長沼毅のレビュー一覧

  • 生命とは何だろう?(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    長沼さんの本は本当に読みやすくて面白くてわかりやすいですね。
    天文学の研究者だと渡部潤一さんや福江純さん、
    谷口義明さんが文章を書くのが上手いなぁ、と思う方々ですが、
    生命科学だとやはり長沼さんですね。
    他の人の書かれた本をあまり読んでないというのもありますが(^^;

    専門分野ではない生命科学の世界、
    下手すると高校時代の知識で頭が止まっていて、
    最新の話題は新鮮でした。
    生命、というものに対する著者の考え方も興味深かったですね。
    中高生でも読める内容だと思うので、
    ぜひ多くの人に読んでもらいたい本の一つです。

    0
    2013年10月02日
  • 生命とは何だろう?(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    長沼さんの自然に対しての知ろうとする意気込みが
    ひしひしと押すように伝わってくる。
    愛と言ってもいいぐらい。

    一読を強く薦めます。

    0
    2013年08月23日
  • 深海生物学への招待

    Posted by ブクログ

    ずーっと気になっていたチューブワームのことについて詳しく書かれていたので大満足。しかも、チューブワームから鯨骨生物群集(これも気になっていた)に話題がつながるあたり、非常にうれしい。

    また、著者の方がそうとう教養のある方なのだと思われる。随所に見られる引用も幅が広い。何より、「鯨への挽歌をつくってみた」というところには本当に驚いた。日英対訳になっており、どちらも堂々たる詩になっている。恐れ入りました。

    深海生物への愛情と親しみがよく伝わってきて、読んでいてとても楽しい一冊。ゆっくり読もうと思っていたのに、あっという間に読んでしまった。

    0
    2013年08月17日
  • 深海生物学への招待

    Posted by ブクログ

    2013/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2014/4/5〜4/15

    「科学界のインディジョーンズ」こと、長沼先生の深海生物学の本。熱水噴出孔やそのまわりの生物界については少しは知っていたが、こんなに奥深いものであったとは!
     中学生くらいの頃にこういう本に出会ったら、こういう世界を目指したかもしれないなぁ。いやあ、面白い!

    0
    2014年04月15日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

    Posted by ブクログ

    この生物学者の長沼さんという方は知らなかったのだが、
    全方位的な知識とすごい行動力で、とにかく愉快で面白かった。

    深海、地中、宇宙といった辺境(彼らからすると僕らが辺境なのだが)に棲む生物の面白さ。

    おおよそ常識的な生物観の枠外にある仕様。

    メタンを分解して生きる奴や、超高温で生きる奴や、カーボンベースのボディでない奴など、
    地球がどんな環境になろうが、必ず生き残る生物はいると確信できる。

    約400ページの分厚い本だが、面白いのでどんどん読んでしまう。
    生き物好きにはおすすめです。

    0
    2013年04月18日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

    Posted by ブクログ

    ドレイクの方程式。
    フランク・ドレイク博士が提唱した、銀河系の中に、地球外知的生命体による文明がどれだけあるかを概算する公式。

    N = R × fp × ne × fl × fi × fc × L

    Nは銀河系内にあると推定される、電波による通信技術を持つ文明の数

    R :銀河系内において恒星が誕生する速さ(1年間に恒星が誕生する数)
    fp:恒星が惑星系を持つ確率
    ne:一つの恒星が持つ生命に適した惑星の数
    fl:生命に適した惑星から実際に生命が発生する確率
    fi:発生した生命が知的生命に進化する確率
    fc:知的生命が電波通信が可能な文明を持つ確率
    L :高度な文明が存続する時間の長さ

    0
    2012年09月15日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

    Posted by ブクログ

    極限環境と呼ばれるような環境下に生息する生物について、対話形式で解説された一冊。専門、専門外関わらず、そういった生物に対する興味を引き出してくれる。地下生命などのとても代謝の遅い生物や、シングルセルバイオロジーについて、この本で初めて知った。

    0
    2012年08月14日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    9つの論点(観点)から地球外生命はいるのか、そもそも生命が誕生するとはどういうことか、地球上での不思議な生物や進化について書かれた本。個人的に、宇宙人はあまり信用ならないが、微生物や、原生生物のようなものなら宇宙に広くいるような気がする。
    自分の専門の生物系の話以外では、星間分子の話が一番好きやった。
    「酢酸」が見つかっているってなかなかすごい。スペクトル見ながら、「お!酢酸やん」ってなってる様子がわくわくする。
    この本で唯一気になったのは、地下生命圏に微生物はいるが、動植物は0という表現。植物は0かもしれんが、センチュウは動物やし、地下深くにもいるはず。

    0
    2012年08月09日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

    Posted by ブクログ

    著者たちの狙い通り,ワクワクさせられることしきりだった.この分野,あまりに知らないことが多すぎて,新書にしては分厚いが読むのが苦にはならない.

    ・岩石内生物.
    ・ハロモナス:寒いところも乾燥も塩分もオッケー.
    ・ハロモナスは硫黄酸化して独立栄養する.
    ・ウランとか鉱物資源が鉱床をつくるのに微生物が関わっている可能性が高い.
    ・スローバイオロジー.100年に1回分裂する生物など
    ・我々は地球の磁場と太陽の磁場に守られている.
    ・植物が環境を守るなんて嘘っぽい.
    ・生物が地球側に作用したのは,たぶん,酸素の発生ぐらい.あとは生物側が全部受け身.

