瀬名秀明のレビュー一覧

  • 八月の博物館

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    パラサイトイブの瀬名秀明さんの作品!

    小説家が小説を書いているパート、小説家の子供の頃と思われるパート、そしてエジプトで発掘調査をしている考古学者のパートとに分かれて物語は進みます。

    微妙にストーリーが重なってくるのですが、その展開を好む人は少なくないはず!

    藤子不二雄の話やパリ万博の話、オペラ『アイーダ』の話など、ちょっと誰かに話したくなるような小ネタのがあります。

    パラサイトイブのイメージが強すぎて、こんな小説も書くんだ!という事に驚きです!!!
    私自身エジプトが好きなのでのめり込めるかと思いきや、少し話の筋に上手く乗れず読むのに時間が掛かってしまいました・・・

    小学六年生で小説

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    2025年10月11日
  • 魔法を召し上がれ

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    ネットワークや拡張現実、ヒト型ロボット、什器や設備、あらゆるものを自動制御できる近未来。レストランのマジシャンとして、食事とともに贅沢な経験を提供する仕事。ロボットとともに暮らし、マジックを練習し、自殺した高校の同級生が、拡張現実世界の幽霊となる現象の謎を追う。

    十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。自動連動するレストランの技術、そんな時代だからこその手技を駆使したマジック。融合した世界観が楽しい。

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    2025年10月06日
  • パラサイト・イヴ

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    いちいち描写が視覚的というか映画みたいな感じやね。けっこう序盤の時点で聖美のなかに異物が存在することは示唆されていたので、それもうバラしちゃうんだという残念さはあったけど、時代ですかね。

    あと著者あとがきが異様な長さでびっくりした。発表当時に寄せられた批評とか感想とかの傾向の分析はおもしろかったけど、グラフまで作って図示することある? 著者あとがきよ??

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    2025年08月25日
  • パラサイト・イヴ

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    序盤は理系知識についていけなかったが
    雰囲気で読み進めていくと理系知識とかじゃないとんでもないバケモノが出てきてよかった

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    2025年07月21日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーのジャンルを5W1Hの6つに大まかに分け、それぞれのテーマに沿った短編が8つ収録された本。中学生向けらしく読みやすく、各話ごとに解説まで付いている親切心。こんなの読んだらホラー好きになっちゃうよ。
    特に良かったのは怪異を通して自ら立ち向かうことを覚える平山夢明氏の「さよならブンブン」そして、アンソロジーといえど面白さは変わらない雨穴氏の「告発者」ラストは梨氏の「民法第961条」で締めくくってくれる。

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    2025年07月11日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    タイトル通り、こう名付けたジャンルと分類のホラーはこんな感じですよ、と例を出している本。

    いくつかの作者の異なる短編から成り立っており、長編小説が好きなせいか短兵急な感じがして、イマイチ怖さは感じなかった。

    今後の分類に役立つことを願って星3とします。

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    2025年06月17日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    心霊系が好みかなと漠然と思っていたものがこの本では細分化されていて、ホラージャンルの多種多様さに驚きました。
    恐怖の対象によって5W1Hで分類するのはわかりやすいし、面白かったです。
    短編が書かれた8ジャンルの恐怖の種類や、そのジャンルに付属する要素の解説は確かにそこが好きなポイントかもしれないなと納得しながら読む事ができ、短編自体の解説もあり答え合わせをすることもできました。
    ホラーについて深掘りしつつ漠然と思っていた好み以外の好みも知る事ができました。

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    2025年04月10日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーの本に興味があり読みました。
    色々なジャンルがあることが分かりました。

    やっぱり人が1番怖いです。

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    2025年03月12日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    内容として別にそんなに怖くはなかったけど、自分の好きなジャンルがよく分かっていなかったから、分析としてとても良かった。

    オカルトホラー サスペンスホラー シチュエーションホラー SFホラー

    は割とすきかな。怪談とかみたいに結局何者か分からない恐怖はあんまり好きではないかな。

    SFみたいに現実の延長、リアリティのある未来の話系はかなり好き。

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    2025年02月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    読みやすかった。普段からSFは好みじゃなくて読まないけど、やっぱり合わなかった。
    ホラーの分類の考えは面白い。
    サイコホラーが1番好きだけど、これには収録されてなくて残念。

