローリー・ペイジ著)ある殺人事件の捜査のため、検死官のチェルシーはモンタナ州ルーモアへ向かった。大変な事件になりそうだわ。彼女はため息をついた。ルーモア町長であるピアスは、かつての恋人なのだ。チェルシーの脳裏に八年前の熱い日々がよみがえった。 ●『謎めいた瞳』(ジェニファー・マイケルズ著)叔母を殺害されたコルビーは、事件の真相を探るため独自の調査に乗り出した。人づてに、評判の高い霊能力者テッサを紹介されたが、コルビーは半信半疑だった。魔女かなにかじゃないのか?だが目の前に華奢な美女が現れると、すべての邪念が吹き飛んだ。
  • スター作家傑作選~プレミアム・コレクション I~
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    『愛を捨てた理由』 ケイトの勤務する会社が突然買収され、現れた新社長の姿を見て、彼女は我が目を疑った。5年前、事業が成功して富豪になるや、別の女性を作ってケイトを捨てた元夫のショーン。今でも私の心は血を流しているというのに、彼の下でなんて働けないわ。ましてや、離婚後に身ごもったと気づいた息子の存在は知られたくない……。 『ハネムーン』 牧師の次女ジョージアがイタリア名家の子息レンツォと結婚するのには、誰にも言えない事情があった。もともとレンツォの婚約者だったジョージアの姉が、彼の既婚の弟と駆け落ちしてしまい、姉の身代わりとして結婚に同意しなければ、父親に事実を告げると脅されたのだ。姉の背徳を知れば、聖職者の父はどれほど悲しむか……。 *本書に収録されている『愛を捨てた理由』は既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 王冠の行方 I
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    『王女のスキャンダル』―“尼僧”とあだ名されるほど生真面目なメガンは、ある夜、情熱にかられて敵国ドロエダの伯爵ジャン=ポールに純潔を捧げた。その後何の連絡もなかったのに、彼の子を宿していると聞いたとたん、彼はメガンにプロポーズした。結婚を政治的に利用するつもりなのだ。メガンはジャン=ポールのプロポーズを断固として拒絶した。『罪深き公爵』―メレディス王女は、幼いころからプレスコット公爵に憧れていた。妹の結婚式で彼とキスを交わしたとき、その憧れがおとなの情熱的な恋に成長していたことをはっきりと感じた。メレディスは意を決して公爵に思いを伝えるが、拒絶されてしまう。公爵には、彼女の知らない深い事情があったのだった。
  • シークに愛されて I
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    ●『砂漠の呼び声』―リンダは夢見心地で憧れのスペインに着いた。タクシーで、家庭教師を務める予定の農園へ向かう。一刻一刻、面接の時に会ったドン・ラモスとの再会が近づく。待ち遠しい。とても手の届かない相手だけれど……。その時突然、タクシーが何かに衝突したあげく、崖から転落した。気がつくと、リンダはアラブ系の男の腕に抱かれていた。●『熱砂の誓い』―「離婚は成立していない。君は今でも僕の妻だ」ブリンは、不意に現れたかつての夫カリールの言葉に耳を疑った。たった一年の結婚生活は、まるで悪夢のようだった。中東の王国ズワルと、その国王であるカリールから逃げだし、故郷に戻ってきて三年。王国でのできごとを忘れ、心の傷もようやく癒えたところなのに。
  • まんがグリム童話2024年6月号
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    5.0
    ◆豪華連載作!! 特集「閉鎖村の淫習~犠牲になった子どもたち~」 ★巻頭カラー ・竹崎真実「金瓶梅」 第6夫人を狙う新たな美女が現れて――!? ★新連載!! ・アオイセイ×あしだかおる「夫も子宮も奪われて」 幸せの絶頂から奈落の底へ落とされた女の復讐劇!! ★話題作&特集作 ・藤森治見「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~」 愛する女性のために身も心も捧げる男たちの戦い!! ・安武わたる「声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~」 チヌに接近を図る元客・沼尻の思惑とは――!? ・葉月つや子「高級娼婦たちの寝室~闇聖母スカウトキャラバン~」 客に恋愛感情を持ってしまう万年2軍トップのヒロカの今回の相手は!? ・桜井美音子「カストラート」 去勢によって作られた禁断の美声!! ・空路「消された命―岩の坂の殺人鬼―」 幼き命が荒稼ぎの犠牲になった狂気の赤子殺害事件! ・黒川晋「山神様の巫女たち」 神聖なる儀式の日に起きた龍頭さまの祟りに村中が戦慄する!! ・飯島淳子「仇討ち娼婦~家族惨殺から始まる血の報復~」 「死人に口なし」とばかり村中が兆治に汚名を着せまくって!? ・小田原愛「中学校狂師~カラス女は許さない~」 九鬼の“下民降格”に成功したサキ…来たる魚神祭りに向け動き出す――!! ・なつまろ。「大正純愛復讐譚~母を焼き殺された私は鬼と化す~」 娘の奇病の原因に違和感を抱いたヨシ子の父が春陽に疑惑の目を向け…!? ・タナカトモ×筑谷たか菜「顔を盗られた女~この世から「私」がいなくなる~」 人志と真夜の浮気現場を目撃した朝日…さらなる絶望の連鎖が朝日を襲う――!! ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なり、非表示もしくは掲載されないページがある他、特別付録はついておりません。尚、電子版からは、誌面の一部を切り取って使用する応募券やクーポン券等は使用できません。ご了承ください。
  • 完璧な公爵は嫉妬と愛をもてあます
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    そう、私はただの居候。愛しの公爵の眼中にさえない……。 エレノアは14歳のとき、父の遺言で指名された後見人である、ケンダル公爵ヒューに引き取られ、公爵邸で暮らしてきた。年上の彼に密かな恋心を抱き、いつしか憧れは愛へと変わっていった。それなのに今、ヒューはエレノアを早く“片づける”と口にして、社交界デビューさせるという。結婚させて厄介払いしたいのだろう。「私はおまえに手を出すほど恥知らずではない。おまえの純潔を守るのが、わが務めだ」彼にそう告げられ、エレノアはとっさに挑発的に反論した。すると、ヒューは彼女を机に押し倒して唇を奪い、冷徹に言い放った!「まるで食指が動かず、始める気にもならない」 ■エレノアにキスし、凍てつくような冷たい言葉で彼女を突き放したヒューは、翌日、社交界で評判の伯爵未亡人との婚約を決め……。エレノアの長年の想いは、実らぬまま枯れてしまうのでしょうか?『公爵の無垢な花嫁はまだ愛を知らない』(PHS-296)の関連作。
  • 公爵の無垢な花嫁はまだ愛を知らない
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    青い瞳の公爵に抱き止められた瞬間、運命の歯車が回りだした! 過保護で過干渉な兄のもとで育った、喘息の持病があるベアトリス。 年頃を過ぎても社交界デビューはおろか、結婚も出産も諦めているが、空想好きな彼女はある日、女性を愛せない友人との便宜結婚を思いつく。 友人とのスキャンダルを偽装して、大勢の人に目撃されれば…… 結婚以外に選択肢はない。だが約束の日、現れたのはまったくの別人―― ハンサムだが放蕩で悪名高い公爵ブリッグスだった。 ベアトリスはパニックに陥った。転びかけ、公爵のたくましい腕に抱き止められた、まさにその瞬間――兄が大勢の客を引き連れて現れる。 なんと公爵は、いきり立った兄に妹の貞操を奪ったかどで、決闘を申し込まれてしまった! すると公爵は言った。 「決闘はしない――結婚する」 ■NYタイムズのベストセラー作家で、HQロマンスでも大人気のメイシー・イエーツが別名義で綴るヒストリカル・ロマンス。濡れぎぬなのに、ヒロインとの結婚を宣言した公爵ヒーローの思惑は?ずっと籠の鳥だった孤独なヒロインが愛と情熱を知る感動作です。
  • 略奪された淑女
    4.0
    ハイランドに、優しい愛などない。愛は、乙女を一瞬で焼き尽くす野火。 破産寸前の没落貴族を父に持つペニーは、将来を悲嘆していた。いずれ私は、金持ちで好色な老人と結婚させられるのだろう、と。事実、父は娘を借金の形に売ったが、相手は意外な人物だった。ラクラン――海運業で莫大な富を築いたというハイランドの氏族長は、恐ろしく背が高く、屈強で非情な目をした無口な男だった。ペニーは怯えながら彼を見上げ、はっとした。この人を知っている!幼い頃、ただ一人心を許し、慕っていた年上の優しい少年。突然消えてしまった彼が戻ってくるなんて……私を妻にするために?だが、夫となったラクランに、少年の面影や優しさは微塵もなかった。彼はまるで復讐するかのように、夜ごと激しい情熱をペニーにぶつけ……。 ■HQロマンスとヒストリカル・スペシャル、二足のわらじで活躍する話題の覆面作家ミリー・アダムズがお贈りするのは、ワイルドなハイランダーとの愛なき結婚ロマンス。情熱的な筆致で綴られる感動作を、どうぞお見逃しなく!
