【感想・ネタバレ】ダルちゃん 1のレビュー

資生堂のウェブサイト「花椿」にて連載され、
多くの共感を呼んだ『ダルちゃん』がついに配信されました。

24歳の派遣社員・丸山成美。一見どこにでもいる女性。
しかしそれは彼女の「擬態」。正体は、ダルダル星人。
「普通の人間」に見えるように、メイクをし、ハイヒールを履いて出勤する日々。
けれど、密な人間関係において「擬態」することは、そう簡単ではない。
周りを観察し、他人に合わせて振る舞っているうちに、
ダルちゃんを傷つけるある出来事が…。

―私は人と違うダルダル星人だから、みんなに嫌われないように、「普通」を演じなきゃ。

そんなダルちゃんの必死な生き方に、ドキリとする人は多いはず。
あなたは「普通」ですか?「普通」はあなたを幸せにしてくれますか。
ジェンダーや、発達障害などの問題にもつながり、
それを超えてさらに広く「普通」について問いかける物語。
心をえぐられる分、人生のヒントがちりばめられているような気がします。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年01月14日

ダルちゃんというネーミングと、絵がかわいい。
生きづらさをゆるやかに描いていくのかと思いきや、
ジェンダーやマイノリティ、存在の不安という根源的なテーマにも触れる展開が意外で、短編?なのに強い印象

2

Posted by ブクログ 2019年01月28日

転職して半年。小さな出版社。

些細なこと。
溜まった郵便を出す。注文書を配る。注文電話に出る。
いい子であるように振舞った。
嫌いな上司にも明るくおバカで可愛い私を見せた。

女の子だからチヤホヤされるし、
女の子だからバカにされる。

いい子じゃないのにいい子のフリして
嫌いなのに嫌われないよう...続きを読むに振舞って
分かってるのに分からないフリをしてきた。

心のどこかでそのズレを感じていて
これが社会だこれが会社だと
納得させてきた。

ちゃんと捨てよう。いらないもの。
大事なものもどこかにあるはずだから。

1
購入済み

普通なんて存在しない

2019年07月21日

どうも生きづらいなと感じてる人、必読のコミックです。たとえ生きるのが下手なダルダル星人でもちゃんと自分の居場所は見つけられる、読み終わったらそんな風に思える勇気がもらえました。

1

Posted by ブクログ 2018年12月06日

はるな檸檬をエッセイ漫画家みたいに思ってたので、驚き。
読みやすい絵と緩急のあるストーリーと深遠なテーマがぎゅっと詰まってる。
こんな漫画描いてたら、寡作なのもしょうがないと思える。
泣きそう。

1
購入済み

共感できる

2021年08月08日

私自身も共感できる部分があり、そんな自分をすこし好きになれるようなお話です。絵のタッチが柔らかく好きです。

0

Posted by ブクログ 2021年05月08日

本当によい本。

まだ発売されてなかったが22歳頃の私に読ませたかったし、子どもが将来もし自分を見失いそうになったならさり気なく勧めたい。

私はもう、自分を見失うことはないような気がする。でも感想を書くために再読したら、半年前と今でまた違う部分に感銘を受けた。ダルちゃんの見つけた幸せの定義。それに...続きを読む、半年前には目を背けた部分を素直に読むことができた。

その時の心の状態を測るバロメータになるのではないかと思った。

これはまたいつか読みたいと思う。



こういう時期もあった。自分を見失ってしまう感覚の虚しさ、取り戻したくても取り戻し方がわからないもどかしさ。

痛いほど分かる。
だるちゃんは沢山の、つい周りに合わせてしまったり顔色を伺ってしまう、自分に自信のない女の子の象徴だ。

失敗したり悩んだりもがいたり、その過程には、作り話特有の大げさ感や単順さがない。

このリアリティを描いたはるな檸檬さんは、天才だ。はるな檸檬さんは、れもんうむもん!もそうだったが、現代の多くの女性に寄り添う天才作家さんだと思う。宝塚にもオタクにも無縁だがZUCCA×ZUCAを読もうかな。


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Posted by ブクログ 2020年05月05日

この本は、すごい。
今まで、誰にも話せなかった心の中の迷いや葛藤を、たった2冊の中に全て凝縮してくれている。

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Posted by ブクログ 2019年04月05日

宋先生のタイムラインで見て興味を持ち、買ってみたんですが、ウルウルしてしまいました^_^; 女性に関わる職種として、読んで良かったです。スタッフたちにも読ませます(^^)

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Posted by ブクログ 2019年02月26日

本当の自分ってなんだろう。
価値観も含め、知らず知らずにまわりに影響されていて、それが当たり前になっていて、気づいた時には自分を見失っていることってよくあると思う。
ダルちゃんにとっての詩をかくことが、自分にはあるのかな。
大切なものを大事にするには、自分の心の強さがとても大切なんだと感じた。

