瀬名秀明のレビュー一覧

  • パラサイト・イヴ

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    もうかなり前の作品であるにもかかわらず、読んでいる間は色あせることのない迫力に包まれていたように感じる。
    この作品は、性や肉の表現が生々しく、また言いようのない怖さも感じる。
    それらに目を背けたくなる気持ちもあるが、登場人物それぞれが作品内に息づいているように感じ、本を読み進める糧になったように思う。

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    2019年11月05日
  • 小説 ブラック・ジャック

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    小中学生のころに読みふけっていた、手塚治虫の『ブラック・ジャック』が、現代に実在したら、という想定で描かれた作品です。

    AI医療や冷凍睡眠とiPS細胞、安楽死についてなど、昨今の医療テーマを扱っているだけでなく、原作のストーリーをしっかりと踏まえた物語になっていることや、ドクター・キリコなどの登場人物もその魅力を残したまま描かれていて、とても楽しく読むことができました。
    全部で5つのエピソードが収録されていますが、どの物語も、切なくもあり温かくもある原作同様の読後感で、とても満足できるものでした。

    やはり、ブラック・ジャックはカッコいいです。

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    2019年09月11日
  • 2030年の旅

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    未来がどんなん?に興味があったのと、恩田陸につられて購入。
    いろんな作家の短編集なので、好き嫌いはあるかも知れないけど、
    恩田陸 逍遥
    支倉凍砂 AI情表現
    山内マリコ 五十歳
    喜田喜久 革命のメソッド
    が面白かった。

    2030年にもなって、ヘイSiriとか言ってるのは、かなり時代遅れらしいw

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    2017年11月29日
  • パラサイト・イヴ

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    ネタバレ

    ホラーは好きじゃないけど、これは心に残っていて保存用に買いました。最後がバッドエンドなのもわりと好きです。今日も体の中でミトコンドリアが元気に活動しています。ああ心がざわざわする…

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    2017年02月20日
  • BRAIN VALLEY(上)

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    脳内の秘密にも迫りつつ、エンターテインメントとしても非常によく出来た作者渾身の一冊
    臨死体験をした人たちが、天国であったりアブダクションにあったりする理由が、論理的かつ精緻に描かれているのが印象的。

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    2016年04月12日
  • 科学の栞 世界とつながる本棚

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    この本とってもよかったです。
    科学書の書評集なんだけど、とにかく読んでいると読みたくなる本がたっくさん。
    ドッグイヤーをしていったら、気づけばほぼすべてのページの角を折ってました。読み終わったときは角っこが異様に分厚くなってしまった。

    この本なにがよいかというと、読むべきベストセラーとか名著100とかそういう感じじゃないんです。
    著者の瀬名秀明さんが科学書を読んでほんとによいと思った本を紹介してくれているんだと思います。

    それは前書きにも明記されています。
    中身もいいんだけど、わたしがとても良いとおもったのは、前書きでした。
    「日本では進路を決めるとき、理系・文系というわけか

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    2014年04月26日
  • 大空のドロテ : II

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    通勤時に読んでたので、駅着いちゃって、ちょっ?!どうなるの?って、思いながら読み進めてました。

    前巻ではほぼわからなかった謎が表に出てきて、でもまだまだわからないまま。早く先が読みたい

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    2014年02月24日
  • デカルトの密室

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    ヒト型ロボットが実用化された社会。ロボット学者の祐輔と進化心理学者の玲奈は、ロボットのケンイチと共に暮らしている。三人が出席した人工知能のコンテストで起こった事件から、悪夢のようなできごとは始まった。連続する殺人と、その背後に見え隠れする怜悧な意思が、三人を異世界へ引き寄せる――。人間と機械の境界は何か、機械は心を持つのか。未来へ問いかける科学ミステリ。


    ・レビュー

     面白かった。久しぶりにテンション上がりっぱなしだった。哲学は人を狂わすほどに面白くて、やめようと思ってもやめられない究極的な快楽だと思う。瀬名秀明のSFの面白さは『パラサイト・イヴ』で判ったのだけれど、『BRAIN VAL

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    2014年01月13日
  • BRAIN VALLEY(上)

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    世界の終わりとハードボイルドアイランドとかと同時期に読んだ記憶があります。
    人間の脳内。そこは海底、宇宙などと同じく人間の探査が及ばない未開の地。 科学考証に唸らせられつつ楽しく読んだなぁ。

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    2013年03月02日
  • 科学の栞 世界とつながる本棚

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    ソーシャルメディアに感想なんて書かなくていいんだ、独りでひっそりでいいから、すぐに絶版になってしまう科学書をはやく保護して楽しもう、という本。出版からちょっとだけ時間が経ってしまったので、絶滅種が増えているかもしれません。

    この本の毒の無さ、と言うといやらしいですね、よいものをすすめようとする真っ直ぐな気持ちに、恥ずかしながら心洗われるようでした。

    中学生ぐらい向けの科学書は妙に面白いと、いつも思っています。ゆえに紹介されているものも既読の本も多いのですが、その紹介を見ても我が意を得たり、という幸せな気分になるし、だからこそ、他のピックアップされた本も間違いがないのだろうと思います。一方的

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    2013年02月21日
  • 科学の栞 世界とつながる本棚

