ゴールド
レビュアー
  • 幼馴染とはラブコメにならない(1)
    無料版購入済み

    ラブコメ ギャグっぽい

    男の子の妄想をそのまま絵にしたような作品である。ラブコメ ギャグっぽいところも多々あるが大半がお決まりおなじみのパターンで、新鮮味はない。実際はこんなふうにうまくゆくワケがないのだが。絵柄が丁寧で可愛らしいのがまあ取り柄と言えるかな。

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    2024年11月11日
  • ニュートンを抱いた女 1巻
    無料版購入済み

    有名科学者の秘密

    物理学の世界で不滅の業績を残しているアイザック・ニュートンの私生活にスポットライトを当てている。エキセントリックなニュートンの言動が端的に描き出されている。絵柄が端正で、ヒロインもとても可愛らしく描き出されている。

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    2024年11月11日
  • 魔入りました!入間くん 1
    無料版購入済み

    テンポの良いギャグ漫画

    実にテンポの良いギャグ漫画である。ほぼすべてのことが主人公の都合の良い方へ転がってゆくが、論理性や確率など面倒なことを考えず、頭を空っぽにして話がどんどん進んでゆくのを楽しむことができる。少年漫画らしい絵柄も、ストーリー展開とよくマッチしている。

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    2024年11月11日
  • ずっとそこにいるつもり?【一編無料試し読み版】
    購入済み

    映像にしてはいけない作品

    映像にしてはいけない作品 である。オチまで読んで 誤解に気づくのだが、かなり騙されたような気がしていまいちスッキリしない。今どき 反ルッキズムと言われて久しいけれども「美 外見」に対する女性たちの思い入れの深さに粛然とする。ちょっと怪談風の異様な語り口が自分には合わないところもあるな と感じた。

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    2024年11月11日
  • 安吾人生案内 暗い哉 東洋よ
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    隔世の感

    坂口安吾の評論である。坂口安吾の作品は書かれてから80年近く経ってもちっとも古びた感じがしない傑作もあるが、このような評論エッセイものは書かれた時点の社会情勢の影響を強く受けてしまう。LGBT保護だ.夫婦別姓だ.と声高に叫ばれている現在、妻は夫にかしずかえるのが当然という 当時の常識をもとに書かれたこの作品は、隔世の感を持って読んでしまう。

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    2024年11月10日
  • 影武者徳川家康外伝 左近 戦国風雲録 1巻
    無料版購入済み

    優れた原作のスピンオフ

    猛将として有名な島左近の物語である。本紀は隆慶一郎の名作「影武者徳川家康」であり、同じように原哲夫がコミカライズしているが、原作の良さを活かしきれていない。この作品は原作がない分いくらかマシであるが、時代小説漫画というよりは、どうしても北斗の拳っぽくなってしまっている。まあそれでも楽しみながら読むことはできる。

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    2024年11月02日
  • 影武者 徳川家康 1巻
    無料版購入済み

    原作は素晴らしいのだが

    原作は隆慶一郎の代表作である。期待してコミカライズ版も読んでみたのだが、長大な地の説明文や長台詞など、歴史物のコミカライズの欠点がはっきり出た作品になってしまっている。冒頭部分も原作は関ケ原合戦の緊迫した場面からいきなり始まっているのに、コミカライズ版は時系列的に並べてしまっている。残念な作品である。

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    2024年11月02日
  • ごくりっ 1
    無料版購入済み

    設定が奇抜

    「なるほど題名はそういう意味だったのか」とよみ初めて気づく内容である。なににしろ設定が奇抜である。愛とは恋とはを抜きにして、やらなくては命に関わる問題 、しかしそれを良い言い訳にして、という心の葛藤をうまく描きあげている。絵は上手とは言えないが、素朴な少年少女の感じが上手く表現されている。

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    2024年11月02日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間
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    ちょっとしたエッセイ風に

    教授と学生のQ&Aという体裁を取ったエッセイ風な外見に仕立ててある。もっとも語られている内容は著者が専門とする植物学全般である。生死とか命とかを扱っているのでやや哲学めいたところもあるが、内容はあくまで生物学 植物学の立場から見たもので哲学分野へは踏み込んでいない。それでも知識面を中心とした著者の既刊と比べると、概念的な問い合わせが多い。

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    2024年11月01日
  • 千剣の魔術師と呼ばれた剣士 1巻【デジタル版カバー】
    無料版購入済み

    絵がとても綺麗

    強い強い主人公が異世界で無双するだけの、ごくごくありふれた作品かと思ったが、双子の幼子が出てきたところ辺りからなかなかに抒情的なストーリーになってきた。とは言うものの基本はバトルシーン中心の少年漫画である。絵柄はしっかりとしていて人物 キャラクターの描き分けもちゃんとできている。

