ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
62
1
1~50件目 / 62件
作品新着順
気になる
「変な客」 幽霊にマッサージ。怖い思いをしたものの、規定通りに料金をもらったんだから文句はないか。それにしても、ホテルマンは正体を知っていたのか?! 「理不尽な来訪者」 自分の辛い過去を切々と訴える女の幽霊。何だか生きてる人っぽい。 「生霊観察日記」 窓から中を覗く巨大な顔を撮影。怪談作家のK先生に画像を送ろうとするも失敗。K先生とは、黒木あるじか、黒史郎か?
#ドキドキハラハラ #怖い
実に厭な
胸糞が悪くなる本である。人格崩壊。一緒に暮らしている家族の過去。和かな仮面の下に現れる醜い顔。霊の方に正当性があるとしか思えない人間の真の姿。善人ヅラの極悪人。本書は、怪談というよりも、そういう人間の醜悪さが最後に残る。それにしても「厭」という字は「嫌」よりもすごくいやな感じがする。
締めくくり
闇塗怪談シリーズも本作で最後になるとのことで、これまで収録出来なかった、著者や周囲の人々の体験談が多く語られる。しかし、怪異譚はこれで終わるはずもなく、続々と著者の元へ届いているようだ。これらを世に出すのが著者の使命であり、新たなシリーズとして公開されるのを待っている。
逃げられない
せっかく買った・借りた住まいが曰く因縁のあるものだったとしたら!そんな心霊物件に関わる怪談集である。 「イチオシです」 普通なら事故物件だと言うことは隠すだろうが、妙に愛想良く勧めて来る。この不動産業者の方が怖い。
怪談だけじゃなく
「奇妙な味」としか言いようのない話も。 「アスパラガス」 食わず嫌いの野菜を食べられるようになったのは良いことではないか(笑) 「劇場のポスター」 そのポスターに写っているのは裸足の俳優たち。ある日、体験者本人が裸足で歩いている。するとポスターの俳優が靴を履いている!俳優から恩返しはないのかな?(笑)
怪談かミステリか
「土地遣い」 田舎の閉鎖的な場所で起きた怪異。語り手は、その真相を探る調査を開始。やがて俄かには信じ難い闇が見えて来る。その地方の言葉で会話文が書かれている点に生々しさが感じられる。一族の殆どが鬼籍に入り、周囲の人々も口を噤む中、著者の調査も今一歩のところで壁に阻まれる。これは怪談かミステリーか?
実話ならぬノンフィクション
単に幽霊が出て来るのではない。川崎の歴史や過去の新聞記事を丹念に掘り起こし怪事件の深奥に迫っていくあたり、ドキュメントを読んでいるようだ。「これまで出した実話怪談本とはまた違った味のある、特別な一冊になった」著者のこの言葉は決して自慢ではない。
封じ込める
京極夏彦の作品にもあるが、「匣」は蓋をぴったりと閉め、魑魅魍魎を封じ込める役割があるようだ。だから下手に開けると、その当人どころか一族郎党が災いに遭う。著者のやや古風な文章は、呪いの怖さを描くことに成功している。
摩訶不思議な
怪談四十九夜シリーズがこれで最後となるそうだが、新たなシリーズが始まることを切に願う。 「美婆」 週に一度、マッサージを受けに来る30代の肉体を持つ妙齢の女。実は狐に憑かれており、男の精力を吸い取ることで若さを保っているという。拝み屋にお札を作ってもらうも、効果は一時的なものでしかなく、亡くなっても幽霊として現れる。その度、お札を作ってもらうため拝み屋通いをしているようだが、拝み屋と幽霊、実はグルなんじゃないか(笑)
それだけで
各話「◯◯だけなのに」と言う表題だが、それなのに異世界に呼ばれている。 「お見舞いだったのに」 車を止めると家まで付いてくる子供の霊。目撃した本人のところではなく、入院している同僚の家に来た。ちゃんと確認しないとダメです(笑) 「好条件なのに」 初めの2ヶ月は家賃不要。半年間、光熱費は家主持ち。ただし、2ヶ月は押入れから出てくる女に殺されるな。3ヶ月目から大丈夫なのか? 「返ってくるのに」 実話怪談と思いきや、メタフィクションだった。