  • ときめきの予感
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    『熱い逃避行』―ジェシカは執拗なストーカーから逃れ、親友の兄クライドが経営する牧場に身を隠すことにした。クライドは、幼い頃からジェシカの憧れの男性だった。彼は大人の女性に成長した私を認めてくれるかしら?彼女の思いを嘲笑うかのように、不吉な影が忍び寄っていた。 『悲しみを抱きしめて』―医師のバイオレットは、すべてに自信をなくしていた。担当の患者を亡くして以来、自分を責める日々が続いている。だが、ひょんなことから出会った外科医のピーターと交流を深めるうち、彼女の心に温かいものが芽生えはじめた。そんな彼女に、ピーターは彼の患者である幼い少女を紹介する。
  • ボスに恋愛中
    4.0
    『愛人関係』―しばらく前から予感していたことを、クレアははっきりと医者に宣告された。妊娠……。相手は勤務先の若き経営者マックス・レイサムだ。この五カ月間クレアは、昼は有能な社長秘書、夜は情熱的な愛人として、身も心も彼に捧げてきた。マックスは何よりも束縛を嫌っている。妊娠を打ち明ければ、彼は猛烈に怒るだろう。 『秘書を愛したボス』―ステイシーが敏腕弁護士ガレスの秘書として働くようになって一年。その間、妊娠直後に夫を亡くすという不幸に見舞われながらも、悲しみを乗り越え、彼女は今や優秀な働き手となっていた。週末、山の別荘にこもって仕事をするガレスに書類を届けようと、ステイシーは八カ月の身重の体をおして、雪の中、車を走らせた。だが無理がたたったのか、陣痛が始まってしまう。ガレスと対面するころには、もはや動ける状態ではなかった。
  • 誘惑のとき
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    アフリカの奥地で反乱が起こり、伝導教会に付属した診療所の看護婦たちはかけつけた野戦部隊の兵たちに案内されて救出機の待つ飛行場まで泥まみれの行軍をした。しかし、最後の小型機は満席で、いちばん若いイヴは、けなげにも港町まで四十キロのジャングルを、野戦部隊の少佐とともに歩く決心をした。食料を肩に、二人は反乱軍の出没する密林に再び入った。
  • 孔雀宮のロマンス
    -
    南の島で5年ぶりに再会した婚約者には恋人がいた。対岸の町で職があると聞き、港に行ったが2人用船室の寝台が1個空いているだけだという。女の相客は断ると言われたテンプルは、男装して船に乗り込んだ…。
  • 紅葉繚乱
    完結
    -
    全1巻712円 (税込)
    学生時代から憧れ続けた天才画家・篠井圭吾と結ばれた佳乃。だが彼の目的は佳乃の父への復讐のためだった。憎まれながらも、孤独に苦しむ篠井を愛し続ける佳乃の想いは、果たして伝わるのだあろうか…。表題作「紅葉繚乱」を含む、哀しく切ない愛を描き出した感涙のラブ・ストーリー傑作選。
  • 荒野の乙女【ハーレクイン・イマージュ版】
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    真っ白な記憶のページに、あなたとの時間が刻まれてゆく。 ああ、自分の名字すら思い出せない。わたしはいったい誰なの?記憶を失ったリギアがたどり着いたのは、荒れ野にぽつんと立つ屋敷。当主のエイブリーは医師で、親切に面倒を見てくれたが、近くに住む彼の従兄弟ロバートははなから彼女を疑ってかかる。記憶喪失と偽って財産を狙う女狐め!ロバートは意地悪な秘書とともにリギアに冷たく当たった。つらい、もうここにはいられない……。リギアがいたたまれない思いをしていたある日、ロバートの愛犬を助けたことで、彼の態度が和らいだ。そして雨宿りで寄った彼の家で、ついに記憶の扉が……。 ■ハーレクイン黎明期を支え、品格のあるクラシックな物語を生んだ不世出の作家ヴァイオレット・ウィンズピア。本作は天使のようなエイブリーと悪魔のようなロバートに挟まれ、惹かれてはいけないほうに惹かれて翻弄されるヒロイン、リギアの耐え忍ぶ恋物語です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 古城の大富豪と契約結婚
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    わたしはアテナ、戦いの女神よ。あなたの愛を勝ち取るために生まれたの。 養父母のもとで囚人同然の生活を送ってきたアテナには、8歳以前の記憶がない。そしてある日、売られることになった。花嫁として、顔も知らない中年の男に。自由が欲しい。好きなところに行き、好きなものを食べ、恋愛をしてみたい。そして、本当の家族を捜したい!アテナは、夫となる男のもとに向かう車から飛び降り、駆け出した。どこまでも逃げ続けたがやがて力尽き、意識を失う直前、温かい腕に包まれた気がした――。目を覚ますと、豪華な室内にいて、男性の声が響いた。「そのドアを開けることはできない。きみはぼくのものだ」 ■今まで屋敷の外へ一歩も出たことのなかった無垢なヒロインは、古城に住む体中に傷のある大富豪に契約結婚を持ちかけられ……。自由を求めるヒロインと、孤独を求めるヒーローの恋の行方は?ご好評いただいた『ギリシア神に隠した秘密』の関連作です。
  • ギリシア神に隠した秘密
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    この子はあなたの子。でも、それは言えない――言えばきっと、奪われてしまうから。 交際中の恋人に、やっと純潔を捧げる覚悟ができたモーガンは、金髪美女をベッドに連れ込む彼を見てショックを受ける。隣室に駆け込むと、そこには彼の兄コンスタンティンが。ギリシア神のように逞しい美貌の彼こそ、本当は出会った瞬間、惹かれるものを感じていた相手。モーガンは誘われるまま、魔法にかかったようにコンスタンティンに純潔を捧げてしまった。その翌朝、不幸にも恋人が自動車事故により帰らぬ人となる。5カ月後、モーガンは膨らみかけたお腹を抱え途方に暮れていた。コンスタンティンに打ち明けなくては。子供の父親はあなただと。だが彼は冷然と言った。「僕の子であるはずがない」 ■二人が清い関係だったとは知らないヒーローは、ヒロインが宿したのは弟の子と信じ込み、名目だけの結婚を迫ります。ギリシア富豪との身分違いの愛に憧れたウエイトレスの一夜の夢――はたして儚く散ってしまう運命なのでしょうか? 切ない愛なき結婚物語!
  • 隼の伯爵と乙女【ハーレクイン・イマージュ版】
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    隼のような鋭い瞳の伯爵が美しさの陰に秘めた、傲慢な魂―― 骨董店の売り子をしているフェイは、まだ恋をしたことがない。休暇で旅に出たある日、乗っていたバスが立ち往生し、なにげなく外へ出た彼女は森のなかに立つ美しい古城に魅了された。そこへ突然、金色の瞳をした容姿端麗な男性が木陰から現れ、フェイは驚いた弾みで足首を捻挫してしまう。彼こそ、城主のデ・リベロ・ファルカン伯爵、ヴィンセント。伯爵は痛みで歩けない彼女をなんなく抱え上げ、そのまま城へ向かった。人に命令して従わせるタイプの男性にこんなに近づくのは初めて……。ときめきと不安が入りまじるフェイの心に、伯爵の甘い問いが忍びこむ。「さて、とらわれの姫の名前を教えてくれないか?」 ■今やロマンス小説界の女王となったリン・グレアムも尊敬する作家として挙げる、名匠ヴァイオレット・ウィンズピア。美しい情景と深遠な心情の境を彷徨い描き出される世界観をご堪能ください! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 交換条件は、純潔
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    囚われの乙女は決して忘れなかった。地下牢の闇から垣間みた、輝く彼の姿を。 豪奢な邸宅で、アニックは主の帰宅を待っていた――有名な美貌の実業家、マキシマス・キングに頼み事があるのだ。クーデターで10年間、王宮の地下で過ごした王女アニックは、少し前、突然現れた逞しくハンサムな“王子様”に光の世界へと救い出された。そして王子様の名はマキシマスで、大富豪と政府特命の暗殺者という2つの顔があることを知る。戴冠式を控え、身の危険を感じた彼女には助けが必要だった。どうすればもう1つの顔を隠す彼に願いを聞いてもらえるの?考えあぐねたすえ、アニックは思いつめた表情で切り出した。「どうか私を助けてください。代わりに、私の純潔を捧げます」 ■ヒロインの突拍子もない言葉を一笑に付したヒーロー。男性的魅力あふれる彼に、ヒロインは形だけの結婚を申し込まれますが……?リン・グレアム顔負けの劇的展開で大人気、メイシー・イエーツが別名義で綴る、ロマンティックな再会のシンデレラ物語!