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    2024年11月01日
  • PANDORA SEVEN -パンドラセブン- 1巻
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    絵は随分きれいだが

    画力は非常に高い。今どきなのでデジタル描画のはずであるが、しっかりとツールを使いこなしデジタルの綺麗さとアナログの情感を兼ね備えた絵柄である。一方ストーリー展開の方は、世界観 全体像の説明もなく突発的に様々の事件が始まるのでとてもついて行きにくい。絵がきれいなだけに惜しまれる内容である。

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    2024年11月01日
  • 煌燿国後宮譚 黒衣の守護【単話】 1
    無料版購入済み

    ヒロインが魅力的

    ファンタジーの舞台として比較的よく取り上げられる中華後宮ものである。ストーリー展開や登場人物たちのキャラクター付けはそれほど目立った特徴はなく、ストーリー展開も大変良くありがちなドロドロの後宮陰謀ものである。しかし、ヒロインのキャラクター設定が大変にくっきりとしていて魅力的である。ダメ男の典型のような皇帝がどのように変わってゆくのかも楽しみである。

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    2024年11月01日
  • あなたの愛で満たして【全年齢版】(1)
    購入済み

    絵がとても綺麗だが

    タテコミを前提としたようなコマ配置なので広い画面で見るとずいぶんと間延びして見える。冒頭から衝撃的な場面でスタートするが、背景 理由の説明がないのでなんともわからないまま話が進んでゆく。もう少し 説明文かセリフがほしい。絵柄はきれいである。(

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    2024年10月03日
  • タイムリープ・アイドル~おじさんはJKになって復讐す~1巻
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    アイデア 思いつきが

    典型的なオカルトタイムスリップモノである。人はみな誰しも過去に戻ってやり直したいタイミングがあると思うが、それがやや間違った形で叶えられてしまう話で、アイデア 思いつきが変わっていてなかなかに面白い。絵柄もしっかりとしていて読みやすい。(

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    2024年10月03日
  • 事故物件交渉人(1)
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    ユーモアを交えてスッキリと

    怨霊もの幽霊もの事故物件ものであるが、絵柄がかわいらしいせいか、おどろおどろしさがなく、とても読みやすい。主人公が漫画家のせいもあって内輪もののよそもありユーモアを交えてスッキリと仕上がっている。今後どのような展開になるのか楽しみである。

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    2024年10月02日
  • 情シスくんと仕様はギャルのアリスさん(1)
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    社内SEあるある

    社内SEあるあるというネタを描いている。SEの方は典型的なITオタクとして描き出されているし、ギャルの方は、全体連絡に自撮りを流してしまうほどの底抜けのギャルである。対象的な二人の関係が今後どの様になるのかかなり興味深い。女性漫画らしい絵柄はしっかりとしていてそこそこ読みやすい。

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    2024年10月02日
  • ヒミツの花園さん 1
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    香りの物語

    秘密の香り タバコの銘柄 そして首筋の入れ墨といろいろと謎の要素が多いヒロインを流麗なタッチで描いている。これと言った事件があるわけでもないが、何故か気になる という少しミステリアスな存在が実にうまく描きあげられている。どこの職場でもありそうな話なので親近感が湧く。

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    2024年10月02日
  • 御用牙2
    購入済み

    反骨もの

    江戸下町反骨捕物帳 というジャンルになるのだろうか、ミステリー要素はあまりなく反封建体制もの的な香りが漂っている。昔はこのようなジャンルの作品は皆 劇画調の荒れた絵柄であったのだが、最近はデジタル描画っぽいスッキリとした絵柄になっている。主人公がよく喋るゴルゴ13を思わせるところがあるのはご愛嬌である。

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    2024年10月02日
  • 御用牙3
    購入済み

    江戸時代の警察組織

    江戸時代の町方の与力 同心を描いているだけにその時代的背景を明確にしないと面白さが半減してしまう。各噺毎に章末に詳細な解説文をつけているところが大変に興味深い。逆にこの解説文を基に作品のストーリーを考えていったのかもしれない。記録に残っている史実を元にストーリーを構成しているので、リアル感があって迫力がある。

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    2024年10月02日
  • マンガ 続戦国自衛隊1
    購入済み

    名作戦国自衛隊の続編

    名作戦国自衛隊の続編的な作りをしている作品である。戦国時代末期の世界に現代の自衛隊が飛び込んだらどうなるかを結構リアルに描き出している。ストーリーの舞台となる時代も関ヶ原の戦いの前夜という緊迫した時代なので大変に面白い。自衛隊も典型的な役所なので不慮の事態に対応できない という可能性は十分にありそうである。

