瀬名秀明のレビュー一覧

  • 小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

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    各キャラの心理描写などが丁寧に描かれており、特にのび太くん達が冒険している間、みんなの家族がどれ程不安な日々を送っているかをしっかり書き込んでいる点が、本著の特筆すべき点だと思う。

    原作には出てこないキャラクターを上手く絡め、それでいて原作の良さを失っていない。

    個人的にドラえもん達の雰囲気が原作に近い点が良いと思う。

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    2022年03月28日
  • 小説 ブラック・ジャック

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    漫画「ブラックジャック」が持つ倫理観と生命科学の世界観は、もとより瀬名さんが有していたものでもあり、この2人の相性はとても良く、何の違和感もかんじることがなかった。ブラックジャックはかっこ良く、ピノコはこの上なく可愛い。ただ、違和感が無さすぎて、これなら普通に漫画を読むのと変わらないのでは?と思ってしまったのが残念だった。とはいえ、登場人物の紹介にはあっと言わされたし、瀬名さんがこのオマージュ作品に込めた畏敬の念はとても純粋に伝わってきた。

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    2021年04月27日
  • ウイルスVS人類

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    これもやっぱ、書店で平積みされている時点で目を通すべき内容だな。今となっては、その後がはっきりと分かっているだけに、目新しい内容はあまり得られない。

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    2021年04月06日
  • パラサイト・イヴ

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    昔、実写映画とゲームでなじみのある作品でした。
    原作を読んだことがなく、ずいぶんと時間が経ってからですが読み終わりました。

    作者がもともと薬学の世界にいたことから、実験シーンの描写がリアルで、専門用語だらけなので、一つ一つ用語を調べながら読みました。

    前半は少し退屈なシーンが続きますが、中盤から後半にかけて非常にスリリングでいてホラー、スピード感のある展開になっていきます。

    ストーリーはSFホラーですが、ノンフィクションの医学的な話と組み合わさって構成されたフィクションなので、非常にリアルなお話でした。





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    2021年03月25日
  • パラサイト・イヴ

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    ゲーム作品で同タイトルを知り購入しました。ゲームのなかでもちゃんと主人公達がいたことに感動すら覚えたものです。
    少し難しいですが、ゲーム作品への考察が深まります。

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    2021年02月24日
  • パラサイト・イヴ

    ネタバレ 購入済み

    昔に、、、

    科学(ミトコンドリア)をホラーにしたような作品。科学的なところも描写が細かく書かれている。
     ただ、昔。。。子供の頃、これが実写化されたものをホラーとは知らずに、誤ってみてしまい、トラウマとなってしますた。(いきなり人が燃えるもの、、、。)

    いつくかでメディア化していて、それぞれで楽しめる。
     ゲームだと、原作の未来設定。(こっちは確か、アメリカが舞台)
     映画だと、原作と違ってさっぱりした感じ、(結構内容が異なっていた。今なら、楽しんでみれるが・・・幼少期の私のトラウマとなった作品であることに変わない。)

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    2021年01月08日
  • 2030年の旅

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    AIがめちゃ発展してる系の話が多かったけど、10年でそこまで発達はしないのでは?という感想。
    ただ、教育を学ぶ身としては、創造的な力を高めることがこれからの社会を生きるためには必要と言われる意味が理解できたし、学校教育のなかで取り組むべきことだなと感じた。

    2030年 32歳。

    結婚して子どもがいたらベストだよなあと思ったり、外国に住んでたら面白そうだなと思ったり、先生辞めてる可能性もあるよなとか思ったりしながら読んでたからあんま内容入ってこなかった。

    里帰りはUFOで
    五十歳
    はおもしろかった

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    2020年10月16日
  • ウイルスVS人類

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    今はもっと世の中に新しい情報があるのだろうが、ウイルスの基礎知識や専門家の意見がわかりやすく書かれている。コロナはRNAの中でも変異しにくいもの。覚えておきたい。

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    2020年08月19日
  • 小説 ブラック・ジャック

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    現代医療をテーマにしたブラック・ジャックの新作が読めて満足です。登場人物の配役は最初に書いて欲しかったです。『ピノコ手術する』は原作でも読んでみたかったなあ。

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    2020年04月18日
  • パンデミックとたたかう

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    2009年に発生した新型インフルエンザの流行を受けて、感染症の専門医師と医学部卒の作家の対談。

    新型コロナウイルスの感染が拡大する今、一人一人が身近な事に気を配り、他者を想像し、適切にウイルスを恐れ、そして決して絶望せずにいつかパンデミックを乗り越える事、それが求められる。