  • 孤独な王と、拾われた少女
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    心をなくした王の、 容赦なき独裁愛。路地裏の少女リビアが、マテオ王に拾われたのは17歳のとき。 今では王の秘書として、公務や外交のすべてを管理している。 冷徹で傲慢なマテオ王のどんな要求にも応え、尽くしてきたが、 ある日、決して従うことのできない命令が下される。 それは、マテオとの結婚――秘書から王妃への“昇進”だった。 求められるのは常に職務だけ。王が孤児を愛することなどない。 わかってはいても、リビアの秘め続けた愛は、もう限界だった。 初めて命令に背いた彼女に、マテオは冷たく言い放った。 「君ははじめから僕のものだった。断ることは許されない」
  • 野獣王子と、兄王の許嫁
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    愛する人はあなたなのに、 「兄のものになれ」と言うの?その日、バイオレットは真昼の誘拐劇の被害者となった。 モンテ・ブランコ王国の王子、ハビエル・デラクルスによって。 彼の兄マテオ王にカジノで負けたバイオレットの父親が、 娘を王に売ったというのだ。パパがそんなことするなんて……! 抵抗むなしく、彼女は贅を尽くした異国の王宮に閉じ込められ、 王との謁見までの数日間、ハビエルとともに過ごすことになる。 国民にも怖れられるほど強面の王子に国を案内され、街を歩き、 ダンスを教わるうち、バイオレットは彼に強く惹かれていく。 兄王のそばにいても、きっと私はもう、弟しか目に入らない……。
  • イタリア富豪と醜いあひるの子
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    イタリア富豪が醜いわたしに求婚したのは、ただ自分の体面を守るためだけ……。 亡き友人の遺児を迫りくる危険から守るため、ミネルバはとっさの思いつきを口に出した。赤ん坊の父親は兄の親友ダンテ、大富豪のイタリア人だと。優秀な美男美女ぞろいの家族の中で唯一冴えないわたしを、ダンテは何かと気にかけてくれた――たとえ哀れみゆえにしても。今は彼の誇る財力と権力にすがるしかないわ……。身に何の覚えもないダンテはミネルバの爆弾発言に激怒したが、彼女の事情を知るやいなや即座に驚くべきことを言い放った。「選択肢は一つしかない。ぼくと結婚するんだ!」 ■ハーレクイン・ロマンスで活躍中の“とある人気作家”が覆面作家ミリー・アダムズとしてデビューしました! 今作の邦題はハーレクイン公式Twitterの読者タイトル投票で決定しました。はからずも憧れの男性から愛なき結婚を迫られたヒロインの運命は?
  • ブルー・ジャスミン【ハーレクイン・ロマンス版】
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    むせ返るような野生の花の香は誘う――運命の人が待つ、遙かなる金の砂の王国へ。 亡き父への思慕を募らせ、彼が生涯愛した砂漠を訪れたローナ。だが、オアシスに立つ父の家はすでに朽ち果て、廃墟と化していた。茫然とするローナに追い討ちをかけるように、とつぜん盗賊が現れ、襲いかかってきた。と、妖しい光を瞳に宿した馬上の男がローナを救った。きのう、砂占い師が予言した、黒い髪の男性との出会い。私を追いかけ、私に触れるというその人は、彼のことなの?不安に駆られ、町まで送ってほしいと懇願するローナをよそに、男は彼女を連れ去った――あまりに熱く、甘美な砂の世界へ。 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする、伝説の名作選。宝塚歌劇団で舞台化されたことはあまりに有名な、知る人ぞ知る珠玉作です。ウィンズピアらしいクラシカルな雰囲気漂う、王道シークものをお楽しみください。 *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • アリスのめざめ【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    私の代わりに、婚約を破棄したいと彼に伝えてきて――アリスは妹からの無理なお願いを断りきれず、妹の婚約者に会うため、ひとりギリシアへ飛んだ。旅の途中、とあるホテルに滞在していたとき、あろうことかボーイに扮した謎の男に誘拐されてしまう。名はステファン・カサンドロス。妹の婚約者をよく思わぬホテル王。アリスを妹だと思い、彼女を道具に一矢を報いようとしているらしい。彼女が必死で人違いだと訴えても耳を貸そうとせず、ステファンは彼が所有する地所へアリスを連れ去った。「きみを、思うがままに扱わせてもらう」と、容赦なく宣告して。 ■引っつめ髪に眼鏡の地味なアリスは、太陽のような妹に比べ、影の薄い存在。そんな彼女の前に、冷酷な唇と熱い瞳を併せ持つギリシア大富豪が現れ……。おとなしい乙女の心の奥に秘められた情熱がめざめ、愛へと昇華する――大スター作家が生んだ、不朽の名作! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 女たちの事件簿Vol.5 犯罪被害者 1巻
    完結
    -
    人間の業と悲しさを描く社会派ミステリーを集めた、ヒューマンドラマコミック誌『女たちの事件簿』第5弾「犯罪被害者」。たまたま町でケンカになり殺された恋人の復讐を計画する女性の心情を描いた、おおにし真『残酷な日曜日』。幼い娘を殺された母の怒りと悲しみを綴った尾方琳『琥珀の瞳』など、被害者家族のつらさと復讐心を描いた読み切り5作品を収録。
  • 幸せの値段
    完結
    -
    彼氏とは相性もいいし会いたいときに会えて、稼いだお金を自由に使える、今の関係でいたい。結婚も専業主婦も家に縛られるようで嫌! カレや母親から結婚を迫られる度に、あれこれ言い訳して逃げてきた私。そんな中カレとのデート中に、専業主婦になった元同僚と出会う。彼女とは、以前はおしゃれで張り合う仲だったのに、今はカットしてない髪に安そうな服、その服に子供のよだれがだらだら。けれど彼女は幸せそうに笑ってて…どうして彼女は笑っていられるの?
  • 不機嫌なマリア
    完結
    4.0
    妊娠中って、誰も彼も大事にしてるのは赤ちゃんだけで、わたしの気持ちはどうでもいいの? お母さんになるってことはわかっているつもりだけど、なんだか寂しい…! 結婚3年目のまりあは妊娠中。重いものは持たなくて良いし皆が大事にしてくれて極楽~♪ と思ったのもつかの間。好きなオシャレは取り上げられるし、友達からは遊びのお誘いが来なくなるし、結婚記念日は上手く祝えないし、旦那の浮気の心配まで出てきて――!?
  • 純愛のアラベスク
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    あなたのそばで踊るたびに、心は喜びと不安でいっぱいになる。 イギリスの村で伯母と暮らすローリは、バレエ学校に通う17歳。ある日、彼女に驚くべき転機が訪れた。ベネチアの一流のバレエ団の総監督マキシム・ディ・コルテがローリの才能を見いだし、バレエ団に入るよう誘ってきたのだ。夢のような話に伯母は喜んだが、ローリの心は震えた。バレエは大好き。でも、伯母を一人残していくことはできないし、同じくバレエダンサーだった両親を劇場の火事で亡くして以来、舞台に上がると足がすくんでしまうのだ……。それを知ったマキシムは半ば強引に彼女をベネチアへ連れていき、厳しいレッスンを開始した。時折見せる笑顔でローリを魅了しながら。 ■美しさのなかに激しさと厳しさを内包するクラシックバレエの世界。小説やコミック、映像において無数の名作を生んでいるこのテーマを、英国ロマンス界の魔術師ウィンズピアはどのように料理したのでしょうか? 魅惑の地ベネチアが舞台の、心ときめく物語です。
  • 乙女の願い
    完結
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    彼氏の義明とは同棲生活2年半。彼が結婚のことをどう考えてるのか気になって、家具を見にいったり、お見合いを匂わせたりして、プロポーズがほしいってアピールする私。雰囲気づくりもしてみたけど、彼にはまるでそんな気配なし! ついには、私が強引に言わせようとしていることに気づいた義明とケンカしてしまい、結婚どころか破局の危機!? どうしてそんなことするのかって…だって、不安なんだもの…安心できる言葉がほしいの――!