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    2025年02月18日
  • 八月の博物館

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    2000年の本、辻村深月の解説で再販されたということらしい。辻村深月の「いつかこんな小説が書きたい」という帯に引かれて手に取った。
    19世紀のエジプトで遺跡を発掘している実在のオギュスト・マリエットが出てきて、1970年代の小学6年生の亨が出てきて、その亨の物語を書いている「私」が出てきて、、、
    「私」は、その「私」を書いている作者に気づいていると言う複雑な構造でこんがらがりながら読み終えた。読み終えるのに、ちょっと骨が折れた。

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    2024年12月12日
  • パラサイト・イヴ

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    個人的・夏のホラー特集。と言いながら、さすがに10月になって夏もないだろう…って、まだ暑いんだから仕方ない。でも朝夕はそれなりに涼しくなってきたし、今年の個人特集はここまでかな。で、本作。やっと読めたんだけど、印象としては前半☆4つ、後半2つで平均して3つ。薬学博士が狂気に駆られていくさまを描く前半は、あくまで人間の怖さが主体で引き込まれる。でも細胞が暴走を始めるに及び、展開は一転。必然的な展開と言われたらそれまでなんだけど、当然スーパーナチュラル的な要素がいや増され、個人的には避けたい方向にどんどん進んでいくのであった。う~ん…。

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    2024年10月02日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーを便宜上5W1Hで分類分けして何でそれが怖いのかを暴き、その上で名手の書き下ろし短編を読むのだ。澤村伊智の『みてるよ』、五味弘文の『とざし念仏』は特に解説あっても普通に怖くてむかついた。良かった

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    2024年08月17日
  • デカルトの密室

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    いやしかしこんなにも難解なことを常日頃から考えている人たちがいるというのが驚きではある。ロボットを作るにももうちっとシンプルに、例えば部屋の掃除とか、ゴミを拾うとか、食器を洗うとか、そういうのじゃダメか。こんな小難しいこと宣うロボットが家にいたら泣くってば。
    ていうかけんいちがフランス人を殺した理由もよく分からんし、なんなら全体的に何言ってるか分からんくらいだけど、ロボット作りに心理学者とか巻き込んだらダメってことは分かったよ。

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    2024年08月05日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ネタバレ

    ジャンルの分け方は、いささか強引と思うところも。まあ便宜的に、ということだろうか。この分類でいくと2つ3つに跨ることもあるし、どのジャンルにもすっきりと収まらないものもあるよね。
    作品としては五味弘文『とざし念仏』が面白かった。

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    2024年07月30日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラー度は優しめで、確かに初心者の自分でも大丈夫な話だった。でもホラー好きには物足りなさそう(1話が短いし児童書だからなのかも)。ホラーをジャンル別にしてみるというのが画期的だなと思ったし、わかりやすかった。

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    2024年05月26日
  • パラサイト・イヴ

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    非常に学術的に作り込まれており、深く専門的な表現が多く精巧です。
    その分読むのは大変でしたので、最後まで読むには根気が必要かと思います。

    私の場合、読み始める→疲れて別の本を読む→本書に戻るを繰り返していたので、読み終えるのに半年近くかかってしまいました。

    全編を通して常に薄気味悪く、生理的に気持ち悪い系のホラーとしては格別です。

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    2024年05月03日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーのアンソロジーであり、解説書でもある本書。恐怖の根源を5W1Hに分類し、それぞれのジャンルに応じた8つの作品が収録されている。

    ホラーの入門書として作られた本ではあるけど、なんとなくでホラーが好きな人が自分の好みを自覚することで、今後自分の好みにあったホラーを探しやすくしてくれる本でもあると思う。
    ちなみに私は心霊ホラー、オカルトホラー、モキュメンタリーホラーあたりが好きなのかも。

    最近よく読む澤村伊智氏、芦花公園氏はやっぱりドンピシャな面白さ。
    平山夢明氏、梨氏もこれから読んでみたい。

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    2024年05月01日
  • 小説 ブラック・ジャック

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    AIとブラック・ジャックのコラボ手術よかった!
    こんなAI手術ロボットがあったら、すごいなー。

    ピノコが犬を手術する話がおもしろかった!

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    2023年02月08日
  • パラサイト・イヴ

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    バイオホラー小説という分野に初挑戦だったが、どんなものかと思いつつ読むと、やはり専門用語が飛び交っていて、目の前を通り過ぎているだけのページも多々あったかもしれない。
    しかし、後半排水口を使って移動するシーンなどはケビンベーコンのトレマーズなど思い出してしまった。イブが崩壊するのも、梅図かずおのマンガのイメージになっちゃうしで、バイオホラーは初心者なんだなぁ。

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    2023年01月31日