瀬名秀明のレビュー一覧

  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    購入済み

    怖いは楽しい

    怖い話は怖いけど、ものの見方や捉え方の幅が広がるようで好きです。
    雨穴さんのお話が好きです。登場人物たちの行動心理を考えながら読みすすめるの、とってもワクワク、ゾクゾク、ヒヤヒヤ、エーッ!てなるので楽しい。

    #怖い

    0
    2025年05月07日
  • 2030年の旅

    Posted by ブクログ

    未来予測のインプット的に作家の知恵を借りるべく手に取った一冊。
    (小説として読むのを楽しみに、手に取ったわけではない)

    2030年まで5年、なにがどこまでこうなってるのか先は見えない。
    個人的にはここまで、すごいことになっているとは想像できない。
    言えそうなことは10年先だと、コンピュータ技術がかなり身体性を帯びる予測がされがちなこと。
    5年、ではなく10年先を20x0年という限りで妄想すると、過度な期待も抱けてしまうのだろうと感じた。

    0
    2025年03月09日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    雨穴さんや梨さんの作品に興味があり、怖すぎないかを確認するために読んでみました。
    短編で8人の作家さんがそれぞれのホラーを書いてくださっており、どれもゾッとするほど怖くはないけど、時々後ろを振り返るほどにはうっすら怖い…という感じでした。
    中学生の時に読んでいたら、放課後、読んだことを後悔していただろうなぁ…
    大人になった今は、ホラーよりも怖いものがあると知っているので、創作物だ、と楽しんで読むことができました。

    0
    2025年03月05日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    14歳の世渡り術というシリーズ(?)で出てるが怖さは十分。個人的にとざし念仏(ドラム缶の話)が怖くて気に入ってる。

    0
    2024年12月24日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    ホラーを5W1Hでジャンル分けして、自分の好きなジャンルを見つけようという画期的な試み。
    自分はシチュエーションホラー(特に因習村)が好きだな〜と改めて思いました。
    ホラーは寝れなくなるし苦手!別に面白いと思ったことない!って方も、この一冊でお気に入りのジャンルを見つけられるかも。
    澤村伊智さんや雨穴さんなど、今筆頭を張る作家さんが集結した短編集になってるのでホラー好きの方にもオススメできます。

    0
    2024年12月07日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    14歳のみんなに読んでもらおう!ということを前提に考えると、かなり真剣にホラーを楽しんでほしいという意思を感じて大変好ましい。学校生活が怖くなるような話ばかりで作者の皆さんの本気を感じる。梨作品とか、読んだら怖くて夜眠れなくなるんじゃないかな。少なくとも私は眠れなくなるような子供だった記憶がある。芦花公園作品に関してはこれ14歳が読んで大丈夫?トラウマにならない?という老婆心がわいた。怖すぎるんじゃないですかこの話。

    ホラーに挑戦する機会をもってほしいという企画自体がすごくいいし、著者の面々がガチガチの豪華陣でいっそ笑っちゃうくらいだ。14歳のみんな、読んで震えあがろうね......

    0
    2024年11月10日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    短編ホラーにその解説が載った稀有なホラーアンソロジー。自分では気づかなかった点を細かく解説してくださりより読後感が深まった!各短編もそれぞれ味があり面白い!

    0
    2024年10月26日
  • パンデミックとたたかう

    Posted by ブクログ

    2009年の豚インフルエンザによるパンデミックの際に書かれたものです。2009年といえばリーマンショックの年。豚インフルエンザの流行は聞いたことがあるが、あまり記憶に残っていませんでした。感染症対策については、今も10年前も同様で、再生産者数、感染のピークを減らすなどの話がありました。

    著者の1人の押谷仁さんは、現在の専門家会議のメンバーとして活躍され、2003年のSARSではWHOで対策をとられた方。もう1人の著者の瀬名秀明さんはSF作家。2020年2月の「100分で名著」の解説をされ、薬学博士で私と同学年です。

    文末では100年後の未来について語られ、瀬名さんよりご自身の仕事を踏まえ「

    0
    2024年10月12日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    ホラーは、「大好き!」と「苦手」という人にはっきり分かれる。
    私は、「まあ好き」(いきなり矛盾したことを言うが)。
    でもお化け屋敷は苦手で、でも入りたくて、必ず誰かを盾にして進んでいく。
    本はどうだろう?
    本は、まあ好き、と自分で言うくらいなので、本書巻末のおすすめブックリストはほとんど読んでいる。
    確かにどれも名作。

    さて、本書はホラー、つまりエンターテインメントの魅力を伝えるべく、
    有名作家の書き下ろし作品を集め、ジャンルごとに解説も加え他非常に豪華かつ読み応えがある。
    どれも短く、そして10代向けのシリーズならではの「日常」を背景にしているので読みやすくもある。

    「告発者」はいかにも

    0
    2024年09月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    こんなにホラーでもジャンルってあるんだ、って詳細に分類されていてなるほど、、、と思う解説。
    分類ごとに話が分かれていて、自分の好みがわかるかも。
    やっぱり私は芦花公園と雨穴のお話が好み。

    0
    2024年07月16日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    一口にホラーと言っても、そのジャンルは様々なんだと知った。わたしは血が出るようなグロいものは苦手だけど、それを避ければ選べるホラーはあるのかもしれない。
    サスペンスホラー、SFホラー、モキュメンタリーホラーが特に好きだと思った。
    もし自分が14歳だったら、この本を読み終わったらゾッとしてしまう。

    0
    2024年06月16日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    怖さで言えばそこまで…と言った感じだが、解説があり面白い。
    また様々な作家さんの様々なジャンルのホラーが程よい短編で読めるのがよい。空いた時間に少しずつ読み進められる。
    何型のホラーが好きなのかはわからないままだった。多分全般特に気にせず読むからだろうか。