気を衒わず
著者自身の体験談や取材したものが集まった本。ただ怖いだけではなく、大学の先輩に想いを告げられなかった話、最後に体験者が希望を抱く話など、一服の清涼剤のようなものも収められている。陳腐な言い方だが、心が温まる怪談集である。
山には何かが
登山家は言う。 「山の天気は変わりやすい」 「山を舐めてはいけない」 登山は子供の頃、遠足で行ったくらいなので、実感として分からない。 ただし、山神の怒りと解釈すれば合点がいく。山で命を落とした人も多くいることを思えば、安易に考えてはいけないのである。
感動する話が多いけど
「開かずのトイレ」 旧校舎の、今は使われていない、幽霊が出るという噂のトイレのドアを開けると、自分と同じ顔の男が笑いながらてを振っている!幽霊も用をたすのか?体験者は怖いだろうが読んで笑った。ちょっと「むじな」みたいだね。
怪異とは
「絶対違うはずなのに」 身に覚えのないアダルトDVDが自宅に届く。出演女優は体形から黒子の位置まで一緒。気持ち悪いよなぁ。 「謎割れ」 食器が割れることで、体験者は邪悪な何かから守られているのではないか。 「ずっと貪り喰われてる」 前世の報いと言われても... 「尾籠ワープ」 どこでもドアならぬどこでもトイレ。ただし、自宅限定ですが。
う〜ん
「お不動様」 火事の現場に不動明王が構えていて入れなくなる。明王は、自分がいれば大丈夫だとばかり頷いていたらしいが、火事は消えたの? 「ナンパ」 本人には何も視えず、部屋に連れ込んだ女性が感じる霊。本人が感じないんだから、いいんじゃない(笑)
事実に徹する
体験に変な解釈をせず、あくまでも体験者が事実と信じる出来事を書くということに徹している。霊を信じる・信じないは個人の自由だが、体験者にとっては、それがどれだけ信じ難い現象であっても、体験したことが事実なのである。第三者が余計な解釈をするのは良くないというのが著者の態度で、その通りだと思う。
臨場感
一般に読まれている実話怪談本は、体験談を書くものが主流だが、本書は取材そのものを記述している点に特徴がある。空振りに終わることもあるものの、霊体験より取材の方が怖いこともあり、なかなか目を離せない。
さまざまな怪異
職業ごとに様々な怪異あり。私が勤務している某国家施設にも過去、霊現象があったらしいが、何十年も昔の話で、真偽の程は分からない。ただ、私が体験した奇妙な現象はあった。 職場は人が集まる場所であり、それだけ、怨念の固まりなのだ。
自然を敬え
毎年、山菜取りで山に入った人(多くは高齢者)が遭難するニュースが流れる。自分だけは大丈夫だと過信するのだろうが、どっこいそんなに甘くはない。人間が安易に自然に立ち入るのは危険だと、この本は教えている。
運動は健康にいいだけじゃない
朝のジョギングを日課にしている男性。仕事帰りのある日、奥さんの反対を押し切って、夜のジョギングへと。そこで、身の毛もよだつ心霊現象を体験する。やはり、人の忠告は聞くものです。 あと、脱字が多いのが気になりました。
何が何だか
しっかりしているようでいて、けっこうズボラな著者である。細かいようでいて面倒臭がり、そんな矛盾を抱え込んで生きている群ようこさん。その著作にハズレ無し!何度も声を上げて笑わしてもらった。
霊だから怖いんじゃない
「禍蝕症」 霊の話ではないが、実に恐ろしい。もともと健康だった人が何故こうなってしまうのか。 考えてみれば、災いをもたらす物だって、人の念が取り憑いた物であり、一番怖いのは生きている人間なのだ。
神とは
神とは、霊を超えた存在か、霊の上位に位置するものか。 「窃視」 誰かに見られるかも知れない、むしろ見られたいという感情が生んだ幻覚か? 「離島の合宿所」 せっかく解けたはずの金縛りにかかり、部屋中に電気が消える。「むじな」みたいな話である。 「幽霊の視え方」 視界の端に、何やら人の様なものが見えることがあるが、気のせいにしている(笑)
鬼とは言えど
