長沼毅のレビュー一覧

  • 地球外生命 われわれは孤独か

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    地球上の生物とは何かを復習した。
    現時点での人類が到達した理論もおさらいした。
    結果・・・・、多分・・、我々はこの宇宙で孤独な存在なんだろうなと思った。
    ほんとに・・、命は稀有なんだなと。

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    2014年02月24日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

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    地球外生命の存在を9の視点からまじめに論じられたもの。もうSFではないという序文が印象深い。地球での生命誕生は偶然ではなく必然なのか?通信技術の違いなのか?もしくは、他に興味がないのか?知性のある生命体には出会えないかも・・・

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    2013年03月12日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

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    この宇宙には生命が充満しているのだろうか。それとも、生命は地球という奇跡の上にしか存在しないのだろうか。
    水が液体で存在するためには、太陽に近すぎても遠すぎてもいけない。地球はこの絶妙な位置にある。そして、生物の進化を知れば知るほど、人類のような知的生命が育まれる確率は低いという。それゆえ、生物学者の多くは、地球外生命の存在に否定的である。
    しかし、物理学者の視点は異なる。コペルニクスが地動説で、地球が特異な存在ではないことを主張したように、地球がこの宇宙で唯一の生命を育む得意な惑星とは考えない。地球に生命が存在する以上、地球外生命が存在するはずだと説く。
    全ての生命のルーツはどこから来たのだ

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    2012年09月20日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

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    地球外生命に関する最新の情報と可能性をコンパクトにした本。一般向けの公開シンポジウムが元になっている。共生と星間アミノ酸以外、個人的には新たに得るものが少なかった。まだまだ各分野で研究が始まって、点にはなっているが、それそれがつながって、面はおろか、線にもなっていないことが分かった。

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    2012年07月17日
  • 私たちは進化できるのか 凶暴な遺伝子を超えて

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    ナダールの穴でブレイクした長沼毅の新書。前半は非常に面白く、学生時代にこの人に出会っていたら生物学にもっと興味を持てたろうにと思うほど。ただ、後半はやや共感できない。この本のテーマ自体があまりよくなかったのでは。

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    2012年03月29日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

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    最終章では佐々木氏を交えて、地球外生物や生物の本質を語っている。骨格となる原子が炭素から珪素に変わっていくとか、酸化・還元反応で用いられる水素と酸素の比が今は1000倍くらいだが、酸素が増えてくれば生物が繁栄するとかいった考え方がおもしろかった。

    ・最後の共通祖先(LUCA)は、ミトコンドリアの祖先であるαプロテオバクテリアに近い。
    ・地下は深さ1kmごとに20〜30℃温度が上がる。生物が耐えられるのは110〜120度くらいなので、深さ5kmくらいまでは生物が存在すると考えられる。地下の生物量は数兆トンに達する可能性があり、地上の植物量1〜2兆トンと匹敵する。
    ・マントルを構成するカンラン石

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    2018年10月31日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

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    微生物についての話である。

    辺境すなわち、極限環境で生きる微生物というのは、たとえば熱に強かったり、塩分に強かったり、放射線に強かったり、乾燥に強かったりと、その耐性の種類は様々だ。

    しかし、その極限環境の厚みというか幅というか、その振幅量は実はそんなに多くない。たとえば、耐熱性の高い生物は現時点で122度の高温領域でも生きていられるが、およそ90度を下回ると活動できなくなってくる。

    そんな話が面白かった。

    他にも、定性的な話と定量的な話といったテーマや、ワンタイムのデータと連続レコードのデータといった話など、色々と思考の糧が増えた。

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    2011年08月11日