  • もう一度妻に ホワイトホーン・マーヴェリック
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    ホワイトホーン――彼女にとってそこは幸せと夢が打ち砕かれた場所だった。■トレイシーは七年ぶりにホワイトホーンの町を訪れた。FBIの捜査官として、近郊のラフィング・ホース保留地で発見された骨を調査するためだ。それは必然的に、郡保安官のジャド・ヘンズリー――かつての夫に会うことを意味していた。警察署でジャドの姿を見たとたん、トレイシーは稲妻に打たれたような衝撃を覚えた。初めて彼に出会ったときと同じように。でも、あのころのように感情の赴くまま、ジャドに身を任せるわけにはいかない。ふたりのあいだには今なお、息子を亡くしたときの悲しみが横たわっているのだから。
  • 涙が雪に変わるとき ホワイトホーン・マーヴェリック
    3.0
    ◆また彼に頼って、捨てられるのはいや!事件が解決したら、出ていってもらうわ。◆ 「きみの夫だ。寒いから早くドアを開けてくれ」暗闇から姿を現した夫に、ダニエルは強い衝撃を覚えた。FBI捜査官だった夫のカイルは、二年前、潜入捜査に入るとだけ告げて、家から出ていった。さらに、同僚を通じて、それまで住んでいたデンバーを離れるようダニエルに伝えてきた。以来、電話も手紙もなかった。先月、娘のサラが誘拐されたときも、救いの手をさしのべてはくれなかった。わたしはサラとふたりで、新しい生活を築いてきた。今さら戻って温かく迎えてもらおうなんて、虫がよすぎるわ。だが、依然として危険にさらされているサラの身を思うと、ダニエルにはカイルを拒絶することはできなかった。
  • 運命のエトランゼ
    -
    無垢なイギリス娘がいだく、異国の谷の主への恐れ、そして愛。 ジョアンナがオーストラリアに着いたとき、妹はもういなかった。一緒に暮らそうと誘っておきながら、既に旅立ったというのだ。妹を追う旅費もない今、住むところを探すしかないジョアンナは、“ねむの木の谷”と呼ばれる美しい領地にそびえる、名士コレイン家の屋敷で住み込みの仕事に応募した。だが、傲慢で荒々しい気質の家長アダムはジョアンナの採用を渋る。色白で華奢な彼女を「ブティックの売り子のほうが似合う」などと言って見くびり、家政婦の仕事は無理だと決めつけるのだ。ジョアンナはなんとか2週間の試用期間を勝ち取ったが、アダムは彼女を追い出したくてたまらないかのように意地悪で……。 ■イギリス人は昔から、オーストラリアの広大な土地に憧れを抱いてきたといいます。V・ウィンズピアの今作は、クイーンズランド奥地の牧場や未開のジャングルが舞台。荒々しくも美しい、男の中の男とでもいうべきヒーローが無垢な英国娘を奪い、そして守るのです。
  • 引き裂かれたふたり ホワイトホーン・マーヴェリック
    3.0
    どうしてわたしを責めるの?裏切られたのはこっちのほうなのに。■「モライアか?」受話器の向こうから男らしいバリトンの声が聞こえてきたとたん、モライアの心臓は止まりそうになった。ケイン・ハンター。わたしが愛した、ただひとりの男性。高校時代に彼と出会い、一カ月間情熱的に愛しあった。だがそのあとメディカルスクールに戻った彼とまったく連絡がつかなくなり、絶望したモライアは逃げるように故郷の町ホワイトホーンを出た。そして娘を産み、今日までひっそりと暮らしてきたのだ。ケインは、モライアの父親が行方不明になったので捜索のために戻ってくるように言う。思わず悲痛な声をもらした彼女に、彼は冷たく言い放った。「きみの芝居には二度とだまされないぞ」
  • 素直になれたら
    完結
    -
    「俺、あなたのファンです!」入社そうそう、そう言って私の手を握り締めた男の子・大跡くんは、4つ年下の22歳。毎日ベッタリつきまとわれている朗子(あきこ)には、医者の卵の彼がいる。弟と同じ年の後輩なんて、範囲外!ましてや玉の輿★の彼から乗り換えるなんて想定外!と思っていたのに、なぜか自分の気持ちを察してくれる…。「肩もみしまーす!デートの次の日は必ず肩こってるみたいだから、そーとー無理してるんだと思うよ」――。勘がいいだけよね…。そんなある日、自分の不注意で大跡くんにケガをさせてしまい――!?
  • 荒野の乙女
    -
    怖いのは、何もわからないこと。 そして、なぜか彼に惹かれること。 ああ、自分の姓すら思い出せない。わたしはいったい誰なの?記憶を失ったリギアがたどり着いたのは、英国デヴォン州の荒れ野にぽつんと立つ古い屋敷だった。当主のエイブリーは医師で、親切に面倒を見てくれたが、近くに住む彼の従兄弟ロバートは彼女をはなから疑ってかかった。記憶喪失と偽ってエイブリーの財産を狙う女狐め!彼はエイブリーの意地悪な秘書とともにリギアに冷たく当たった。もうここにはいられない――リギアが思いあぐねていたある日、ロバートの態度を変える出来事が起きた。そして雨宿りで寄った彼の家で、ついに記憶の扉が……。■よすがをなくしたすみれ色の瞳の乙女は、どんな過去をもっていたのでしょうか? 天使のようなエイブリーと、悪魔のようなロバート。二人の狭間にあって、惹かれてはいけないほうに惹かれてしまう愛の苦しみを、伝説の作家が流麗な筆で描きます。
  • 絹の誘惑
    -
    嵐で半壊した砂漠の屋敷に、ひとり取り残されたローヌ。おじい様は死んでしまった。異国の地にはもう頼る人もいない。呆然とするローヌの前に、謎めいた野性的な男が現れた。彼の名はラズル・ベイ――王国エル・カラの君主だという。抵抗むなしくローヌはさらわれ、彼のハーレムへと運ばれた。贅を尽くした部屋、東洋の香り、妖しく輝く宝石の数々……。不安に駆られてローヌは尋ねた。なぜ私をこんなところへ?ラズルは琥珀の瞳を冷たく光らせ、君の祖父との契約だと告げた。彼は土地を借りる代償に、純真無垢な孫娘を差し出したのだ、と。
  • いつか見る夢
    完結
    -
    花屋を経営する夢をもっている大学4年生の房子。夜間にアレンジメントの資格も取って準備万端、今日から花屋のアルバイトが始まる。社長の杜祐記(もり・ゆうき)は想像以上に若い青年。穏やかな話しかたしか知らなかったから、自分よりずっと年上だと思い込んでいたのだ。「君のこと、ふーちゃんって呼ぶよ」と、気さくに接してくれる彼に、ちょっとビックリ。アルバイト初日に披露宴の会場を飾り付けてほしいというステキな依頼も受けて、明るい未来に胸を膨らませていた房子だったが――。
  • 隼の伯爵と乙女
    4.0
    隼のような鋭い瞳の伯爵は、 美しさの陰に傲慢な魂を秘めていた。 骨董店の売り子をしているフェイは、まだ恋をしたことがない。休暇で旅に出たある日、乗っていたバスが立ち往生し、なにげなく外へ出た彼女は森のなかに立つ美しい古城に魅了された。そこへ突然、金色の瞳をした美しい男性が木陰から現れ、フェイは驚いた弾みで足首を捻挫してしまう。彼こそ、城主のデ・リベロ・ファルカン伯爵、ヴィンセント。伯爵は痛みで歩けない彼女をなんなく抱え上げ、そのまま城へ向かった。人に命令して従わせるタイプの男性にこんなに近づくのは初めて……。ときめきと不安が入りまじるフェイの心に、伯爵の甘い問いが忍びこむ。「さて、とらわれの姫の名前を教えてくれないか?」■あのリン・グレアムも尊敬する作家として挙げるヴァイオレット・ ウィンズピア。美しい情景と深遠な心情の境を彷徨い描き出される 世界観は、ロマンス小説家や翻訳家までをとりこにし続けています。 無垢な乙女と年上伯爵の恋を描いた貴重な初邦訳作をご堪能あれ!