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    2024年10月01日
  • 食のパラドックス 6週間で体がよみがえる食事法【無料お試し版】【固定レイアウト版】
    購入済み

    具体的な食材の可否

    具体的な食材の可否が書いてあって参考になると同時に戸惑ってしまう。腸内細菌が大事 ということは実感しているが、こんなものを食べて、こんなものを食べない というのは、大変に困難である。書いてあることや理由はもっともらしいが、このような科学書に必須の疫学的調査 研究はされているのだろうか?著者の周辺のトピックス たまたまの事例を根拠としているような気がする。

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    2024年10月01日
  • 【無料電子版】『きらめきを落としても』スピンオフ掌編集
    購入済み

    題名の通り

    題名の通りキラキラした掌編が次々と登場してきた。一読しただけでは意味がわからないものも少しはあったが、それでも 語り口が可愛らしいのでどんどん読み進めることができる。ただどの作品もこの調子だとだんだん飽きてきそうな気もする。本編はどんな感じなのだろうか?

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    2024年10月01日
  • 特別療法のおすすめ1
    購入済み

    古典的な感じ

    描画はフルカラーフルデジタルのようであるが、描画のタッチもストーリーの展開も昭和チックで古めかしい。残念なことに女性患者のキャルクターの描き分けがあまりちゃんとできていないので登場人物を混同しそうになる。

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    2024年10月01日
  • キミ以外ノイズ~陰キャ女子がASMRはじめました。~(1)
    購入済み

    人見知りするヒロイン

    人見知りや引きこもりを主人公とする漫画は、主人公が男のケースが大半であるが、この作品は珍しく女である。その分新しく出現した出会いにも危うさがつきまとう。絵柄は割合と雰囲気があり、少し粗いところがあるが読みやすい。

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    2024年10月01日
  • 【合本版】異世界金融王 ~クローネ・ゴルディオンの覇道~(描き下ろしおまけ付き)(1)
    購入済み

    貸し金融業

    大変にありふれた異世界転生モノなのだが、「金貸し金融業」という職業がテーマになっているところがやや新味かな。主人公の職業感倫理観とヒロインのキリスト教的な倫理観の対比が面白いはずなのだが、あまり表面には出てこないのが残念である。少年漫画風の絵柄はくっきりとしていて読みやすい。

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    2024年10月01日
  • 【合本版】異世界蒲田(描き下ろしおまけ付き)(1)
    購入済み

    町工場の実力

    町ごと異世界へふっとばされる というストーリー設定はしばしばあるが、町工場で有名な大田区蒲田をストーリーの舞台にしたところが非常に面白い。異世界転生で常に問題になるインフラ関連の課題を「町工場の工夫」で解決してしまうところが大変にユニークである。

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    2024年10月01日
  • 【合本版】妹無双~テイムしたお兄ちゃんを添えて~(描き下ろしおまけ付き)(1)
    購入済み

    予定調和的

    ありふれた異世界転生モノにありふれた勇者ものにありふれた兄妹もの の組み合わせ技である。ありふれたものも3回組み合わせるとやや珍しいものになる。とは言うもののほぼ予定調和的なストーリー進行である。少年漫画っぽさが表に出ている絵柄は、それなりに読みやすい。

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    2024年10月01日
  • パーソナルトレーナーニタニさん(1)
    購入済み

    ダイエットやトレ-ニングの話

    一応 学園モノギャル漫画の形態を取って入るが、ストーリーの重要点はダイエットやトレ-ニングの話 である。それなりに内容のある話なのではあるが、無理矢理に学園モノのコミックの形態を取っているような気がして落ち着かない。

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    2024年10月01日
  • シアワセな家族【電子単行本版】1
    購入済み

    壊れた家族関係

    どうしようもなく壊れてしまった、親子関係 夫婦関係 恋人関係を残酷なまでにリアルに描き出している。絵柄はシンプルでスッキリと描き出されているため読みやすいが、ストーリー内容が大変に毒々しくて読みづらい。

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    2024年10月01日
  • 青蛙堂鬼談
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    得意の怪談モノ

    半七捕物帳で有名な著者であるが、この作品のような怪談ものがより一層得意なような気がする。多くの人が一堂に会して一話づつ話をするという百物語形式をとっているせいで、リアルさが出ている。いずれの話もなかなかのものであるが、私は中国物が好きである。怪談ものと言っても、人の情念 恨みつらみよりは、人外の怪異を描いたものが多いので読後感はスッキリとしている。