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Posted by ブクログ 2023年01月16日

自分の本当の気持ちを知るのって、実は一番難しいことなんじゃないかって思うの。
今の自分を否定したくなくて自分で自分に嘘ついて、そうやっているうちに心に山のように傷を負っちゃって。でもそのことからも目を逸らして痛くないふりして、そうしたら大事なものなくしちゃった。

生きていると、社会で生きているとね...続きを読む、私たちは悲しいのに笑ったり、寂しいのにすましたり、悔しいのに平気な顔して自分の本当の気持ちを置いてけぼりにしちゃって、だんだん自分が何を考えているのかも分からなくなって、だから、詩に表れる生の言葉に本当の気持ちに心動かされるんだって思うのよ。

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Posted by ブクログ 2021年06月15日

こういう、生きにくいわたしが自分の在り方を見つけていく系の話は肌に合わないことが多いけど、この本は素直に読めたしだるちゃんのことかわいいなと思った。

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Posted by ブクログ 2020年08月06日

女性に限らずきっと人は擬態して生きている。ほんとうの自分なってものはないけれど、ちょっとでもすっきりとした気持ちで過ごせる自分を発見するのって大切。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月23日

だるちゃんが普通になろうと頑張っているところが、今の社会に馴染めない人を表しているようで、いろんな人に当てはまる感覚だと思いました。

最初はサトウさんが営業のスギタを好きなのかと思ってしまいましたが、あんな男好きになるはずもないなと後の展開に納得しました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月08日

なんだか上手に笑えないし、息苦しいなーと感じるときにおすすめのコミック。
この本を必要としている人に確実に届いてほしい、そんな風に思える本です。
やさしくしっかりとした描線と淡い水彩のような色づかいも素敵です。
全二巻。

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Posted by ブクログ 2019年07月04日

SNSが当たり前になり、「普通」であることが正常だと自分の感性に蓋をして、生きにくい世の中だよまったく。ありのままの自分をさらけ出すのは勇気がいる。でもその先に幸せがあるのかもな。

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Posted by ブクログ 2019年01月22日

今年の新井賞ということで読んでみました。「痛たたたたっ」という第一声です。とにかくこんな風に思わず生きている人いるんでしょうか?自分のことを解ろう、知ろう、認めようとすることの痛いこと痛いこと。それをまざまざと見せつけられ、正直生きていくのが辛くなりました。(もちろん、それができないことも長い人間生...続きを読む活で重々わかっているので、更に痛みが増す・・・)マンガって怖い。怖い怖い怖い。

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Posted by ブクログ 2019年01月14日

きっと誰もが「普通」とはちょっと違ってて、それを誤魔化しながら、あるいは自分と折り合いをつけながら生きてる。
ダルちゃんも「普通」じゃないけど、でも、「異常」でもなくて、大変だけど、一生懸命で…
自分自身と向き合いながら読む本

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Posted by ブクログ 2021年07月04日

他人とは違うってなんなのか?他人と合わせて擬態するってなんなのか?自分のこれまでの人生ではそこまで深く考えなかったけど、そういうことが気になる人達もたしかにいるんだよね。人とちがうことに傷ついている人をさらに傷つけないように生きたいと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月25日

これを必要とする人や時期があるのだろう。
「貸してしんぜよう」のコマが、スカッと空に突き抜けるようで、素敵だ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月27日

変人だと思われないように、日々擬態して生きているダルちゃん。でもそれはきっと珍しい事ではない。自分を全て曝け出して生きている人はなかなかいないと思う。

でも他人の目を気にするばかりでは窮屈だ。ちょっとくらい図々しくても自分らしく生きている方が幸せなのかも。

サトウさんみたいな人と友達になりたい。

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Posted by ブクログ 2019年01月02日

ダルちゃんとは、ちょっとファンタジー入ってて、ダルダル星人のことらしいです(笑)体がダルダルとなり、人の形を保ってません。
それは比喩であり、私はは少し人と同じではない人のことをそういうのではないかと思いました。私も擬態が下手です。みんなと同じように行動できず、息苦しくなるときがあります。
それでも...続きを読む、自分を受け入れていくしかありませんし、それを隠すことも本当はしなくていいんですよね。
主人公も、恋をし、詩を紡ぐことでなんとなくあり様が見えてきました。
二巻で完結、フルカラーでとても読みやすいです。ネットであったのを読んだことあって気になっていました。
少しだけ元気がもらえる本書です。

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何故かカートに入ってくる謎本

2018年12月12日

他の本を買おうとしてるのに何故かこの本がカートに何度も何度も入ってきて買えません。しょうがないので買っちゃおうかとも思いましたが、値段見てビックリ。高い…この本に罪ないでしょうが、削除してもしても支払い段階でカートに入り込んできて腹が立ちました。システムエラーでしょうか?

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