    外出自粛の今、冷静にウイルスに向き合いたい人にオススメ。

    くまざわ書店天王寺店にて購入。

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    2020年03月29日
  • 新生

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    小松左京への大いなるリスペクトとオマージュは最後のエッセイにこそ熱く語られてはいるが、さて肝心の本編はというと、むしろイーガンの『万物理論』を模したようで、イーガン同様どうにも読みづらかった。
    第一短編「新生」にはイントロダクションとしての妙味や謎がふんだんに描かれ、続く「Wonderful World」も震災を経てのSF表現ということで納得できたし、「
    エヴリブレス」が作者最高作だととらえる身としては久しぶりに浸った。
    しかし「ミッシェル」。力が入っているのもわかるし、十分に練られたストーリーと登場人物造詣も良い。良かったのはこの設定までだ。
    音楽演奏表現に「門外」の素人感を感じるし、変に凝

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    2020年02月06日
  • 第九の日

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    自由意志を求めるAIやサイバネティクスが人をどう変えてしまうかなど、近未来で起こりえるであろう問題提起を通して、人間とAIの関係から心の根源とは何かを考える中編集。
    一つ一つのテーマは良いものの文章の冗長さが気になってイマイチ集中できなかった。けれども第九の日からの決闘はおお~となった。この展開は面白い。

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    2020年02月04日
  • パラサイト・イヴ

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    ゲーム作品を知っていてそこから興味を持ち購入。
    ゲーム作品の魅力とはまた違ったSFの魅力があります。楽しめました。

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    2018年12月12日
  • パンデミックとたたかう

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    会社での対策策定や、子供の予防接種など新型インフルには騒がされた。この本も同時進行的な、分からないなりに脅威に向かい合う専門家の対談。新型騒ぎは下火になったが、冷静な視点で振り返るのは必要だろう。

    ・リスクコミュニケーションの難しさが両者の共通意識である。なるほど。
    ・地球温暖化と同じく、正確なところはわからないが対応しなければいけない問題への社会としての向かい合い方は難しい。
    ・瀬名氏のお父さんがインフル専門家とは知らなかった。
    ・押谷氏は新型騒動で有名になったが、途上国の公衆衛生がバックグラウンドであった。医療の充分でない国々への熱い思いは初めて知った。
    ・SARSは今回の新型より全然緊

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    2018年11月05日
  • パラサイト・イヴ

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    薬学部生化学研究所で助手を務める永島利明。突然の妻・聖美の交通事故死が受け入れられず、肝細胞の培養を始めるが、この細胞が思わぬ変化を始まる



    ミトコンドリアに焦点を当てたバイオホラー。。なんでしょうか。
    ホラー要素は後半以降で、それまでは細胞培養であったり、生体肝移植であったりと、科学的な面が強いサイエンスフィクションといった印象。

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    2018年06月10日
  • パンデミックとたたかう

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    パンデミックって、よく映画であるようなああいうパニックのことと思ってたけど違うんだねえ。
    まあ確かに正しいことを言っても多くの人は聞いてくれないってのはそうなんだろうけど、だからと言って恐怖心をことさらに煽るのもアレだしなあと思う次第。

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    2018年05月24日
  • 2030年の旅

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    2030年の世界を描いても、作家さんによってこんなに違うものなのか。面白かった。
    2作目の、あの展開はびっくり。
    小路さんのは、あの作品の続編?その後、というとだよね。こういう設定、嬉しくなる。

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    2018年04月08日
  • 2030年の旅

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    SFアンソロジー。2030年がどのような世界になっているか、それぞれの作家が自由に描いているけれど、だいたい同じような進化過程を辿っているのが面白い。予想がつく近未来だからでしょうか。個人でお喋りする小型AIロボットを携帯しているのが羨ましいです。小鳥型とかトカゲ型とか、はたまたコガネムシ型など。欲しい。トカゲいいな。『狼と香辛料』(アニメ視聴済)の支倉凍砂さん初読みでしたが面白い。ラストの坂口恭平氏のエッセイはどうしても文体が合わず放棄しました。

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    2018年04月04日
  • 2030年の旅

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    山内マリコさん目当てで手に取りました。
    東京オリンピックから10年後の世界。きっとあっという間に訪れるんだろうなー…
    中身はちょっと期待はずれ。

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    2018年03月14日
  • 2030年の旅

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    「2030年」をテーマにしたアンソロジー。オススメは瀬名秀明と坂口恭平。

    恩田陸/小路幸也/支倉凍砂/ 山内マリコ/宗田理/喜多喜久。

    宗田氏は2018年で80歳。

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    2018年01月05日