瀬名秀明のレビュー一覧

  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    ジャンル別の解説やガイドも付属したホラーアンソロジー。「14歳の世渡り術」シリーズということで、一応は児童書の括りになるのでしょうか。そのせいか、やや怖さはマイルドな気がします。とはいえこの作家陣で怖くないはずはない……!
    お気に入りは平山夢明「さよならブンブン」。えー、平山さんなのにめっちゃいい話...続きを読む
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    ・12月14日に読みはじめ、19日に読み終えました。

    ・たいへんおもしろかった! ホラーはちょこっと読みつつ新しい作家さんを開拓したりなどはしていなかったので、ここからかなり広げられそう。知ってる作家さん、梨さんと雨穴さんだけだし。今回は梨さん目当てで入手しました。

    ・シリーズがヤングアダルト世...続きを読む
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    ホラーはなぜ怖い? 人気作家陣が書き下ろしたホラーを各ジャンルの魅力解説とともに味わう、ホラーカンパニー・株式会社闇がてがけたもっとホラーを「楽しむ」ための最恐アンソロジー。
    ホラーが、なぜ他のジャンルと違いハードルが高いか?それは、自分の好みのジャンルを見つけにくいからということで、様々なホラージ...続きを読む
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    ホラーはなぜ怖いのか⋯その道のプロ達がジャンル別にホラーの世界を描き、さらにその魅力を解説付きで楽しめるホラーの入門書。
    「14歳の世渡り術」という児童書のシリーズ作品ですが、どのお話もおもしろく、しっかり怖かったです。
    ホラーを分類したり解説すると興醒めしないかな?と思っていましたが、読んでみると...続きを読む
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    「ホラーの扉」読み終わった。
    多種多様なホラーのジャンルを恐怖の根源は何かっていう判断基準を元に5W1Hで分類して、その各ジャンルごとに8人のホラー作家の短編が収録されてるアンソロジーで各短編の後には解説もあって、アンソロとしてもホラーの解説書としても楽しめて良かった。

    こっちのジャンルも面白そう...続きを読む
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    ジャンル特化型アンソロジーというのは斬新な切り口では?
    若者向けらしく、インターネット界隈に好かれそうな作家陣。瀬名秀明氏の「11分間」が頭抜けているが、想定読者である小中学生には好かれにくそう。
    一方、平山夢明氏の「さよならブンブン」はしっかりジュブナイルしててすごい。バイオレンスであるけど。
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    14歳の世渡り術というシリーズらしいですが、
    本当にホラー入門的に様々なジャンルを読むには
    すごく良い一冊だと思います。
    澤村さん、雨穴さん作などどれも面白い。
  • ポロック生命体(新潮文庫)
    読み始めはちょっととっつきにくいかなって思ったが読み進めるにつれ面白くなっていった。
    ちょっと先の世界を垣間見たような感じでリアリティあり。
  • ポロック生命体(新潮文庫)
    AIと人間の未来を見つめる物語。人が人である所以は何なのか。人間らしさとは何なのか。人ができることはどこまでで、AIができることはどこまでなのか。それが融合した未来はどんなものになるのか。
    瀬名さんが語る未来の物語はいつも繊細で優しい。ナイーブすぎるし、好意的すぎるし、共感や理解ばかりではないけれど...続きを読む
  • ポロック生命体(新潮文庫)
    AIの人間的な部分と人間のロボット的な部分。どこからどこまでが人間性と言えるのか、真正面から向き合う四篇の短編集。死という概念がないのに将棋で投了できるAIの美しい人間性。芸術や小説を創作するAIと人間の共存共栄は果たして現実となるのか。無意識に突き動かされて日々の日常を送る人間と人の感動する脳波を...続きを読む
  • 八月の博物館
    古代エジプト、19世紀の遺跡発掘、現代、そして未来を繋げる壮大なファンタジー小説。
    理工系大学院生という肩書きでデビューした筆者が、おそらく様々な批評を受ける中で、小説論を追求してみた実験的な要素もあるようだ。
    物語の構造が複雑で、半分くらいまでは読むスピードが上がらないが、後半にかけて一気にスピー...続きを読む
  • 第九の日
    『デカルトの密室』の続編。
    ケンイチシリーズとして、お馴染みのキャラクターたちが活躍する中編集という感じだが、デカルト同様になかなかにカロリーの高い作品群だ。
    各作品は名作のオマージュの形をとっており、たとえば『モルグ街の殺人』を元に作られた「メンツェルのチェスプレイヤー」は、ロボット学とミステリを...続きを読む
  • ウイルスVS人類
    シンパシーとは寄り添うこと、エンパシィは思いやり、他者の気持ちを推し量って配慮し行動すると言う意味、忖度、昨今先回り服従と言う悪いスティグマがついてしまった。
    小説を読んで、主人公に共感しました、本当の読書とは言い難い。自分とは異なる立場の人の心情も理解できて初めて読書体験は豊かになる。
    ジャックア...続きを読む
  • パラサイト・イヴ
    学生の時に読んだのを20年ぶりに再読。

    さらっと読んでストーリーを追うだけの読み方もできなくはないと思ったが、せっかく科学とエンターテインメントの融合が話題になった本を読むので、頑張ってゆっくり読んでいたら思いの外読み終わるのに時間がかかった。

    本編も面白かったが、新潮文庫版のあとがきもとても面...続きを読む
  • パンデミックとたたかう
    新型インフルエンザ(2009年)の時に発売された本ですが、その後にエボラ出血熱(2014年)、新型コロナウイルス(2020年)のように、パンデミックは周期的に訪れています。その都度、それに対して学び、そして忘れていく...世界はそんな流れになっている感じがします。この本の要は「極端に走らないこと」で...続きを読む
  • 魔法を召し上がれ
    マジックの描写が多く、専門用語が連発されるが個人的にそこまでマジックに興味を持っていないので、いちいち用語を調べない…が、流れで読もうとしても何となく情景が曖昧になってしまい、リズムに乗るまでに時間がかかった。
    逆に、興味があったロボットとの交流については良かったけれどもっと読みたかったなあ…
    色々...続きを読む
  • 小説 ブラック・ジャック
    年齢的なこと考え始めるとえ⁇だけど
    すごく漫画的で楽しかった!
    絵そっくりに書ける人いるんだから
    ぜひ漫画にしてもらいたい…!
  • パラサイト・イヴ
    最初に読んでから、もう一度くらい読んだであろうか?今回また数年ぶりの再読。話の面白さは、今も色褪せない。
    最後まで読んで、まるで初めての様な感覚。特にクライマックスのイヴとの闘いのところ、こんなんだったっけ?と思えるくらい。映画版と混同していたのかな?
    まぁエピローグで、あれだけのことを経験した浅倉...続きを読む
  • パラサイト・イヴ
    瀬名さんのデビュー作ということで気になっていた本
    BRAIN VALLEYに続く二作目
    本作も理系向きの作品、だがSFかつホラーで面白かった
    依存関係と共生関係、バランスとはいつか崩れるものなのか、それともやっぱりどこかに落ち着くものなのか、と考えた
  • 虹の天象儀
    『古本で見る昭和の生活 (ちくま文庫)』で東京で最初のプラネタリウムを設置した東日天文館のパンフレットを取り上げていたのですが,それを題材にした小説。ジャケットにはSFとありますが,出版社の祥伝社の言葉を借りれば「SFファンタジー」。プラネタリウムがタイムマシンとなるタイムスリップものですが,タイム...続きを読む