ブックライブの書店員おすすめレビュー

少女・女性マンガ のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    ちょっと風変わりだけど魅力的な登場人物の不器用で優しいラブストーリーを描き続ける谷川史子先生。
    谷川先生の魅力のひとつに、「じわじわ面白い巻末エッセイマンガ」があるのですが、そのエッセイマンガがなんと一冊にまとまりました!ファンには懐かしく、ビギナーには優しい一冊です!90年代からの読者なので、「真夏の血痕編」などは久しぶりに読んでやっぱりちょっと怖くなりました。あと、私も耳かきしてて血が出たこと、あったなー!とか(笑)そういう親近感のある(?)ネタがあったかと思えば、使っている画材を紹介する回があったりも。その語り口の丁寧さに愛がほとばしっていて、マンガを描かない私も大いに引き込まれました。
    しかし…読んでいる当時は気にしていなかったのですが、谷川先生、かなり激しく〆切と闘っているご様子が伺えますね…。社会人になると、いろいろな人の立場になって読んでしまって結構ドキドキします。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ある高校の生徒たちの恋模様をオムニバス形式で描いた一冊です。水彩絵の具のようなタッチのせいか、マンガのようでマンガではないような読後感です。
    この本の推しどころは、ズバリその果てしない「ムッツリスケベ」ぶりです。
    好きな気持ちをうまく伝えられなくて、想い人のユニフォームを盗んだり、保健室で寝ているところにこっそりキスしたり、と学園ものの王道を行く展開のお話が多いですが(百合成分もあります)、シャツの間からのぞくパンツのレースのさりげなく緻密な描写など、時々マニア心をくすぐるディテールが現れるので油断なりません。 「純文学を朗読しながら素足で男子の顔を踏むメガネ女子」など、ほんわかした絵柄とのミスマッチに悶絶必至なシチュエーションも登場します。終始関西弁のセリフも相当ぐっときます。
    自称・ムッツリスケベさんは全員読むべし!!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「年の差50歳以上の友情のきっかけは…BL!?」
    自宅で書道教室を開く75歳の雪さんと、書店でアルバイトしている高校生のうらら。何の気なしに手に取ったBLマンガにハマり、続きを注文する雪さんと知り合い、同じBL好きとしてざわつきながらもゴリゴリ布教できないうらら。でも、なかなかくっつかない作中のふたりにヤキモキして「続き!はよ!」って思う気持ちに年齢は関係ありません。何かに夢中になる気持ちが、平穏な日々を送っていた雪さんと、誰かと好きなものの話をするのが苦手なうららを、少しずつ近づけていきます。
    雪さんの朗らかさに癒され、うららの不器用さをいとおしむうちに、いつの間にか読者の自分が元気になっている不思議な作品です。
    あと、出てくる食べ物がどれもとても美味しそうです♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    資生堂のウェブサイト「花椿」にて連載され、
    多くの共感を呼んだ『ダルちゃん』がついに配信されました。

    24歳の派遣社員・丸山成美。一見どこにでもいる女性。
    しかしそれは彼女の「擬態」。正体は、ダルダル星人。
    「普通の人間」に見えるように、メイクをし、ハイヒールを履いて出勤する日々。
    けれど、密な人間関係において「擬態」することは、そう簡単ではない。
    周りを観察し、他人に合わせて振る舞っているうちに、
    ダルちゃんを傷つけるある出来事が…。

    ―私は人と違うダルダル星人だから、みんなに嫌われないように、「普通」を演じなきゃ。

    そんなダルちゃんの必死な生き方に、ドキリとする人は多いはず。
    あなたは「普通」ですか?「普通」はあなたを幸せにしてくれますか。
    ジェンダーや、発達障害などの問題にもつながり、
    それを超えてさらに広く「普通」について問いかける物語。
    心をえぐられる分、人生のヒントがちりばめられているような気がします。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    主人公・ユリ(美人だけど彼氏ができない女子大生)は、セレブなホームパーティでドラッグを使われそうになったところを、桜夜組の若頭・桜夜才臣(ぱっと見は優し気なイケメン)に助けられる。

    一瞬厳しい表情をしたと思ったら、次の瞬間には優しい表情になって、「お怪我は?」とコートをかけてくれる……。かっこいい……!

