瀬名秀明のレビュー一覧
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小松左京への大いなるリスペクトとオマージュは最後のエッセイにこそ熱く語られてはいるが、さて肝心の本編はというと、むしろイーガンの『万物理論』を模したようで、イーガン同様どうにも読みづらかった。
第一短編「新生」にはイントロダクションとしての妙味や謎がふんだんに描かれ、続く「Wonderful World」も震災を経てのSF表現ということで納得できたし、「
エヴリブレス」が作者最高作だととらえる身としては久しぶりに浸った。
しかし「ミッシェル」。力が入っているのもわかるし、十分に練られたストーリーと登場人物造詣も良い。良かったのはこの設定までだ。
音楽演奏表現に「門外」の素人感を感じるし、変に凝 -
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会社での対策策定や、子供の予防接種など新型インフルには騒がされた。この本も同時進行的な、分からないなりに脅威に向かい合う専門家の対談。新型騒ぎは下火になったが、冷静な視点で振り返るのは必要だろう。
・リスクコミュニケーションの難しさが両者の共通意識である。なるほど。
・地球温暖化と同じく、正確なところはわからないが対応しなければいけない問題への社会としての向かい合い方は難しい。
・瀬名氏のお父さんがインフル専門家とは知らなかった。
・押谷氏は新型騒動で有名になったが、途上国の公衆衛生がバックグラウンドであった。医療の充分でない国々への熱い思いは初めて知った。
・SARSは今回の新型より全然緊 -
Posted by ブクログ
最初は、科学知識をちりばめた医療もののサスペンスドラマという感じで手堅く始まるのだけど、途中からあれよあれよという間にものすごい世界に連れて行かれる。そのあたりを、快感と思うか違和感が勝るか、そこが評価の分かれるところだろう。
僕は、どちらかといえば違和感が勝った方かもしれない。「まさか、それはないだろう。だったら笑うけど」と思ってたことが、小説内で本当に起こっていったから。まして、ラスト近くになると想像を遙かに超えて、読み始めたときとまったく別の物語になってしまった印象さえした。「ドクターX」を見ていたら、いきなり「昭和版仮面ライダー」になってしまったような。「びっくりしたなあ、もう」 -
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