小川高義のレビュー一覧

  • グレート・ギャッツビー

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    ネタバレ

    すごく好み。今読んで良かったと思う。

    ディカプリオ主演の映画を見て、小説も読んでみようと思った。

    何社かから出版されていたので、本屋で迷った。私が外国の本を選ぶ際に重視していることは、日本の小説のように文脈に違和感を感じずに読むこと。外国語に忠実に訳されたところで、回りくどかったり日本語として成り立たず理解できなければ意味がなく、そんなに細かい言い回しが知りたいなら原文で読んだら良いと思うので。

    まず村上春樹訳を手にとってみた。装丁の可愛さから初めに目を付けていたけれど、中を見てみるとザ・村上春樹という文体で、「オールドスポート」がそのまま書かれている。次に手に取った新潮文庫は日本語が古

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    2018年11月25日
  • 変わったタイプ

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    タイプライターはちょろっと触ったことがあるくらいだが、打鍵音愛好者なので、カタカタカタと脳内に響かせながら読んだ。チーン!

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    2018年10月20日
  • ねじの回転(新潮文庫)

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    おもしろかった。
    文庫裏側あらすじの「私が幽霊なのか?」にだいぶ惑わされたんだけど、読み終わってもはっきりした解答は得られず、ひたすら不思議な話だった。作者がいろんな趣向を凝らして、いろんな憶測ができるよう考えて書いたことがわかる。

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    2018年09月30日
  • グレート・ギャッツビー

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    映画の『華麗なるギャツビー』の原作本。映画を見た
    わけではないのですが、アメリカといえばギャツビー
    みたいなところがあるし、ギャツビーっていう単語で
    なんとなく派手で、かっこよくて、繊細で、おしゃれ
    な感じがするような気がします。
    ただこの本は初めて読みました。でもやはり面白く
    読めました。個人的には非常に好きなタイプの小説であった
    と思います。

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    2017年01月29日
  • グレート・ギャッツビー

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    戦前に書かれた作品にもかかわらず、最新作のようなみずみずしさを感じるのは、新訳であるのが理由なのだろうか。
    それにしても、第二次大戦前から、純粋な愛情とうものは既に廃れたものという風潮があったというのは悲しい。

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    2017年01月09日
  • 賢者の贈りもの―O・ヘンリー傑作選I―

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    子どもの頃に某コマーシャルで表題の作品を見て、いい話だなと思っていたのですがやっと原作を読む事が出来ました。いわゆるいい話だけでなく不思議な話や悲しい話もあり飽きることなく一気に読めました。

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    2016年03月23日
  • バージェス家の出来事

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    ぴかぴかとまではいかずとも、それなりに磨き上げ手を入れていたガラス窓に、ぴしりと小さなヒビが入った。じわじわと広がっていくそのヒビをくいとめる法などあるはずもなく、不安に思ううちにそれはしまいには窓は砕け散ってしまう。
    バージェス家の兄弟妹の生活が、それだ。とりあえず均衡を保っていたものがあれよあれよと崩れ落ちていく。
    きっかけは妹の息子がモスクに豚の頭部を投げ入れたことから始まる。少し昔の小説であれば、この息子の心理を探ることに物語の核があったのかもしれないが、息子のその暴挙の理由は「なんとなく」なのである。こちらのほうがいまや現実的に響くのであるから恐ろしい。
    前作のあとがきの、どんな「田

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    2015年01月26日
  • グレート・ギャッツビー

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    ネタバレ

    栄光というのは本当にはかないと思います。
    それがある種の社会への復讐という
    想いがあったギャッツビーにとっては。
    (純粋な愛の裏には復讐もあったことでしょう)

    そして、終盤には美しい文体から
    人間の醜さを浮かび上がらせてくれます。
    そう「金の切れ目は縁の切れ目」
    所詮それが人間というものなのです。
    だけれども、これはあまりにもさびしすぎる。

    名作で、静かさと華やかさが
    素敵だけれども、デイジーは大嫌いです。
    ただの尻軽でしょ。
    空っぽの女なんか遊びにしかならない。

    でもジョーダンはかわいいですね。
    あの後、どうなったのかな。

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    2014年12月14日
  • バージェス家の出来事

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    ある一家の1年ほどを描いて、問題噴出なのにどこかユーモラスで、しかもあたたかい結末。
    アメリカの抱えるさまざまな問題がびっくりするほど関わってきます。

    バージェス家のジムとボブ、妹のスーザン。
    長男のジムは、やり手の企業弁護士。
    ボブはジムにばかにされながらも慕っている気のいい弟で、弁護士なのだが法廷には全然向かない。
    二人はニューヨークに出ているが、メイン州に残った妹のスーザンから連絡が入る。
    息子のザックが事件を起こしたため来てくれというのだ。

    ジム夫婦は、社長夫妻と一緒の休暇旅行を優先して、ボブだけに行かせる。
    ザックはモスクに豚の頭を投げ捨てたのだが、軽犯罪だからすぐ帰れるといわれ

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    2014年10月26日
  • 若者はみな悲しい

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    サリンジャーが少年期ならば、フィッツジェラルドはまさに青年期にふさわしい。
    失ってしまったもう戻らないもの、失うまいと光を追い求める人々、この短編集に出てくるすべての悲しみや情熱や美しさや儚さは、全部わたしたちの中にあるものだ。失ってしまったものを取り戻すために、それらを思い出すために文学が存在するとしたら、フィッツジェラルドは永遠に忘れ去られることはないだろうと思う。
    原題は"ALL THE SAD YOUNG MEN"だが、これを『若者はみな悲しい』と訳した翻訳者のセンスに敬意を表する。
    若者はもちろん、かつて若者であったすべての人々に読んでもらいたい作品だ。