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    2024年10月01日
  • 山椒魚
    購入済み

    100年近くも前に書かれた作

    100年近くも前に書かれた作品にしては読みやすい。語り口は平易だが、肝心の推理小説としての内容ははっきり言って食い足りない。伏線やトリックがあるわけではなく、山椒魚の怪異さと桔梗の怖さが印象に残っただけである。

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    2024年10月01日
  • 不沈戦艦紀伊【合本版】2
    購入済み

    ロシアがウクライナに攻め込んで

    ロシアがウクライナに攻め込んでいる今、この様な仮想戦記を読むとゾッとするような印象を受ける。仮想戦記では華々しい戦闘シーンを中心に描き出しているが、その裏側にある 政治 外交は、果たして最善を尽くしたと言えるのだろうか?この作品もその点をあくまで仮想戦記というカテゴリーの中ではあるが、かなり意識して描かれている作品だと思う。荒唐無稽な所も多いが。

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    2024年10月01日
  • 不沈戦艦紀伊【合本版】1
    購入済み

    どっちつかずの労作

    対英米戦を題材とした仮想戦記は、政治 外交 戦略 戦術 兵器など、ほぼすべての面で負けてしまった先の大戦の鬱憤を晴らそうとした作品群である。この作品は荒唐無稽なものが多い仮想戦記の中で「大戦艦同士の砲戦」という夢を実現させながら、しかもある程度のリアリティを保とうと苦労した様子がうかがえる。しかし、どっちつかずの労作 といった感は免れない。

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    2024年10月01日
  • 黒田如水
    購入済み

    序章

    題名は「黒田如水」であるが内容は秀吉や家康が大きな割合を占めている。坂口安吾独特の解釈や見方があるのかといえば、必ずしもそうでもない。吉川英治ほどではないが通説的な解釈見方にとどまっているところが多い。「二流の人」という続編があるそうなのでそれの序章と思えば結末の中途半端さがわかる。

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    2024年10月01日
  • 真田幸村
    購入済み

    クラシカルな真田幸村伝

    真田幸村 大変な有名武将だけに、様々な解釈 新説で持って様々に小説化されている。そのような新説を読んだあとでは、なんとも古典的 クラシカルな真田幸村伝である。 あまり力を入れずに比較的淡々と述べているところがかえっていいのかもしれない。

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    2024年10月01日
  • 恩讐の彼方に
    購入済み

    再就職に有利

    封建的儒教的な「忠孝」とある意味近代的な「公共の福祉」の対比 対立の物語である。近代人である作者菊池寛はある意味当然のことながら「公共の福祉」の方へ軍配を上げている。ただ江戸時代の「忠孝」の中には、敵討ちに成功したら再就職に有利 という下心があるとのことであるが それはどうだか。

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    2024年10月01日
  • 二流の人
    購入済み

    こちらの作品こそ「黒田如水」

    短編「黒田如水」の続編とのことだが、本作のみで十分作品としては完成している。こちらの作品こそ「黒田如水」と名付けるべきかもしれないが、「二流の人」という題名も作者の意図が十分に感じられて良い。主人公黒田如水が一流の人になれず、二流に甘んじた訳が本書を読むとわかってくる。またこの作品が書かれた時期が敗戦直後ということも、朝鮮の戦いの記述の裏から感じられる。

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    2024年10月01日
  • 半七捕物帳 お文の魂
    購入済み

    ちっとも古さを感じさせない。

    今から100年近くも前の作品なのに、回顧談という枠組みのその語り口や話の組み立て方はちっとも古さを感じさせない。テレビで放送された数多くの時代劇の元ネタ本的な位置づけを占めていると思う。文書のあちこちに溢れてくる江戸情緒がなんとも言えずいい。もっとも、推理小説としての純粋な出来はそれほど優れているわけではないが。

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    2024年10月01日
  • 本所両国
    購入済み

    懐かしい雰囲気

    東京下町の典型として本所両国界隈を題材に描き出された、芥川龍之介のエッセイである。大正年間に明治時代や江戸時代の名残を「懐かしい雰囲気」と表現しているところが、いつの世も変わらない解雇のセンチメンタリズムを漂わせているところが面白い。令和時代の今日、本所両国界隈を歩けば、大正年間は愚か昭和時代の名残でも「懐かしい」という評価になるのだろうな。

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    2024年10月01日
  • 仙人5
    購入済み

    大人の童話である。

    短編の名手 芥川龍之介の書いた大人の童話である。どの作品もひねり 皮肉が効いていてできの良いショートショートの味わいがある。とりわけ桃太郎は悪役と英雄の逆転に、幻想味を付け加えて出色の出来だと感じた。