畏れ敬まられる鬼。眼には見えねど確かに存在している。だが、ユーモラスな話も。 「0番線」 死者に間違えられる主人公。大いに笑った。 「川べりでの出来事」 真っ赤な顔、大きな鼻の外見からすると、河童じゃなくて天狗だね。 「アマハゲ」 本物のアマハゲだとしても、何故、井戸に飛び込むんだ(笑)
とうとう
プロレタリア随筆家(笑)らしく、買った物の値段が書かれています。(ちゃんと税込なのがいい) そして、著者だけではなく、読者と共にあった猫のしいちゃんが天に召されました。いなくなって独りになった心境をお涙ちょうだいではなく、淡々と書いているところが、かえって悲しみを誘います。
妖
逢魔ヶ刻を調べると、魔物と遭遇する夕暮れの時間とある。長い歴史が積み重なって行くうちに「魔」が実体を持って迫ってくる。それは過去に目を背ける現代人への戒めだろうか。
因習
村。横溝正史の小説でお馴染みの、古い慣習や排他主義が跋扈する忌まわしい場所。などと言ったら差別だろうか?しかし、本書を読むと、今なおこうした地方が残っていることに驚かされる。村の霊現象は村人の心が起こしている。
過去の記憶
「金木犀」 戦争という忌まわしい記憶が現代に降りかかって来る。今の感覚で考えると戦場でやったことは重大な犯罪で、それを非難するのは簡単だが、実際にその場に立ってみなければ本当のところは分からない。
地元にも
この本を読んだ私は札幌に生まれ、札幌に育ち、札幌に住んでいるが、地元にも心霊スポットがあるとは、これまでに聞いたことがなく、従って、そのような場所に行ったこともない。これから先も行くことはない。冗談じゃない(笑)
もりもり食べるぞ
父親が罪を被って失踪、母親も男と駆け落ちして、小学生の姉と弟の子子家庭になった二人が事件に巻き込まれるという内容の短編集。同級生のサポートもあり、逆境にもめげず元気に暮らしている二人のキャラクターが良い。小学生コンビの話なので、単純明快なストーリー。ミステリとしては奥行きはないが、そこはご容赦を。
こういう話が好き
「花見の猿」 花見をしている人たちにイタズラをする猿(霊じゃなく妖怪でしょうか?) 見られたことがバレると、「シィ黙ってて」と言わんばかりの仕草をするのが愛嬌があって面白い。 「勝ち負けで考えるドッペルゲンガー」 なるほど、こういう解釈があったか。分身も自分そっくりな姿を見て驚くのがおかしい。
たとえ能力がなくなっても
普通の人には霊能力はない。しごく当たり前のことで、それを疑う人はいないだろう。だが、拝み屋を生業としている著者にとっては死活問題となる。視えない・聞こえないのが著者にとっては異常で、なんとか取り戻そうとして墓地に行くが、何も変わらない。それでも最後は希望を感じさせるものになっている。
たとえ人間じゃなくても
生きとし生けるもの、全てに魂があり、念がある。飼い主を守ると言うプラスに働けば良いが、人間に取り憑き滅ぼそうとしたら!言葉が通じない分、理不尽な目に遭うのは怖い。たかが小動物と侮るなかれ。人間と変わらぬ悪意を秘めている。
日常の怪異譚
実話怪談集と言えどもこわい話ばかりではない。 最後の「クボタ常務」のエピソードは、適度なユーモアがあり、ほっこりとした気分になる。作中の「クボタ常務」曰く、「あっちの世界でも同じような仕事をして忙しい」あの世でも仕事はするのである(笑)
人生って
この先の人生に何が起こるか分からないから人間は面白おかしく生きていくことが出来る。なるようにしかならない生き方をしている著者は、だからこそ力強くやっていけるのだろう。 亡くなった鷺沢萠の素顔が垣間見られて(喋り方、乱暴な車の運転など) 読んでて楽しかった。
何だか笑える話も
「地震!Part2」 地震で大きく揺れる熱帯魚の水槽をずぶ濡れになりながら押さえていると、天井から女の上半身が逆さまにブラブラしている話。 何も地震の時に出なくても、ちょっと笑ってしまった。
怪談よりも