  • 強引な誘惑 富豪一族の伝説 II
    -
    バネッサは心配のあまりどうにかなりそうだった。甥が誘拐されて二カ月がたつのに、何の手がかりも見つからない。状況を打開すべく、フォーチュン家に新たに派遣されたのは、FBIの敏腕捜査官デビン・キンケイドだった。バネッサは、瞳に孤独を漂わせる彼を一目見るなり運命を感じた。捜査を手伝って親密になれたらと願ったが、デビンは素人の口出しなどいらないと、露骨に彼女を避け続ける。業を煮やしたバネッサは、彼を挑発するためキスを仕掛けた。だが、彼の反応は期待していたものとはほど遠かった。「お手軽なセックスなら望むところだ」デビンはそう言うと彼女を乱暴に抱き上げ、ベッドルームへと運んでいった。■『富豪一族の伝説』第二話をお届けします。誘拐事件の捜査と並行して、二人の関係もスリリングに展開していきます。
  • 胸騒ぎのシャトー
    4.0
    もうすぐ19歳になるルアンは継父の家で厄介者扱いされ、芝居を観ることだけが生きがいの孤独な日々を送っている。ある夜、意地悪な継姉の誕生日パーティで出会ったのは、厳しい顔立ちをした黒髪の紳士、エデュアード・タルガース。海運の仕事で成功して城のような屋敷を手に入れ、そこでともに暮らす女性を探しているところだという。愛をお金で手に入れようとする男性の顔など、もう2度と見たくないわ!そんな思いとは裏腹に、ほどなくルアンは、傷心の果てに行き着いた浜辺でエデュアードと再会することに……。■ヴァイオレット・ウィンズピアは1970年代に数々の名作を発表しました。今月お届けする初邦訳作品もその1作で、大人の階段をのぼろうとするヒロインの恋物語を流麗な筆致で描いています。
  • 聖女の炎
    3.0
    “ただちに来てくれ。君の妹は助けを必要としている”修道院へ入る直前、敬虔な看護師のドミニクは、妹の嫁ぎ先であるイタリアのロマノス家から火急の知らせを受けた。美しく華やかで、陽気なあの子にいったいなにがあったの?サン・サビーナに到着し、船のタラップを降りた瞬間、高級車の脇に立ち、彼女を尊大に眺めまわしている男が目に入った。あの人が妹の夫の兄で、ロマノス家の家長ドン・プレシディオ……。このときドミニクはまだ知るよしもなかった。一生を神に捧げるという誓いが、プレシディオによって、根底から揺さぶられることになろうとは。■古典的で荘厳な雰囲気のロマンスを描くことを誰よりも得意とする往年の人気作家ウィンズピア。貴重な未邦訳作品の中でもひときわ印象的な、心を閉ざした大富豪と未来の修道女のロマンスです。
  • プレゼントは赤ちゃん
    -
    ★バースデープレゼントは赤ちゃん。その父親は、あこがれのあなた。★大みそかの日、シリアの夢がかなった。激しい情熱にかられた一夜で、ほしかった赤ちゃんをみごもったのだ。願いをかなえてくれたのは、みんなのあこがれの的ハンター。シリアもずっとひそかに思いを寄せていたその人だ。ダンスをして、何杯か飲んで、帰宅してからも飲んだのかその夜の記憶を失っていたハンターは、身に覚えがないと否定しながらも、義務感と自らの名誉のためにシリアに結婚を申しでた。ハンターは死別した妻が忘れられず、その幼い息子はかたくなに言葉を話そうとしない。はたしてシリアはふたりのわだかまりを解いて、幸せな結婚生活を送ることができるだろうか。そして、元気な赤ちゃんを抱くことができるだろうか。
  • ギリシアの悪魔
    -
    ブリスはなんとか弟のジャスティンを助けたいと思っていた。弟は勤め先のナイトクラブから横領の疑いをかけられ、オーナーのギリシア人実業家に訴えられそうになっている。彼女は意を決してパリス・アポロナリスのもとを訪れた。パリスは訊いた。「やつを見逃してやる代わりに、君は何を差し出す?」彼はすべてを持っている。地位も財産も、すばらしいルックスも。唯一まだ手に入れていないものは……私? ああ、なんてこと!パリスは2年前に求婚を断った私を、まだ諦めていなかったのね。今度は私が決してノーと言えないよう、彼は弟をはめたのだ。家族の名誉を守るため、ブリスはみずからを捧げるしかなかった。■ハーレクイン草創期に活躍した作家V・ウィンズピアの初邦訳作品をお届けします。『尖塔の花嫁』もおかげさまで好評をいただきました。ミステリアスな年上のヒーローと無垢な花嫁のロマンスは、今もなお多くの読者に愛されています。
  • 月影に魅せられて
    -
    ★〈ホテル・マルシャン〉ではじまる、恋と謎に彩られた1週間。★婚約者に捨てられて以来ふさぎ込んでいたケリーに、友人たちが1週間のニューオリンズ旅行をプレゼントした。旅の初日、ケリーはさっそく街の占い師に、“輝ける恋の冒険があなたを待っている”と告げられる。その夜――隣の部屋から何か不審な物音が聞こえ、ケリーが様子を見に行くと、男性が慌てた様子で飛び出してきた。「ぼくの部屋に、見知らぬ女性が倒れている」ブロンドに青い瞳が魅力的な彼に、思わずケリーの胸は高鳴るが、今はそれどころではない。おそるおそる彼の部屋に入ってみると、そこに横たわっていたのは、なんと先刻の占い師だった。
  • 尖塔の花嫁
    3.5
    亡くなった娘に顔かたちが似ているという理由で、グレンダはエディス・ハートウェルに引き取られた。裕福な養母はグレンダを大切に育ててくれたが、後ろ暗い秘密を打ち明けたのは、死の床でだった。じつはエディスは、娘を将来嫁がせる見返りとして、マルローという一族から莫大な援助を受けていたという。わたしを引き取ったのは、娘が亡くなったことを隠し、贅沢な暮らしを続けるため……。グレンダは驚愕したが、エディスの名誉のためにも、結婚するしか選択肢はなかった。ロワールの城に住む、顔に恐ろしい傷を持つマルローと。 HQ草創期に活躍した作家、ヴァイオレット・ウィンズピアの未邦訳作品をお届けします。フランス、ロワール地方の古城を舞台にした、重厚なロマンスの世界をご堪能ください。
  • ひめやかな情事 ある運命の物語 VIII
    -
    アイビーは妊娠検査薬を買おうと、薬局のレジに並んだ。二カ月前、偶然知り合ったマックスと熱い夜をともにした。彼とは二度と会うこともないだろうけれど、あの思い出を胸に、一人で子供を育てていくわ。ほほ笑みながら、ふとタブロイド紙に目をやったアイビーは、次の瞬間、その場にくずおれそうになった。うれしそうに笑い合う男女は――まぎれもなくアイビーとマックス!小国ランタニアで、夢のような時間を過ごしたときのものだ。ランタニアの皇太子だというマックスは、アイビーとの密会を新聞に暴かれ、今、窮地に立たされているらしい。彼女は混乱する頭で考えた。この妊娠を、絶対に隠しとおさなければ。
  • 星降るカンパニア
    5.0
    没落した名家の令嬢ジュリアは、今は生活のために働いている。めでたく妹の婚約が決まり、結婚式を楽しみにしていたとき、その妹が旅行先のナポリのカジノで大金をすってしまった。ジュリアが助けに駆けつけると、一人の男が待ち構えている。まさか! カジノの経営者はローム・デマリオ――ジュリアたちが裕福だったころの使用人の息子だ。かつて、幼いジュリアがロームにいじめられて泣きだしたとき、怒った祖母は、理不尽にもロームの母親を解雇した。きっと彼はわたしのことを恨んでいるに違いない。案の定、ロームは鋭く告げた。借金の形にぼくと寝るんだ、と。
  • 尖塔の花嫁【ハーレクイン文庫版】
    -
    永久不滅の人気テーマ~強制結婚~ すり替わった花嫁への罰は、 妻の務めを果たし、後継ぎを産むこと。 児童養護施設で育ったグレンダは10歳のとき、 亡き娘に似ているという理由で養母に引き取られた。 だが養母は死の床で、後ろ暗い秘密を打ち明ける。 じつは娘を将来嫁がせる見返りとして、 ある大富豪から莫大な援助を受けていたのだと。 贅沢な生活を続けるために私を引き取ったの? グレンダは傷ついたが、養母の名誉を守ろうと結婚を承諾する。 ロワールの城に住む大富豪マルローは、結婚式のあと、 花嫁が以前会った娘とは瞳の色が違うと気づくが――。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 交換条件は、純潔
    完結
    -
    クーデターで囚われの身となり、10年間王宮の地下で過ごした王女アニック。軍事政権が倒され女王の座につくことになったが身の危険も感じていた。即位式までの間、護衛を頼めるのはあの人しかいない。マキシマス・キング…美貌の大富豪と凄腕の特殊工作員というふたつの顔をもつ男性。1年前、囚われていた私を光の世界に救いだしてくれた人。どうしたら私の願いを聞いてもらえる? 悩みぬいたアニックは意を決してマキシマスに告げた。助けてくれたら純潔を捧げると…。
  • 孤独な王と、拾われた少女
    -
    子ネズミは、傲慢なライオンに愛されないの…? 路地裏の少女リビアが、マテオ王に拾われたのは9年前。今では王の秘書として、公務や外交のすべてを管理している。冷徹で傲慢なマテオ王のどんな要求にも応え、尽くしてきたが、ある日、決して従うことのできない命令が下される。それは、マテオとの結婚――秘書から王妃への“昇進”だった。求められるのは常に職務だけ。王が孤児を愛することなどなく国のための求婚。わかってはいてもリビアの秘めつづけた愛は限界だった。初めて命令に背き、宮殿を飛びだした!