    高級クラブでバイトを始めたら、「君の初指名、俺が頂く」と他の名だたるお客さんから奪ってくれる……。かっこいい……!

    かっこよくてセクシーで特別な人の特別な存在になるという非日常感を楽しみつつ、テンポのいい甘々恋愛にひたれます★

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    オシャレアレルギーな翼くん(高校一年生)が上京してきたのはオシャレの爆心地表参道。しかも住むのはオシャレなシェアハウス。住人もオシャレな人間たちばかり。読モショップ店員、おしゃれカフェの店長、顔が良すぎる美容師…。どうなる翼くん!? 残念過ぎるファッションセンスの翼くんと、一風変わった住人たちのドタバタコメディです! 

    息をつく間もなく、わんこそばのごとくギャグが飛び出してきます。家の外で読む人は心して、絶対に笑わないという気合いを入れてから読んでください。
    可愛らしい絵柄と、魅力的なキャラクターたちから繰り出される変顔と鋭いギャグの高低差に高山病になりそう…!元気が欲しい時、何もかもを忘れて笑いたい時に読んでほしい一冊です!!(ただし人目のないところで)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    学園一の美女、一条かれん。
    常日頃から”一条かれん親衛隊”に囲まれ、生徒会長もひれ伏す美しさを持つ彼女。
    そんなちょっぴり女王様な彼女の目には、幼馴染のみーくんしか見えていない。
    クールで無口なみーくんが、大大大好きで堪らないのだ。
    かれんの17歳の誕生日を当日に、「みーくんと次のステップに進もうと思っているの」なんて言い出して
    親衛隊は大騒ぎ。彼女は無事に(?)、大人の階段を登れるのか─!?

    かれんちゃんの女王様気質が、好きな人を前にすると緊張しいになる女の子らしさ。
    みーくんの無口ながらも、かれんちゃんを想っているの?どうなの?という行動。
    かれんちゃん親衛隊の、パンチが効いたリアクションの数々。
    これほどまでに洗練されたラブコメを読んだことがありませんでした。
    気づいたころにはもうすでに、二人の恋路を応援しており、続きが気になって仕方ありません。
    みーくんを振り向かせようと四苦八苦するかれんちゃんが、好きで好きで悶絶してしまいます。
    オススメしかしないので、ぜひこの気持ちをより多くの人に味わって頂きたいです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    時は明治末期。傾きかけた老舗呉服屋を、英国帰りの三男・星乃虎三郎が立て直す!というお話ですが、これがめちゃくちゃ面白かった!
    競合の呉服屋が近代化の波に乗り、どんどん先へ進んでいくのに、虎三郎の店「三つ星」は依然として旧体制のまま。客足も遠のき、これでは未来がないと、虎三郎は英国で知り合った実業家の青年・鷹頭と二人で「三つ星」の改革を始めます。
    従業員たちは、最初こそ反発するものの、虎三郎の商才と人心掌握術の上手さにほだされていきます。
    初めての女性店員、下足番の廃止など、改革の内容がまた「明治」という時代をよく表していて、「ああ~これが文明開化!」という気分にさせられます。
    打算か、友情か、虎三郎と鷹頭の関係も気になるところ(このあたりの描写は、さすがBLで人気の日高ショーコ先生という感じ)。
    お仕事漫画が好きな人には、ぜひ読んでいただきたい。丁寧に織り込まれた時代背景と、痛快なストーリー描写に引き込まれる良作です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    今一番アツい少女マンガ!