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    2024年10月01日
  • 白髪鬼
    購入済み

    本当に怖い話は日常の生活の中に

    「本当に怖い話は日常の生活の中にある」と言われるが、その法則が典型的に当てはまりそうな作品である。ごく普通の勉学生活から徐々に高まる違和感、終盤の盛り上がりとオチ。なかなか見事である。回収していない伏線があるのだが、意図的なものかな。ただ題名が江戸川乱歩みたいでおどろおどろしく、作品内容を表していない。

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    2024年10月01日
  • 花園の思想
    購入済み

    花園の幻想的な記述

    代表作の一つ「春は馬車に乗って」と同じように、肺結核を患った妻の死を扱った作品である。当時としては唯一の療法であったサナトリウムの花園の幻想的な記述と、麓の漁村の猥雑な力強い風景との対比が面白い。しかし、夫婦の心理状況の記述は「春は馬車に乗って」よりは1段劣ると思える。

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    2024年10月01日
  • 三十年後の世界
    購入済み

    敗戦直後に書かれた未来記

    敗戦直後に30年先を予想して書かれた未来記である。宇宙開発など多くの事項が77年先の現在でも実現していないことに驚いた。ストーリーそのものはSF作品であるからやや荒唐無稽のところが多いが、1945年頃にこのように考えていたのだな と感慨深いものがある。特に各国間の戦争そして防衛に関する記述には現状を情けなく思う。

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    2024年10月01日
  • 豆腐の文化史
    購入済み

    ありふれた食材なのに

    同じ著者の「日本の食はどう変わってきたか」「日本人はなにを食べてきたか」を読んだことがあり、両方ともなかなか面白かったので本書も読んでみた。豆腐という一見単純な食材について一冊の本を書けるほどに様々な材料を調査する苦労がしのばれる。特に日本と中国の間で独特の進化を遂げた沖縄の豆腐の話が面白かった。

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    2024年10月01日
  • 中国農村の現在 「14億分の10億」のリアル
    購入済み

    中国農村の姿

    著者の豊富なフィールドワークを基にして中国農村の姿を描き出した好著である。一見似ているようで根本の考え方が異なる中国農村と日本農村に違い、共産党独裁下における中国社会の安定性、習近平政権の都市化計画など、初めて知り、なおかつ納得できるような解説が目白押しである。トピックス エピソードを並べることによって全体を推測させる という著者の手法にも納得感がある。
    そして最後の「麦の花」の話で全体を締めくくる読み物としての技法にも非凡なものがある。

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    2024年10月01日
  • 忠直卿行状記
    購入済み

    古さを感じさせない率直さ

    生まれたときから忖度され続け、真の意味の自尊心 アイデンティティを見出すことができない青年藩主の悲劇を描き出している。朱子学的な忠義に縛られた家臣群が更にそれを助長してしまっている。現在の日本においても皇室関連の人々が、忠直卿と同じような心情を抱いてしまっているのではないか。100年以上も前の作品なのに、作者菊池寛の筆は近代人としての忠直卿の心情を古さを感じさせない率直さで描き出している。

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    2024年10月01日
  • 女生徒
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    文体のテクニックで読ませる。

    太宰治の筆力が存分に発揮された作品である。ストーリー内容は年頃の女生徒の一日の出来事 気持ちの変化を丹念にバカ丁寧なほど几帳面に描き出している。何よりも読んでいて身悶えしてしまいそうなこの文体が特徴の本である。

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    2024年10月01日
  • チャンス
    購入済み

    はにかみや露悪の中に

    かなりの恋愛経験を経て、最期には愛人と心中した太宰治らしい恋愛論である。太宰治らしい、はにかみや露悪の中に、時代を超えた真実性が含まれているような気がする。とは言うものの彼の小説と比べると、エッセイ評論としてはそれほど面白いものではないような気がする。

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    2024年10月01日
  • 女体
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    心理描写がくどい

    ストーリーそのものは余り動かず主人公夫婦を中心とした心理描写が大半を占める作品構成である。夫の心理描写が主なのだが、残念なことにほとんど感情移入できない。最後まで乗り切れない後味の悪い作品であった。

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    2024年10月01日
  • グッド・バイ
    購入済み

    残念な未完成

    シューベルトは未完成でもしっかりした味わいの作品を残したが、太宰治の場合は残念なばかりの未完成である。ユーモアをたたえたこの作品をどのように仕上げようとしたのか、想像することはできるが 読むことはできない。このユーモアも太宰治特有の照れ隠し 恥じらいの表現なのか いずれにしても惜しまれる。

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    2024年10月01日