【感想・ネタバレ】奇談百物語 蠢記のレビュー

あらすじ

日常の奇妙なねじれ、悪夢のような居心地の悪さ、纏わりつくような恐怖を巧みに描く我妻俊樹が満を持して挑んだ百物語集。子供の頃のある夏休みに起きた出来事「神隠しの話」(第3話)、都内で地元の幼馴染を見かけた気がしたのだが…「水槽」(第26話)、幼い頃、母親が通っていた会合。母親が事故に遭ったと連絡があり…「くろばとの会」(第87話)、その家には女が出るのだけれど…「無視できない」(第94話)、地元にある小さな坂で出会う不思議「くちなし坂」(第97話)など怒涛の怪異たち。読み終わればあなたの周りで「奇妙」が手をこまねいているかもしれない。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

怪談だけじゃなく

「奇妙な味」としか言いようのない話も。
「アスパラガス」
食わず嫌いの野菜を食べられるようになったのは良いことではないか(笑)
「劇場のポスター」
そのポスターに写っているのは裸足の俳優たち。ある日、体験者本人が裸足で歩いている。するとポスターの俳優が靴を履いている!俳優から恩返しはないのかな?(笑)

0
2022年11月16日

Posted by ブクログ

百物語を一気に読むと怪異にあうと聞いたからちょびちょび読んでいた。
どれもこれもめっちゃ面白かった。
『神隠しの話その二』『居酒屋の貼り紙』『カタクリコ』『ガッツポーズ』『カンガルー』『癖になるから』『サドル』『嫉妬』『ひらがな展』『ラッシュアワー』『例の話』『牙』『飛ばされてきたもの』『並ぶ人々』『光』『もぎり』『隣家の夫婦』『いちじく』『宿題部屋』『階段の途中』『栞紐が切れる』『スガイさん』『動物たち』『ガムの占い』『土嚢人間』
何回も読み返しちゃうと思う。

0
2022年11月12日

「小説」ランキング