資生堂のウェブサイト「花椿」にて連載され、
多くの共感を呼んだ『ダルちゃん』がついに配信されました。
24歳の派遣社員・丸山成美。一見どこにでもいる女性。
しかしそれは彼女の「擬態」。正体は、ダルダル星人。
「普通の人間」に見えるように、メイクをし、ハイヒールを履いて出勤する日々。
けれど、密な人間関係において「擬態」することは、そう簡単ではない。
周りを観察し、他人に合わせて振る舞っているうちに、
ダルちゃんを傷つけるある出来事が…。
―私は人と違うダルダル星人だから、みんなに嫌われないように、「普通」を演じなきゃ。
そんなダルちゃんの必死な生き方に、ドキリとする人は多いはず。
あなたは「普通」ですか?「普通」はあなたを幸せにしてくれますか。
ジェンダーや、発達障害などの問題にもつながり、
それを超えてさらに広く「普通」について問いかける物語。
心をえぐられる分、人生のヒントがちりばめられているような気がします。
感情タグBEST3
自分を大事にする
私自身もダルちゃんです。自分を否定的に思ってしまうこともあるけど、自分を大事にしたいと思いました。彼と別れるシーンは涙が出そうでしたが、自分が自分でいるために大きな別れだったのかなと思います。
Posted by ブクログ
失いたくない人がいても、自分のやりたいことをやっていなかったら、幸せにはなれない。自分を幸せにできるのは自分しかいない。 普通っていうけど、普通なんてなくて、みんなやっぱりどこか無理しながら生きているけど、自分は一人なんだから、わがままになるとかじゃなくて自分を出していってもいいんだと言うお話でした。
1巻と合わせて2冊さらっと読めてしまったけれど、内容は深かったような気がします。
とても良かったです。
Posted by ブクログ
自分の幸せを第一に守ること
自分のありのままの姿を受け入れて表現すること
自分の本当の気持ちに嘘をつかないで動くこと
それが自分の個性を輝かせ
自分にとって心地よい人間関係をつくり
そばにいる人を幸せにできる
漫画でゆるい絵で読みやすいのに
尊くて愛しいと思える日々を送るヒントが詰まった
実はとても深い本だった
Posted by ブクログ
世間の人がどう思おうが、何を言おうがどうだっていい。大切なのはひとつで、私が今ものすごく幸せだってこと。それだけ。
思ったことを素直に口に出して、それが普通に同意されて、とても嬉しい。楽しい。
人生って、いくらでも可能性があるんだよね。私が思ってたよりずっとたくさんの道はあるのかも。
その先にあるものが見たい。世間の評価とかそういうんじゃなくて。もっと、その自分との。
私にできることは自分を幸せにする。それだけ。私を幸せにするのは私しかいない。誰かを幸せにするなんてそのずっと先の話。
私は自分で自分をあたためることができる。自分で自分を抱きしめることができる。それが希望でなくてなんだろう。
人生には思いもかけないことがたくさんある。苦しみも絶望も私たちを離してはくれないけれど、長く歩んだその先に見出される希望がある。幸福がある。必ずある。だから私たちは生きていける。生きていけるよ。
Posted by ブクログ
1巻に引き続きやっぱり、絶妙に気持ちがわかるんだよなぁ。
最後は別れで終わってしまったけど、ありのままでよいのだ、自分が自分を幸せにするのだって思えた。
Posted by ブクログ
だるちゃんの仕事内容、わたしのバイト先と全く一緒でした。実はみんなだるちゃんだけど、擬態して生きてる。私は、幼い頃からなんでも要領良くできて、自分は周りより優れているって勘違いしたままここまで来た。高慢ちきな性格で心なしか人を侮辱してきたんだと思う。すぎたと一緒。大学の教授の言葉(人伝いに聞いた)を思い出した、「弱者の世界に、積極的に自分の魂を住まわせてほしい」。そのための表現だよね。だるちゃんも言ってた「私のために書く」私だって、表現したい気持ちがメラメラあるけど、私は上手に言葉を紡げない。紡げないけど、紡いでみてる。
Posted by ブクログ
なんだかすごい早い展開で時間が流れて行った感じの漫画だったけど、最後は悲しくもあり、良かったなとも思える内容でした。
人は変われるんだなと。
いろんな考え方があるとは思うけど、新しい自分に出会う人、殻に閉じこもる人。自分はどちらかなと、、、自分に問いたいと思います。
周りに合わせがちな女性に読んで
女性はついつい周りに合わせがちになってしまいます。
特に会社などでは、目立たないようになるべく苦労ないように過ごすことが理想になってしまいがちです。
だけど、変と思われてもいいから、もっと自分を出していくのは必要なことなのかなと思いました。
それは問題も起きやすく、大変な道になるかもしれないけど、自分らしく生きていくことが大事で、そっちの方が楽しい人生になる気がします。
これからどんなことが起きるかわからないけど、なんだか、頑張ろう。と思える作品でした。
Posted by ブクログ
人を好きになり、その人と結ばれた事で未来に希望を見つけたダルちゃん。しかし最終的には幸せは自分自身で作るものだと気付く。
人生何が起こるか分からない。困難や苦痛も沢山ある。でも希望を捨てずに進み続ければ、必ず、いつか必ず幸せになれるんだと背中を押してくれる本だった。