    大学受験に失敗してからずっとぼんやりと毎日を過ごしてきた、アラサー塾講師の主人公・順子。仕事も恋も何もかもパッとしない彼女に、ある日、運命の出会いが――

    一人の男子高校生と出会って、勉強を教えることで生きる目標を得る主人公に思わず感動。また、その高校生&エリート街道を突っ走るイケメン幼馴染との恋の予感にドキドキ…。自分が求めていたトキメキがすべてこの作品に詰まってます。
    そしてなんといっても、主人公の順子がすごく素敵です。ただのパッとしない主人公ではなく、まっすぐで、こんな人に私もなりたいと思える、そんな主人公なんです。

    どんな方でも楽しめる作品だと思いますが、特に仕事を頑張っている女性の方、騙されたと思ってぜひ読んでみてください!おすすめです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『凪のお暇』コナリミサトさんの、オムニバス短編集。ピンクビールアワーという女性向け缶ビールがさりげない形で登場人物たちをつないでいく全13話。コナリさんは派手ではないけれどグッとくる日常を見つけて、等身大の女性を描くのが本当にお上手だなと思います。どれも秀逸ですが、私は数年ぶりの帰省で家族の偉大さを実感する話(6杯め)と大学の卒業祝いで仲間とするお花見の話(9杯め)が好きです。ビールを片手に、ゆっくり読むのにぴったりな1冊。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    時は大正、新婚旅行中に突如未亡人となってしまった16歳・万里子の異国旅。
    気高く、一途な日本人の少女が、異国での差別や文化・慣習の違いに翻弄され、時に裏切られながらも、人を信じ、愛する物語です。

    書店員のおすすめポイントは3つ!
    その1)万里子の生き様がかっこいい
    時代が時代なだけに、人種差別をされたり、利用され騙されたり、異国での旅は万里子にとって優しいことばかりではありません。しかし、どんな時でも誰に対しても、一様に愛を与える万里子の精神がとにかく素敵。愛情深く、そしてチャーミングな万里子のことが、気付けばみんな好きなってしまいます♪万里子の「愛され力」を見習いたい!

    その2)インド人の青年・ニーラムがイケメン
    価値観の違いから万里子に嫌われていたニーラムですが、いつしか、万里子を支える大切な存在に……。このニーラム、めっちゃイケメンなのです。一見、横暴に見える面もありますが、万里子がつらい時励まそうとしてくれたり、困った時には力を貸してくれたり、とにかくイケメンタルの持ち主!万里子に敬意を払い、彼女を大切に想うニーラムの愛情がとにかくでかい!スケールもでかい!

    その3)2人の恋の行方が切なくも愛おしい
    今よりももっと世界の線引きがされている時代、身分も国籍も違う2人の間に立ちはだかる壁は決して低くありません。それぞれの信念があり、成し遂げなければならないことがあり、「愛さえあれば」ではかたづけられない問題があるのです。大きすぎる障害を2人はどう乗り越えるのか、結末まで目が離せません!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    恋をするのに、資格なんて必要ない!
    コンプレックスを持つ、すべての男女に読んでいただきたい作品です♪

    本作は、ちっちゃくて体が薄いことがコンプレックスな女の子が主人公☆
    コンプレックスのせいで自分に自信が持てない…という経験をしたことがある方は、かなり共感性してしまうはず!
    コンプレックスは個性と言いますが、その個性こそ、人を惹きつけるのだなぁ~

    恋を遠ざけてきた女の子が、「好き」に気付き、一歩を踏み出すストーリは、自信のないすべての人へのエールのよう☆
    愛し、愛され、他でもない「あなたがすき」だとまっすぐに伝えられる……そんな多幸感に浸れる作品です♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    昨今、社会問題にも発展しているSNS。誰でも手軽に大勢の人とコミュニケーションがとれるこのツールで、「キラキラしたい」「私は特別」……そんな女性たちの欲望が大暴走!!リアルにありそうなSNSトラブル3本を描いたオムニバス作品集です。

    うわッいるよなーこういう知り合い!みたいなリアルさが怖すぎます…!絵柄が可愛いので、どんどん崩れていく女性たちの姿がより恐ろしく感じます。
    登場人物たちは、自分の身の回りにもいるようなちょっと問題のある人、という感じなのに、一歩足を踏み外したらここまで落ちるのか…と恐ろしいのに、その結末にどこかスカッとする、そんな作品です。
    SNSの恐ろしさ、女の恐ろしさ……ぜひこの作品で味わってみてください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「28歳ともなれば 知っている
    私たちが欲しいのは“問題の解決”とかじゃない
    問題が解決したって 助かるわけじゃないんだ」