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    非常に良かった。読みたい本が一杯。
    ・森博嗣の半熟セミナ
    ・匂いの人類学
    ・だまされる視覚 錯覚の楽しみ方
    ・人を動かす秘密のことば
    ・リスクにあなたは騙される
    ・クロスロード・ネクスト
    ・迷惑な進化
    ・増補 iPS細胞
    ・矢野真千子の訳本
    ・史上最悪のインフルエンザ
    ・楽しい気象観察図鑑
    ・雪の結晶 小さな神秘の世界
    ・隕石コレクター
    ・宇宙創成
    ・凄い空の見つけかた
    ・春の数えかた
    ・ハッピーになれる算数
    ・世界一空が美しい大陸 南極の図鑑
    ・古代文明の謎はどこまで解けたか
    ・パリが沈んだ日
    ・夜中に犬に起こった奇妙な事件

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    2018年11月25日
  • エヴリブレス

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    再読中。
    瀬名秀明はいつも読者を置いてけぼりにする。
    でも、私はこの置いてけぼり感が好きだ。
    少しでもこの本にある何かを感じたい。
    彼の本の中にはこの世界で大切な何かが
    きっとあるはずだから。

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    2013年02月08日
  • 大空のドロテ : I

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    飛行機の翼を渡る曲芸師の少女と主人公である少年との出会いや、アルセーヌ・ルパンの影など、ロマンにあふれた要素が詰め込まれていてとても楽しく読めました。謎が謎を呼ぶ展開なので、続きが楽しみです。

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    2012年12月14日
  • エヴリブレス

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    折り重なるレイヤーの中で生きる登場人物たちに大いに惑わされつつ、元の場所に戻ってきたような気分。
    呼吸がないなら、それは永遠で、終わることがないなら、時間は一定方向に流れるものではなく、そうであるならば、時間は円環する。
    これが、読んだ第一印象。

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    2012年11月14日
  • 科学の栞 世界とつながる本棚

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    なぜこの本を読もうと思ったのかちょっと忘れたけど、自分の好きな、いわゆる“書籍紹介”の本だからかな?でも内容は素晴らしくて、ここで勧められてる本、とりあえず全部読みたくなるくらいの勢い。抜群の書評集だった。これで更に、この中で勧められてる本に手を伸ばした時に、期待通りの素晴らしい出来だったら、ホント言うことなしっす。まずはどこからいっとこう??

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    2012年11月11日
  • パラサイト・イヴ

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    怖かった。科学的な事象を題材にしたホラーは、それが現実には起こらない、とは言い切れない怖さがある。
    夢中で読みました。

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    2020年12月15日
  • インフルエンザ21世紀

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    斜め読みしていた本書を、あらためてじっくり読んだ。2009年の新型インフルエンザで第一線で活躍された方々の生の声を、丹念な取材で拾い上げ、あの時、日本で何が起こっていたのかを洗い出した力作である。500頁という大作だが、必要にして十分な内容だった。しかも印税のほぼすべてが寄付されるとのことで、著者のこの著作への思い入れが伝わる。

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    2012年07月15日
  • BRAIN VALLEY(上)

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    人類最後の秘境=脳。その研究のために、各分野の気鋭の学者が巨大施設「ブレインテック」に集められた。脳科学者・孝岡護弘もその一人だ。だが彼は赴任早々より、奇怪な現象に次々遭遇する。白き光芒を放つ女、幽体離脱体験、そしてエイリアンによる誘拐。孝岡の身に起きた出来事の意味は?そして、このプロジェクトの真の目的とは何なのか―。超弩級エンターテインメント。


    ・レビュー


    SF作品として、ここまで洗練された作品も少ないと思う。
    ノンフィクション学術書を読んでいるようなレベルの豊富な情報量と、それらの密接な関係性をたった一人の作者が書き上げていることに驚く。
    前作『パラサイト・イヴ』と同様、学問に興味

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    2012年07月09日
  • BRAIN VALLEY(下)

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    神―。その存在をめぐり、古今の賢者が懊悩し夥しい血が流された。科学者・孝岡は、ブレインテックに赴任した日から、大いなる謎の深奥へと引き寄せられてゆく。高度なメッセージを発する類人猿、爆発的に進化する人工生命、死後の光景を語った少年。すべてが、あの男の望みのもとに昇華されるとき、神はその姿を現すのか。小説の新たなる可能性を切り拓いた、記念碑的大作。



    ・レビュー


    SF作品として、ここまで洗練された作品も少ないと思う。
    ノンフィクション学術書を読んでいるようなレベルの豊富な情報量と、それらの密接な関係性をたった一人の作者が書き上げていることに驚く。
    前作『パラサイト・イヴ』と同様、学問に興

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    2012年07月09日
  • 科学の栞 世界とつながる本棚

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    本書は『パラサイト・イブ』などでお馴染みの小説家、瀬名秀明氏によるサイエンス本の書評集だ。「朝日中学生ウィークリー」紙に連載されていたものが中心とのことで、非常に読みやすい。

    一口にサイエンス本といっても様々なわけなのだが、脳科学、生命科学から宇宙、評伝本までが幅広くカバーされている。その中でも本書の特徴は、選書の確かさにあるだろう。ためしに生き物のパートを覗いてみると、しっかりとハダカデバネズミやクマムシなどが選ばれている。これなら他のパートにも期待できそうだ。

    また、レビューがすごくコンパクトに纏まっていることにも感心する。本の内容紹介を簡潔に済ませ、その楽しみ方を伝えることに重点を置

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    2012年01月13日