【感想・ネタバレ】私たちは進化できるのか 凶暴な遺伝子を超えてのレビュー

あらすじ

地球温暖化が問題視されているが、人類は地球環境を大きく左右する力など持ち合わせてはいない。人類は地球の覇者ではなく、ごく狭いエリアに文明という名の砦を築き、必死でサバイバルしているちっぽけな存在にすぎないのだ。
地球は約46億年間に何度も大きな環境変動を経てきており、いままた大規模の変化のとば口に立っているとしてもなんら不思議ではない。
たとえば、間氷期と氷期のサイクルを見れば、次の氷期がそろそろ到来しても、おかしくない時期にきている。
もし氷期が訪れたならば、私たち人類がサルの凶暴性を捨てきれないかぎり、文明はひとたまりもなく崩壊してしまうだろう。

ホモ・サピエンスとチンパンジーの遺伝子の違いは、わずか0.3%。その0.3%に私たちが進化し、生き残るためのカギが隠されている。
……世界中の極限環境を訪ね歩き、「生命とは何か」を探求してきた“科学界のインディ・ジョーンズ”による提言。

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Posted by ブクログ

ナダールの穴でブレイクした長沼毅の新書。前半は非常に面白く、学生時代にこの人に出会っていたら生物学にもっと興味を持てたろうにと思うほど。ただ、後半はやや共感できない。この本のテーマ自体があまりよくなかったのでは。

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2012年03月29日

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