【感想・ネタバレ】恐怖箱 霊山のレビュー

あらすじ

「獣の道、霊の道。山にはもっと怖い道がある…」

猟師が語る山の怪
登山者たちの恐怖体験
山の神に纏わる禁忌

神宿り、魔が棲まう異界の恐怖実話33!

山に神あり、異形あり。猟師や登山者が山で遭遇した怪異を集めた恐ろしくも不思議な実話怪談集。
一族三代が山で聞いた奇妙な声。曾祖父がサンジンと呼ぶ謎の一家の正体は…「山の声」、
かつて呪い屋が儀式を行った忌山。そこには立ち入ると死ぬスポットが…「持山」、
山の洞窟で遭遇した不気味な老婆。老婆に名前を呼ばれた少年は返事をせずに逃げ帰るが…「呼ぶ山」、同じ場所に何度も出没するテント。中にはいつも犬の死骸が…「青いテント」、
突然山の景色が一変する怪異。季節外れのフキノトウに禍々しいものを感じた猟師は…「フキノトウ」
他、圧倒的畏怖と不思議に魅了される全33話!

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自然を敬え

毎年、山菜取りで山に入った人(多くは高齢者)が遭難するニュースが流れる。自分だけは大丈夫だと過信するのだろうが、どっこいそんなに甘くはない。人間が安易に自然に立ち入るのは危険だと、この本は教えている。

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2022年07月18日

Posted by ブクログ

山にも海にも縁がない。
キャンプも嫌い。
虫が多いところでジャリジャリしながら食べ物を食べるのも大嫌い。
登山というより縦走するひとたちに憧れている。
ワタシは某NHKで放送しているグレートレースが大好きで山に憧れは抱いている。
カナヅチにほぼ近いので海は嫌いだし、船酔いするし。
しかし、山にも海にも神と呼ばれるのに相応するようなモノや出来事がたくさんあるのだなぁと今回ページをめくりながら思っていたわけで。
心に残ったはなし。
『飛騨の警察医』おがぴー
『ハナタケ』松本エムザ
『山の声─奇譚ルポルタージュ』久田樹生
『いる!』高田公太
『参道』神沼三平太
『山人』松本エムザ
『呼ぶ山』つくね乱蔵
『山の道』つくね乱蔵
『奥の奥へ』高田公太
『青いテント』内藤駆
『持山』服部義史
『適材適所』渡部正和
『幸福な山』ねこや堂
『フキノトウ』若本衣織
『二つの道』若本衣織
異界に繋がる道をいつの間にか歩いていたり、道に迷って声をかけたひとの目が真っ黒だったり、ここではないどこかへ連れていかれそうになり、それでも踏みとどまるってことがちゃんと出来るかどうかそういうはなしをもっと聞きたくなります。

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2023年03月23日

Posted by ブクログ

日本の国土の2/3は山…ということで、近いような遠いような存在の山。
激しい怖さというよりは、すーっと寒くなるような静かな怖さのお話がメインかなという印象。
でも、「山」だったらそういうことも起こるかもと思わせる……それが「山」の一番の怖さ、かも。

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2022年07月28日

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