しそさんのレビュー一覧

和馬がまだ無自覚だった頃の、二回目が描かれた短編です。
同人での発表作品が電子で読めて良い時代になりました。

恋人になった二人は周りに嘘をつきながら逢瀬を重ね、次第に罪悪感に悩まされます。幼馴染の巴ちゃんの存在が大きく、停滞した空気に風穴を開けてくれました。
親へのカミングアウトで下巻が終了し、どのように受け取られたのかは読者の想像に委ねられました。
卒業から家族になろうよまでの描かれていない空白の期間がありますが、続編で描かれるのでしょうか。
優しい世界の物語でした。

家族になろうよの前日譚で、幼馴染の二人が恋をするまでが描かれています。幼馴染の巴ちゃんがとにかく良いひとで、人とは違う家庭環境でよく真っ直ぐ育ったなと感心してしまいます。
未来のハピエンは約束されているので、下巻で描かれるであろう恋人になった二人の苦難が楽しみです。

沖田先生の作品が好きなので購入しました。
Vtuberという今流行りのコンテンツがひとつのテーマで、本物の陽キャ攻めと陽キャを演じる陰キャ受けのハイテンションなラブコメでした。
受けの陰キャ特有の怒り方や物事の受け取り方など共感できる部分があり、読んでて恥ずかしくなりました。
タイトルにナンバリングがあるので続編があるのでしょうか、すごく楽しみです。

義理兄弟ものの明るいラブコメでした。
犬のような弟の真っ直ぐさに、美人でビッチな兄が絆されるお決まりの展開ではありましたが、いやらしくて可愛かったです。

宮井の過去の恋愛が描かれる4巻でした。
百戦錬磨みたいな顔をしている宮井ですが、経験は少ないのでしょうか。
初恋を叶えたように見えましたが、どのような理由で別れたのか、登場人物も増え次回も楽しみです。

付き合い始めた野宮と御子柴の、もっと近づきたい夏休みが始まります。
今回の山場は御子柴の年下幼馴染の襲来かと思いますが、可愛いだけじゃない御子柴が見られて安心しました。

もっと両片思いを楽しむのかと思いきや、2巻にして野宮と御子柴がくっつきました。
大人びているが故に巻き込まれてしまう不憫な宮井くんが魅力的です。

野宮と御子柴のじれじれラブコメディです。既定路線で安心して読めます。
可愛い見た目の御子柴が暴走気味なところが可愛いです。
宮井は当て馬感がありますが、本格参戦してくるのでしょうか。

ゲイカップルが友人の子を育てることになるハートウォーミングな物語でした。
周囲の人間がすべて優しくて、ストレスなく読むことができます。

元恋人で現職場の同僚の相原と鹿島は、自然消滅したと思っている互いへ相変わらず恋をしている。
相原と鹿島のどうしようもないすれ違いと、周りの職場の同僚が生暖かく見守る様が面白かったです。

いつ読んでも煌めきと感動を与えてくれる素敵な作品です。
さらさに親友と言われて得意げな顔をする愛がとても可愛いです。
煌三郎の周りを嗅ぎ回るパパラッチの姿が不穏です。さらさや周りの人間が傷つくことにならないと良いのですが。
番外編ではさらさが面倒を見る101期生の澄栖杏の過去が描かれます。クールな澄栖のこれからの活躍が楽しみです。

死滅回遊編がまだ続いています。
相変わらず何が起こっているのかよくわかりません。宿儺が虎杖から伏黒に鞍替えしたところが一番盛り上がるところかと思います。
伏黒姉も宿儺と縁のある何者かに乗っ取られているようで、現代の生身の人間は少し置いてきぼりな印象を受けました。

キコルが戦いの中で母に追いつきますが、害獣15号による精神攻撃を受けてしまいます。
カバー裏のイラストを見て涙が出そうになりました。

2巻で嵐の前のような不穏な空気をテンダネスにもたらした華と、普通のアルバイト太郎が交流します。
みんなの兄貴分であるツギにもうまくいかない人間関係があったのかと思うと、より魅力的に思いました。
どの短編も魅力的なキャラクターばかりで、続刊が楽しみです。

大島先生の薄暗い雰囲気の作品が好きなのですが、今回の作品はアイドルとボディガードの可愛いラブコメディでした。
寡黙なケイがトモヤに惹かれていく描写が素敵でした。

らくたしょうこ先生の描く優しい世界が大好きです。
『先生と、それから』のその後を描く今作では、就職して早く大人になりたい咲翔と、咲翔の成長に不安になる令とのすれ違いが描かれています。
ネガティブな令の思考にすごく共感してしまいました。咲翔のスーパーポジティブな言動で、令とこれからもずっと楽しく過ごしてほしいです。

