富野由悠季のレビュー一覧
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展開が遅いが、
オクスナー率いるFSSとキマイラたち。ゴップ議長のヴァースキ隊。そしてシャアのネオジオン。
演説で兵を鼓舞する指揮官、急がされるMSの整備や訓練、出陣を見送る者。かつてア・バオア・
クーがあった宙域へと向かう3つの軍。ミナレット争奪戦がいよいよスタート間近、全員がスタート
地点に集まってきたという感じの21巻。また戦闘は偵察の小競り合いと模擬戦ぐらい、3軍の出陣
の様子を全部丹念に描くので少々くどい(笑)気もしますが、会話劇がメインでも渋く深く面白い
のは変わらず。特にネオジオンはわがまま総帥シャアとアルレットなどのやりとりや、物資に余裕の
ない様子が可笑しい。戦力からいくとオクス -
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サンボル載ってるから買う価値有
3500人余りの民間人を救うため丸腰で連邦の監視の目をくぐり、サイド6を目指すカウフマンたち。しかし、ペルガミノ商会の汚い策略により、武装解除された状態で連邦軍のジム・カスタム12機とペガサス級の相手をすることになってしまいます。
この絶望的な状況で頼れるのは、ビリー・ヒッカム少尉のザニー(連邦軍の最初期型MS)1機のみ。多少のカスタム強化を施してありますが、とてもジム・カスタム世代と戦えるような機体ではありません。
しかし、この絶体絶命のなかでビリーがついに悲願のニュータイプへと覚醒。罠や待ち伏せなど巧みな戦術、そしてニュータイプの驚異的な感知能力により、数も機体性能も格上の連邦 -
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難民たちが助かって良かった
毎回毎回、多数の犠牲者が出る戦争なのだからと思うが、戦争で住む場所を追われた人々が無惨に死んでいくのは悲しい。だからその危機を救ったダリルは神にも見えなくないが、その圧倒的な戦力はどこへ向かうのだろうか。その先の戦いがこわいですね。
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素晴らしい
間違いなく「ガンダム漫画で1番絵が上手い作品」はサンダーボルトだ。
そのサンダーボルトが絵が上手いだけではなく「戦況の面白さ」の分野にまで手を広げただけではなく
絵の美しさもリハビリを終えて完全に復活している。
3000人の避難民を乗せた宇宙船を中立コロニーのサイド6まで届けるまでを邪魔する連邦の部隊。
それに対抗するは連邦軍モビルスーツの始祖であるザク1鹵獲機派生のザニーただ1機。
無茶なシチュエーションだからこその面白さ。
サンダーボルトが、ただのガンダム漫画のその先の境地にたどり着いたように感じた。素晴らしい。 -
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昭和の名作をマンガでじっくり
初代ガンダムをみて泣いてしまう人は少なくないのではないかと思う。この作品はアニメの存在価値を変えたと思う。それまでのアニメを覆すストーリー性、宇宙空間での重力や太陽の方向などの正確なやりとり、ホワイトベースやガンダムのようなサイズの物体が大気圏に突入することといった物理的な描写を正確にしただけでなく、戦争とは、国家とは、というテーマに立ち向かい、さらに主人公たちが軍でも身分のひくい、一介の現地登用であること、だからゆえに普通の人々にとって戦争とは何かを描いていたと思う。そんなガンダムを、漫画でじっくり見られます。
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勝者と敗者は周りつづける
この巻では、イオ達のチームの勝利が描かれている。一巻ごとに勝者と敗者が入れ替わる。戦争なのだから仕方がないとも言えるが、敗戦のたびに、それまで重要な役目を持っていたキャラ達が死んでいくのが、結構つらい感じ。