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Posted by ブクログ
サリンジャーが少年期ならば、フィッツジェラルドはまさに青年期にふさわしい。
失ってしまったもう戻らないもの、失うまいと光を追い求める人々、この短編集に出てくるすべての悲しみや情熱や美しさや儚さは、全部わたしたちの中にあるものだ。失ってしまったものを取り戻すために、それらを思い出すために文学が存在するとしたら、フィッツジェラルドは永遠に忘れ去られることはないだろうと思う。
原題は"ALL THE SAD YOUNG MEN"だが、これを『若者はみな悲しい』と訳した翻訳者のセンスに敬意を表する。
若者はもちろん、かつて若者であったすべての人々に読んでもらいたい作品だ。
中でも『冬の夢』と『常識』は特に好きな短編です。
Posted by ブクログ
代表作「グレート・ギャッツビー」で知られるフィッツジェラルドの自選短編集。
数多くの短編を書いたものの、中には良質と言い難い作品もあるようだ。
9編の掌編が収められているが、重々しい作品というよりは、読後に爽快感が感じられる作品が多かった。劇中で発生する出来事によって、主人公が成長するという内容がほとんどであった。
しかし、ヘミングウェイもそうだが、狂騒の20年代と呼ばれる1920年代のアメリカの都市が持つ時代感といったら。現代ではいずれの国も持ちえない空気感ではなかろうか。若干の退廃的な雰囲気を感じさせつつも、未来への明るい展望を感じさせる。
Posted by ブクログ
私も一応「若者」に属するので気になって読みました。
20代の登場人物がでてきます。
20代って一番、色々な変化がある時期だと思います。
そういう悲しさっていうか、切なさっていうのか、そういうものが集まった短編集です。
とにかくみんな性格が激しいというか、心の浮き沈みが激しいというか…これも20代特有の不安定さなのかもしれません。
訳もとても読みやすくて、理解もしやすいです。
フィッツジェラルドはフィルム、映像を見ているような文体なので、ワクワクさせられました。
さらっと読めたのであまり心には残る感じはしなかったので、星3つです。
私は少し難読なぐらいの方が、じっくり読めるのですきだなぁと感じました。
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小説・文芸
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