長沼毅のレビュー一覧

  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    ある分野で最強の極限生物のカタログをつくりたくて、ひもとく。

    ・高温、低温、X線に耐えるクマムシ
    ・その上を行くネムリユスリカ
    ・メタノピュルス・カンドレリ:122度の高温
    ・大腸菌:2万気圧
    ・真空で生きるボツリヌス菌
    ・ハロモナス・ティタニカエ:鉄を食べる
    ・ハロモナス:30%塩水
    ・デイノコッカス・ラジオデュランス:6千万マイクロシーベルト
    ・ハロバチルス:2億5000万年生きている
    ・パラコッカス・デニトリフィカンス:40万G
    ・セキユバエの幼虫。石油の中で生きる。

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    2022年02月14日
  • 生命とは何だろう?(集英社インターナショナル)

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    生命とはなんだろうに着目した本。
    わかりやすく書かれていて読みやすい。

    # ひとことでまとめると
    子どもの頃に持った「生命って、なんだろう?」という疑問に答える本。
    バシッと答えを出すというより、生命の起源、生命の要素、進化、生命史など様々角度から眺めて、新たな見方を教えてくれる本。

    # 自分的に心に残ったポイント
    - 生命特徴: 代謝、増殖、細胞膜、進化
    - 代謝こそが、生命の本質
    - バクテリアなどは、ある意味不老不死
    - 宇宙には別の形の生命があるかも
    - グレイグ、ヴェンターさんの人工細胞(wet)
    - 地球の大酸化により、多細胞化への道が開かれた(コラーゲンの機能化)
    - 思考は

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    2022年01月23日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

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    ネタバレ

    大ボリュームの作品。
    様々な生き物が出てくるのですが
    その生き物がいる要因に人為的なもの、というのも
    見え隠れするものがあります。(極地に生える苔がそう)

    そして興味深かったのは最後に出てくる
    生き物がいる自体が破壊、という部分。
    むっと思うかもしれませんが、地球が抱える問題を見れば
    まあ間違いのないことでしょう。

    カラー写真もあるのが何気にすごいです。

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    2020年08月21日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    「生命」とは何かについて、極限状態に生きる生物や進化の観点から考察した本。

    生命は物理現象のように数式で説明されるものではなく、様々な極限環境に生きる生物から見出されるように、多様であり、複雑なものであることを理解しました。

    エントロピーの法則、散逸構造の観点から、生命と宇宙の関わりを説いた筆者の生命観に感銘を受けました。

    全体を通して読みやすく、生命への理解が深まる本でした。


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    2020年05月09日
  • Dr.長沼の眠れないほど面白い科学のはなし

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    長沼さんという人は宇宙飛行士をめざしていたらしい。惜しいところでいったが、最終選考で落ちた。この本も宇宙のことが中心のつくりになっている。

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    2019年08月12日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    著者の講演を去年聞いて面白かったので買ってみた。
    新宿での全4回のセミナーをまとめたものなので、素人にも
    解りやすく、極限生物から生物の起源まで幅広く面白い。

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    2019年03月05日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    生命の誕生や進化・遺伝子などに関する現在の通説と作者の考えを、実際の生物を例に挙げながら紹介してくれる。動物図鑑を読むようなワクワク感を味わいつつも、生命について深く考えることができた。

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    2019年01月19日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

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    地球外に生命が存在するか?それを考える上での論点をここのつにまとめて最新の知見を入れてまとめられたもの。地球型惑星が今までより多く存在することが分かってきて、生命が存在する可能性があると考える研究者が多くなってきているとのこと。でも、それはあくまでも微生物などの原始的な生命を想定していて、知的生命の存在にはまだまだ疑問符がついているようだ。

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    2018年10月20日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    タイトルとしてはいかがなものか。
    生命とは何か、つか、生命とは何かという命題とは何か、と言う問題にこの薄い本で触れてるわけだ。
    その命題に触れるために、自然環境では起こりえない異常なG、圧力、塩分、高温、低温で生き延びる、つか、繁殖できる生命と言うものに触れているだけだ。
    そもそも、生命の定義とは何か動物と植物の違いは何か、その枠組みを実際超える生命が発見されていて、じゃあどうなんだ。

    色んな視点から、生命、進化について論じて行く。面白くないわけがない。
    テメエは生物学者の視点から語ってんだと言う論点も明確で、倫理的な問題とか、物理学的、宇宙論的な問題とも明確に知らんで、と言ってる態度も、心

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    2018年04月29日
  • 辺境生物はすごい! 人生で大切なことは、すべて彼らから教わった

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    辺境生物の研究を通じて著者が悩み経験してきた事から紡がれてきた人生談義。自分で直接感じ考える事の大切さが説かれていてとても参考になった。著者の目の付け所も興味深かった。

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    2018年03月22日
  • 世界の果てに、ぼくは見た

