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Posted by ブクログ
これは「デカルトの密室」の続編に位置する物語。未読の人はそちらから先に読むべきである。と、読んでいて思った。レナと祐輔とケンイチの物語を、瀬名さんはひどく愛している。愛しすぎて、時には読者を置き去りにしてしまいがちになる(笑)。瀬名さんの永遠のテーマである「心」の問題に真正面から取り組み、科学・工学・宗教・文学といった様々な側面が、すべて人の「心」に向かっているものだと、向かうべきものだということを認識させられる。
僕はこれを読んで思った。誰かを想い、誰かを求めることこそが「心」と呼ばれるべきものなのではないか、と。たとえヒトであっても、それがなければ「人」とは言えない。有機物でできあがったロボットでしかない。その意味で、ロボットのケンイチはたとえ金属でできあがっていても、立派に「心」を持っているのだ。
瀬名作品のキーワードともいえる「物語」という言葉が、この作品にはとても似合う。傑作ではないかもしれないが、良作である。
Posted by ブクログ
『パラサイト・イブ』で有名な人です。
元々科学者なので内容自体は結構難しいです。
でも、それはそれでOKで、ストーリーとしてはなかなか面白い話です。
ロボットのケンイチが、果たして本当にロボットは成長するのか?
自律行動をとれるのか?意識を持てるのか?という命題に取り組んでいる話です。
いろいろな大事件に遭遇して、結局かなり大変なコトになってしまいますが、最後の結末として、こんなかんじで良いのかなぁ?と思ってしまうのでした。
このシリーズでは、『デカルトの密室』という長編があり、前に読みましたが、なんか結末がどちらも悲しい結末となっていて、作者としてはケンイチくんみたいなロボットが出来るような未来像を、かなり否定的に捉えているのかな?とも思ってしまうのでした。
どうなんだろうなぁ…???
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