    中でも

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    2011年10月12日
  • アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

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    岩波文庫などで、著者の『悪魔の辞典』以外の短篇もいくつか読んだはずなんだけど。ビアスってこんなに面白かったか…と思いました。編纂がよかったのかな、それとも翻訳や解説が。それにちょうど現在の私自身の「調子」のようなものともよく合っていたような。幸運な出会いでした。

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    2011年09月02日
  • 若者はみな悲しい

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    若者はみな悲しい、若人にありがちな習性をリアルなタッチで描いた作品。
    女って罪な生き物だよね・・・。

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    2009年10月04日
  • 緋文字

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    【目次】

    訳者まえがき

    序文――第二版に寄せて

    税関――『緋文字』序
    第1章 獄舎の扉
    第2章 広場
    第3章 見覚え
    第4章 対面
    第5章 針仕事をするヘスター
    第6章 パール
    第7章 総督邸の広間
    第8章 小妖精と牧師
    第9章 医者
    第10章 医者と患者
    第11章 心の奥
    第12章 牧師の眠らない夜
    第13章 ヘスター再考
    第14章 ヘスターと医者
    第15章 ヘスターとパール
    第16章 森の道
    第17章 牧師と信者
    第18章 あふれる陽光
    第19章 川辺の少女
    第20章 迷路の牧師
    第21章 ニューイングランドの祝日
    第22章 行列
    第23章 緋文字の出現
    終章 結末

    解説 小川 高

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    2026年03月18日
  • 黒猫/モルグ街の殺人

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    ネタバレ

    世界で初めて書かれた密室殺人、モルグ街の殺人を読みたくて購入。
    今までいろいろ密室殺人読んできたけど読んだことない驚きだった。
    犯人推理させる気ないでしょみたいな犯人。

    他の短編もちょっとホラーっぽくて面白かった。
    黒猫は読んでて辛かった。
    早すぎた埋葬はもし日本だったら火葬されちゃうから怖いなって思ったけど埋葬された時点で終わりか...

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    2026年03月15日
  • 老人と海

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    違う版を含め3-4会はよんだかも。

    マノーリンとおじいさん。

    おじいさんが漁に出て、海の上の話がえんえんとあるんだけどこんな単純そうな話をこうもいきいきと!

    鳥や魚の様子などその場の臨場感がすごい。

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    2026年03月09日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    カポーティの表現力の豊かさは映画のスクリーンで再現したくなるほどの情緒性を感じる。
    若かりし頃の場面の切り取りのため、いきなりストーリーが始まってしまう。
    あとで読み返すことで、なるほどとうなる。人間への奥行きは理解の奥行きに比例し、この少年期から人間への強い関心があったことに驚いてしまう。
    描写背景がまるでスケッチをしているような、丁寧なタッチで描かれる。色づき、形、其れは上品で、でもそのタッチをなぞっているだけで、ついつい残しておきたくなる衝動って起きる。写真の切り取りのように。

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    2026年02月14日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    結構よかった!自然の厳しさに適応していく姿勢は、日本人の感性にも合う気がする。

    特にラストがとってもいい!!!
    魚を食べ尽くされた後に、街の明かりが見えるシーン。

    そこまでの寂しさ、喪失感が一気に温度を帯びて、「やり切った」という静かな達成感に変わる。すべてを失っても、何かを得たような余韻がある。

    この「無駄に終わったのに満たされる感覚」、よくわかる。何も得られなくても頑張ったあと、悲しいというより「やっと終わった!」という晴れやかさが残る。それを描き出しているのが素晴らしかった。

    自分が一番楽しめた作品が、「男らしさ」を強調した文学だったという皮肉(笑)

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    2026年02月07日
  • グレート・ギャッツビー

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    タイトルが、何となくカッコいいと思いました。でも、何のことやらさっぱり分からず読みはじめました。ただ、GATSBY(ギャツビー)といえば、洗面台に夫のヘアスプレーみたいのを見たような...

    読み進めるうちに、ギャッツビーとは人物であることが分かりました。そして生い立ちや、人となりが分かってくると、かなり謎めいている男。実家はサンフランシスコ。育ちはアメリカ。オックスフォードを出ている。31、2才。人柄は悪くなさそう。

    1920年代のアメリカが舞台です。ギャッツビーは元カノであるデイジーの未練(5年も思い続けている)を断ち切れず、盛大なパーティーを開き、彼女を引きつけて取り戻そうとします。そ

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    2026年01月11日
  • 黒猫/モルグ街の殺人

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    ネタバレ

    「モルグ街の殺人」を読みたくてこの本を選びましたが、全8編もありお得でした。
    目的の「モルグ街の殺人」。導入部分の意味がわからず気が遠くなってしまいましたが、諦めずに読みました。これは衝撃的です。トリックや犯人を必死に考えちゃったのが少し悔しい。推理小説の元祖で今も読み継がれているのには納得しました。
    「早すぎた埋葬」も面白かったです。

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    2026年01月07日
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

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    カポーティの短編。
    短編ってサクッと読めるからいいわぁ〜
    題名通り、すごい物語がまさに始まりそうな瞬間でお話が終わったり、ありふれた人々のふとした瞬間を切り取ったものだったり、鳥肌が立つ構成のものだったり…
    もっとカポーティ読もうと思った〜

    あとこの表紙はカポーティの幼少期?この前見たアドレセンスの主役の子に似てる。

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    2026年01月06日