    アラサーの心にしみじみと沁みるセリフです。

    このマンガの良いところは、ごはんやチープな友情を理由に安易に悩み相談したり答えを出そうとしないところ。
    千春もナカムラも英治も、そんなに簡単に幸せになれるような楽な人生じゃないってことは分かっているのです。
    分かっているうえで、毎日の食事くらいは美味しく、楽しく、幸せに食べたい、ただそのためだけに一緒に食事をするのです。
    変な悩み相談も無理矢理な結論もない、自然に流れていく物語が心地よいです。

    そして何よりも良いのは、おかざき先生が描く、3人の「美味しい!」の表情!
    はふはふ、ほふほふ、夢見心地な両目に高揚した頬、とにかく幸せそうな顔が最高です。
    毎回詳細なレシピとともに出てくる絶品料理は、どれも本当に美味しそうですが、
    私が一番食べてみたいのは、第1話に出てくる「ホットプレートで作る包まないギョーザ」!ぜひ今度挑戦してみたい。

    心が疲れたとき、悩みに悩んでにっちもさっちもいかなくなったとき。
    無理に答えを求めるのではなく、誰かとただただ美味しいごはんを食べることも大切なことですよね。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『ライアー×ライアー』の金田一蓮十郎先生・原作×実妹の芋Uto先生のコラボ作品♪
    本作は3つのストーリーが入った短編集です♪

    書店員のおすすめは2つめの「鋼のボーイフレンド」
    地味でおとなしい文系女子×実直でコワモテな体育会系男子 の「これは恋??」な物語☆
    正義感強め、声も大きめ、とにかく圧が強い三条くんにひょんなことから家でまで送ってもらうことになった村瀬さん。
    なぜ自分が送られているのかわからぬまま、流され流され早数回。
    傍から見たら付き合っているようにしか見えないですが、当の本人たちは…?
    恋を恋と気付かないピュア(?)すぎる恋愛と、極端すぎる愛情表現に、思わず笑ってしまう作品です♪

    巻末の描きおろし漫画では、3つの作品の登場人物たちが集合♪ こういうつながりか~と、最後の最後まで楽しめますよ♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「恋」ってなんだっけ?「好き」ってなんだっけ?
    まだ恋を知らない女子高生と、愛が重すぎる男子高校生のピュアラブです♪

    イケメンだけど少し独特でどこか影のある花野井くんに、まっすぐな愛情を注がれることになった、純朴少女・ほたる。
    しかし、ほたるはイケメンに好きと言われたら無条件で喜ぶような女の子ではなく、人として誠実に向き合い、誠実に対応できる、精神的に大人な女の子♪それがさらに花野井くんをトリコにするのです!

    相手を知って、いいところにたくさん気付いて、もっと知りたいな、もっと一緒にいたいな……という、恋の始まりが丁寧に描かれ、信頼関係や愛情を積み重ねていく様子にとにかくきゅんきゅん!
    高校生の恋愛ですが、穏やかに紡がれていく恋愛模様に、大人も十分ときめかされます♪

    ホットココアを飲みながら読みたい、心にじんわり温かい物語です☆

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ネタを書いたノートを開いた著者。
    「新しい連載の企画2本です どっちがいいですか?」
    ・質屋の話
    ・音大の話
    ここで選ばれた「音大の話」が後の『のだめカンタービレ』となり、
    残された「質屋の話」が本作、『七つ屋志のぶの宝石匣』。
    というわけで、二ノ宮知子先生が約15年あたためていたシリーズが、ついに始動!


