長沼毅のレビュー一覧

  • 地球外生命 われわれは孤独か

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    地球外生命を考えるためには、地球上の生命がどのような変わった環境でも暮しているのか、という視点から本書は始まります。
    原油の中で繁殖する生物、深海の熱湯が湧き出るところで繁殖する生物などが紹介されます。
    私が一番驚いたのは、地底深くの岩石の中にも生物がいる、ということでした。
    太陽系では、土星の衛星のエンケラドスが一番生命のいる可能性があるそうです。
    宇宙には、たくさんの惑星があるので、その中に生命がある惑星もあるかと思うとワクワクしました。

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    2025年10月08日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    ネタバレ

    ナウシカ、エヴァ、進撃の巨人の関連性を知れた。4分の1ほどまでしか精読できていないため、3点の作品の何かを掴めたら再度読むといいだろう。
    世界、戦争、思想。

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    2024年12月02日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    最強生物決定戦。極限の環境で生き残れるのは誰か。

    「極限生物」と呼ぶらしいが、思いつきそうなのはクマムシである。クマムシは樽の状態になり、水分を0.05%まで減らし、トレハロースと言う糖分を体内に増やすことで命を保つ。しかし、クマムシの更に上を行くネムリユスリカの「乾燥アカムシ」というのがいる。温度、圧力、真空状態、放射線に対して強靭な生命力を見せる。また、超好熱性古細菌(アーキア)は122度の温度で生きる。チューブワームはミトコンドリアでも葉緑体でもなく、硫黄酸化細菌により栄養を作る。

    大人の人間は、水が70%、残りの15%が炭素でできている。宇宙で炭素が安定的に存在できる状態は2つしか

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    2024年06月12日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    いかに漫画版「ナウシカ」が奥深い作品かという事を様々な方が語っています。
    この本を読んでいる最中は常に、「ナウシカ」を読み返したくなってしまいます。その欲求に抗いつつなんとか読み終えました。
    …さて、漫画版「ナウシカ」を出してきますか!

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    2024年05月21日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    何年も前に読んだナウシカをまた読みたくなったきっかけだった。
    こんなに深い視点がいっぱい詰まった作品だったとは思わなかった。当時読んだ時は20代前半でまだ世の中の現実や厳しさなどほとんど知らない世界で過ごしていたためか、ほとんど心に残っていなかった。というよりも理解できていなかったのだと思う。
    もう一度ナウシカを読み始めて、同時にこの本も読んでたくさんの人の考察を見ると、全然見える世界が変わった。
    本書の誰かも書かれていたけれど、過去に読んだ時と別にもう一度読み直すと見える世界が違う。まさに自分もそうだった。

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    2023年06月06日
  • 深海生物学への招待

    購入済み

    深海への愛

    長沼先生、大好きです。本当に深海への愛が伝わります。チューブワームについて深く語られていて、大変興味深く読ませて頂きました。所々に詩が挟んで有るのも、良かったです。教養書では有るのですが、それだけでは括れない深さを感じました。

    #タメになる #深い #アガる

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    2022年09月19日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    進化の本質は「結果オーライ」とのこと。とてもわかりやすい。
    「きりんの首は、高いところにある葉を食べるために長くなった」というような、よくある目的論的な捉え方は間違い。
    たまたま遺伝子の突然変異で首の長くなったきりんが高いところにある葉を食べることによって生き延びることができてきただけのこと。なるほど。よくわかった。

    しかし生命が彗星からやってきたという仮説は大胆すぎやしないか。

    内容のおもしろさに比べて、タイトルが軽い。もったいない。

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    2022年05月19日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    目次
    はじめに
    第1章 「生命とは何か」とは何か
    第2章 極限生物からみた生命
    第3章 進化とは何か
    第4章 遺伝子からみた生命
    第5章 宇宙にとって生命とは何か
    おわりに

    いやー、コレ面白かった( ´∀` )
    生命の神秘だなぁ.
    オートクレーブの設定温度がなぜ123℃なのか、!と思った.

    極限の状態で生きる細菌のその脅威の能力をみると、一見無駄に高い能力のようなきもするけど、ふと、今の地球の状態がこのまま永遠に続くわけではなくて、水がない世界になるかもしれないし、放射能ががんがん降り注ぐような世界になるかもしれないので、そういった極限の状態でも生き残ることができるようになっているのかなと

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    2022年03月20日
  • 生命とは何だろう?(集英社インターナショナル)

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    生物学、特に進化をベースにしながら生命について考える本。難しいテーマだが、易しく説明してあるので、さくさく読める。
    といっても、決して表面的というわけではなく、動的平衡や環世界につながるような話もしっかり盛り込まれている。
    読みやすわりに読みごたえもある良書だと思う。

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    2021年11月08日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    テレビ等で拝見する長沼先生そのままの、
    非常に分かりやすくとても興味深い内容です。

    この本読んでる間中、
    ずーっと「へぇ〜!!」って言ってました。

    地球には普段の生活からは思いも寄らないような極限環境があり、
    そこに住む生命体は想像も出来ない様な仕組みを持って生きている。
    そして、その耐性は自然の地球上では起こりえない圧力、重力、温度、放射線量などにも耐え得るものでした。
    となると、
    それらの生命体は宇宙から来た可能性が?
    ってコトは、
    地球外生命体の存在は確実にある?