前半は実話怪談ではなく、本書の白眉というべきドキュメンタリーで話が進む。事故か殺人か判然としない事件を追ったものだが、分からないものは分からないと無理に結末をつけていない点は良かった。後半は実話怪談であるが、共通しているのは、遊び半分で安易に心霊スポットに行ってはいけない、と言う戒めである。
逃れられない
「いじめっこ」「呪い」 自分の行いが自分に返って来る。因果応報の話で、この二篇が一番怖かった。自分自身に復讐されるとは! 一転、あとがきは面白い。著者の二人がお互いを「こんなに厭な怪談が好きな人はいない」なんて言っている(笑)
真の厭とは
著者が「厭」と感じるものは何か、後書きでそれが記されている。悪意を隠そうともしない人である。それどころか嬉しそうに他人に披露する、これほど「厭」なことは他にない。怪談の怖さは死者ではない。日常に存在しているのだ。
厭な怪談
他人に見えない存在が自分にだけは見える・感じると言う状況以上の厭なものはないだろう。この本には悍ましい厭な話が収録されているが、本当の厭な話は後書きの最後にある。どうか最後まで読んで頂きたい。
私怪談と言うべきか
意外とビビりな著者と、何事にも動じない霊能者のAさん。その対比が面白く、怪談にもかかわらず笑ってしまった。
不思議な話
単に怖いだけではなく、著者が、生きている・亡くなっているの区別なく、人に対し敬意を払っているところが良い。防空壕の話は興味深かった。
怪談とは言え
作者があとがきで記している通り、怖い話ばかりではなく、哀切な話、心温まる話なども収録されていて、 バラエティーに富んでいる。こういうのは、集めようとするのではなく、自然に集まって来るものなのだろう。これが最後と言いつつ、本書がシリーズ六作目。次回作が出るのも時間の問題か。
車怪談
いろいろな人の感情を乗せて走る車。事故を起こして廃車になったもの、中古車として売られ次の持ち主の所有になったもの。車一台一台にそれぞれの念がこもっている。最後の話は悲しみや切なさが溢れている。
幻惑
飛縁魔を調べると、外見は美しいが、その美貌で男を惑わし家を潰し命を奪う女の妖怪とある。 金と女に失敗する男が世の中に多いのも宜なるかな。 騙す女と騙される男と、どちらが悪いのか? どちらも悪くない。男と女がいる以上、世の中は変わらない。川奈まりこ氏の実話怪談を読むと、著者がそう言っているように思えてならない。
発想がいい!
デビュー作からずっと読んでます。本格ミステリやサスペンスもの等いろいろですが、歴史の謎を解く(?) ものが一番好き。結論だけ見るとそんな馬鹿なとしか思えませんが、論理に説得力があり、なんとなく(笑) 納得してしまいます。この、「なんとなく」の部分がミソなので、ここを楽しむのが良いのです。論理のアクロバットという言葉は、この作家のためにあると思います。他には「ふたりのシンデレラ」もおすすめです。
紹介本ではない
アイスクリーム、宝石、寺院、パチンコ、看護などの業界専門誌を紹介した本だが、単なる紹介本ではなく、各業界の、いや、日本全体が抱えている問題点を抉り出している。本書が出た当時はデフレで、今はインフレと、状況は正反対に見えるものの、日本の市場・金融システムの根本的なところは何も変わっていない。政府の無能振りは相変わらずで、近い将来、日本は沈没するだろう。
土地の怨念
一生住む土地・建物が呪われている物件だとしたら。 怨念に取り憑かれ、もはや出て行くことも叶わない状況は恐ろしい。土地の念は、すなわち人の念であり、下手な心霊現象よりも怖い。
怖いと言うより
因幡の白兎など、出雲と言えば神話です。神々が集まる土地なので、怪談・心霊・不思議な話が多いのは必然なのでしょう。「信仰」が根強いており、霊は必ずしも恐怖の対象ではなく、身近な存在と言う感じが本書から伝わってきます。
強い女性たち
昔の女性が男に抑圧されていたという考えは今でも残っているだろうが、とんでもない、男より強く、先進的な思考を持っている女性たちはかなりの数はいたであろう。時に悲惨で、時にユーモラスな人物像が実に良かった。