瀬名秀明のレビュー一覧

  • 科学の栞 世界とつながる本棚

    Posted by ブクログ

    読み進めながら、隣に次に読む本が積み上げられていくような本。読みたい本がどっさり増えてしまった。
    瀬名秀明さんの書評は優しい。本を書いた側にもこれから読む側にも優しい。その本のいいところ、面白い読み方を必ず見つけてくれる。書評に限らず、レビューってそうあるべきじゃないか。
    もちろんくそみそにけなしたくなる作品だってあるし、そういうものに評価をつけなきゃいけない仕事もあるだろうけど、でも誰かに何かを紹介するなら、それの面白いところを伝えるべきだ。そうじゃなきゃ面白くない。
    瀬名さんの文章は本の出来不出来にも触れる。でもここはこの本にしかない面白さで、しかも必ず読め、それもこう読めとは言わないから

    0
    2016年05月24日
  • 新生

    Posted by ブクログ

    色々なものを下敷きに書かれているので、ちゃんとした方であれば小松左京を読み、ダンテを読み、日本SF的な素養を身につけた上で読むのでしょうが、山下卓さんがTwitterでつぶやいていたのを見て何も考えずに読みました。。

    読み進むにつれて難解度は増していくのですが、どういう訳か同時に文章に引き込まれていった感があります。
    きらびやかな言葉が紡がれて色彩さえ見えるようなコンサートの光景、気付かないうちに見てはいけないものをみてしまったかのように背筋が凍るようなダイヴの光景。文字だけでここまでできるものか。
    下敷きを知らないのと諸々の用語を知らないので、そもそも理解できていないという要素は多分にある

    0
    2016年03月22日
  • パラサイト・イヴ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    亡くなった妻の肝細胞のミトコンドリアが独自の意思を持ち
    暴走をする、という話。
    テクニカルワード満載で詳細をイメージすることはその筋の
    人でもないと難しい。
    中盤以降の展開は結構怖かった。
    不完全な肉の塊というのは、やはりグロい。

    0
    2016年03月09日
  • デカルトの密室

    Posted by ブクログ

    小難しい話が続き、分からんなぁと思いながら遠ざかると、ふいになんとなく共感できる部分が出てくるのでまた引き寄せられるの繰返し。
    ロボットの知能(あるいは心)を考えるとき、機械からは遠いように思われる哲学の問題が出てくるのは面白い。しかし、人間は自分の枠を広げることは出来ても越えていくことはできないが、ロボットには枠を越える可能性があるとのだろうか。しかし、ネットもロボットも所詮人間が作ったものである以上その枠を越えることは出来ず、個を越えるだけだから、それほど魅力も感じないが。
    ところどころ前に解決した事件、という話が出てくるが前作があったのか。そういう「設定」なのかと思っていた。

    0
    2016年03月08日
  • 月と太陽

    Posted by ブクログ

    短編5作。
    すぐそこにあるような未来のかたち。
    難解な部分も多いけれど、そこには温かみがあり、希望がある。
    それがこんなにもうれしいとは。
    わたしたちはどこまでゆけるだろう。

    0
    2015年12月15日
  • パンデミックとたたかう

    Posted by ブクログ

    適切に怖がることは難しい。震災前に書かれた本だが、震災後にパンデミック対策が進んでいるかといえばストップした感もある。

    0
    2015年12月05日
  • 月と太陽

    Posted by ブクログ

     瀬名秀明さんの作品を読むのは、日本SF作家クラブ会長就任前に書かれた短編集『希望』以来である。本作『月と太陽』は、日本SF作家クラブ会長辞任・退会後に刊行された。その間に何があったのか。現在では公式サイトも消滅している。

     『希望』は哲学的問いかけの連続で、僕にとっては難しい作品集だったし、瀬名作品から遠ざかるきっかけになった。久々に読んでみる気になったのは、本作の文庫版を見かけたからである。今回も戸惑うであろうことは、覚悟の上。

     「ホリデイズ」。瀬名さんが飛行機の操縦免許を取得したことは知っていた。作中の作家とは、ご自身がモデルだろう。もっと飛びたいけどお金がないとか、あまりに生々し

    0
    2015年12月09日
  • パラサイト・イヴ

    Posted by ブクログ

    約20年ぶりの再読。面白かった。当時はドーキンスの『利己的な遺伝子』のことが出ていることすら気づかなかったなあ。仙台なつかしい。

    0
    2015年10月20日
  • デカルトの密室

    Posted by ブクログ

    ヒューマノイドが商品化される近未来を舞台に、人間の意識・知能とは何かを探求する研究者を巡るサスペンス。脳科学、哲学、心理学、コンピュータ・情報理論などが展開されるアカデミックな内容の中で、自意識を持ったロボントのケンイチがボクとして一人称で語るところは中々深い。考えさせられました。