    なんせ面白い!!
    中学生にはちょっと難しいかも知れませんが、
    高校生や大学生レベルになれば充分理解出来る内容だと思いま

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    2015年04月03日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    極限環境で生きる生物をあれこれ紹介してもらうだけかと思いきや、生命とは何かという問いに対し、極限生物、進化、遺伝子について触れながら切れこんでいく。起源を追求していくと、確かに物理学っぽくて面白い。
    先日、息子の小学校で講演いただきました。大人も子どもも楽しめる面白いお話でした。

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    2014年11月26日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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     何度かほかの本のレビュー欄にも書いていますが私は高校時代、物理化学が大の苦手でした。50歳も過ぎてブルーバックスを手に取るようになるとは…
     
     これだけの情報化時代、生物学、生命学もどんどん進歩します。

     今回学んだのは、生物が他の生物を取り込んだ事例は今まで二つ。生物細胞の中にあるミトコンドリアと植物細胞の中にある葉緑素。

     そして3例目が深海で発見された。硫化物から有機物を合成する細菌を取り込んだチューブワーム。(チューブワーム自体は深海のドキュメンタリーで見たことがありますが、環形生物か何かだと思っていました。実際には口も排泄口もなく、どうやって生きているのが謎だった、と)

     

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    2014年08月10日
  • 生命とは何だろう?(集英社インターナショナル)

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    生命はどこから生まれてどこに行くのか。そんな疑問に、人生をかけて挑んだ話。
    持論だけでなく、多くの学者の意見を素直に受け止めており、斬新な進化論を展開する。

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    2014年07月27日
  • 地球外生命 われわれは孤独か

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    ET、UFO、エイリアン、人々は今まで様々な地球外生命体を想像してきた。では実際に地球外生命は存在するのか、それともこの広い宇宙でわれわれは孤独なのか。
    この問いに対して、生物学者達は、生命が誕生し、進化するには大変特異な環境が必要なので地球に知的生命体が存在するのは偶然だと考え、地球外生命の存在には懐疑的だ。一方天文学者や物理学者達は、地球に知的生命体が存在するのは必然であり、広い宇宙には膨大な数の地球に似た惑星があるので生命が存在する惑星も沢山あるに違いないという確信派で、長年地球外生命を探す試みを続けている。
    本書は生物学者の長沼と天文学者の井田が知的生命体の存在についてそれぞれの専門分

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    2014年07月21日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    「生命とは何か」と問う時、「死」はけして切り離せない主題である。しかし、それはあくまで、生命はすべて「死」ぬということにおいてである。まさか、生命が「死」なないということから考えるとは思いもよるまい。「最強生物」と名高いクマムシ、そして実はそれより強いとされるネムリユスリカの乾燥幼虫の存在。他、摂氏122度の超高温、2万気圧の超高圧(地球上に存在しない)、濃度10%を越える高塩分(海水は3.5%)、毎時6000万シーベルトの強放射線(人間の法令で定められている上限は5万シーベルト)、40万Gの強重力(人間の上限は9G)、およそ信じ難い極限環境を、すまし顔でのさばる紛うことなき生命たち。著者の巻

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    2014年04月16日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    タイトルの「死なないやつら」とは、高温や高圧、高放射能などの過酷な条件でタフに生き残る生物の事。これらを紹介するとともに、「生命とは何か」、さらに『「生命とは何か」とは何か』という事を考えさせられる本。生命の誕生はほんの偶然だという事から、今生きて家に住んで食事をして本を読んでいるという自分を不思議に感じた。

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    2014年04月01日
  • 地球外生命 われわれは孤独か

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    生物科学研究者と地球物理研究者が、生命の発生に関して宇宙・地球・酸素・性・遺伝子・知性、等の幅広い視点から考える。私達の生命と知性と文明は偶然の創造物か、それとも必然か?最新科学の成果をもとに、宇宙における地球外生命の可能性を想うのはとても楽しい。私達の命に関しても新しい視点を提供してくれる。文中の「私たちの祖先のホモ・サピエンスは殺しあうだけでなく助け合いもしたからこそ、今こうして繁栄しているのでしょう」という”命”と”知性”を肯定する言葉は、勇気を与える。

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    2014年03月29日
  • 地球外生命 われわれは孤独か

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    宇宙人の存在に,天文学者は概ね肯定的,生物学者は概ね否定的だという。その共著である本書。最新の話題も多く刺激的な読書だった。
    極限環境を生き抜く微生物や,次々発見される系外惑星を見ると,広い宇宙に地球とはまったく系統の異なる生物がいてもおかしくない。その中に電波で交信する知的生命になっているものも皆無とは言えないんだろう。問題は,我々と彼らが現実にお互いやりとりできるのかどうか。その接触が吉と出るか凶と出るかというのは微妙だけど,そんなすぐに襲いかかってくるわけでもないし,探しておいて損はないだろう。今後の研究に期待。

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    2014年03月10日
  • 死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」

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    ネタバレ

    生命学って、生物学って。難しそうな問いを、身近な驚きから。究極の極限生物の性質とは、耐熱性でも耐寒性でもなく、「どこでも生きていられる普遍性」ということに納得。大腸菌が40万Gでも分裂を続けるという、およそあっても無駄な能力の実験がなんとなく心に残ってはなれない。

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    2014年02月08日
  • 地球外生命 われわれは孤独か

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    駅前の書店で買いました。
    (2014年1月24日)

    読み始めました。
    期待しています。
    (2014年2月22日)

    53ページ。
    「他力本願的」などと誤用あり。
    岩波書店ともあろうものが。
    増刷時に変更してくださいね。
    (2014年2月24日)

    新しい哲学の本。

    新しい哲学は、科学の裏打ちがあって、存在できる。
    そう、この本は言っています。

    頼もしくも、楽しい本。
    (2014年2月27日)

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    2014年02月27日