【感想・ネタバレ】江戸前の旬 44のレビュー

九十九森 / さとう輝

「全国握り寿司祭り」もいよいよクライマックスへ！ 前半は不調だった柳葉旬（やなぎば・しゅん）も、お客さんの舌と心を掴んで、徐々に追い上げていく。そんな旬に対して、父の敵として激しい敵対心を燃やしていた福岡「玄海」の寿司職人・灘（なだ）は、客足が伸びないことに焦りを感じ、余裕のある旬に殺意を抱いて包丁を……!?

[ブクログ · ★★★★★]

シラウオの握りで反撃の狼煙をあげた旬に､灘信行の恨みが限界に｡しかし､信行を止めたのは､森田さんだった｡森田さんの説得､旬の優しさに触れた信行は､祭り中の失態を旬に謝罪し､仲直り｡その結果､信行の厳が消え､寿司職人への道を歩み始める｡