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Posted by ブクログ 2023年03月05日
カポーティのキャリアの中でも超初期の、習作ともいえる短編集。訳者のあとがきにもあるように、きちんと校正が入ったらもっと修正がかかりそうな部分も多々あるが、それを補って余りある瑞々しい感性や表現力に圧倒される。状況としては2人の人間が会話している場面を切り取っただけのような話でも、それぞれの台詞や仕草...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月27日
名前を聞いたことはあるけど、作品を読んだことがなく、これが初めて読んだもの。
短いのにどれも後先を想像せずにはいられない。
どれも話に夢中になったけど、この4つが好き。好き、というか頭に残った。
分かれる道、これをジェイミーに、ルーシー、こここから世界が始まる
ここから世界が始まる、はタイトル...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月31日
『8歳で作家になった』と言ったと言われるカポーティは、16歳の時に『ニューヨーカー』で雑用の仕事をしていて、21歳の時にO・ヘンリー賞を受賞。恐るべき子供(アンファン・テリブル)と注目を浴びて社交界デビューするけど、51歳の時に書きはじめたみかんの遺作『叶えられた祈り』で社交人の秘密にしたいことを暴...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月31日
ハーパーリーの幼馴染で、”アラバマ物語”の”ディル”はカポーティがモデルだと知ったのがカポーティの本に興味を持ったきっかけ。
代表作の冷血をまだ読んでいないのだが、先にこの、”ここから世界が始まる”を読んでみた。
若い時、なんならまだ高校生のときにこれらの短編のいくつかを書いたとは、作家になるべくし...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月19日
Outside of society
村上春樹が解説で書いているように天才作家の天才的習作という表現がぴったり。
全部を一気に読むのがもったいなくて何日もかけて読んだ。翻訳された海外文学を敢えて原書も読んでみようと思う作品はそんなには多くないけど、これは原文でも読んでみたいと強く思いました。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月04日
単行本でも読んでいるが、この度文庫になったのでまた読んだ。少年少女の硬質な部分、寂しさ、みたいなものを書かせるとこの人は比類ないな。帯に「泣けるカポーティ」とあるのだが、それがよくわからない。どのへんが泣けるのか?
いい話のようだけどどうもそれだじゃない変なモヤモヤの残る『分かれる道』『水車場の...続きを読む
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