    雨穴さんが好きで買ってみたけど、既に読んだことのある話だった…(笑)
    それでもダークでやっぱり好きだなぁと思う。
    梨さんのは意味が分かればもっと怖いんだろうか

    ブンブンととざし念仏が印象的だった(いじめ描写がしんどかったけど)。

    0
    2024年06月08日
  • デカルトの密室

    購入済み

    哲学の密室

    デカルトが提唱した「心身二元論」の考え方が作品の根底にある。
    そこから人の心である「わたし」を身体から解放しようとする話が主題かな。
    哲学的な考え方が、興味深いものばかりで面白い。

    デカルトも哲学も何となくしか知らないけど楽しめた。
    序盤は比較的わかりやすい気はしたけど、終盤は難しすぎて何回か読み直して想像力を働かせた。

    近未来SFで、デカルトをモチーフにした哲学的な内容から、押井守監督の「イノセンス」が頭にちらついた。
    イノセンス好きなら読んでみるのもあり。
    逆も然り。

    #タメになる #ダーク #深い

    0
    2024年03月27日
  • ポロック生命体(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読み始めはちょっととっつきにくいかなって思ったが読み進めるにつれ面白くなっていった。
    ちょっと先の世界を垣間見たような感じでリアリティあり。

    0
    2023年02月09日
  • ポロック生命体(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    AIと人間の未来を見つめる物語。人が人である所以は何なのか。人間らしさとは何なのか。人ができることはどこまでで、AIができることはどこまでなのか。それが融合した未来はどんなものになるのか。
    瀬名さんが語る未来の物語はいつも繊細で優しい。ナイーブすぎるし、好意的すぎるし、共感や理解ばかりではないけれど、やっぱりその優しさの先に共存の未来があってほしいと願わずにはいられない。

    でも現実には、技術を実用的に進化させるのは戦争や欲望だったりすることが本当に悲しい。

    これを読んだ今、もしかしたら人間こそが元々は誰かが作ったただの有機ロボットだったのかもしれないと思いはじめた。

    0
    2023年01月23日
  • ポロック生命体(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    AIの人間的な部分と人間のロボット的な部分。どこからどこまでが人間性と言えるのか、真正面から向き合う四篇の短編集。死という概念がないのに将棋で投了できるAIの美しい人間性。芸術や小説を創作するAIと人間の共存共栄は果たして現実となるのか。無意識に突き動かされて日々の日常を送る人間と人の感動する脳波を数値化し完璧な作品を生み出すAI。どちらが人間的なのか、読んでいてわからなくなった。

    0
    2023年01月22日
  • 第九の日

    Posted by ブクログ

    『デカルトの密室』の続編。
    ケンイチシリーズとして、お馴染みのキャラクターたちが活躍する中編集という感じだが、デカルト同様になかなかにカロリーの高い作品群だ。
    各作品は名作のオマージュの形をとっており、たとえば『モルグ街の殺人』を元に作られた「メンツェルのチェスプレイヤー」は、ロボット学とミステリを融合させた象徴的な一編。デカルト事件の後を描いた表題作は、このシリーズの最重要エピソードといえる。
    ロボットのことを考えるほどに人間のことを考えることになるのは、当然だが不思議なことだと思う。

    0
    2022年11月03日
  • ウイルスVS人類

    Posted by ブクログ

    シンパシーとは寄り添うこと、エンパシィは思いやり、他者の気持ちを推し量って配慮し行動すると言う意味、忖度、昨今先回り服従と言う悪いスティグマがついてしまった。
    小説を読んで、主人公に共感しました、本当の読書とは言い難い。自分とは異なる立場の人の心情も理解できて初めて読書体験は豊かになる。
    ジャックアタリ氏の利他の精神、エンパシィによる他者理解の精神、利他主義は合理的利己主義に他なりません。自らが感染の脅威にさらされないためには、他人の感染を確実に防ぐ必要がある。私はしばしば利己的でありながら利他的にもなれる、
    合理的な利他主義、希望を持って最善を尽くして生きる。楽観主義ではなくポジティブに考え

    0
    2020年12月10日
  • パラサイト・イヴ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学生の時に読んだのを20年ぶりに再読。

    さらっと読んでストーリーを追うだけの読み方もできなくはないと思ったが、せっかく科学とエンターテインメントの融合が話題になった本を読むので、頑張ってゆっくり読んでいたら思いの外読み終わるのに時間がかかった。

    本編も面白かったが、新潮文庫版のあとがきもとても面白かった。
    本書の評価についての統計が記載されていたのが興味深く、一つの作品に対する評価が社会情勢で変わることは当たり前だとは思っていたけど統計で見てみると(一見)客観的に可視化される。話題になった作品は、肯定的評価→否定的評価→肯定的評価と評価に波があるのも当然かもしれない。

    難しいけど面白い本

    0
    2020年07月11日
  • パンデミックとたたかう

    Posted by ブクログ

    新型インフルエンザ(2009年)の時に発売された本ですが、その後にエボラ出血熱(2014年)、新型コロナウイルス(2020年)のように、パンデミックは周期的に訪れています。その都度、それに対して学び、そして忘れていく...世界はそんな流れになっている感じがします。この本の要は「極端に走らないこと」です。そしてウイルスの正体よりも、人間心理と言うか、それぞれが思惑に従った情報発信と情報選別をしている現実も描いています。正解がないだけに、ある程度、周囲に前ならえをする必要はあるかと思いますが、それぞれの価値観が違うだけに、難しい所もありますね。
     
    私の論説も含まれますが、例えば、十分にソーシャル

    0
    2020年07月09日