    0
    2015年08月23日
  • 第九の日

    Posted by ブクログ

    SF/ミステリー/恋愛/科学/ロボット
    海外作品をモチーフにした中編集。
    もとの作品が分かる「メンツェルのチェスプレイヤー」と「モノー博士の島」が非常に楽しめた。

    とても印象に残っているのが、ロボットについての会話で、"システム化する、じゃなくて、もっとシステムになる"という表現。
    違いは何か、考えるのが楽しい。

    「メンツェルのチェスプレイヤー」「モノー博士の島」「第九の日」「決闘」

    0
    2015年05月06日
  • 新生

    Posted by ブクログ

    小松左京と東日本大震災を絡めた作品集。小松左京と言えば、日本沈没と大震災’95ということで、東日本大震災と関係付けるのには必然性がある。
    とにかく作者の小松左京愛に圧倒されました。特に「ミッシェル」の代表3作同時新解釈には口あんぐり。難を言えば真面目すぎるところか。もう少し矛盾があっても良かった気がするが、瀬名秀明らしさは充分に出ていました。
    個人的に「Wonderful World」は好きだな。別格扱い。

    0
    2014年04月13日
  • 虹の天象儀

    Posted by ブクログ

    時空を超える系のファンタジー。
    読後感は、なんだかふわふわした感じであまり強くないけれど、その分さらっと読めます。

    0
    2013年05月25日
  • 科学の栞 世界とつながる本棚

    Posted by ブクログ

    硬軟織り交ぜて、うまく興味をそそるように書いてるなあ。
    うーん、読まねばならぬ本がまた増えてしまった・・・・・・。

    0
    2013年04月04日
  • 大空のドロテ : II

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一巻と比較して断然面白かったです。
    メダル争奪の場面は臨場感が溢れていたし、
    ノルマンディーからパリへ舞台が移り、ドロテとジャンを
    助ける飛行場の飛行士、整備士達、パリの子供達に
    ココロ温まりました。

    このまま一気に三巻へ突入したいです。

    0
    2013年03月02日
  • 大空のドロテ : II

    Posted by ブクログ

    1作目では、面白くなかったがだんだんと臨場感たっぷりになってきて面白さが出てきました。謎の解き明かす様子がやはり楽しいですね。3部が楽しみです。

    0
    2013年01月07日
  • 大空のドロテ : II

    Posted by ブクログ

    87:シリーズ続編。ルパンやドロテの両親、二億フランの行方といった謎解きの継続とともに、ジャンがドロテのニューポールに初めて搭乗するシーンがあって、胸熱。
    疣鼻の男の正体や「神の石」の真相が語られる次巻に期待大です。

    0
    2012年12月08日
  • BRAIN VALLEY(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     なんだろうなぁ……。
     クライマックスで「引いて」しまったところがある。なんで自分があそこで乗り切れなかったのか。残念。

     あと、こー……予定調和な幸せ的なものはない気がする。ある意味リアルだが、物語の中で幸せを求める方には向いていない気がする。

    0
    2012年07月04日
  • 科学の栞 世界とつながる本棚

    Posted by ブクログ

    とっつきにくい科学が身近になるような、面白い本を紹介しているリスト本。読んでみたい本をいくつかメモ。

    0
    2012年06月19日
  • 科学の栞 世界とつながる本棚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ≪目次≫
    1、ようこそ!科学の世界へいつもと違う本棚に
    2、心の迷宮 脳科学・心理学・生命倫理
    3、生命のふしぎ 生命科学・進化
    4、空を見上げて 気象・地球・宇宙
    5、自然との対話 環境といきもの
    6、世界とつながる 物理・数学・医学

    7、一緒に歩こう 機械・建築・ロボット
    8、科学と人の物語 伝記・物語

    ≪内容≫
    瀬名秀明が新聞などに書いた科学に関する書物の書評をまとめたもの。小説家でもある彼の筆致に、どれもが手に取りたくなる。また、小松左京は彼にとって重要な人物のようで、盛んにエッセーで紹介されている。

    0
    2012年05月04日
  • インフルエンザ21世紀

    Posted by ブクログ

    インフルエンザだけを対象に新書としては規格外の五百頁。2009年に世界的大流行した新型インフルエンザを巡って関係各界の専門家が大挙登場しインフルエンザとは、パンデミックとはについてあまねく語り尽くす姿は圧巻である。以下本文引用『子供にワクチンを接種すると高齢者の死亡者数が減る。』『「自分は重症化しないから、罹ってもいいや」と思っていると感染の鎖が続いてゆく可能性がある。その鎖の続いて行った先には、必ず重症化する人が出てくる。』『私たちは自分が途上国の(医療的)弱者とつながっていることは想像できないだろう』

    インフルエンザ21世紀 >> 新書版京極夏彦か?規格外の500頁!^^;

    0
    2012年02月28日