突如現れた落下の悪魔との戦闘が描かれています。
アサの自意識の高さには驚かされます。今回少し回想として描かれた悲惨な成育環境によるものではなく、個人の特性なのだと思いますが、デンジに似たものを感じます。
偽チェーンソーマンや公安など謎の多い展開で次の刊行も楽しみです。

こんなバカップルは漫画でもなかなか見られないです。
浮気を疑われ破局の危機かと思いましたが、誤解が解けすぐに仲直りしたので、ストレスなく読み進められました。
登場人物がみんな素直な人で魅力的です。

藤九郎と魚之助のコンビが帰ってきました。
今回の事件は何かの見立てと思しき変死体が舞台に現れるというもので、化け物心中のときよりも親しくなった二人が事件を解決します。
親しくなるにつれて心情の変化に戸惑う二人の姿と、好きなもののために命をぞんざいに扱う人々が印象的でした。
魚之助が舞台に戻り藤九郎と離れる未来を想像すると嬉しさ半分、少し寂しくなります。

続編ですが改めて男性妊娠注意です。
島の外からの人間がやってきたり、島や村人の秘密が明らかになったりする2巻でした。
ベースは溺愛新婚生活なので安心して読むことができます。

なぜかふたつのカップルが温泉旅館に行くことになり、それぞれお風呂を楽しむ短編です。
好きな人の前でだけ甘える猫っぽい玲音が可愛いです。

相変わらずアーニャとダミアンが可愛いです。
ロイドが任務で劣勢になっている姿が新鮮でした。ロイドの危機に際して夜帷の様子が化け物のようにおかしくなりました。覚醒後はどんな姿になるのか楽しみです。

みつみたちの夏休みが始まります。
お調子者の山田の恋にほろりとしました。山田の良さがわかる女はすごいです。
作中最もイケてる男は迎井なのではないかと思いました。
カニにはさまれ恋を自覚した志摩は、この後どうするのか気になります。

冬コミに向けて衣装制作に励む五条は思うような生地に出会えず焦燥感を募らせます。
クリスマスを五条と過ごせることに胸を躍らせるまりんは下着を新調したりヘアメイクをしてもらったりと浮かれていてとても可愛いです。
告白が楽しみです。

読後爽やかで、とても良い体験でした。
貧しい学生の真央が出会ったのは不思議な女性山戸四葉。四葉との出会いと彼女からもらった宝石箱が真央の人生に影響を与えます。
四葉の家庭や過去を知るにつれて搾取されている可哀想な女だと思うこともありましたが、賢く強かでとても素敵な女性でした。弱者としての女性が描かれていますが、同時に強く生きる女性の姿でもありました。

いつも一瞬で読み終わってしまう作品です。
体調を崩して倒れたうみ子は映画制作から少し距離をとります。海やsoraからの言葉を受けて、自分の中の気持ちと向き合ったうみ子はまた漕ぎ出します。
年を重ねても挑戦をやめないうみ子に憧れます。

無事に番になった練と楓のその後が描かれています。
犬居先生の描くケモノの質感の素晴らしさと、魅力的なキャラクターにまた出会えて嬉しいです。
2巻では人との関わりに悩む練や、仕事について悩む楓が描かれていて、二人がどのように困難を乗り越えていくのか3巻の発売が楽しみです。

ポジと対をなすネガ。
ビターな雰囲気で、薄暗く切ない作品が収録されています。
愛はあるので読後の不快感はなかったです。
三人の幼馴染の物語、ファッションホモの物語が救いがなくて良かったです。

コンビニ兄弟2巻では、相変わらずテンダネスを門司港こがね村店を中心にそれぞれの生活が描かれています。
ツギとミツの妹ジュエルもレギュラー入りし、ますます人間関係の輪が広がります。
1巻でコンビニスイーツ大好き女子学生の梓と決別した美月のその後が描かれていて嬉しくなりました。
不思議な魅力あふれる男ツギの過去に関係ある怪しげな女が現れ、3巻が楽しみです。

よくあるカラダから始まる恋愛ものではあるのですが、クズで素直な男と不器用な男が可愛くてドキドキしました。
10年後も一緒にいる二人の姿が描かれていて嬉しくなりました。

恋するミルククラウンの二人のその後が楽しめます。
柊介にしか見せない玲音のデレが、まるで猫のようです。
恋するヒプノティックセラピーの二人と比べると恋愛に慣れていて大人のように見える二人ですが、感情的になる様子もあり可愛らしかったです。