  • 涙のウエディングベル
    -
    敵である彼が、困難を乗り越える力をくれるなんて… 亡き父の農場を切り盛りするメイ。羊の出産に立ち会い疲れきっていたところ、見知らぬ男性が訪ねてきて、とびきり美味しいコーヒーを淹れてくれた。なんていい人なの? けれど彼の正体を知ったメイは凍りついた。ジュード・マーシャル…農場を買い取ろうと画策している大企業のCEOを家に入れてしまったなんて! ハンサムで魅力的な彼のペースに翻弄されるものの、農場を守るため気丈に振る舞うメイ。しかし、メイが映画女優にスカウトされたことから事態は変わって…!?
  • アンダルシアにて
    完結
    -
    スペインの病院で目覚めたアラベルには記憶がなかった。コルテスという隻眼で黒髪の男性に「僕は君の夫だ」と告げられても何も思い出せない。ふたりは2か月前にマドリードで出会って恋に落ち、すぐに結婚したという。美しい彼に「君を取り戻したい」と愛しげに乞われ、その指であごをすくわれただけでアラベルは身も心もとかされそうになる。けれど恐ろしい事実も聞いた。アラベルは彼を捨て、恋人の元へ走ったというのだ。一体何があったの? 本当に私は彼を裏切ったの?
  • 恋はすみれ色
    完結
    5.0
    裕福な老婦人のメイドとして暮らすウィルダの平穏は、予期せぬ人物との再会で打ち砕かれた。ダミアン・デモニデス…彼女の秘密を知る億万長者。2年前、歌手だったウィルダはダミアンが滞在していたホテルで有名人の離婚劇に巻きこまれ、いわれない醜聞を書きたてられた。彼が雇い主の息子だなんて…。過去をばらされたら、また仕事を失うかもしれない。怯える彼女にダミアンは、彼が参加するビジネスディナーに恋人のふりをして同席してほしいと告げて?
  • 野獣王子と、兄王の許嫁
    完結
    3.7
    バイオレットは白昼堂々、自分のオフィスでモンテ・ブランコ王国のハビエル王子に誘拐された。カジノで負けた彼女の父親が王に娘を売ったのだ。借金のカタに王妃になれと言うの? 抵抗むなしく彼女は贅を尽くした異国の王宮に閉じこめられ、王との謁見までの数日間、ハビエルとともに過ごすことになる。野獣王子と呼ばれ、国民に恐れられる彼に街を案内され、ダンスを教わるうち、バイオレットは彼の本当の優しさと内に秘めた脆さを知り、強く惹かれて――!?
  • いとしき異邦人
    完結
    1.0
    キャシーはみじめなソバカス娘。おまけに赤毛でやせっぽち。母亡きあと、医師の父を助けて家事手伝いをするキャシーの小さな世界に、ゴージャスな珍客がやって来たのは半年前。彼の名はウルフ。端正な顔立ちの異国の医師で、世界的名医なのだという。彼にからかわれると心乱れるし、今日は近寄られただけで動揺し、キャシーは手元にあったナイフを彼の手に突き立ててしまった。すると、「君はボクを嫌いなようだから、お仕置きが必要だな」そう言ってキスをされ…。
  • とらわれたハート
    完結
    -
    不動産会社に勤めるマーチは、入ってきた男性に驚いた。今朝、私の車の前に割りこんで駐車スペースを横取りした男! 青い瞳のハンサムな彼はウィルと名乗り、短期間借りられる部屋を探していると告げてきた。それならちょうどいい部屋があるわ。今朝の腹いせに悪戯心が湧いたマーチは、そしらぬ顔で彼女の自宅である農場の離れの部屋を紹介してしまう。ウィルが自分たち姉妹の農場を買い取ろうとしている大企業の関係者で、土地の下見にやって来たとも知らずに…。
  • アリスのめざめ
    完結
    4.0
    アリスが目を覚ますと、そこは豪華な船の中。そばにいるのはまるで海賊のような、見知らぬ黒髪の男性。誰っ!? 彼はアリスのあごをもちあげると、ゆっくりと唇を奪った。私は妹の結婚式に参列するため、観光をかねてギリシャに来たはずなのに…何が起きているの? アリスは彼――ホテル王ステファンに地中海の孤島へとつれさられてしまう。どうやら妹の婚約者と敵対する彼は、アリスを間違えてさらったらしい。華やかな妹と正反対の、メガネで野暮ったい私を?
  • シンデレラと呼ばないで
    完結
    -
    ふたりの姉とともに亡き両親の農場を守るジャニュアリー。歌手のアルバイトをしながら財政を支える彼女はある日、バイト先のホテルのバーで不思議な男性と知りあった。マックスと名乗る彼は、自信に満ちた青い瞳でジャニュアリーを魅了した。もう二度と男性に心を開いたりしないと誓ったのに…。警戒しながらもマックスの優しさに触れ、彼と甘いキスをしてしまうジャニュアリー。ところが彼の正体が、牧場を買い取ろうと画策する大企業の弁護士だと知って…!?
  • 熱砂の誘惑
    完結
    5.0
    大富豪の友人から冒険旅行をプレゼントされたシンシア。まさかケイド・アームストロングと2週間、無人島でふたりきりで過ごせるなんて! 幸せな結婚を夢みるシンシアにとって、家柄もよく裕福な彼は理想の花婿候補。期待に胸を膨らませるシンシアだが、冒険旅行の内容を知って驚愕した。てっきり楽しいバカンスかと思っていたのに…サバイバル生活ですって? しかもケイドは私を足手まといの役立たずなお嬢様だと思っているみたい。いったいどうなってしまうの?
  • イタリア富豪と醜いあひるの子
    完結
    4.0
    「この子の父親はダンテ・フィオリです!」ミネルバの突然の告白に、大富豪ダンテは驚愕した。1年間の留学を終え帰国した彼女が赤ん坊をつれていただけでも驚いたのに…いったいどういうつもりだ!? 一方、怒りを募らせるダンテにミネルバは震えた。華麗なる一族の中でひとり平凡な私を、いつも助けてくれた幼馴染ダンテ。これは迫りくる危険から友人の遺児を守るための嘘。私はバージンなのに、まさか彼女の子と信じたダンテと結婚することになるなんて!!