    0
    2012年07月10日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

    Posted by ブクログ

    ふか~い海の底から宇宙の果てまで、極限で生息する微生物のお話がメインの
    対談集である。

    対談って妙に専門的だったり、上滑りだったりするのだが本書はリード役の藤崎氏の
    話の引き出し方が絶妙だ。世界の極地で研究を続ける長沼氏の知識を巧みにコント
    ロールしている。

    南極や北極の寒冷地、砂漠のような乾燥地帯、高熱である火山の噴火口付近、
    暗い地底。そこどこにも微生物は存在する。人間であればとても耐えることが
    出来ない環境であっても。

    話の行きつく先は宇宙となるのだが、地球以外の惑星にも生物の痕跡があり、
    地球の生命の誕生は他の惑星からかも…なんて仮説は楽しい。

    対談場所は予算の関係(?)で日本

    0
    2017年08月16日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

    Posted by ブクログ

    極地、砂漠、海底、地中、果ては宇宙まで、あらゆる過酷な環境下での生命の限界を探る。軽妙な語り口で語られるその内容は科学の最先端であり、生命の謎を探る知的冒険である。好奇心が刺激され続け、読み終わるのが勿体ない。読んだことを人に話したくなる。そんな数少ない一冊。

    0
    2011年06月10日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    南極や北極などの極地、深海底、火山、砂漠、地底、宇宙空間…低温、高温、高圧、乾燥、無酸素、高放射能など、どんな過酷な環境にも生命は存在する!?辺境生物学者で、「科学界のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ長沼毅と、『クリスタルサイレンス』『ハイドゥナン』などの小説で辺境を描いてきた藤崎慎吾が、地球の“極限環境”に生きる奇想天外な生物たちを訪ね、生命の謎や本質について語り合った。
    生物学の最前線がわかり、科学の面白さが堪能できる一冊。

    [ 目次 ]
    プロローグ 辺境の生物を訪ねる旅へ
    第1幕 南極は“しょっぱい大陸”
    第2幕 深海で出会った生物の「大群」
    第3幕 原始地球は温泉三昧

    0
    2011年04月12日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

    Posted by ブクログ

    序章
    鈴木敏夫 スタジオジプリプロデューサー
     鈴木敏夫は「風の谷のナウシカ」の制作背景やそのテーマについて語っている。彼は、作品が発表された当時の社会的・環境的状況がどのように影響を与えたのかを考察し、ナウシカというキャラクターが持つ強い意志や優しさが、現代においても重要なメッセージを持っていることを強調している。
     風の谷のナウシカの題材は『新諸国物語』(NHK ドラマ1952年)。

     ナウシカが旅をして、見聞きしたものによって、読者が世界の秘密を知っていく。宮崎駿は「勧善懲悪」が好きで、それが「自然を守る人がいいひとで、自然を破壊するのは悪人」と言う物語にした。
     赤坂憲雄の『ナウシカ

    0
    2024年12月22日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

    Posted by ブクログ

    マンガのナウシカは、最後の方の記憶がなく、途中までしか読んでいないかもしれない。
    改めて読み直そうと思う。
    読んでいても読んでいなくても面白かったが、自分はここまで考えながら読めなかったから、途中までしか読んでないのだろうと思った。

    0
    2024年12月01日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

    Posted by ブクログ

    いろんな解釈があってほんとうに面白い。
    ナウシカの原作再読したくなった。
    闇の中にも光があって、完全な世界よりも、いつかは滅びるかもしれない世界、それがまたいい。

    0
    2024年10月05日
  • 地球外生命 われわれは孤独か

    Posted by ブクログ

    生物学者、天文学者それぞれの観点から地球外生命の可能性を探ったもの。
    地球とは異なる環境下で生息可能な生物の可能性などをフラットな視点で語っており、勉強になった。

    0
    2024年01月10日
  • 考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子

    Posted by ブクログ

    遺伝子は持ってる能力のそのままの働きをし、生きるということに専念しているのだが、ストレスが生まれるのは、能力に無い、または及ばぬことをしようとしてストレスがかかる行動をしようとする「脳」

    遺伝子がわかれば楽になる。
    脳の不思議や習性がわかれば、無理せず生きる可能性が見つかるかも、という本。

    0
    2023年06月02日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

    Posted by ブクログ

    ここのところずっと、途中で小説を間に挟んだりすることもあるが継続的に読んでいるテーマが「生命の起源」。
    長沼氏の本はとても面白い。もっと読みたい。

    0
    2022年05月24日
  • 地球外生命 われわれは孤独か

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ブルーバックスの「死なないやつら」を読んでいないとわからないことがいっぱいあった。先に「死なないやつら」を読んでおいてよかった。

    0
    2022年05月19日
  • 地球外生命 われわれは孤独か

    Posted by ブクログ

    タイトルの印象と異なり、地球の生物についての話が多いが、それが面白い。限界地の生き物から、どういう惑星なら生命が生まれるかを理論的に考察し、太陽系でかんがえ、その後タイトル通りの知的生命の存在を考える。
     系統だっていて非常に分かりやすい。

    0
    2022年03月04日