あらすじ
忌み地を操る“土地遣い”の呪術。
福島県会津地方の集落で取材した実話怪談!
「何なのだろう、この不穏さは…
予測不能なルポタージュ、炸裂!!」
フジファブリック・加藤慎一氏も推薦!
ネット配信の世界で大注目の怪談収集家・煙鳥。
放送で自らが取材した実話怪談を語ってきた彼が、
これは活字として記録すべきという格別に奇怪で空恐ろしい話を厳選して収録した実話怪談集。
・福島県の集落に実在する人死や不幸が度重なる忌み地。
土地の因果を調べると衝撃の事実が…「土地遣い」
・ご神木を伐った家に生まれる足だけの赤子の怪…「実家にて 神木と縁」
・屋根裏部屋に出る鼠の死骸と押し入れに棲む謎の老人…「ひもじい」
ほか、人気怪談作家・吉田悠軌、高田公太の二人も参加、
煙鳥の怪談を再取材して書き下ろした。
実際の取材ノートや証拠写真も公開、この恐怖に身を投じよ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
土地遣い、不思議なはなしだった。
わざと忌み地にしてお金を稼いでいたセイジさんのはなし。
呪いは自分にふりかかる??
最後に集落の人たちが覚えていた薬売の車のはなしがいちばんヤバいと思った。
一瞬闇バイト?って思った尋ねてきた女のひとはたしかにSかもしれないなーと思ったですよ。
こういうことがもしも日本中どこかで行われているとしたらめちゃくちゃヤバいなと思う。
あと間に挟まる実話怪談のなかでは『訪問者たち』が良すぎた。
なんなんですか、この人たち。何のために深夜2時に来る??不思議すぎて答え自分で考えちゃうよー!!
めちゃくちゃ面白かったです!
怪談かミステリか
「土地遣い」
田舎の閉鎖的な場所で起きた怪異。語り手は、その真相を探る調査を開始。やがて俄かには信じ難い闇が見えて来る。その地方の言葉で会話文が書かれている点に生々しさが感じられる。一族の殆どが鬼籍に入り、周囲の人々も口を噤む中、著者の調査も今一歩のところで壁に阻まれる。これは怪談かミステリーか?