  • 十八歳の恋は今
    完結
    -
    半年前、両親を事故で失ってからクロエの人生は変わってしまった。両親が築きあげた化粧品会社を、ニコ…10年前、クロエの初恋を打ち砕いた男性が受け継いだのだ。なぜ父は遺言書で、彼を後継者に指名したの? でも、両親の会社を守るためには彼に認めてもらうしかない。クリスマス商品の企画を立ちあげ、仕事に打ちこむクロエだが、厳しく指導し、時には優しく励ましてくれるニコに心は乱れた。好みの女性が現れたとたん捨てられたあの日を、忘れてはいないのに…。
  • 大富豪の妻の心得
    完結
    2.5
    家族のため、医者になる夢を諦めて介護施設で働くレティ。裕福な祖父に助けを求めるも拒絶され、ある人物に会うよう促される。レオ・ロマノス…いったい何者? ギリシア富豪であるレオは、妹の遺した幼子4人を抱え途方に暮れていた。子供たちの母親となる妻を求め、レティと会うことに。自分の妻となる利点を語り、「夫婦生活は強要しない。欲求は愛人で満たす」とのたまう彼に反発するも、家族を想い求婚を受け入れるレティ。そんなふたりは、次第に惹かれあい…。
  • 尖塔の花嫁
    完結
    3.7
    「こんなこと許されるはずがない」花嫁のグレンダは祈るように、まぶたを閉じた。亡き養母の名誉を守るため愛なき結婚を余儀なくされた彼女は、祭壇の前で思い返した…病死した娘に似ていると孤児院から自分を引き取り、育ててくれた養母から打ち明けられた事実。娘を将来、嫁がせる見返りに大富豪から莫大な援助を受けていたこと、実の娘が亡くなった今も契約は破棄されていなかったこと。私は重い偽りの十字架を背負い、傲慢な彼のもとへ嫁ぐしかないの…?
  • 億万長者と穢れなき花嫁
    完結
    4.0
    ネーナは唯一の身内である祖父の告白に衝撃を受けた。祖父は病気でもう長くなく、事業の後継者が必要なため実業家ラモンと結婚してほしいという。ラモン・ビヤルバ…先日、屋敷を訪ねてきた人。ハンサムで素敵な男性だと思ったのに…私を値踏みしていたのね。祖父を安心させるため、気持ちを押し殺し結婚を承諾したネーナ。けれど結婚式の日、君を幸せにすると言うラモンの言葉に悲しみを募らせた。なぜそう言えるの? あなたに愛人がいることを私は知っているのよ。
  • 謎めいた後見人
    完結
    4.7
    こんな素敵な人が私を迎えに来てくれるなんて! 寄宿学校暮らしのアンは19歳。もう学校を出ていくべき年齢だが、天涯孤独で行く当てはない。そんな彼女の前に、イアン・シンクレアと名乗る貴族が現れる。美貌の彼は、アンの父の遺言で後見人に指名されたという。ともに暮らすうち、アンが優しく気高く見守ってくれる彼に恋するのは、彼女にとって必然だった。だがイアンはアンを社交界デビューさせ、ふさわしい花婿を探す役回り。さらに彼は、ある秘密を抱えていて…。
  • スペインからの手紙
    完結
    3.5
    イギリスの音楽院学生ダーシーのもとに一通の手紙が届いた。送り主はスペインの名家の主フリオ・ヴァルテス、友人の兄によるものだった。2か月前、ダーシーは友人を車で送る途中事故に遭っていた。届いた手紙の内容は事故で半身不随になった弟に会いに屋敷へ訪れろというもの。フリオは到着したダーシーを見るなり怒りあらわにし、驚愕の言葉を放った。「スペインへようこそ、弟の花嫁」この傲慢な当主は説明も聞かず、愛してもいない彼と償いの結婚しろというのね。
  • 星降るカンパニア
    完結
    5.0
    妹が作った借金の返済を相談するため、カジノを訪れたジュリア。このイタリアでカジノを経営しているのは、マフィアと決まっている…。ところがオーナーの部屋にいたのはローム──ジュリアの家が裕福だった頃の使用人の息子だ。幼い頃、彼との些細な行き違いがきっかけでジュリアが泣きだしたとき、怒った祖母はローム母子を屋敷から追いだした。彼は私を憎んでいるに違いない…。案の定、ロームは冷たい声で「借金の代わりに君が僕のものになるんだ」と告げ…!?
  • 魔法がとけたシンデレラ
    完結
    5.0
    寒空の中、アミリアはスペインの古城を訪れた。かつて義兄と呼んだ初恋の人…マリンセリ公爵テオに会うために。両親が別れたあとも彼を忘れられず、秋に開かれた仮面舞踏会に忍びこみ、正体を明かさぬままテオと情熱的な時を過ごした。まさか妊娠するなんて…でも何も要求しない。彼に知らせたあとはシングルマザーとして生きていくわ。ところが妊娠を告げるとテオはアミリアを山奥の別荘につれ去り、ベッドをともにするのなら公爵夫人として扱うと冷たく言い放って?
  • 愛は序曲に始まって
    完結
    4.5
    ロンドンの高級アパートメントに住む、洗練されたエレガントな大人の女。そんなソレルがこの世で一番会いたくない相手が、エリスだった――その深い声、黒曜石のような瞳に、8年前、まだ17歳の少女だったソレルはひと目で恋に落ちた。けれど罪深いほどの魅力を振りまきながら、彼はソレルを残酷に拒絶したのだ。あれから人が怖くて、しばらく普通の生活すら送れなかった。なんとか立ち直った今も、二度と恋などするつもりはない。そんなエリスと、まさか再会するなんて…!?
  • クリスマスツリーに願いを
    完結
    -
    妊娠を告げたとたん、恋人は去っていった。それ以来、グウェンは大学に通いながら女手ひとつで生後3か月になる娘を育てている。クリスマスも間近に控えた頃、短期間だが秘書の仕事を得ることができた。それも、世界的大企業の取締役会長であるアンドリュー・ティーベリーの秘書。出勤初日、職場となる農場に現れた彼は黒い瞳と髪を持つ魅力的な男性で、グウェンは思わず見入ってしまう。もう夢はみないと決めたはずなのに、私の胸の鼓動は高鳴るばかりで──。
  • 見出されたとき【ハーレクイン文庫版】
    -
    飛行機事故で奇跡的に助かった若い女性が、記憶を全く失って、病院に収容されていた。婚約指輪を握りしめていた彼女は、その地の富豪、ジェラール家の次男の婚約者、ロスリンだろうと思われた。二人は結婚の報告のため、アフリカに向かっていたらしい。彼の祖母の勧めで、天涯孤独の彼女はそこで静養することになる。一族はみなとても優しかったが、領地の支配人である従兄のデュエインだけは、はじめからロスリンを偽者だと疑ってかかった。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 完璧な公爵の不覚の恋
    完結
    4.6
    ウィリアム・カルソープ――第4代アイルシャム公爵。しきたりを重んじ、非の打ちどころなくつねに正しい行動をとる彼のふたつ名は、“品行方正卿”。聖職者の娘でありながらおてんばなヴェリティは、隣の領地に越してきたそのウィリアムに興味津々。若き公爵の素の表情を見てみたいけれど、敵の壁は難攻不落で…。そんなある日、ふたりは孤島の小屋で一夜を明かすことに。そしてヴェリティは予想だにしなかった彼と出会う。彼女と快美なキスを交わす、心乱れた公爵と。
  • 美しき罪人
    完結
    -
    仮装パーティーのテーマである“夜の女”の服装をしていたゾーイは、夜更けの裏通りで困っていたところを男性に助けられる。だが彼は派手な服装の彼女を見て、一方的に屈辱的な言葉を投げかけてきた。そういう女だと思われた? 本当は真面目な税理士なのに…。翌日、出勤したゾーイは新しく担当する大企業のCEOジェームズ・ケイドを見て言葉を失う。嘘…昨夜の彼がいるなんて! 大丈夫、私が誰かなんてわからないはずよ。けれど彼は冷たく刺すような目で見てきて――?
