瀬名秀明のレビュー一覧
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ヒト型ロボットが実用化された近未来。
ロボット学者の尾形祐輔と進化心理学者の妻・玲奈は、子供型ロボットのケンイチと暮らしていた。
祐輔は、副業で小説を書いていて足が不自由のためにアイボット(電動式の車椅子)に乗っていた。
三人は、人工知能のコンテストに出席するためにメルボルンに・・。
祐輔は、玲奈とケンイチより三日早く編集者と一緒に会場に来た。
コンテストの参加者の名前を見ると中学の時に出会った、人形のように表情が無い天才の美少女の名前があった。ここ十年事故にあって以来名前すら出てこなかったのだが・・・。
会場に入るとそこでその彼女と出会う。
その出会いは、事件の始まりだった・・・。
その日の会場を出ると祐輔は、行方不明になる。
逆さ眼鏡ををかけられ監禁されてしまう。
メルボルンに着いた玲奈とケンイチは、祐輔を探す。
そして、ケンイチは事件に巻き込まれる。
AI人工知能・・。ロボットの知能と人間の知能。
人間と機械の境界線は何か?
機械は、心を持てるのか?
人間の知能と心とは何か?
人間らしさロボットらしさ、知識・知能・心を題材にした科学ミステリーです。
人工知能の祖アラン・チューニング デカルト 「2001年宇宙の旅」「指輪物語」本書で、ポイントになる人や本・映画です。
今回は、難しい本になってます。
ロボットを通じて心とは、を問いかけてきます。
それでいて、ちゃんとミステリーになってるのですよ
ヤマヤマさん砂の果実さんにお勧めですね
瀬名さんの科学者としての知識満載の本でもあります。
ちなみに「パラサイト・イブ」「ハル」「八月の博物館」より難解です。
瀬名さんを読みたいと思った人は、まず「虹の天象儀」を読みましょう
瀬名ワールドはどこまで奥が深いのか・・・。
今は、東北大学機械系特任教授だって・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ株式会社闇による、ホラーの解説書。
ホラージャンルを5W1Hで区分し説明しており、それぞれに該当する短編小説も収録、そしてそれらの短編小説は、雨穴、梨など、著名なホラー小説作家が書き下ろしている。
「ホラーは強い関心が持たれながらも、体験してもらえないケースが多すぎる」という視点は、なるほどと思った。
たしかに、おばけやしきやホラー映画は気になるけど実際に行くことはないです。
面白かったのは、「とざし念仏」。プライドが高く、ドラム缶に閉じ込められてもなお臼井に態度が大きい庄司が、臼井によって窮地に追い込まれる様子は、正直言って気持ちが良かった。
また、なぜ誰も助けないのだろうか、張り紙には何が書かれているのだろうか、という謎があったのも良かった。
しかし、ホラー小説で怖い思いをしたいと思って買ったこの本だが、その願いはあまり叶えられなかった。
その理由のひとつは、私自身の想像力が乏しいこと。もうひとつは、短編は読みやすい一方で、話に没入しづらいのかなと思った。 -
Posted by ブクログ
夏だしサクッと読める怖い本を読みたいな〜と思い手に取りました。
こちらの本は「恐怖の根源が何か」という視点からホラーが細かくジャンル分けされていて、短編ごとにそれぞれの魅力がより分かりやすく伝わってくる珍しい構成になっていました。
そして怖いものは苦手だけどエンタメとしては楽しみたい!と思う自分がどのジャンルに一番惹かれるのか…その深掘りもできた気がします。特に芦花公園さんの『終わった町』は解説でもあった通り、未知のものに対する恐怖と好奇心がこれでもかと詰まっていて、まさに「怖がりなのにホラー好き」という矛盾を抱えた自分にぴったりのお話でした。また、シチュエーションホラーである『とざし念仏』も好みでした。特殊な状況から生み出される恐怖と人間の本質…その奥深さがより好奇心を駆り立てられるのかなと思いました。
お二人とも初読みでしたが、ぜひ他のお話も読んでみたくなりました。気軽に楽しくホラーを摂取したい人にはおすすめの本です。