あらすじ
永遠の世界で、人を愛し続ける切なくも確かなラブストーリー。言葉は呼吸(ブレス)の間にあるってこと、教えてくれたのはあなた。
夏休みはいつまで続く? いつまで私たちは仲良しでいられる? ほら、あそこ、“帚星”…。圧倒的な大きさの渦と虹色の輝き。杏子と洋平、幼い二人が見た目映い光景がその世界に再現される―。“BREATH”と呼ばれるバーチャルワールドと現実世界が奇妙にシンクロする、切なくも確かなラヴ・ストーリー。呼吸が合ったとき、想い出も重なる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
再読中。
瀬名秀明はいつも読者を置いてけぼりにする。
でも、私はこの置いてけぼり感が好きだ。
少しでもこの本にある何かを感じたい。
彼の本の中にはこの世界で大切な何かが
きっとあるはずだから。
Posted by ブクログ
折り重なるレイヤーの中で生きる登場人物たちに大いに惑わされつつ、元の場所に戻ってきたような気分。
呼吸がないなら、それは永遠で、終わることがないなら、時間は一定方向に流れるものではなく、そうであるならば、時間は円環する。
これが、読んだ第一印象。