  • 華麗なる密航
    完結
    5.0
    時は1794年――。イタリアの資産家令嬢エリザベスの運命は、伯母のいるイギリスへと帰る軍艦に委ねられた。ことの始まりは、彼女の父親を助けた海軍大尉ペリーとの出会いから。フランスの侵略から大切な娘を守りたい一心の父親は、ペリーを見込んで、エリザベスを積荷と見せかけて、強引に軍艦に乗せてしまったのだ。あからさまに迷惑そうな態度をとるペリーに、初めは反発していたエリザベスだったが、彼の不器用な優しさを知るうちに、恋心が芽生えてしまい…。
  • 黒い魔術師
    -
    幼いころ父が破産、自殺し、孤児となったダイナは、裕福な未亡人に引き取られ、何不自由なく育てられた。美しく成長した今、上流社会にふさわしい結婚が控えている。だがダイナが結婚を承諾したのは、養母の恩に報いるため。彼女はまだ、燃えるような激しい恋を知らなかった。そんなある日、イタリア人ホテルオーナー、ラフと出会う。年上の傲慢な彼は自信たっぷりにダイナをデートに誘い、すっぽかされると今度は屋敷に忍び込んでくる強引さだ。婚約者にはない熱い何かを感じて、彼女の心は揺れた *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 純愛のアラベスク
    完結
    -
    バレエ学校に通うローリに、驚くべき転機が訪れた。冷徹と噂の一流バレエ団総監督マキシムに見いだされ、ベネチアへ行くことになったのだ。夢のような話にローリは震えた。幼い頃、劇場の火事で両親を亡くしたローリは心に傷を負っていた。そのせいで舞台に上がると足がすくんでしまう。第一、地味で冴えない私がなぜ? それでもマキシムの期待にこたえたくて、厳しい特訓に耐える日々だったが、ある日ローリは、自分が他のバレリーナの身代わりだと知ってしまい…。
  • ギリシアの悪魔
    完結
    4.0
    父が破産しブリーの愛する屋敷がギリシア人大富豪パリスに奪われた。彼はブリーに、私と結婚をすればこのまま屋敷に住まわせてやると言い放った。こんな人の言いなりになどならない。拒絶しロンドンに移り住むブリーだが2年後、衝撃的な事実が飛びこんできた。弟がパリスの経営するカジノの金を横領したという。弟を助けたい一心でパリスに再会すると、彼は2年前のプロポーズはまだ有効だと告げ、唇を奪ってきた。家族を守るためブリーは愛なき結婚に身を投じるが…。
  • 条件つきの愛
    完結
    -
    カトリンは2年前に故郷であるカナダへ戻り、リゾートホテルのウエイトレスとして働きはじめた。黒縁の眼鏡をかけ、髪を引っつめにし、ひたすら目立たないようにして。だが、ある日、仕事でリゾートを訪れたルークという男性が興味を示してきたのだ。こんな地味な外見のどこに惹かれたの? 結婚していると嘘をついても彼はあきらめようとしない。もっと厄介なことに、カトリン自身も彼に惹かれてしまった。私には知られたくない過去があるのに――。
  • 診療所の天使
    完結
    5.0
    ドクター・タッパーが営む診療所で献身的に働くティリーは、身寄りのない3人の子どもたちと一緒に暮らしている。ある日、タッパーを訪ねて彼の甥のハリーがやって来た。クールでハンサムな彼もまたドクターで、急に体調を崩したタッパーに代わり、診療所の医師を務めることになる。はじめはハリーの仕事ぶりに反発していたティリーだが、彼の不器用ながらも心優しい一面を知るほどに、心惹かれていく。そんななかハリーの婚約者を名のる女性が現れ、ティリーは…!?
  • 夫の過去
    -
    物心つく前に交通事故で両親を亡くして以来、愛情のかけらもない叔母にひきとられ、孤独に耐えてきたティナ。叔母の親戚が、財産目当てで近づいてきたのを機に、ティナは憧れの地ロンドンに出ることにしたのだ。そこでは、思いもかけない男性との再会が待ち受けていた。かつて故郷の地で、ティナが密かに心惹かれていた大富豪ジョン。ジョンに誘われて過ごす、夢のような日々のなかで、親子ほど年の離れた彼に求婚され、幸せの絶頂で結ばれた。だがやがてティナの心に嫉妬が芽生える。彼の亡き妻の存在に。
  • 愛は鐘の音に乗って【新装版】
    完結
    -
    家族のために地主の愛人になることを決めた美しいアンナ。しかし、地主邸への道中で賊に襲われてしまう!その場を助けてくれたエルコーレは、驚いて何も言えない彼女を記憶喪失と勘違いし…?※本作品は提供元が宙出版からハーレクインコミックスに変更になりました。本編に変更はないので、重複購入にご注意ください。
  • 花陰に愛は満ちて【新装版】〈シークと愛のダイヤ〉
    完結
    5.0
    砂漠の国アフリールにやってきたオクタヴィアは、王イスマイールの弟、エミールの家庭教師を務めることに。当初は尊大な王に反発しつつも、人の本質を見抜き、人種の違う彼女にも正当な評価をし認めてくれる彼に、オクタヴィアは少しずつ惹かれていく。しかしそのことから、彼女は望まぬままに王宮の権力争いに巻き込まれていき…!?※本作品は提供元が宙出版からハーレクインコミックスに変更になりました。本編に変更はないので、重複購入にご注意ください。
  • 愛は花冠にゆれて【新装版】
    完結
    4.0
    美少女と名高いビアンカは幼馴染のラウルと心を通わせていたが、父親に仲を引き裂かれる。10年後二人は再会するも、彼には昔の面影がなく……。 ※本作品は提供元が宙出版からハーレクインコミックスに変更になりました。本編に変更はないので、重複購入にご注意ください。
  • 青き星影の誓い【新装版】〈シークと愛のダイヤ〉
    完結
    -
    19世紀。アラブの王国アフリールの王女ソフィアは、イギリスから来た青い目の執事バーナードと事あるごとに対立する。しかし、共に時間を過ごす内、身分や文化を越えて惹かれあう二人。だが彼は、なんとイギリスの工作員で…!? 真実の愛をかなえる青きダイヤに導かれる恋…。※本作品は提供元が宙出版からハーレクインコミックスに変更になりました。本編に変更はないので、重複購入にご注意ください。
  • 美しすぎる億万長者
    完結
    5.0
    これからいったいどこへ行けばいいの?ロンドンの地下鉄のホームで、エーンズリーは途方にくれていた。ナニーとして住みこみで働いていた家で、いわれのない罪を着せられ解雇された。代わりの仕事も住む所も見つからないまま…。そんな彼女の耳に子供の泣き声が届いた。見れば高級なスーツに身を固めた美しい男性が、泣きじゃくる赤ん坊に悪戦苦闘している。エーンズリーは思わず男性に声をかけた。彼がシチリアからきた億万長者エリヤ・ヴァナルディとも知らずに…。
  • 心のなかの小箱
    完結
    -
    病院の炊事係として働くメリーは、急患が自分と同じ珍しい血液型だったため急遽、見知らぬ男性に輸血することになった。すると、その患者ジュールダンは彼女にお礼がしたいとデートに誘ってきた。毎日贈り届けられる美しい花束、ハンサムな男性との高級レストランでの食事は夢のようだった。が、彼は離れて暮らす娘を引き取るため結婚してほしいと申し出てきたのだ! 偽りの結婚とは言え、彼を好きにならずにいられるのかしら? 私は彼に言えない秘密を隠しているのに。
  • シンデレラを拒んだ秘書
    完結
    4.7
    敬愛するボス、ランダルの幸せをいつも願っている秘書のポピー。彼が愛のない政略結婚をすることになり、心配のあまり少しだけお節介を焼いたら、式当日に花嫁が消えてしまう事態に!? ポピーの仕業かと問いつめるボスには、実は迫る35歳の誕生日までに結婚しなければならない理由があった。急いで次の花嫁を決めなければならない。それを知り青ざめたポピーは、ランダルから渡された候補リストを見てさらにうろたえた。なぜ私の名前が書いてあるの!?
  • 傲慢な公爵の陥落
    完結
    5.0
    両親の死により初めて、リゼットは自分が里子で、生みの母がいると知る。パリに呼びよせられ、以来、場末の酒場を手伝っている彼女に声をかけてきたのは気品ある貴族の男性。彼は、この掃きだめから彼女を救いだしてくれると言う。いえ、きっと彼は私を誘惑して楽しもうと思っただけ…。リゼットは自分にそう言いきかせるが、親身になってくれる素敵な彼のことが頭から離れない…。まさか彼が母を捕らえる任務のために彼女を利用しているとも知らずに──!?
  • 雨のサルデニヤ
    -
    義兄が他人の車に衝突して、救助もせず逃げただなんて。ラヴェンナは、悪夢のような現実に信じられない思いだった。相手はイタリア領サルデニヤ島の豪族マーク・ディ・クルツィオ。マークはその事故で亡き妻の忘れ形見を失った。そしていま、“罪の償いは家族に求める”というサルデニヤの掟に従って、ラヴェンナに、跡継ぎを産むための犠牲結婚を強いてきたのだ。言いなりにならなければ、その罪を暴露すると脅されては、病身の義父のためにも、ラヴェンナは純潔を捧げるしかなかった。暗く凍てついた彼の瞳から、逃れられなくなるとも知らずに。

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