    舞台は、老舗質屋。宝石のオーラを見抜く天賦の才(?)を持つ、跡取り娘の志のぶ。
    女子高生なのに、宝石に関してずば抜けた知識を持っているのがカッコイイ!
    不思議女子というギャップもイチオシ。

    しかも、志のぶには年上のイケメン婚約者・顕定という存在が!
    けれどそれは志のぶの祖父が決めた関係。
    恋愛とも違う、ビジネスパートナーのような絶妙な距離感のやりとりがおもしろい。

    そんな二人のもとに、宝石にまつわる事件が次々に飛び込んでくる。
    遺産相続問題や、思い出の詰まったアクセサリーなど、エピソードは様々。
    登場人物たちに極悪人はいないし、魔法のようなトリックもない。
    最後に明らかになる真実はほのぼのしたものばかり。
    だからこそ、老若男女問わずにすすめたい、稀有でリアルなヒューマンストーリー。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    舞台は未来、宇宙。地球には人が住めなくなり、人類は宇宙に設けた「コクーン」という施設に暮らしています。狭いコクーンで暮らしていくためには道徳と契約が最重要事項で、恋愛は猥雑で不道徳とみなされています。人類には「ネオテニイ」と呼ばれる、成長が遅く寿命が長い"進化した人類”が突然変異で現れて、そして短い寿命で死んでしまう奇病も発生しています。そんな世界で、主人公であるネオテニイの子どもたちがある日、歓楽街の路地で緑の髪の少女に出会うことから物語が動き始めます。出だしから説明するセリフがほとんどないので、読み始めると設定も言葉もわからないことばかりでちょっと混乱するかも。でも、少しずつ読んでいくと、世界観がものすごくしっかりしていることが見えてきて、ぐんぐん引き込まれていきます。そしてとにかく絵が綺麗。表題の「きみ」は誰を指すのか、登場人物たちはどうなるのか、まだまだ明らかになっていないことがたくさんあるようで全体像がすぐには見えないのがまた、先を読みたい気持ちにさせてくれます。SFマンガを読みたい方にもラブストーリーが読みたい方にもおすすめしたい作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    1ページ目からなかなか衝撃的な一作。
    試し読みをしたら、その意味が分かります!

    現代社会の闇でもある「DV」「いじめ」を行う加害者心理に焦点を当てた内容が軸となっており
    さらに「結婚」「不倫」「恋愛」などのエッセンスが加わったストーリー展開に、
    ページをめくる手が止まりません!

    もし自分の夫がこんな人だったら…?
    そう考えるだけで背筋が凍るような感覚に襲われますが、
    「透さん」の偏向的で、攻撃的な考え方は、彼自身をも傷つけているんだなと
    かわいそうな人なんだなと気づかされます。

    刺激的な女性マンガを読みたい方におすすめです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『ふれなばおちん』の小田ゆうあ最新作は、“ユーレイ女子”と“パート3人組女子”の友情物語!?

    名前とは正反対に、不器用で周りの人たちとなじめずにいる25歳の「素直」は、
    ある日仕事先のパート・伊佐子と衝突し、自暴自棄になり自殺してしまいます。
    死んで楽になれると思った素直ですがなぜか成仏できず、なんと伊佐子の前に現れることに。
    はじめは驚いた伊佐子でしたが、パート仲間の環と実代も含めた4人の奇妙な交友関係がスタート。
    3人の優しさに触れることで、素直は少しずつ心を開いていき、さらには伊佐子たちにも変化が現れてきます。

    一見明るく楽しく毎日を送りながらも、それぞれに内に秘めた悩みを抱えている伊佐子・環・実代。
    夫との関係に悩む伊佐子に、荒れ気味の浪人生を息子に持つ環、不妊で妊活に励む実代など、
    家庭を持つ女性にとっては他人事ではない、リアルな悩みが丁寧に描かれています。
    面白いのは、3人が素直ちゃんの前では、なぜか正直に悩みを打ち明けている点。
    言葉も直球でガサツなところもあるけれど、つらい時にはスーッと現れて寄り添ってくれる素直ちゃんだからこそ、
    救われることもあるのかもしれません。
    また、ユーレイの体でありながらも、生きているときにはいなかった“友だち”を手に入れ
    少しずつ明るく、文字通り“すなお”になっていく素直ちゃんを見ていると、
    何か行動に移したり自分を変えたりするのに遅すぎることなどないんだな、という気持ちにもさせられます。
    (もちろん自殺は絶対にダメだけど!)

    今後、伊佐子・環・実代はどんなふうに変わっていくのか?
    そして素直は悔いなく成仏することができるのか?
    続きがとても楽しみな作品です!

    2022年07月20日