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    著者の長沼毅氏は、生物海洋学、微生物生態学を専門とする生物学者。極限環境に生きる生物を探索調査する、極地・僻地でのフィールドワークを中心とする研究を行っており、「科学界のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ。
    本書は、「生きるとは何か、どう生きるのか、人生の本質は何か」というテーマを深耕する月刊誌「MOKU」(2016年休刊)に2008年から連載された「時空の旅人」をまとめて2012年に書籍化された『時空の旅人 辺境の地をゆく』を文庫化したもの。
    書名の通り、主に著者が世界の辺境(サハラ砂漠、南米アタカマ、オマーン、北極、南極等)を歩いたときのことが綴られているが、著者自ら「ぼくのエッセイは収束

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    2017年08月13日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    「死なないやつら」というタイトルからつよい生き物辞典のような内容を想像してしまいました。
    読みはじめると「生命とは」のような哲学っぽい内容が書かれていて「うわー」と思ったのですが(哲学苦手…)、第2章からはグングン読んでしまいました。
    普段理科類の本は全く読まないし、この分野には疎いので、早くもクマムシとネムリユスリカの水分の話から驚き感動してしまいました。
    無駄な能力を持つ生き物の話や遺伝子の不思議など読んでいると、もっと先のことを知りたくなるのでした。
    地球上には不思議と奇跡がいっぱいですねー
    このたび、新しい扉を開きました。
    いい本でした。読んでよかったです。

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    2017年04月01日
  • 考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子

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    脳が勝手に考えてしまうのを考えないようにしてみる。

    たとえば外の車の音や音楽を単純に音として聴く。

    動物らしい世界観を取り戻すとはなかなか面白い視点。

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    2017年01月31日
  • Dr.長沼の眠れないほど面白い科学のはなし

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    知らないこと、おぼろげに知っていることを、分かり易く書いてある。ひとつの話題が短いこともあり、「眠れないほど面白い」とまでは感じなかったが、知ることは面白い。読後は、地球が人間によってその姿を大きく変えつつあること、および自然の力の大きさを強く感じた。

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    2016年06月10日
  • 地球外生命 われわれは孤独か

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    生物学者の長沼毅と惑星科学者の井田茂による共著。
    科学界では、地球外生命の存在について、天文学者・惑星科学者・物理学者の多くは肯定的、生物学者の多くは否定的なのだというが、両者の共著ということで、双方の視点に立ったバランスのよい内容となっている。
    本書では、以下のようなステップで考察が進められる。
    ◆地球の生物が生きていける極限の条件・環境とはどのようなものか?
    ◆惑星の物理・科学的条件さえ整えば、生物(微生物)は発生するのか、それとも、生命の誕生は奇跡に等しいできごとだったのか?微生物が多細胞になり、有性生殖を行うようになり、人類が知性を持つようになった起源・条件はなにか?
    ◆地球の生物が生

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    2016年04月02日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

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    既に天体観測技術の進歩によって、推定まで含めて約3000の太陽系外惑星の存在が確認されているらしい。
     地球外生命というと、下手をすると地球外文明≒宇宙人≒チャネリング≒スピリチュアルなんとかみたいな胡散臭い筋に突入してしまうものも少なくはないのだが、この本で論じられていることはあくまで地球外「生命」であって、地球外「文明」ではない。
     主要な論点として極限生物、RNAワールド説、星間物質の検出、太陽系外惑星の観測など、現状の研究から飛躍の無い範囲で考えていく、非常に興味深い本である。
     地球外生命はSFとして非常に興味深くて面白くなるテーマであるのだが、SFじゃない現実の可能性としても

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    2015年07月13日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    本書は、私たちの常識では計り知れない極限状況でも生き残る生物(極限生物が著者の研究分野)を通して、生物とはなにか、進化とはなにかと言う事を考察した本である。生物の進化の頂点は本当に人間なのか、と言う事を考えさせられる本でもあります。

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    2015年05月27日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

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    まぁ、生物っていっても微生物なんやけど、それはそれでおもしろかった。岐阜県瑞浪市に超深地層研究所なんて施設があるとは知らなんだ。
    科学っておもろいなぁ。海底から地底、南極と北極の違いとか、火山とか月、火星、金星、木星の衛星とか、興味深い話満載。対話形式で読みやすいってのもあるけど、おもしろかった。

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    2014年09月08日
  • 生命とは何だろう?(集英社インターナショナル)

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    ネタバレ

    夏の課題図書になっているせいか、中高生でも読みやすい本。ざっと読みしたが、こんど、じっくり読んでみたい。

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    2014年08月06日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    とてもわかりやすい。
    ドーキンスの、「生物は遺伝子の乗り物に過ぎない」と言う言葉が非常に納得できた。
    最初の2章はあまり興味が書かなかった。第二章は著者の生命観であり、第二章は微生物の話なのであまりイメージがわかず、極限に生きられると聞いてもあまりすごいなぁというような感想は抱かなかった。

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    2014年06月22日