小川高義のレビュー一覧
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翻訳の小川高義さんの力によるところもあるとはおもうけど、今から180年近く昔、日本では江戸時代の後期にあたる時期に書かれたとは思えないくらい読みやすくて面白かった。
特に「早すぎた埋葬」はものすごく怖かった。
「モルグ街の殺人」が推理小説の元祖だと解説を読んで初めて知りました。
いわゆるエンタメである「推理小説」っていうジャンルを確立したことが本当に凄いと思うけど、推理小説として面白いかどうかというとそんなに面白くなかった。
良心と邪悪さの対比や、ダメなことだと思えば思うほど実行したくなる人の心の描写がうまくてとても怖さを煽るけれど、ポーはお酒が原因で体調も精神も不安定だったようで、もし素で頭 -
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Posted by ブクログ
モダニズム文学の先駆者ヘンリー・ジェイムズの伝説的ホラー小説。
ある屋敷に宿泊する人たちが百物語のように一夜ずつ怪談を語っていく集いを開いており、そこで語られる一つの話がこの『ねじの回転』
作中作という形で語られる話であるが、主人公はいわゆる”信用できない語り手”で、幽霊の目撃談を始め、その幽霊に子供たちが操られているという話もどこか怪しい。
この話を屋敷で出会う家政婦に語るのだが、その家政婦の存在すらも主人公に都合の良い扱いがされており、だんだん彼女の存在すらも主人公の妄想なのでは? とさえ思えてくる。
何ならこの話そのものの存在すらも危ういバランスのもとで成り立ってるような、終始そんな不 -
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ネタバレ「久しぶりに読んだらめっちゃ良かったです!ぜひ読んで下さい!!」
と高校生が目をランランに輝かせて勢いよく言われ、そういえばちゃんと読んだことなかったな、と思ってよんでみよっかな~と。いう淡い気持ちで読む。
読もうとする動機は、ただ、目の前の興奮に感化されて。
なので、最初、老人と海...少年?...また海、老人とタイトル通りのお話。いったん休憩。やぱい。疲れた身体には、ちょっと睡魔が勝ってしまう。
再度1か月後に読んだ。半分くらいで、スラスラ読める。いつもまにか老人を応援している自分がいる。一緒にハラハラする。時々、老人の一言に感心する。
なんだかいい世界。
そうして、いい感じになっ -
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Posted by ブクログ
ヘミングウェーーーーーイ!!(どしたどした)
ヘミングウェイウェイ!
パリピ感出してみました
パリピももうちょっと古いか
やっぱね
やっぱすげーわヘミングウェイ
描写力はんぱねーっすよ
目の前にいるみたいだもんね
そして情景描写してるだけなのに心のなかも見えてくるもんね
そしてなんかカラッとしてました
重いのにカラッとしてた
なんていうか「負け」じゃない
っていうか人生の勝ち負けって野球の試合のように分かりやすくはないんだろうね
『誰がために鐘は鳴る』も読みたいけど光文社古典新訳文庫では未刊なんだよね…
う〜ん…新潮社…いやいや浮気はせん! -