門司港にあるコンビニには不思議な男たちがいる。
ありえないほどの色気を振り撒く店長と、髭に覆われた怪しげな客を中心とした、ハートフル連作短編集です。
日々苦しみや悩みはありますが、このコンビニでの素敵な出会いで少し前向きに生きられます。

アルトの正体が明らかになる衝撃の4巻でした。
エルヴァとアルトの関係の進展や、黒痣に蝕まれていても死なない覡など気になることが盛りだくさんです。
現代要素が増えてきましたが、どのような結末を迎えるのか楽しみです。

ネガとは対照的なポジ、バカで可愛い子ばかりで、
はらだ先生のアホエロが詰まっています。サクサク読めて読後の胃もたれがありません。

SNSの投稿で注目を浴び、ニューヨークのスクールにレッスンに向かうことになった二人。
友達でも恋人でも限られた役を奪い合うライバルで、嫉妬心に悩まされながらも励まし合う姿が素敵です。

騒音での隣人トラブルで新たな知人ができたり、レオくんの症状が治ったり、今回も下品でうるさい二人でした。
最低な二人なので、相手への好意や思いやりを少しでも見せるとキュンとしてしまいます。

ペディグリー2巻は寡黙な弁護士崇靖と美人研修医千化八のカップリングでした。身分差を気にしてモヤモヤする受けが健気で可愛いです。
何の障害もなく、安心して読めました。

まさかの続編嬉しいです！
陽キャな南くんと陰キャな烏丸くんが実はとても仲良しでニヤニヤしてしまいます。
愛情表現豊かな南くんがとても可愛かったです。

第4王子、第9王子の能力が判明します。念獣二体持ち状態の第4王子が圧倒的に有利に見えますが、クラピカは第14王子を守り切れるのでしょうか。

ヒソカを殺すために下層を散り散りに探す旅団メンバーたちは、下層を仕切るマフィアたちとの取り引きをしながら探索を進めていきます。
疲労したクラピカが集結した旅団員と接触してしまったらと思うと、わくわくします。

劇場で映画を見てその面白さに驚き、慌てて原作漫画を購入しました。
1冊で完結する漫画の中で、過不足なくまとまっている素晴らしい物語だと思います。
映画新規の者からすると手に汗握った戦車での戦闘シーンが漫画では描かれていなくて、よい映画改変だったのだと思いました。

クラピカ追憶編としてクラピカが集落を旅立つ際のエピソードが描かれています。
現在の知的で復讐に燃えたクラピカの姿とは違い、感情的で無邪気な姿に涙が出ます。

人間になりたいと願う国玉ですが、すでに儀式は成功していたという驚きの展開でした。
表情豊かな国玉ちゃんがとっても可愛いです。

クラピカが大活躍する35巻。
第14王子ワブルの母オイトに能力を移すことで、敵戦力を探ります。オイトがワブルのために肝が据わった言動をするのでどきっとします。

クロロとヒソカの死闘が描かれます。クロロの能力が強すぎでヒソカは戦いに敗れ死にますが、念能力の異常な使い方で生き返ります。オークションのときには最強のように見えた幻影旅団がヒソカの手によって解体させられることになりそうです。
相変わらずクラピカが活躍していて、ゴンとキルアの合流が待ち遠しいです。

作者買いです。
服飾専門学校を舞台に、推しと同級生（同一人物）の間で心が揺れる可愛いラブストーリーでした。
すれ違い少なめイチャイチャ多めで、ストレスフリーで読めました。
沖田先生の描く受けが可愛くて大好きです。

桜庭一樹先生のファンなので購入しました。
抗がん剤治療を行う波間はある日別の世界に住む同級生の甍と連絡先を交換する。甍の世界では大変な感染症が流行し始めているようで……。
あらすじを読むとSFの色が強いのかなと思いましたが、普遍的な生活の物語でした。パラレルワールドのひとと連絡が取れることはフィクションですが、病気や人間関係の苦しみ、異性からの視線など、共感できるもやもやした感情が描かれていて苦しくなりました。

血のつながらない人たちがまるで家族のようにつながるハートフル下宿ストーリーかと思って読みましたが、すこし違いました。
ひとは見えない苦しみや弱さを抱えて生きているし、愛は平等ではないですが、自分をいたずらに卑下することなく前を向いて生きたいと思わされました。

神秘卿スラージョの探検隊と合流したリコたち一行は獣相の存在を知る。
探窟史の恥部とのことですが、もっと詳しく知りたいですね。
一時共同戦線を張り、ついに深界七層に向かいます。
双子や巫女など秘密がいっぱいのアビス12巻でした。